2018年9月28日更新

映画「コードブルー」で坊主姿を披露した山谷花純って何者?女優引退覚悟だった撮影秘話を明かす

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山谷花純は、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』や『寄生獣』といった話題作に出演し、「ブレイク間近か?」と囁かれていた注目の若手女優です。 そんな彼女が役作りで披露した坊主姿が話題の映画が、2018年7月27日公開の『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』。2008年にドラマシリーズが始まり、多くの葛藤を経て成長するフライトドクターたちの絆、様々な人間模様が描かれました。 劇場版「コードブルー」は、山下智久らメインキャストが続投。新たに新田真剣佑、山谷花純、かたせ梨乃を迎え、興行収入100億円超えも噂される好スタートでした。 この記事では、女優引退覚悟で本作に臨んだという山谷花純をご紹介します!

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山谷花純が挑んだのは末期の胃がんに冒された花嫁・富澤未知

山谷花純が演じた富澤未知は、搭乗した飛行機が乱気流に巻き込まれ、藍沢耕作(山下智久)に救出され翔北救命センターに運ばれた女性です。岩田彰生(新田真剣佑)の婚約者で、ブライダルチェックで胃がんが見つかり、最後の旅行に向かっていました。 病気が発覚したのち彰生と距離を置いていた未知。彰生はそばにいたいと病室に駆けつけますが、複雑な思いを抱く未知は彼を激しく拒絶します。 それを見た緋山美帆子(戸田恵梨香)は、病で恋人を失った冴島はるか(比嘉愛未)の話をし、"今をどう生きるかは選べる"と告げます。未知は素直になって彰生を受け入れ、中止になった結婚式も1ヶ月後に予約できたものの、病状は深刻でした・・・・・・。 そこで、冴島と藤川一男(浅利陽介)は、1週間後の結婚式を2人に譲ることに。未知は「好きっていってくれるあなたがいて、私は幸せ」と彰生に伝え、バージンロードを歩きました。しかし、彼女は指輪交換の直後に大量に吐血し、救命センターへ逆戻りになります。 劇中で描かれるこの2人のエピソードは、好きな人・大切な人ときちんと向き合う大切さを教えてくれるとファンの間で話題になりました。

映画「コードブルー」は引退覚悟でオーディションに臨んだ作品

映画「劇場版コード・ブルー」公開中。 #坊主 #劇場版コードブルー #山谷花純

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映画「コードブルー」公開当日。山谷はブログを更新し、「コードブルー」を「10年前、私がこの仕事を始めた年にスタートした作品」と紹介しました。 「想いを伝える。」と題した投稿で、事務所からオーディションの話を貰い、「死ぬ気で頑張った上で落ちたら芸能界を辞めると宣言した」と告白。2017年は20歳を迎え、芸能の仕事を初めて10周年という節目でもあり、自分の人生を考えての決断だったようです。 この当時、仕事を楽しいと感じていたのは確かな一方で、もっとほかにやりたいことがあるんじゃないかという悩みを抱えていたのだとか。 さらに、演技以外の素の自分が、感情をなくしていることに気付いたと言います。 迷いの中で出会ったのが、10周年という縁を感じる映画「コードブルー」でした。山谷が初めて芝居と向き合った時にお世話になった西浦正記の監督作と知り、何か変われるかもしれないとの期待も込めて、この作品に賭けてみようと思ったと明かしました。 山谷花純と映画「コードブルー」の出会いは、まさに運命的ではないでしょうか?

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女優魂を込めた坊主姿を披露!「コードブルー」ファンの反響は?

山谷花純は強い思いでオーディションに臨み、見事に富澤未知役を射止めました。作品に「続けなさい。飛びなさい」と、そう言われた気がしたのだとか。その言葉通りと言うべきか、役作りで実際に坊主頭にする女優魂を見せ、映画公開後、話題の人物となりました。 丸刈りにする際は、最初に相手役の新田真剣佑に半分、次に自身のマネージャーに後部を頼み、最後の前髪の部分を自分で仕上げたそうです。 坊主についてはオーディションの段階で聞いて覚悟していたものの、いざその瞬間を迎えると号泣しながら髪を剃ったとのこと。頭の輪郭が見えてきて、もう後戻りできないことや、今後のカツラ生活に対する不安で涙が止まらなかったと言います。 10年前は人生で坊主にする日が来ると思わなかったけれど、バリカン片手に鏡に映る姿が自分らしいと思ったと、心境を振り返っていました。 山谷は公開日の翌日、7月28日に自身のInstagramで坊主姿の写真を初公開。"髪は女の命"とも表現されますが、彼女から壮絶な覚悟と葛藤が感じられますね。

山谷花純の涙を誘う熱演に称賛のコメントが殺到

先述のブログでは、ほんの些細な言葉でも、想いを伝えることを諦めない生き方を教えてもらったと、演じた富澤未知にも言及。映画「コードブルー」の撮影は、「私が好きな私で在ろうと胸に刻みながら演じた時間」だったと言い、作品への思い入れを綴りました。 そして記事の最後は、「大切な人と見て欲しいです。沢山の人へ、作品の想いが届きますように」と締めくくられていました。 SNSやブログには、鑑賞したファンから「山谷さんの演技、涙が出てとまりませんでした」「コードブルーのために引退覚悟で丸刈りにしたって聞いて驚いた」など、山谷の熱演や役作りへの真摯な姿勢を絶賛するコメントが寄せられています!

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山谷花純のプロフィールと過去の出演作

映画「コードブルー」で、初めて山谷花純に注目した人は多いのではないでしょうか?別の作品で見たことはあっても、名前を知らなかった人もいるかもしれません。 山谷花純は1996年12月26日生まれ、宮城県仙台市出身の女優です。2007年に、小学校の担任の紹介で受けたエイベックス主催「俳優・タレント・モデルオーディション」に合格。芸能界入りの翌年、2008年にドラマ『CHANGE』で女優デビューしました。 2009年から2010年まで、ファッション雑誌「ニコ☆プチ」の専属モデルも務めています。 子役としてキャリアを重ねた後、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』、ドラマ『ファーストクラス』などに出演してきました。

小悪魔インターンの役で話題になったドラマ『ファーストクラス』

山谷花純の名が知られるきっかけになった作品が、コケティッシュサタンこと、佐丹野結衣を演じたドラマ『ファーストクラス』でした。 2014年放送の同作は、ファッション業界を舞台とした女同士の上下関係「マウンティング」の生態を軸に、ドロドロの人間模様が描かれた作品。佐丹野結衣は相手によって顔を使い分ける世渡り上手なインターンで、裏では社員たちに毒づいている小悪魔な役です。 山谷は目の開き方や話し方を変えつつ演じたそうで、初登場から回を重ねるごとに印象が変わるため、演技の幅の広さが視聴者を驚かせました。

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『手裏剣戦隊ニンニンジャー』のモモニンジャー役で注目される!

2015年から2016年には、スーパー戦隊シリーズ第39作目『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に出演し、さらに注目を浴びるようになりました。 スーパー戦隊シリーズ3回目となる、「忍者」をモチーフとした本作。山谷はモモニンジャーに変身する女子大生、百地霞(ももち・かすみ)を演じています。霞は丁寧な物腰と裏腹に、天然っぷりや毒舌で仲間を振り回すこともある役どころでした。 放送終了後も、ファンから「モモニンジャー」や「霞姉」の呼び名で愛されてきました。 「コードブルー」公開後に、「真剣佑の相手役の女優は誰?」と話題を呼び、調べてみて「モモニンジャ―だった!」と驚いたとの声も少なくありません。

ネクストブレイク女優、山谷花純の活躍を見逃すな!

偶然にも、20歳最後の日が映画「コードブルー」のクランクアップだったという山谷花純。芸能生活の節目に出会った作品は、彼女を一躍"時の人"に押し上げました。 今後の出演予定は、2018年10月からNHKドラマ『主婦カツ!』が放送され、高校生の時に初共演した鈴木保奈美と再共演するとのこと。2019年公開の映画『今日も嫌がらせ弁当』、第10回沖縄国際映画祭上映作品『耳を腐らせるほどの愛』への出演も発表されました。 引退覚悟だった山谷ですが、ブレイクが目前に迫っているのは間違いないでしょう。次はどんな話題でニュースを賑わせてくれるのか、山谷花純の活躍から目が離せません!