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フォークシンガーの森田童子、亡くなっていた
ミステリアスな魅力で1970年代から80年代にかけて熱狂的な支持を集めたシンガーソングライターの森田童子が、4月に心不全のために亡くなっていたことが分かりました。66歳でした。 森田童子は1952 (昭和27)年、東京生まれ。1975年に「さよならぼくのともだち」でデビューし、ライブハウスなどで活躍をはじめました。 カーリーヘアにサングラスのミステリアスな風貌と、切なく時におどろおどろしい世界観で当時の若者たちを中心にカルト的な人気を集めました。 1983年までの活動停止までに7枚のアルバムを残しましたが、その後は表舞台に立つことなく、主婦として暮らし、沈黙を貫きました。
ドラマ『高校教師』で再注目
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その後、1993年に放送された真田広之主演のテレビドラマ『高校教師』の主題歌として森田が1976年に発表した「ぼくたちの失敗」が使われ、再び注目を集めます。 このドラマのヒットを受け、初めてCD化された同曲は100万枚近くの売り上げを記録。10年後の『高校教師』の新作ドラマでも同曲は使われました。 しかし、森田本人は復帰の意思は全くなく、一貫して表舞台に現れることはありませんでした。さらに素顔や本名を最後まで明かさなかったため、ミステリアスなイメージが強まることとなりました。
また、2015年には、石井隆監督の映画『GONIN サーガ』の結婚式の場面で、森田の「ラスト・ワルツ」が使用。昭和の名残を残した映画を撮り続ける石井監督らしい選曲として、映画ファンからの注目を集めました。