2018年9月12日更新

スティーブ・マックイーンの出演映画ベスト7!【『大脱走』ほか】

このページにはプロモーションが含まれています
スティーブ・マックイーン
©Paramount Pictures

AD

伝説の大スター、スティーブ・マックイーンの出演作を紹介!

映画史に残る大スターとして、1980年の没後も世界中で愛され続けている俳優、スティーブ・マックイーン。1960年代から数多くの名作映画に出演し、その圧倒的な存在感で映画ファンを魅了しました。 また、レーサーとしても活動したこともあり、映画ファン以外からも支持されています。その経験は映画にも生かされ、彼のカーアクションは多くの人々の憧れとなりました。 今回は、そんなカリスマ俳優が出演した映画の中から、特に知名度の高い作品をご紹介します。無骨で男らしい刑事から、女性を翻弄するプレイボーイまで、幅広い役柄を演じてきた彼の演技を是非味わってみてください。

西部劇ファンのヒーローとして大活躍!『荒野の七人』

黒澤明の代表作であり、日本映画屈指の名作とされる『七人の侍』のリメイク作品。盗賊に苦しめられている村を守るために、7人の凄腕のガンマンたちが集結します。 オリジナルを尊重しつつも、西部劇ならではの要素を加えた理想的なリメイクとして、非常に高い評価を受けた作品です。ユル・ブリンナーや、『大脱走』でも共演するチャールズ・ブロンソンやジェームズ・コバーンなど、多くの名優が出演しています。 スティーブ・マックイーンが演じたのは、早撃ちを得意とするガンマンのヴィン。いつでも余裕を失わず行動する、頼れるサブリーダーとして大活躍します。

AD

脱走モノと言えばコレ!不朽の名作『大脱走』

脱走モノの最高峰として語られる傑作と言えば、1963年に公開された『大脱走』でしょう。実際に起きた脱走事件を、『荒野の七人』の監督も務めたジョン・スタージェスが映画化しました。 厳重な警備で固められたドイツ軍の捕虜収容所に送られてきた男たち。何度も窮地に立たされながらも、不屈の心で脱走を果たそうとする彼らの姿を描きます。 スティーブ・マックイーンが演じたのは、脱走の達人ヒルツ。『荒野の七人』から徐々に人気を獲得してきた彼は、本作のヒットによって本格的に大スターの仲間入りを果たしました。 ヒルツがバイクで脱走するシーンは、彼のキャリアを代表するシーンとして愛されています。

お洒落でライトな犯罪映画『華麗なる賭け』

莫大な富を持つ実業家でありながら泥棒としての顔も持つ青年、トーマス・クラウン。そんな彼の正体を暴くべく、調査員のビッキーは近づきますが……。 『夜の大捜査線』などの作品で知られるノーマン・ジュイソンが監督した本作は、男と女の駆け引きを盛り込んだ犯罪映画。渋いキャラクターのイメージが強いスティーブ・マックイーンですが、本作ではセレブで少し子供っぽい主人公を演じています。 クラウンを調査しながらも同時に惹かれていくビッキーを演じたのは、名女優のフェイ・ダナウェイ。2人のファッションや演出など、お洒落な雰囲気が漂う作品です。

AD

後の刑事モノに多大な影響を与えたアクション映画『ブリット』

裁判に証言者として出廷するマフィアの護衛を頼まれた、刑事のブリット。部下や仲間と共に任務に就いた彼でしたが、ミスによってマフィアは射殺され仲間も重傷を負ってしまいます。 任務は失敗に終わったものの、依頼主に不信を抱いたブリットは捜査を開始し……。スティーブ・マックイーンが演じるクールなブリットが、アクションシーン満載で悪と戦います。 1968年に公開された本作の、派手なカーチェイスや追跡シーンは、『太陽にほえろ!』などの刑事モノに影響を与え、多くの作品に取り入れられました。スタントなしのカーチェイスは、レーサーとしても活動していたマックイーンならではの迫力です。

スリル満点!ハードボイルドなバイオレンスアクション『ゲッタウェイ』

バイオレンス映画の巨匠、サム・ペキンパー監督の最大のヒット作である『ゲッタウェイ』は、バイオレンスとアクションがバランス良く融合した作品です。 悪徳政治家との裏取引によって刑務所を出たドクは、彼の妻キャロルと共に出所の条件であった銀行強盗を決行します。しかし、作戦を成功させるも思わぬ裏切りにあった2人は苛烈な戦いに巻き込まれていき……。 主人公夫婦を演じたのは、スティーブ・マックイーンとアリ・マッグロー。本作がきっかけで2人は本当に結婚しましたが、5年後に離婚しました。 ハードボイルドでスピーディーなストーリー、気持ちの良いエンディングなど、アクション映画の王道と言える作品です。

AD

諦めない男たちの熱い友情が泣ける『パピヨン』

『大脱走』と並び、スティーブ・マックイーン出演作品の中でも特に有名なのが本作でしょう。実話を原作にした映画で、脱獄モノの傑作の一つです。 蝶の入れ墨がトレードマークの主人公パピヨンは、殺人の濡れ衣を着せられ終身刑を言い渡されてしまいます。刑務所に送られる途中で出会ったドガという男と共に、脱獄を図るパピヨンでしたが……。 スティーブ・マックイーンが不屈の男パピヨンを演じ、ダスティン・ホフマンが相棒のドガを演じました。脱獄の様子だけでなく2人の友情も感動的に描かれており、ヒューマンドラマとしても完成度の高い作品です。

豪華キャストが集結した、パニック映画の傑作『タワーリング・インフェルノ』

パニック映画の金字塔として評価されている本作は、火災が発生した超高層ビルを舞台に、様々な境遇の人々が描かれる超大作です。 ポール・ニューマンにスティーブ・マックイーン、更にはフレッド・アステアやフェイ・ダナウェイなどの超豪華キャストが話題を呼び、映画は大ヒットを記録しました。ストーリーや特撮の出来も圧倒的で、1974年というCGが無い時代の作品とは思えない程リアルな映像が楽しめます。 スティーブ・マックイーンは主人公の1人である消防隊員として登場。人々を救うために危険を顧みない勇敢な人物を好演しています。

AD

これからもスティーブ・マックイーンの人気は不滅!

1960年代から70年代を代表するスーパースター、スティーブ・マックイーンの出演作品をご紹介しました。 どのような役柄でも独特の存在感を発揮し、出演した作品により深みを与えたマックイーン。演技力は勿論、その佇まいやファッションも多くの人が彼を支持し続ける理由となっています。 今回ご紹介した『大脱走』や『パピヨン』などを見れば、彼がスターと称賛された理由が分かる筈です。映画史に残る名優として、これからも語られるであろう彼の出演作は必見!