2021年4月22日更新

実写版「機動戦士ガンダム」がNetflix配信決定!ハリウッド×日本で描く宇宙戦争【あらすじ・キャスト】

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実写版「機動戦士ガンダム」が配信決定!気になるあらすじ・キャストは?

機動戦士ガンダム

米Netflixは現地時間2021年4月12日、日本の名作アニメ『機動戦士ガンダム』の実写版について、同社で独占配信すると発表しました。 1979年放送開始のTVアニメは、人型兵器「モビルスーツ(MS)」を扱うリアルな戦争描写、「宇宙世紀」や「ニュータイプ」などの概念で独自の世界観を構築。勧善懲悪に収まらない人間ドラマを描き、ロボットアニメに革命を起こしました。 それから約40年、時代背景を取り入れながらアニメ、ゲーム、玩具とさまざまな形で展開されており、すでに実写化されたこともある本作。しかし長編映画としては今回が初の実写化となり、国内外のファンから注目を集めているようです。 この記事では、2021年4月時点で分かっている実写版「機動戦士ガンダム」のあらすじ・キャスト最新情報を紹介します。

2018年から始動!サンライズ×ハリウッドの「ガンダム」実写化計画

実写版「機動戦士ガンダム」は、日本のアニメ制作会社サンライズ(バンダイ・ナムコグループ傘下)、アメリカの映画製作会社「LEGENDARY」の共同制作となります。 2018年7月5日、北米最大級のアニメイベント「Anime Expo 2018」に両社の代表が登壇し、実写化計画の始動を宣言しました。翌日には共同開発の契約を締結したとサンライズが正式に公表し、日本国内でも大騒ぎに! また同年には、レジェンダリー制作の映画『パシフィック・リム:アップライジング』や、『レディ・プレイヤー1』にガンダムが登場しています。こうした動きは、ハリウッドでの実写化に向けての布石だったのかもしれません。 詳細は決まり次第とされていましたが、そのまま3年の月日が経過。今回の続報を受けて、ファンは企画倒れが回避されたことに安堵していました。

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実写版「機動戦士ガンダム」あらすじやキャストはどうなる?

現時点では制作陣が決定したのみで、あらすじやキャストなどの詳細は未定です。 ファンが特に注目するのは、「ガンダム」シリーズを踏襲したストーリーになるのか、オリジナルの展開になるのかという点ではないでしょうか。 公式の発表によると、「シリーズの歴代作品で描かれてきた対立と愛、人型兵器『モビルスーツ』を操縦するパイロットたちの戦いを通じた人間ドラマを世襲しながら、新たな魅力を創出する」とのこと。 舞台設定はシリーズの本流である宇宙世紀を採用するのか、ほかの正歴や未来世紀か、または独自の世界線なのかも気になりますね。 新たな解釈で描かれるにしても、初代主人公のアムロ・レイ、その宿敵シャア・アズナブルがなんらかの形で登場することはまず間違いないでしょう。彼ら人気キャラクターを誰が演じるのか、実写キャストの起用が成功の鍵を握りそうです。

国内外の「ガンダム」ファンから大きな反響が!実写化には賛否両論?

「機動戦士ガンダム」はガンプラやゲームがアジアを中心に北米・欧州などにもシェアを広げているため、実写化には国内外から反響がありました。 日本のファンの意見は賛否両論で、Twitter上では90年代に発売されたPS用ソフトの実写パートに登場した、通称「ケツアゴシャア」の話題で持ち切り! 実は当時、色々あって外国人俳優とシャアがミスマッチを起こし、今なお語り継がれる黒歴史と化したのです。 カナダと共同制作した実写ドラマ『G-SAVIOUR』(2000年)も、評判は芳しくありませんでした。そのため3度目の正直を!と期待しつつ、不安も拭いきれないようです。

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ゴジラやポケモンのクオリティは高かったし、同じ制作会社ならイケるかも!監督自身もガンダムが好きらしいので、愛のある作品になりそうで楽しみです。
TVアニメの小ネタを入れたり、日本語吹き替え版の声優に古谷徹さん、池田秀一さんを起用したりしてくれないかな~!

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日本のアニメがハリウッドで実写化されて、期待通りだった試しがありません。ガンダムに至ってはすでにGセイバーとケツアゴシャアで2回も失敗してるのに……。もう黒歴史は勘弁して!
ちゃんと中身のある人間ドラマを描いてほしいけど、バトル特化のガンダム無双みたいになりそうで心配ですね。

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監督は映画『キングコング:髑髏島の巨神』のジョーダン・ヴォート=ロバーツ

ジョーダン・ヴォート・ロバーツ
©Hahn Lionel/Sipa USA USA/Newscom/Zeta Image

本作のメガホンを取るのは、レジェンダリー制作の『キングコング:髑髏島の巨神』(2017年)で監督を務めたジョーダン・ヴォート=ロバーツです。 監督デビュー作は2013年公開の『キングス・オブ・サマー』で、製作総指揮も兼任しました。長編2作目「キングコング」で来日した際には日本のアニメ、ゲーム、マンガに触れて育ったと明かし、同作にはガンダムにオマージュを捧げた描写も! CGによる映像表現に定評のある彼が愛するガンダムをどう描くのか、想像は膨らむばかりです。 近年は本作のほかに、小島秀夫が生んだ名作ゲーム「メタルギアソリッド」のハリウッド実写版(公開日未定)で監督に抜擢され、日本での知名度が急上昇しました。

脚本はドラマ「LOST」シリーズのブライアン・K・ヴォーン

脚本を手がけるブライアン・K・ヴォーンは、マーベルやDCなどアメコミのストーリー執筆で多数の賞を受賞した人気コミック作家。巨匠スティーヴン・キングも太鼓判を押した『Y:ザ・ラスト・マン』の原作者でもあります。 アメコミも勧善懲悪では測れない要素が多いだけに、脚本家としてはぴったりの起用かもしれません。 ドラマの脚本でも活躍しており、特に3つのシーズンで脚本・製作を担当した「LOST」や「アンダー・ザ・ドーム」シリーズなどが有名です。2018年12月にレジェンダリーと3年契約を締結し、本作の脚本執筆を依頼されました。 またヴォーンは、「パシフィック・リム」などの映画プロデューサーであるケール・ボイターとともに、製作総指揮にも名を連ねます。

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製作会社は『名探偵ピカチュウ』のレジェンダリー 中国買収の影響は?

『パシフィック・リム:アップライジング』
©Universal Pictures/Photofest/zetaimage

「レジェンダリー・ピクチャーズ」は2005年にカリフォルニア州で設立された映画製作会社で、当初はワーナーとの共同制作を行っていました。 DCコミック原作の「ダークナイト」シリーズなどを制作し、2013年に同社との契約が終了。翌年にNBCユニバーサルと5年契約を結び、「ジュラシック」シリーズや「マンマ・ミーア!」続編といった話題作の制作に名を連ねました。 SF怪獣映画「パシフィック・リム」シリーズのほか、東宝と共同で展開中の「モンスターバース」シリーズ、『名探偵ピカチュウ』(2019年)なども制作。 最新3DCGを駆使して日本の人気キャラクターの新たな魅力を開拓し、従来のファンからも概ね好評を得てきました。

中国では劇場公開が決定!中国企業に買収された影響か?

レジェンダリーは2016年に35億ドルで買収され、大連万達グループの傘下に入りました。同社は中国企業では初となる、ハリウッド映画製作会社のオーナーに! 中国ではハリウッドへの投資・買収が活発化しており、一部では「ハリウッド映画の中国化が進んでいる」という声も聞こえてきます。本作の内容にどこまで影響を及ぼすかは未知数ですが、市場展開は中国を意識したものになるかもしれません。 ネット規制の問題もあるとは思いますが、本作は中国でのみNetflix独占配信ではなく、劇場公開が決定しました。ハリウッド実写版を拡大していく上で、メインターゲットとなる可能性は高いでしょう。

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実写版「機動戦士ガンダム」次なる続報から目が離せない!

「ガンダム」シリーズは御大こと「ガンダムの生みの親」、富野由悠季によってその基盤が作られ、さまざまなクリエイターの手で進化してきました。 シリーズ通して40周年を迎え、2021年5月には初代の26年後を描く待望の最新作として、長編アニメ映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が公開予定です。そんななか満を持して正式に企画が始動したハリウッド実写版は、Netflixで全世界(中国以外)への配信が決定しました。 この記事では配信日や気になるあらすじ、キャストなどの詳細が入り次第、更新していきます。世界のガンダムファンが注目し、完成を待ちわびる本作から目が離せません!