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『レディ・プレイヤーワン』に登場するキャラクターオマージュ全まとめ!【スピルバーグの集大成】

2018年4月11日更新

隠れキャラやオマージュだらけの最新作『レディ・プレイヤーワン』。一目で元ネタのわかるものから、なかなか気づかないものまで、一体どれだけのものが隠れているか......『レディ・プレイヤーワン』登場キャラクターや乗り物のオマージュをまとめてみました。

『レディ・プレイヤーワン』スティーブン・スピルバーグ最新作がアツい!

2018年4月20日の日本で公開される『レディ・プレイヤー1』。監督をつとめたのは、これまで数々の名作を世に送り出してきたスティーヴン・スピルバーグ。アーネスト・クラインの小説『ゲーム・ウォーズ』(2011)を原作とした待望の最新作です! 『レディ・プレイヤー1』の舞台は2045年の地球。荒廃した世界を生きる人々は「オアシス」と呼ばれるバーチャル空間に没入しています。本作は既に数本の予告編を公開しており、どのように「オアシス」が映像化されたのかが少しずつ明かされてきました。

隠れ○○だらけの『レディ・プレイヤーワン』【ネタバレ注意】

レディプレイヤーワン ゼータ
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予告編が出るたび、どれだけのキャラクターがカメオ出演しているのか注目されてきた本作。ゲームや漫画のキャラクターだけでなく、映画に登場する車だったり、実在のバンドだったりと探しきれないほどのオマージュが込められています。 原作者アーネスト・クラインのポップカルチャーへの熱い想いが炸裂した世界観。彼自身が日本のゲームや漫画に触れて育ったこともあり、日本人に馴染み深いものもたくさん登場するようです。 本来ならば版権問題が複雑化するため、映像化するのは到底不可能。しかし、あのスピルバーグが監督するということで、各企業から使用許諾が次々と降り、この夢のようなプロジェクトが実現したのです! 今回は一目見てすぐにわかるものから、言われないと気付けないものまで、本作で登場する様々なキャラクターやガジェットそれぞれの元ネタをご紹介します!

『レディ・プレイヤーワン』登場キャラクターまとめ【ネタバレ注意】

ハーレイ・クインやデス・ストローク、ジョーカーらDCコミックキャラも参戦!

主人公ウェイドがオアシスに入っていくシーンで、彼に目をやりながら横を通り抜けていく2人の人影。シルエットですぐにわかる方も多いと思いますが、これはDCコミックスのハーレイ・クインとデス・ストローク。また、ハーレイ・クインとジョーカーが一緒にいるシーンもあります。 ハーレイ・クインといえばコミックスお馴染みの道化姿から『スーサイド・スクワッド』(2016)のTシャツ姿まで様々なコスチュームで知られています。本作にはDCのゲーム『アーカム・ナイト』版の衣装で登場しているようで、制作陣の細かなこだわりを感じます。

宙に浮く『指輪物語』のガンダルフ

J・R・Rトールキンの長編小説『指輪物語』や『ホビットの冒険』に登場する魔法使いガンダルフも登場します。とんがり帽子に豊かな口ひげと長い杖がトレードマークの彼も隠れています。 出てくるのは、主人公ウェイドがオアシスに入り込むシーン。ハーレイ・クイン、デス・ストロークとすれ違った次の瞬間です。たくさんの人影が宙に浮かんでいるのですが、そのなかにガンダルフも混じっています。細かく見なければ気づかないかもしれません。

人混みに紛れたコナン・ザ・グレート

ロバート・E・ハワードによる小説を原作に制作された映画『コナン・ザ・グレート』(1982)はヒロイック・ファンタジーの代名詞。主演をつとめたシュワルツ・ネッガーが惜しげもなく筋肉を晒し、長髪に革のパンツという猛々しい姿を披露したのが印象的でした。 かなり存在感のあるコナン・ザ・グレートですが、本作ではひっそりと人混みに紛れているようです。シルエットでわかるといった程度なので、目を凝らさないとわからないでしょう。

巨大ロボットの正体はアイアン・ジャイアント

のしのしと大地を踏みしめて歩く巨大ロボットの正体はアイアン・ジャイアント。アニメシリーズ『ザ・シンプソンズ』(1989〜)や『Mr.インクレディブル』(2004)『レミーのおいしいレストラン』(2007)に関わってきたブラッド・バードの初映画監督作品である長編アニメに出てくるキャラクターです。 アニメーションの質感とは一変、CG感あふれるアイアン・ジャイアントになっているところが面白いです。

エンパイアステートビルとキングコングの組み合わせ

キングコングはVR空間でもやっぱりエンパイア・ステート・ビルにしがみついていましたね。あえてわかりやすくしたオマージュです。 キングコングには複数のバージョンがありますが、「エンパイア・ステート・ビルとキングコング」という名シーンを誕生させたのは1933年の白黒映画です。『キングコング: 髑髏島の巨神』(2017)のように、時代を追うごとに作品が更新され、長い時を生き抜いてきたキャラクターだとも言えます。

ティラノサウルス・レックスの咆哮がオアシスに響く!

ジュラシック・パーク(ゼータ)
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キングコング同様、その巨体を隠すこともなく堂々と登場したのは、スピルバーグ自身が手がけた名作『ジュラシック・パーク』(1993)に登場したティラノサウルス・レックス! カーチェイスが行われている街中に現れるやいなや、車を踏みつぶし咆哮する姿に痺れます!

ホラー映画界に欠かせない殺人人形・チャッキーも登場!

『チャイルド・プレイ』シリーズで知れているチャッキーも今作に参戦。予告編でのチャッキーは、おなじみのナイフを持って、アクロバティックに敵を倒しています。 チャッキーといえば、殺人鬼の魂が移った呪いの人形。こわいイメージがありますが、戦場を軽々たちまわるチャッキーには、どこかかっこよさも感じてしまいます。

瞬殺されるフレディ・クルーガー

ホラー映画から出てきたキャラクターはチャッキーだけではありません。傑作ホラー『エルム街の悪夢』(1986)の殺人鬼フレディ・クルーガーも登場。やっぱり闘いのシーンで出てきています。 ハットにセーターで長い爪のフレディ、こちらにむかって駆けてくるシルエットが映っているのですが、それだけですぐにそれとわかるはず。ただ、フレディは一瞬で木っ端微塵にされてしまっています。 映画界のオールスターが揃えば、恐怖の殺人鬼も瞬殺なのかもしれませんね。

フレディの向こうにいるのはデューク・ニュッケム?

果敢に戦ったフレディが塵と化すその向こう。ロケットランチャーをかまえる人影が見えたでしょうか。おそらく、それは90年代に誕生したゲーム『デューク・ニュッケム』の主人公デューク・ニュッケムです。 今では広く知られているFPS視点という言葉ですが、そのシステムをいち早く取り入れていまだにFPSの名作として君臨しているゲームです。 予告編では小さな影としてしか確認できないものの、本編ではもっとしっかり映るかもしれません。

メカゴジラも登場。日本の特撮キャラクターも次々登場か?

スピルバーグはジャパンプレミアの壇上で、本作にメカゴジラが登場することを明言。有名な伊福部昭による「ゴジラ」のテーマ曲も流れるそうです。 幼い時に見た『ゴジラ』に強く影響され、『ジュラシック・パーク』を作ったというスピルバーグ。他にも、日本の特撮キャラクターが登場するのかもしれませんね!

サンリオのキティちゃんも登場!?

予告編では確認しにくいですが、本作にはサンリオのキャラクターとしてお馴染みのハローキティも登場することが明らかになっています。 しかし、どこに登場しているかは非常にわかりにくいらしく、出演者であるオリヴィア・クックもこの映画を二回見てようやく気付いたようです。さあ、一体どこにでてくるのでしょうか?

『レディ・プレイヤーワン』に登場する乗り物・ガジェットオマージュまとめ【ネタバレ注意】

日本限定で公開されたクリップには街で繰り広げられるレースの様子が見れます。そこには、数々の乗り物やガジェットの姿が!ここで確認できるものも含め、本作に登場する乗り物やガジェットを紹介していきます。

機動戦士ガンダムの活躍にファン歓喜!

予告編にばっちり姿が映っている機動戦士ガンダム。カメオ出演が明らかになったときは世界のファンが歓喜。 出てくるのは「連邦の白い悪魔」と恐れられたRX-78ガンダムだと、突き止められていました。登場しているのはおそらく乱闘シーンで、ガンダムだけを抜いたカットが入るなど、相当な活躍を見せている様子。予告編をみて、本編でのガンダムの勇姿を見届けたいとおもった人も少なくないでしょう。

『AKIRA』金田のバイクが登場!

あの漫画『AKIRA』に出てくる金田のバイクも、本作に登場します。 バイクのボディにはキティちゃんやワンダーウーマンのマーク、さらには80年代のテレビシリーズ『UFO時代のときめき飛行 アメリカン・ヒーロー』のシンボルがデザインされたステッカーが貼られていて、一瞬のうちに夢のコラボレーションが実現しているのです。それとは別に、バイクの全体像が映るシーンもあります。

ナンバープレートが取り替えられたデロリアン

タイムマシンときいたら多くの人が連想するであろうデロリアン。ロバート・ゼメキス監督の世界的ヒット作『バック・トゥ・ザ・ヒューチャー』(1985)で一躍有名になった自動車メーカーデロリアンのDMC-12のことです。 ウェイドはオアシス内で主にデロリアンに乗っているのですが、ナンバープレートは彼のプレイヤー名「パージバル」に変えられています。 原作のアーネスト・クラインが『バック・トゥ・ザ・ヒューチャー』の大ファンで自らデロリアンを購入したこともあるというのですから、登場するのも当たり前なのでしょう。本作では、先述した金田のバイクとともにレースを繰り広げます。

マッドマックスからも名車が参戦!V8インターセプター

ここまで『レディ・プレイヤー1』に登場する漫画や映画の名車たちを列挙しましたが、まだまだ多くの名車がカメオ出演しています。ひとまず欠かせないのは『マッドマックス』シリーズのインターセプター。真っ黒のボディに8本のマフラーが特徴的なパワフルな車です。 予告編には、金田のバイクなどとともに爆走するV8インターセプターが映り込んでいるのですが、ボンネットから飛び出したチャージャーがはっきり見えます。

懐かしの『マッハGoGoGo』マッハ号も登場!

タツノコプロによって制作され、1967年から放送された懐かしのカーレースアニメ『マッハGoGoGo』。そこで主人公の三船剛が愛用するのが、お馴染みのマッハ号。本作では、街で繰り広げられるレースの場面で登場すると見られます。 『マッハGoGoGo』はアメリカでも非常に人気が高いことで知られ、日本未公開のアメリカ版アニメが二度にわたって制作・放送されるほど。アメリカにおいては「Speed Racer」として知られ、2008年にはウォシャウスキー兄弟(当時)によって同名の実写映画が製作されています。

バットモービルに乗ったバットマン

ハーレイ・クインやジョーカーが出てくるとなれば、バットマンの出演も期待されるはず。もちろん、彼もしっかりカメオ出演しています。それも、バットモービルに乗っているのです。 時代を追うごとにモデルチェンジされてきたバットモービルですが、本作に登場するのは60年代テレビシリーズで乗られていたものと見られています。流れるようなフォルムが美しい人気のバットモービルです。 たくさんの車が駐められているシーンの画面下のほうで、バットモービルとそれに乗ったバットマンを確認できます。

有名車だらけ!『特攻野郎Aチーム』のバンも登場!?

今作で登場する名作カーはデロリアンやバットモービルだけではありません。 1980年代に放送されたテレビシリーズで、後に映画化もされた『特攻野郎Aチーム』の登場人物B.A.。彼の愛車は赤いラインがクールな黒のバン。アメリカのGMC社の車がベースだそうで、レプリカ作りを試みるファンも多いのだとか。 『レディ・プレイヤー1』に登場する組織「IOI」の構成員が車に乗り込んでいくシーン、画面の奥に駐まっているバンをよく見てみると赤いラインが入っています。

あの赤は映画『クリスティーン』の......?

『特攻野郎Aチーム』のバンの斜め後ろに駐車されている赤い車。実は、スティーブン・キング原作のホラー映画『クリスティーン』(1983)に出てくる真っ赤なプリムス・ヒューリーです。 クリスティーンは意思を持って持ち主に悲劇をもたらす恐怖の車です。とはいえ、見た目の美しさから、赤いプリムス・ヒューリーを欲しがる人も少なくないのだそう。目立つ車なので、少し注意していれば目にとまるかもしれません。

モンスタートラックがオアシスを走り回る!

ミニカー化されたり、ゲームのテーマになったりすることもあるモンスタートラックは、クラッシュカーレースに使用される特殊な自動車のこと。普通の車のようなボディに大人の背丈よりも大きなタイヤが付いていて、足場の悪いところでも走り回ることができます。 クラッシュカーレース自体がポップカルチャーの一つですが、2016年にはアメリカで『モンスタートラック』というコメディ映画も公開されました。

『レディ・プレイヤーワン』ゲーム系キャラ&オマージュまとめ【ネタバレ注意】

ぶつかって倒す系レトロゲームの初期作『Joust』

映画には、新旧問わずたくさんのゲームキャラクターが出演しています。 1980年代にリリースされたゲーム『Joust』。画面固定型のゲームで、鳥にのった人間が別の人間にぶつかって倒していくという内容です。この『Joust』のものとみられるキャラクターがオアシスでの乱闘シーンに登場します。 『Joust』は有名レトロゲーム『バルーンファイト』の元として知られていたり、ぶつかって倒すタイプのゲームの代表格『スーパーマリオ』シリーズとも結び付けられる作品です。

ストリートファイターのキャラクターも集合!

カプコンが世界に誇る格闘ゲーム『ストリートファイター』のキャラクターたちも、もちろん出演しています。出てくるのはシリーズを代表するリュウや春麗、ブランカ。そのほかのキャラクターが隠れている可能性も十分にあります。 名車の脇を縫っていくリュウの背中、大戦のシーンで仁王立つ春麗を見つけるのは簡単です。ブランカはバーの暗がりにいますよ。彼らもきっと、オアシス内の戦いで大活躍するのでしょう。

ララ・クロフトがバーで注文 カウンターの向こうにDevo

伝説のトレジャー・ハンター、ララ・クロフトは複数のシーンに登場することがわかっています。1番面白いのはバーのシーン。画面手前からララが出てきて、何かを注文しています。 ちなみに、その時カウンターの向こうにいるロボットが被っている赤い三角コーンのような帽子、これは実在のバンド『Devo』のエナジードームへのオマージュ。イエロー・マジック・オーケストラなども影響を受けたとされるバンドです。

ララと会話するDizzy Wallin

さきに紹介した『特攻野郎Aチーム』のバンと『クリスティーン』のプリムスヒューリーが並んで登場するシーン。ララ・クロフトはここにも現れて、クリスティーンの横で何者かと談笑しています。恐怖の車に肘をついてみせるララの姿にも注目なのですが、会話の相手にも目を向けましょう。 その正体は、マイクロソフトが販売するゲーム『Gears of War』のDizzy Wallin。カウボーイハットを被った屈強な大男です。肉体派同士、積もる話があるのでしょうか……。

『レディ・プレイヤーワン』登場人物の衣服にもオマージュが?

主人公のベルトのバックルにデザインされたサンダーキャッツ

一度見ただけではまずわからないだろうカメオは、サンダーキャッツ。80年代にアメリカで放送され人気を博したSFアニメです。 劇中、主人公のベルトのバックルにサンダーキャッツのシンボルマークがデザインされているようなのです。予告編で見るために一番わかりやすいのは、おそらくウェイドがデロリアンに乗り込むカット。意識してよく見ないとまず気づけない隠れ方をしています。

オアシス創始者の胸に隠れたゲーム機が……

ゲームオマージュに関してはキャラクター以外に、隠されたゲーム機本体があります。 マーク・ライランス演じるオアシスの創始者ジェームズ・ハリデー。オアシス利用者にむかってイースターエッグ探しの挑戦を送りつける人物ですが、ビデオレターのシーンをよく見てください。 彼は、胸に小さなピンバッチをつけています。緑・赤・黄・青が輪になるようにデザインされたそれの元ネタは70年代末に発売され大ヒットした電子ゲーム『サイモン』です。

探せばまだまだ出てくるはず!『レディ・プレイヤーワン』公開まで予告編を楽しんで。

『レディ・プレイヤー1』予告編から探し出したキャラクターや乗り物たち、まだ探せていなかったものはあったでしょうか。 ここに挙げたものは一部で、『オーバーウィッチ』のキャラクターや『マスエフェクト』のキャラクター、サンリオの仲間たちに『マッハGO!GO!GO!』のマッハ号など、まだまだ多くのものが隠れています。 また、もしかしてこれは?と思うようなオマージュが隠れているのも楽しみの一つ。たとえば、映画『セイ・エニシング』(1989)のラジカセを掲げる名シーンを思わせる人物が登場しています。 隠れキャラクターを探したり、夢のコラボに思いを馳せたり、オマージュの可能性を探したり、映画公開前からこんなにも楽しむことのできる作品はなかなかないはず。宝さがしを楽しみながら公開を待ちましょう!