2018年8月24日更新

名優ケヴィン・スペイシーに新たな性的暴行疑惑が浮上

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ケヴィン・スペイシー
©Hahn Lionel/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

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ケヴィン・スペイシーの新たな性的暴行疑惑が明るみに!

スキャンダルの渦中で公開された新作映画は最悪の滑り出し

ケヴィン・スペイシーの過去の性的暴行事件のスキャンダルが記憶に新しい中、彼と、『キングスマン』のタロン・エガートン、『ベイビー・ドライバー』のアンセル・エルゴートなど豪華な顔ぶれが共演する映画『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』が2018年8月17日にアメリカで公開されました。2018年11月10日には日本でも公開となります。 しかしながらスキャンダルの影響をモロに受けたためか、初日の興行収入は126ドル(14000円ほど)という記録的な数字を叩き出しています。このままでは制作陣から営業妨害で訴えられかねないケヴィン・スペイシーですが、彼をさらに追い詰めるニュースが入ってきました。 米メディアVarietyによれば、ケヴィン・スペイシーが起こした性的暴行についての調書を、ロサンゼルス保安局が検察局に提出したとのこと。保安局、検察のどちらも、調書の中で申し立てられた事件がいつ起きたか、また事件の詳細について一切公表していませんが、新たな性的暴行疑惑が浮上しているということになります。 同保安局は1992年10月に起きたとされるケヴィン・スペイシーの性的暴行事件の訴えをまとめた調書を、2018年4月にも同検察局に提出したばかり。さらなるスキャンダル疑惑に、世界は驚きを隠せません。 ロサンゼルス郡の検察局は、ここ10ヶ月ほどハリウッド関係者が関わったとされる非常に多くの報告書を、ロサンゼルス郡保安官事務所やロサンゼルス市警、ビバリーヒルズ警察から受け取っていますが、いずれもまだ起訴されていません。調書の多くは審査中ですが、申し立てに対して「時効」だとして廃棄されたものや、そのほか、証拠不十分もしくは参考人が警察への協力を辞したことから取り下げられた訴状もいくつかあるようです。

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最悪のタイミングで重なったスキャンダル。復帰は絶望的?

2017年秋に判明した未成年の男性への性的暴行の暴露を受け、ケヴィン・スペイシーは、謝罪の言葉とともに自らが同性愛者であることをカミングアウト。 勇気ある発言と思いきや、「暴行に対する免罪符としてカミングアウトを利用している」とネット上で一気に炎上してしまいました。その結果、狡猾なマキャベリストの政治家を描いたネットフリックスの大ヒットドラマ『ハウス・オブ・カード』の主演から降板、そして彼が出演した映画『ゲティ家の身代金』は、ほぼ丸ごと再撮影を強いられました。 何年にも渡る下積み経験の後に輝かしい経歴を手にし、俳優としての実力も折り紙つきのケヴィン・スペイシーですが、自身が犯した行為により、今後の復帰は絶望的と言えそうです。