2018年6月26日更新

女性ラッパーの先駆者描くネトフリ映画、『ロクサーヌ、ロクサーヌ』をネタバレ込みで紹介!

女性ラッパーの先駆者と称されるロクサーヌ・シャンテ。彼女の半生を映画化したNetflixオリジナル作品『ロクサーヌ、ロクサーヌ』が話題を呼んでいます。今回は2018年3月に配信が開始された本作を徹底紹介していきます。

女性ラッパーの先駆者の半生を映画化

アメリカのラップ・ミュージック界で女性ラッパーの先駆けとも言われたロクサーヌ・シャンテ。 『ロクサーヌ、ロクサーヌ』は貧困層で育った彼女が得意のラップの才能を開花させて成功していく道のり、そしてそれに伴う苦悩を描いたストーリーで、ラップファンのみならず、世界中の人を魅了した映画です。 今回は女性ラッパーの先駆者ロクサーヌ・シャンテの半生を描いた本作を徹底紹介していきます。

女性ラッパーの先駆けと呼ばれた少女を描いたストーリー

『ロクサーヌ、ロクサーヌ』の舞台は80年代のニューヨーク。低所得者用のマンションで母とその彼氏と暮らすラップ好きのロクサーヌは大人に混じってラップバトルに参加しては賞金を勝ち取るほど、ラップの才能を持った少女でした。 ロクサーヌの母親はマイホームを持つことを夢見て懸命に働き、やっとその資金を貯めるも彼氏に持ち逃げされてしまい、貧乏生活に逆戻り、さらに酒浸りになってしまいます。 落ち込む母の姿を見たロクサーヌは得意のラップで賞金稼ぎをしたり、万引きをしてお金を稼ぐも母とは意見が合わず、家出を繰り返してばかりの日々を送っていました。 そんな彼女に転機が訪れます。彼女が友人に頼まれてラップを付け加えた歌がラジオで放送され大ヒットするのです。ロクサーヌに突如成功への道が開かれるも、成功に伴う様々な苦労を経験していくことになります。 本作は成功と苦労を同時に経験していくロクサーヌの姿を描いた作品です。

主役ロクサーヌを演じるのは新人女優シャンテ・アダムズ

『ロクサーヌ、ロクサーヌ』で主役ロクサーヌを演じるのは新人女優シャンテ・アダムズ。 演劇学校を卒業したばかりの彼女は何か端役をもらえたらと簡単な気持ちでオーディションに臨んだところ、本役を勝ち得たというラッキーガール。 しかし彼女はたった8日間という短い準備期間でしっかりと役作りを行い、本作の撮影に参加、そしてサンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞するほどの演技力を本作で披露しています。 今後の活動情報などはあまり発表されていませんが、今世界が注目する若手新人女優の一人であることは間違いありません。

ファレル・ウィリアムスとフォレスト・ウィテカーが共同プロデュース

『ロクサーヌ、ロクサーヌ』はファレル・ウィリアムスとフォレスト・ウィテカーが共同プロデュースしていることでも話題となりました。 ファレル・ウィリアムスはアメリカ出身の音楽プロデューサーであり、歌手、そしてファッションデザイナーとしても活躍しています。ザ・ネプチューンズなどのプロデューサーグループのメンバーとして活動する一方、ソロとしても活動しており、今までにグラミー賞24回ノミネート、7回受賞を果たしている才能あるアーティストです。 またファレルとタッグを組んだフォレスト・ウィテカーは1986年公開の『プラトーン』や1987年公開の」『グッドモーニング、ベトナム』で見事な演技を披露した俳優です。そして1988年公開の『バード』でカンヌ国際映画祭男優賞受賞、そして2006年公開の『ラストキング・オブ・スコットランド』でアカデミー賞やゴールデングローブ賞の主演男優賞を獲得し、演技派俳優としての地位を確固たるものとさせました。 なお、フォレスト・ウィテカーは俳優業のほか、監督やプロデューサーとしても多く映画に携わっています。 名プロデューサーファレル・ウィリアムスと演技派俳優フォレスト・ウィテカーがプロデュースした本作が見応えある作品であることはまちがいないでしょう。

サンダンス映画祭で審査員特別賞受賞

『ロクサーヌ、ロクサーヌ』はサンダンス映画祭でプレミア上映され、そして主演のシャンテ・アダムズ審査員賞等別賞を受賞するほど高く評価されました。 またロッテントマトやメタクリティクなどの映画批評サイトでも概ね高評価を得ています。 単なるラップ界の先駆者のサクセスストーリーを描いただけではない本作、観る人の心に響く展開で、ラップに興味がない人でもそのストーリーに引き込まれていくこと間違いないと言われています。

単なるサクセスストーリーではない!

『ロクサーヌ、ロクサーヌ』は女性ラッパーの先駆者であるロクサーヌが成功していく姿を描いています。 しかし本作で描かれているのは彼女のサクセスストーリーがメインというよりは、少女から大人の女性に成長していく中で彼女が味わう出産やドメスティックバイオレンス、そして成功したがために発生する金銭トラブルなど様々な人生の挫折や苦しみも描いており、精神的に追い詰められていく彼女の姿は観る人の涙をそそります。

新人とは思えないシャンテ・アダムズの演技は圧巻!

『ロクサーヌ、ロクサーヌ』の見どころは新人女優とは思えない演技力を披露したシャンテ・アダムズの演技に他ならないでしょう。 貧困から脱出することを夢見て成功するも、待ち受けているのは様々な人生の困難。そんな女性ラッパー界の先駆者ロクサーヌをシャンテ・アダムズが見事に演じており、本作はラップファンならずとも必見の一作です。