2020年2月5日更新

名作おすすめ野球映画15選 邦画編・洋画編で紹介【2020最新】

野球

世界中のファンを熱狂させるスポーツ、野球。日本でも子供から大人まで野球に魅了された人は数知れず。そんな野球を題材にしたおすすめ映画を邦画・洋画問わず紹介しましょう。

目次

おすすめの野球映画を邦画編、洋画編に分けて紹介

春夏の風物詩である甲子園での高校野球選手権、春から秋にかけてのプロ野球リーグ戦と、日本では四季にも野球を感じる、まさに野球大国。オリンピックやワールドカップが開催されれば、さらに関心度はアップします。 そんな日本文化に根付く野球を題材にした映画も多く、本家アメリカの野球映画も日本では常に大ヒットを飛ばしてきました。ここでは、邦画編と洋画編に分けて、おすすめの野球映画を紹介していきます。野球が繋ぐ熱い絆をぜひご覧ください!

おすすめ野球映画【邦画編】

なんといっても日本の野球映画は高校野球を取り上げたものがアツイ!邦画編では、名門も弱小も目指す甲子園への道や、海の向こうから来た高校球児、そして大人になった球児たちの甲子園など盛りだくさんでお届けします。

1.『ひゃくはち』(2008年)

名門野球部の裏側をのぞいてみる!

『ひゃくはち』は2008年に同名小説を映画化したもので、監督は『宇宙兄弟』『聖の青春』の森義隆、主演は斎藤嘉樹と中村蒼です。原作者の早見和真は桐蔭学園の野球部出身で、自身の体験をベースにした本作でデビューしています。 常勝で強豪の京浜高校野球部で、来年のベンチ入りを目指す2年生補欠部員の雅人とノブは親友。しかし鬼監督への猛アピールもむなしく、雑用ばかり与えられる上、強力な新人部員まで入部してきます。 斎藤嘉樹が雅人、中村蒼がノブを演じており、二人とも本作が映画初主演作。また二人は実際に同じ高校の同級生だったとか!森監督自身も高校野球経験者で、本作の脚本も担当しています。

2.『ROOKIES -卒業-』(2009年)

アツすぎる仲間の絆を体験してみる!

森田まさのりの野球漫画『ROOKIES』を原作とした作品で、2008年のテレビドラマを経て2009年に映画化されました。監督はドラマ版の平川雄一朗が務め、主演の佐藤隆太をはじめ主要キャストは続投しています。 ドラマ版の続編として製作された映画版は、問題児たちばかりの二子玉川学園高校野球部を新米熱血教師・川藤が立て直した一年後が舞台。安仁屋、新庄、若菜、御子柴たち3年生の甲子園にかける最後の夏を描いています。 ドラマ版ではエンディングにGReeeeNの「キセキ」が使用されていましたが、映画版主題歌もGReeeeNの「遥か」。これらの曲が流れるとROOKIESたちのアツい絆と奮闘ぶりが自然とよみがえります。

3.『タッチ』(2005年)

甲子園にかける青春時代をプレイバック!

あだち充の伝説的青春漫画『タッチ』は1985年からテレビアニメが放映、劇場版アニメも3作公開されています。80年代に高校野球漫画といえば必ず本作を思い出すほどの人気ぶりでした。 実写映画化されたのは2005年、監督は『猫は抱くもの』の犬童一心。双子の主人公の上杉達也・和也を実際に双子である斎藤祥太・慶太が、ヒロインの浅倉南を長澤まさみが演じました。 隣に住む浅倉南と甲子園への夢を誓っていた双子の兄弟、達也と和也。高校では和也は野球部のエースとして活躍していましたが、達也は落ちこぼれて夢も忘れていました。しかし事故で帰らぬ人となった和也の夢を継ぐため、達也は野球部に入部します。 南と和也・達也の三角関係の恋模様も本作の見どころの一つ。恋と野球と青春といえば、あだち充。スポ根過ぎない絶妙なバランスで上手く野球愛を表現しています。

4. 『アゲイン 28年目の甲子園』(2015年)

永遠の高校球児たちへ!マスターズ甲子園とは?

重松清の小説『アゲイン』を原作とした映画で、小説連載と映画製作が並行して行われた作品です。映画は2015年に公開され、監督・脚本は『悼む人』の大森寿美男が務め、主人公の坂町晴彦を中井貴一、戸沢美枝を波瑠が演じました。 「マスターズ甲子園」事務局から来たという大学生・戸沢美枝の突然の訪問に戸惑いつつも、実は高校野球部の仲間だった松川の娘と知って家に招き入れた坂町。この出会いが、甲子園出場を逃した苦い過去を思い出させ、また元高校球児たちを再び甲子園への夢に駆り立てることになります。 マスターズ甲子園では、元高校球児たちが世代やキャリアを超えてOB/OGチームを結成し地方大会に挑み、甲子園での全国大会を目指します。第1回大会が2004年から始まり、2018年には第15回大会が11月10日〜11日に開催されます。 浜田省吾が書き下ろした主題歌「夢のつづき」が、元高校球児たちの夢の続きを彩ります。10年ぶりの新曲で映画初提供ということもあり、大きな話題となりました。またマスターズ甲子園の大会テーマソングとして「光と影の季節」「I am a father」も提供しています。

5. 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(2011年)

もし経営学が高校野球に変革を起こしたら?

岩崎夏海の小説デビュー作『もし高校野球の女子マネージャーが「ドラッカー」の『マネジメント』を読んだら』の映画化作品で、主演をAKB48の前田敦子が務めた話題作です。略称は『もしドラ』、2011年にNHKでアニメが放送され、同年に映画も公開されました。 弱小都立高校野球部にマネージャーとして入部した川島みなみは、マネージャーの仕事を勉強するつもりがなぜか難しい経営学の本を買ってしまいます。ところがこの本、経営学の父ドラッカーの名著『マネジメント』に感動し内容を実践していくと、部員や監督たちに意識改革が起こり始めます。 『マネジメント』を基に野球部の組織作り・運営に応用していくという斬新さは大きな話題となり、2010年には第1回サムライジャパン野球文学賞特別賞を受賞し、ダイヤモンド社初のミリオンセラーも達成しています。

6.『青空エール』(2016年)

応援し合う青春の醍醐味を味わう!

河原和音の同名の青春少女漫画を原作とした実写映画化作品で、2016年8月に公開されました。監督は『坂道のアポロン』の三木孝浩が務め、主人公の小野つばさを土屋太鳳、山田大介を竹内涼真が演じました。 甲子園を目指す野球部員の大介と吹奏楽部に入部したつばさは、お互いの夢を励まし合う間柄。初心者のつばさは高度な練習に挫けながらも、大介を甲子園でトランペットで応援するという約束を胸に、懸命に練習についていきます。いつしかつばさの心には、大介への想いが大きく占めていました。

おすすめ野球映画【洋画編】

現代野球の発祥地アメリカには、30もの球団を抱えた世界一のプロ野球リーグ「メジャーリーグ」があります。洋画編では、メジャーリーグを舞台にした野球映画をメインに紹介。感動作からコメディまで、新旧問わず名作ぞろいです!

7.『42 〜世界を変えた男〜』(2013年)

永久欠番「42」は黒人初の偉業を成し遂げたメジャーリーガーへ捧ぐ敬意

背番号「42」が永久欠番となっている黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンの半生を描いた伝記映画。『ブラックパンサー』でティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンが主演を務めています。 黒人差別が色濃い1947年、白人だけのメジャーリーグに黒人として初めて入ったジャッキー・ロビンソン。チームメイトやファンからも差別を受けますが、彼のプレーにかける情熱が次第に周りの意識を変えていきます。 彼をスカウトしたブルックリン・ドジャースのGMブランチ・リッキーを、ハリソン・フォードが演じました。ジャッキーの偉業は米野球界では知らない者がいないほど!敬意を評した永久欠番は、北米のプロアマすべての野球チームが適用しています。

8. 『マネーボール』(2011年)

革新的な手法で弱小球団を常勝チームに作り変えたゼネラルマネージャー

マイケル・ルイスのノンフィクション小説「マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男」を原作とした野球映画。オークランド・アスレチックスのGMビリー・ビーンが、画期的な野球理論を駆使して球団を再建する物語です。 弱小球団のアスレチックスで再建に奮闘するGMビリー・ビーンは、イエール大学のスタッフだったピーター・ブランドに出会います。彼が編み出した野球理論「セイバーメトリクス」を元に、ビーンは低予算のまま再建に挑み始めます。 ビーンをブラッド・ピット、ブランドをジョナ・ヒルが演じています。革新的な理論で旧態然とした米野球界に風穴を開け、球団を常勝チームに押し上げたビーンの手腕が実に痛快です。

9. 『ミリオンダラー・アーム』(2014年)

インド人初のメジャーリーガーを目指した若者たちとスポーツエージェントの絆

インド人で初めてアメリカでプロ野球選手となった二人の若者と、彼らを見出したスポーツエージェントのJB・バーンスタインの実話を元にした作品。JBをドラマ『MAD MEN マッドメン』で知られるジョン・ハムが演じました。 破産寸前のエージェントのJBは、クリケットが盛んなインドに目を付け「ミリオンダラー・アーム」というコンテストを開催。優勝したリンク・シンとディネシュ・パテルを渡米させ、メジャーリーグ入りを目指しますが、環境の差に苦しむ二人を見てともに試練に立ち向かう決意をします。 シンとパテルはともにMLBのピッツバーグ・パイレーツと契約を結び、傘下のルーキーリーグで登板しました。シンはプロ野球選手引退後、なんとプロレスラーに転向しています。

10. 『フィールド・オブ・ドリームス』(1990年)

“それを造れば、彼が来る”ーー大切な人に再会できる「夢の球場」とは

ケビン・コスナーが主演を務めた、野球をテーマにしたファンタジー映画。原作は米野球界の八百長事件「ブラックソックス事件」をベースにした、ウイリアム・パトリック・キンセラの小説「シューレス・ジョー」です。 アイオワ州で農業を営むレイ・キンセラは、ある日トウモロコシ畑を歩いていると不思議な声を耳にします。“それを造れば、彼が来る”—この謎の言葉を信じてトウモロコシ畑を野球場に造り変えると、そこに現れたのは「ブラックソックス事件」で球界を永久追放されたシューレス・ジョーでした。 レイの小さな野球場がまるで霊界と繋がっているようなファンタジックな展開に驚きつつ、ラストにはさらなる感動が待ち受けています。アメリカや日本のように野球文化が浸透した国では、長く親しまれている作品です。

11. 『メジャーリーグ』(1989年)

弱小球団を舞台にメジャーリーグの裏側を描いた大爆笑コメディ

実在のMLB球団クリーブランド・インディアンスを舞台にした野球コメディ。アメリカはもちろん日本でも大ヒットし、1994年と1998年に続編2本が製作される人気シリーズとなりました。 34年も優勝から遠ざかっているインディアンスは自他ともに認める弱小球団。しかも集められたのは変わり者選手ばかりで、人気もさらに下降気味です。ところがそれが新オーナーのレイチェルの企みだと選手たちが気付き、奮起して怒涛の快進撃が始まります。 ムショ帰りでノーコンピッチャーのリッキーをチャーリー・シーン、彼をリードするキャッチャーのジェイクをトム・ベレンジャーが演じています。特にリッキーのキャラクターは人気を集め、彼の入場曲「ワイルド・シング」もヒットしました。

12. 『がんばれ!ベアーズ』(1976年)

問題児ばかりの弱小少年野球チーム「ベアーズ」の奮戦記

アメリカ西海岸を舞台に少年野球チーム「ベアーズ」の活躍を描いたコメディ作品で、人気を受けて1977年の『がんばれ!ベアーズ 特訓中』など続編2本も製作されてシリーズ化しました。 問題児ばかりが集まった少年野球チーム「ベアーズ」。そんな弱小チームだったベアーズに、以前マイナーリーグで活躍していたというモリス・バターメイカー(ウォルター・マッソー)が監督となり、チームをまとめて奮戦していきます。 日本でも人気を博し、シリーズ3作目『がんばれ!ベアーズ大旋風 -日本遠征-』(1978)はなんと日本が舞台に。当時子どもたちに大人気だったアントニオ猪木や萩本欽一がゲスト出演しています。

13. 『オールド・ルーキー』(2003年)

MLB史上最年長選手ジム・モリスの実話を映画化

史上最年長の35歳でメジャーリーガーとなったジム・モリスの実話を元にした野球映画。主演は「僕のワンダフル・ライフ」シリーズのデニス・クエイドが務めました。 大好きな野球ができない環境を転々とし、一人で投球練習を積んでいたジム・モリス。マイナーリーグにスカウトされますが、肩を故障して夢だったメジャーリーガーを諦めていました。高校教師になり野球チームで監督を務めていた時、生徒たちに促されてメジャーリーグの入団テストに挑戦することを決意します。 一度は諦めた夢に、大人になってから再び挑戦するのは、本当に勇気がいることです。ジムは見事入団テストをパスし、マイナーリーグからMLBのタンパベイ・デビルレイズに昇格してメジャーデビューを果たしています。

14. 『陽だまりのグラウンド』(2002年)

ギャンブルで人生を見失った男が出会ったかけがえのない少年野球チーム

ギャンブルで人生を棒に振った男が、少年野球チームの子どもたちとの触れ合いの中で立ち直っていくヒューマンドラマ。主人公コナー・オニールをキアヌ・リーヴスが務め、ダイアン・レインと共演しました。 スポーツ賭博にのめり込んで莫大な借金を抱えたコナー・オニールは、友人ジミーに借金を申し込みます。しかしジミーが持ちかけたのは、全員黒人の少年野球チーム「キンカバス」のコーチの仕事でした。 子どもが苦手だったコナーが、子どもたちと触れ合う中で本当に大切なものに気付き、絆を築いていく様子が感動的です。治安の悪い環境で育ち、唯一の楽しみである野球に情熱をかけて闘う子どもたちの姿にもグッときます。

15.『KANO〜1931海の向こうの甲子園〜』(2014年)

戦前の甲子園の歴史を知る!

2014年の台湾映画『KANO〜1931海の向こうの甲子園〜』は、日本統治時代の台湾が舞台。実在の学校「嘉義農林学校(KANO)」の野球部員たちが主人公で、1931年の夏の甲子園出場への軌跡を追っています。 監督は『セデック・バレ』で有名な台湾出身の馬志翔、主演は永瀬正敏で野球部監督の近藤兵太郎を演じました。KANO野球部員たちは日本人、台湾人、台湾原住民の混成チームで、出演者たちも各民族の俳優がキャスティングされています。 松山商出身の新任監督・近藤の指導のもと、嘉義農林野球部は目標を甲子園に定め、日々練習に明け暮れていました。初めは鬼のような訓練に辟易していた部員たちも次第に勝利欲が湧き始め、甲子園出場を強く願うようになります。 日本が朝鮮や台湾、旧満州を統治していた当時は、それぞれ満州・朝鮮・台湾大会が開催され、優勝した代表校は甲子園の全国大会に出場していました。終戦後に各大会は消滅しましたが、甲子園で全力プレーを見せつけたKANO野球部の名はしっかりと歴史に刻まれています。

野球は文化!それぞれの国で花開いた野球映画の名作たち

アメリカで発展し、世界各国でプレイされるようになった野球というスポーツ。日本でもあまり野球に興味がない人でも、夏の甲子園や日本シリーズという言葉を知らないということはないほど、文化として浸透しています。 そんな文化としての野球をテーマにした、ここで取り上げた映画の数々は多くの人を感動させ、心に残る名作としてその名を刻んできました。野球の素晴らしさは究極のチームプレイながら、個々の力でさらに輝きを増すところ。これからもそんな熱い絆を描く、新たな野球映画の名作が誕生することを期待しています。