2020年4月8日更新

テニスシーンが登場する映画11選 実話ベースの名作から一瞬だけ登場する意外な作品まで

テニス映画

錦織圭選手や大坂なおみ選手などの活躍で今熱いスポーツの1つであるテニス。そこで今回はテニスシーンが登場する映画を11本厳選して紹介します。選手たちの成長や葛藤、恋愛、人生など映画を通して覗いてみてはいかがですか?

目次

王道から隠れた名作までおすすめテニス映画を紹介!

「テニスの王子様」シリーズや『ベイビーステップ』などドラマや漫画などで題材になることが多いテニス。テニスファンならドラマや漫画だけでなく映画も押さえておきたいですよね! 今回は、テニスを題材とした名作をピックアップ!記事後半では、ciatr編集部厳選のテニスシーンが印象的な映画も紹介するのでぜひチェックしてください。

1.『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(2018年)

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』は1973年に実際にテニス界で起こった男女平等運動を映画化した作品です。この映画の主人公であり、実在したビリー・ジーンを演じたのは『ラ・ラ・ランド』(2017年)や「ゾンビランド」シリーズなどで知られるエマ・ストーン。そして、スティーブ・カレルが男性至上主義者の元テニス男子世界チャンピオンのボビー・リッグスを演じました。 男女平等が叫ばれるようになった1973年。全米女子テニスチャンピオンのビリー・ジーンは女子の優勝賞金が男子の1/8であることに不満を持ち、「女子テニス協会」を立ち上げることに。そんなビリーにボビーは「男性至上主義のブタとフェミニストのテニス対決」を提案しました。ビリーは1度はその提案を断りますが、彼女の代わりに戦った女性選手の敗北をきっかけに対戦要求を受け入れます。 優遇してほしいのではなく、ただ平等に扱ってほしいというビリーの切実な思い。女性の尊厳のために人生をかけた彼女の負けられない戦いはどうなるのでしょうか。 テニス業界、テニス選手である2人を通して男女差別やLGBTの葛藤、過去の栄光に囚われた男のもどかしさなどが丁寧に描かれています。デリケートなジェンダー問題を様々な視点から捉えた本作品は男女問わず見ていただきたいです。

2.『ウィンブルドン』(2005年)

『ウィンブルドン』は、落ち目のベテラン選手であるピーター・コルトと優勝候補の若手選手のリジー・ブラッドベリ―の一夜限りの関係から始まるラブコメディーです。 世界ランクが大分落ち引退を決意したピーター・コルトは有望な若手選手であるリジー・ブラッドベリーと一夜を共にし、翌日の試合で苦戦しながらも彼女の応援のおかげで逆転勝利を決めます。しかし2人の関係がマスコミにばれてしまい、彼らの仲は引き裂かれることに! リジー・ブラッドベリ―を演じるのは「スパイダーマン」シリーズでヒロインに抜擢されたキルスティン・ダンスト。彼女の表情演技の巧みさがリジーの若々しく溌溂とした雰囲気を上手に表現しています。「スターウォーズ」シリーズのドライデン・ヴォスなどで有名なポール・ベタニーがピーター・コルトを演じ、191㎝の長身ならではの2人の身長差がときめきを加速させます。 落ちぶれたピーターとこれからのリジーという対照的な2人が織りなす爽やかな恋愛模様と、愛を知り強くなっていくピーターの試合の結果にドキドキが止まりません。

3.『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』(2018年)

1980年に繰り広げられた「氷の男」ボルグと「炎の男」マッケンローのウィンブルドン決勝戦の実話を元に映画化。ボルグを『ストックホルムでワルツを』のスベリル・グドナソンが、マッケンローを「トランスフォーマー」シリーズで主演を務めたシャイア・ラブーフが演じました。 冷戦沈着な絶対王者と荒々しい挑戦者という正反対の2人の手に汗握る名勝負は、複数のカメラを使用し臨場感たっぷりに撮影されています。映画館やお家にいながらもまるでウィンブルドンの現場にいるようなリアリティを感じる本作、一緒に勝負の行方を見守りましょう!

4.『マッチポイント』(2006年)

本作品は情熱的なドロドロした展開のラブストーリーと、人間の欲が浮き彫りとなるミステリー要素が見どころになっています。 元テニスプレイヤーのクリス・ウィルトンは大富豪のトムとテニスクラブで出会い、落ち目であった人生に変化が!トムの妹・クロエと付き合い始め就職先も決まったクリスですが、トムの婚約者・ノラと関係を持ってしまいます。 トムはクロエと結婚しますが、ノラとの不倫をやめることができません。そして、ついにノラにはクリスの子が宿ってしまいました。ノラを愛していながらも、裕福な今の生活も手放せないクリスはどちらの手を取るのでしょうか。 諦めたテニスがきっかけで平凡だった人生に舞い込んできた数々の幸運。コネとずる賢さで地位を挙げていくトムの運の良さにはついイライラしてしまいますね。 ドロドロの不倫は衝撃的なラストを迎えます。ぜひご覧ください!

5.『リトル・モー』(1979年)

実在した天才少女テニスプレイヤーであるモーローン・コノリーの人生を映画化した『リトル・モー』。彼女は小柄に見た目から「Little Mo」の愛称で親しまれた選手です。 サンディエゴ・ジュニア選手権を10歳で優勝するところから始まり、女子初の年間グランドセラム制覇、落馬事故により選手生命を絶たれた19歳、そして癌に侵された34歳までを描いた本作品はテニスにすべてを捧げた彼女の人生が描かれています。 34年という短い人生を華やかに咲かせた彼女の人生は私たちに勇気と感動を与えてくれます。

6.『案山子とラケット ~亜季と珠子の夏休み~』(2015年)

ソフトテニス誕生130年を記念して作られた本作品。主演は平祐奈と大友加恋が務めました。 心に傷を負って父親のいる島に逃げてきた小田切亜季は、そこで同い年の松丘珠子と出会います。東京で見たソフトテニスに魅了された珠子は、経験者である亜季と共に始めようとしますが、村にはテニスコートがありませんでした。 2人は廃校の校庭にテニスコートを作ろうと草むしりに勤しみます。しかし、廃校を売却しようとしていた役場職員の計画を邪魔しようとする魔の手が2人に! テニスコート問題、コーチ探し、亜季のトラウマや小田切家の抱える家族事情など2人には様々なトラブルが訪れますが、優しい村の人々の助けによって乗り越えていきます。ソフトテニスを通じて活気づいていく廃れた村やトラウマを乗り越える少女を丁寧に描いたこの作品を見れば、きっとスポーツをやりたくなるはず!

印象的なテニスシーンが登場する映画

ここからは、ciatr編集部が厳選した印象的なテニスシーンが登場する映画をご紹介します。 テニスシーンが物語の重要なターニングポイントになっていたり、重要なメッセージ性を持っていたり、主人公を魅力的にしたりなど様々な役割をもった作品はたくさん存在します。短い登場時間で大きな印象を残したテニスシーンを一緒に見ていきましょう!

1.『ママレード・ボーイ』(2018)

桜井日奈子×吉沢亮のW出演で同名コミックスを実写映画化した本作品。突飛な設定と胸キュンシーンで人気を博した『ママレード・ボーイ』をご紹介します。 始まりは小石川光希(こいしかわ みき)と松浦遊(まつうら ゆう)の両親の離婚でした。離婚しパートナーを交換したそれぞれの夫婦は同居することになっていて、光希と遊は一緒に住むことに。この6人の奇妙な同居は2人がお互いを意識するきっかけになります。 遊は中学時代、光希は高校時代にテニス部所属だったため作中にもテニスシーンが多く登場します。吉沢演じる遊のユニフォーム姿は「かっこいい!」と映画公開時話題になりました。

2.『アマンダと僕』(2019年)

便利屋として働くダヴィッドの穏やかな生活を一変させたのは姉の突然の死でした。悲しみに暮れるダヴィッドでしたが、姉の1人娘で幼いアマンダをお世話することに。 24歳の叔父と7歳の姪。2人の慣れない同居生活がスタートしますが、まだ若いダヴィッドには子供の世話は荷が重く、またアマンダは母の死を受け入れることができずにいました。戸惑い、衝突しながらも2人で過ごす時間は互いの傷を癒していきます。 アマンダとダヴィッドが見に行くウィンブルドンのシーンはとても重要なメッセージを持っています。楽しみに試合を見に来た2人でしたが、負けそうになる選手を見てアマンダは泣き出してしまいます。しかし、諦めず盛り返す姿を見て彼女は、人生は何が起こるかわからないと希望を持つことができました。 アマンダを演じたイゾール・ミュルトリエは本作がスクリーンデビューです。その繊細な表情演技はアマンダそのもので、作品にリアリティを与えました。 日常を壊された2人の再生物語をぜひご覧ください。

3.『欲望』(1966年)

『欲望』(1966)は人気カメラマンであるトーマスが見知らぬカップルを盗撮してしまうところからストーリーが動き始めます。盗撮されたことに気づいた女性はフィルムを返してもらおうとトーマスの元を訪れ、彼は返す代わりにヌードを撮らせろと要求します。 彼はそこまでして返してほしい写真に興味を抱きます。そして写真を引き伸ばしますが、そこには見てはいけない真相が写っていました。一枚の写真がきっかけで事件に巻き込まれていきます。 この作品ではテニスシーンは一瞬ですが、作品を纏う奇妙な雰囲気作りのに一役買っていました。冒頭でトーマスの前に謎のパントマイム集団が現れ、目に見えぬボールでテニスをするシーンがあります。見た人に強烈な印象を与えるエアテニスは「実体」と「虚像」という2つの概念を意識させてくれます。

4.『見知らぬ乗客』(1953年)

アマチュアテニスプレイヤーのガイ・ヘインズは浮気性な妻・ミリアムと離婚したがっていました。そんな時、ガイは列車でブルーノという男と出会いますが彼はなぜかガイが妻と別れたがっていることを知っていました。彼は、自分がミリアムを殺すから父親を殺してほしいとガイに交換殺人を提案します。ガイは冗談だと思いあしらいますが、後日彼はミリアムの眼鏡を片手に再び現れ、ガイは彼の異常性に苦しめられることに! ブルーノはガイのライターを殺人現場に置いて濡れ衣を着せようと企てます。ガイはライターを回収するためにテニスの試合を早く終わらせなければなりません。試合相手、時間、そしてブルーノといういくつもの敵と同時に戦わなければならないガイのテニスシーンは緊張感たっぷりに仕上がっています。

5.『イカとクジラ』(2006年)

人気作家でしたがスランプに陥ったバーナードと対照的に作家として成功している妻・ジェーンは緊張状態の末、離婚を決意します。バーナードは兄・ウォルトを、ジェーンは弟・フランクを引き取ることに。この離婚が思春期の子供たちに大きな影響を及ぼします。 ウォルトは離婚が母の浮気がきっかけと知り嫌悪感を持つようになり、恋人とも微妙な雰囲気に。また弟のフランクも浮気相手や浮気行為についてジェーンから直接聞かされたことで性的な興味を持つようになります。この家族の運命は一体どうなるのでしょうか? 本作は「父兄チーム」VS「母弟チーム」によるテニスのダブルスゲームから始まります。このゲームは、私たちにこの家族の関係性や性格などを伝える働きをしていました。 欠陥だらけな家族のリアルと思春期の葛藤を等身大に描いたこの作品はなんと監督の実体験を元に作られています。作品だけでなく監督の人生にも興味が湧いてきますよね!

テニスが登場する映画は多種多様!お気に入りの作品を見つけよう

今回はテニスを題材とした映画やテニスシーンが印象的な映画を11本紹介しました。テニスプレイヤーの人生を描いたものからテニスシーンがちょっとしたアクセントになっている作品まで、テニス要素の登場の仕方は様々です。 互いに引けない1対1の試合だからこそ独特の緊張感や、ダブルスゲームから見えてくる2人の関係性。さわやかなテニスユニフォーム姿やメッセージ性のあるテニスシーンなど、今回紹介した11作にはテニス映画ならではの魅力が詰まっています。