2017年7月6日更新
ポール・ニューマン出演のおすすめ映画15選
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タップできる目次
- アカデミー賞を3度受賞した名優ポール・ニューマン
- 『傷だらけの栄光』【1956年】/ロッキー・グラジアノ役
- 『ハスラー』【1961年】/エディ・フェルソン役
- 『動く標的』【1966年】/ルー・ハーパー役
- 『引き裂かれたカーテン』/【1966年】マイケル・アームストロング役
- 『暴力脱獄』【1967年】/ルーク・ジャクソン役
- 『明日に向って撃て!』【1969年】/ブッチ・キャシディ役
- 『ロイ・ビーン』【1972年】/ロイ・ビーン役
- 『スティング』【1973年】/ヘンリー・ゴンドーフ役
- 『タワーリング・インフェルノ』【1974年】/ダグ・ロバーツ役
- 『スラップ・ショット』【1977年】/レジ役
- 『評決』【1982年】/フランク・ギャルヴィン役
- 『ハスラー2』【1986年】/ファースト・エディ役
- 『未来は今』【1994年】/シドニー・J・マスバーガー役
- 『ノーバディーズ・フール』【1994年】/ドナルド・サリヴァン“サリー”役
- 『ロード・トゥ・パーディション』【2002年】/ジョン・ルーニー役
アカデミー賞を3度受賞した名優ポール・ニューマン
ポール・ニューマンは1925年1月26日にアメリカオハイオ州・クリーブランドに生まれ、2008年9月26日に83歳で亡くなりました。第2次世界大戦で海軍に入隊し、1945年春に沖縄戦に従軍しています。終戦後、地元の劇団で修業をして1952年にジェームズ・ディーンやマーロン・ブランドと共にアクターズ・スタジオに加入後、ブロードウェイの舞台『ピクニック』で演技を認められ長いキャリアをスタートさせます。
以後、多数の映画やドラマに出演しました。第58回アカデミー賞名誉賞(1985年度)、第59回アカデミー賞『ハスラー2』主演男優賞(1986年度)、第66回アカデミー賞ジーン・ハーショルト友愛賞(1993年度)と、アカデミー賞に3度輝いています。その他ゴールデングローブ賞、カンヌ国際映画祭、英国アカデミー賞など輝かしい賞を受賞しています。
『傷だらけの栄光』【1956年】/ロッキー・グラジアノ役
Keimiyazato
ボクシング映画って数は少ないけど良作が多い 誰もが知っているボクシング映画はロッキーだろうけど この作品の主人公の名もロッキーで実在したボクサーの自伝が原作です、本作のロッキーを演じているのはポール・ニューマンで 不本意なデビュー作゛銀の盃゛に次ぐ2作目、若さをもてあまして暴力沙汰ばかりのロッキーがボクシングに出合い成功していく過程での親子愛や夫婦愛が描かれていて ロバート・ワイズのキャリアハイな演出が楽しめます、あと何気にマックイーンのデビュー作!
監督ロバート・ワイズの作品です。第29回アカデミー賞で撮影賞と美術賞の2部門を受賞しました。ロッキー・グラジアノが軍隊を除隊後プロボクサーとなり世界チャンピオンまで登りつめるストーリーです。
映画デビュー間もないポール・ニューマンの迫力ある拳闘シーンも見ものです。交通事故死したジェームズ・ディーンの代わりに出演しました。またフィデル役でスティーブ・マックイーンが映画デビューしています。
『ハスラー』【1961年】/エディ・フェルソン役
grace_diary
明るく楽しい映画かと勝手に思っていたので、勝負の影の深い人間ドラマ部分にどんどん引き込まれ、とっても興味ぶかくみました。面白かった! また「スティング」を見直したら感想が変わるだろうか? そのまえに「ハスラー2」もぜひみてみたい。(2011/12/23@TOHO二条)
southpumpkin
スコセッシが「ハスラー2」を撮っているという話を聞いて、今作から鑑賞。若きハスラー(ビリヤードプレイヤー)が最強の男に挑む、という話。なんだか週刊少年ジャンプにありそうな話ですが、抜群に渋くてお洒落です。熱っぽくなく、勝利とは何かについて問いかけます。
やはりこの映画の魅力は脂の乗ったポール・ニューマンでしょう。残念ながらこんなに色気のある男はもう世界では絶滅してしまったのだと思います。ビリヤードを突く彼の目はとてもきらきらしていて綺麗です。お相手のパイパー・ローリーもちょっと見ないくらい謎めいた雰囲気で魅力たっぷりです。キャリー・マリガンに似てますよね!?
監督ロバート・ロッセンの作品です。第34回アカデミー賞において撮影賞と美術賞を受賞しています。“ファースト・エディ”として知られる若きハスラー、エディ・フェルソンは、自分こそ最強のハスラーと信じ、長年の不敗伝説を持つ“ミネソタ・ファッツ”に勝負を挑み、長時間の心理戦の果て敗北します。自分に尽くしてくれた恋人の死などを糧に強靭な精神を手に入れ、再度“ミネソタ・ファッツ”に対戦を挑みます。
『動く標的』【1966年】/ルー・ハーパー役
tophelos
2014/08/15 BS
ロス・マクドナルド原作によるハードボイルド探偵映画。主演はポール・ニューマンで、60〜70年代に活躍した、ブロンソンや、マックイーン、レッドフォード等と同様に、やはり子供時代に観た刷り込みが強いのか、いま観ても断然カッコいい。この映画、ハードボイルド物にありがち(というか、こっちが原型なのかもしれないが)な展開なのだが、人によっては「何これ?」となりかねないラストが待ち受けている。ちなみに、オープニングシーケンスで、主人公が朝起きてコーヒーを飲もうとするくだりがあるのだが、これってTVドラマ「探偵物語」でコーヒーを吹き出す松田優作の元ネタのような気がするのだがどうなんだろう?
cla_sta
古き良きハードボイルド映画は観てて安心する。どこか影のある主人公が黙々と真相に迫る様はこういうタイプの映画には王道だが、それが寧ろ作品内に入り込める要因だと思う。
監督ジャック・スマイトの作品です。私立探偵のハーパーは、友人の弁護士アルバートから前日に失踪した大富豪サンプスンの捜索を依頼されます。調査が進むうちに犯罪組織がらみの誘拐だとわかりました。やがて犯人が身近な人物だと知ります。1975年に続編『新・動く標的』にも主演しています。
『引き裂かれたカーテン』/【1966年】マイケル・アームストロング役
aimi
1966年 アルフレッド・ヒッチコック監督
冷戦期の東西ドイツを舞台にしたスリラー映画。
主人公はスパイなので、追っ手に捕まれば殺されるし、逃走劇は見ていて息がつけないから苦手。
焼却炉に敵を頭から突っ込むシーンは、引きずられていく足だけ撮っているのが逆に不気味で怖い。
一番最後、船の上で追っ手をすり抜けるトリックが最高。
polo1026
「鉄のカーテン」に隠された東ドイツが舞台のサスペンス映画。
ヒッチコック要素薄め?と感じましたがクライマックスが近づくにつれ、どきどき!
今となってはベタな脱出手法ですが、1966公開当時の観客はびっくりしたんだろうな。
さすがサスペンスの神様。
監督アルフレッド・ヒッチコックの50本目の記念作品です。冷戦時代のドイツが舞台です。アメリカ人原子物理学者マイケル・アームストロングは、国際学術会議に出席するため婚約者のサラ・シャーマン(ジュリー・アンドリュース)と船でコペンハーゲンに向かいました。何かの暗号を受け取ったマイケルは、着いて早々にサラを残して東ドイツに向かうと言い出します。
疑問を持ったサラが後を追いかけると、マイケルはアメリカの核技術を持って東ドイツに亡命しようとしていたことがわかります。マイケルの目的は・・・。
『暴力脱獄』【1967年】/ルーク・ジャクソン役
southpumpkin
投獄されたカリスマが強制労働の中で囚人たちの心をグイグイ引っ張っていくお話。ポール・ニューマンのカリスマ性が映画の中で生き生きと発揮される名作だと言えます。こんなの見たらみんなポール・ニューマン好きになっちゃうよ。『大脱走』のスティーブ・マックイーンを彷彿とさせます。
随所にキリスト教への言及が見られます。神に祈る主人公や、明らかにキリストを意識したポーズなどです。有名な卵をバカスカ食べるシーンの後、倒れるポール・ニューマンは十字架に架けられているようでした。宗教的知識があればもう少し深読みした鑑賞ができたのかもしれません。
fafnir_dpimpct
ポールニューマンといえばハスラー、スティング、明日に向かって撃て!、評決などなど代表作と呼ばれる作品の多い「顔にスターと書いてある男」です。彼の最も魅力的な部分といえば、チャーミングな笑顔ですがそれがどの作品よりも発揮されているのがこの暴力脱獄。
今作のポールニューマンは楽しくて笑っているのではありません。人生に絶望し、他愛のない犯罪を犯して刑務所に入り、塀の外側でも内側でもシステムのやっていることは変わらないじゃないかと嘲笑し、自虐的に笑うのです。何も失うものがない彼は決して屈することなく笑い続けます。それが周りの人の希望にもなり、同時に看守に目をつけられてしまいます。そしてその帰結は、、、
クライマックスがゆで卵を食べるシーンという珍妙な脚本も工夫に富んでいて素晴らしいです。そして何よりもラストで連続するポールニューマンの笑顔に救われ、もう少し人生頑張ってみようかなと思えます。
監督スチュアート・ローゼンバーグの作品です。ルーク・ジャクソンは戦場で勇敢に戦い多くの勲章を得ましたが、一兵卒としての除隊をさせられた過去を持ちます。ある日酒に酔ったルークは、パーキングメーターを壊した罪でフロリダの刑務所に収監されます。
そこで待っていたのは新入りを力で押さえつけようとする監守やドラグライン(ジョージ・ケネディ)をはじめとする囚人たちでした。やがて力をつけて囚人のリーダーとなったルークは、母親の死をきっかけに管理されることに嫌気がさし、凄惨な懲罰をうけながらも不屈の精神で脱獄を繰り返します。反体制の姿勢が1960年代当時の視聴者の共感を呼び多くの支持を得ました。
『明日に向って撃て!』【1969年】/ブッチ・キャシディ役
TaMaP97
この映画といえば、ラストシーンが本当に印象的。
かなり前に鑑賞しましたがいまだにあの画はしっかり記憶に焼き付いている。
直前の二人のやり取りも実に「らしく」て、これが格好よさというものなんだと思いました。
southpumpkin
色褪せない。非常にいい映画です。少し時代遅れのガンマン二人の冒険劇となっており、出だしからアリキタリ…かと思いきや全然違う。深い。めちゃめちゃに深いし、見応えも十分あるのです。特にラストシーンは鳥肌が立ちます。見たことがない方は是非。
時代に逆行した主人公は日本の時代劇でも侍を通して描かれるものがあり、破滅的な部分に男としてのかっこよさを感じるのだと思います。そのかっこよさはこの秀逸な邦題からも感じられます。この邦題が作品の魅力を高めていると言っても過言ではありません。
監督ジョージ・ロイ・ヒルの作品です。1890年代の西部を舞台に、実在の強盗ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド (ロバート・レッドフォード)が主人公です。2人は大きな罪を犯した後アメリカを追われ天然鉱物に恵まれた南米ボリビアを目指しますが、そこで待ち受けていたものは・・・。ラストに映画史に残る屈指の名シーンがあることで有名な作品です。
『ロイ・ビーン』【1972年】/ロイ・ビーン役
Keimiyazato
用心棒の三船敏郎よろしく流れて来た町で居座り 俺が規則だ!と言わんばかりに町を牛耳るポール ニユーマン演じるロイ ビーンにイギリスやアメリカをダブらせて観るのは単純かな?主人公がここまでふてぶてしいのも旧タイプの西部劇には無いとは言わないけど珍しい、賛否を真剣に語りあえるくらい力強い作品です。
監督ジョン・ヒューストンの作品です。主人公ロイ・ビーンは無秩序な土地、1890年代のテキサス州・ペコス川の西岸地域に流れ着き、自分を襲った悪党達を退治しその地に住み着きます。自ら“判事のロイ・ビーン”と名乗り、自分の価値判断においてマンガの様に悪人を処罰し、自分が法律といった政治をしながら富と名声を手にいれます。しかしある人物から恨みを買ったビーンは・・・。
女性に頭が上がらないポール・ニューマンの珍しい演技も見られます。
『スティング』【1973年】/ヘンリー・ゴンドーフ役
Ryo_Matsumura
久しぶりに鳥肌立った。これぞミスリード…一度見た後も登場人物とかちょっとした仕草が格好よくて、何度でも見れる。ポールニューマン美しい…
taisukeinoue
マフィアのボスの復讐に詐欺師、警察などを巻き込んだ復讐劇。どんどん引き込まれていくし本当に面白かった。ラストには観ている人が必ず、絶対に騙される大大どんでん返しが待っている。まんまと騙された。まんまと。
監督ジョージ・ロイ・ヒルの作品です。ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが再共演したことで話題になりました。第46回アカデミー賞では作品賞、監督賞など7部門で受賞を果たしました。
1930年代のシカゴを舞台に若い詐欺師ジョニー・フッカー(ロバート・レッドフォード)と父親代わりの師匠ルーサーが、ある男をだまして奪い取った大金はギャングのボス、ドイル・ロネガンの金だったため、怒ったロネガンは2人に刺客を差し向けます。
フッカーは間一髪で逃げ出しますが、ルーサーは殺されてしまいます。復讐を誓ったフッカーはルーサーの旧友、伝説の詐欺師ヘンリー・ゴンドーフに協力を求めます。やがてフッカーはルーサーの妻を守るために、ゴンドーフを裏切るように迫られますが・・・。
『タワーリング・インフェルノ』【1974年】/ダグ・ロバーツ役
EllyMimy
超高層ビルで火災が発生し、人々の救出劇を描くパニック映画です。超豪華キャストも見どころ。
9.11の時も中ではこんなパニックが起きていたのだろうか、と実際の事件を思い浮かべてしまい、途中で苦しくなり一旦観るのをやめて休んでから続きを観たほど、惨劇の描き方がリアルでした。
それにしてもポール・ニューマンとスティーブ・マックィーンの共演とは!この2人がカッコよすぎて、シビれました。今の時代にこれだけのカリスマ性を持った俳優はなかなかいないでしょう。
クラシック好きな私は、往年のスター、フレッド・アステアやジェニファー・ジョーンズの姿が見られたのも嬉しかったです。
Keimiyazato
豪華過ぎるキャストにまずワクワク!悪役から改心するウィリアム ホールデンも良かったけど 自分はアステアに涙でした、数ある豪華キャストを集めたパニック映画の中でもポセイドンアドベンチャーとこの作品は群を抜いています。
監督ジョン・ギラーミンの作品です。ダグ・ロバーツが設計した高層ビルの完成披露式が開かれる直前、漏電が原因のボヤ騒ぎが起こりました。オーナー一族の建設責任者が、予算を削るため設計通りに建設しなかったためです。さらにオーナーの初期対応が悪く、大勢の来賓を巻き込んでの高層ビル火災へと進展していきました。
駆け付けた消防隊のマイケル・オハラハン隊長(スティーブ・マックイーン)とロバーツは、凄まじい火災の中ビルに取り残された人々を救出しようと努力します。この作品は1970年代中盤に起こった「パニック映画ブーム」の中でも最高の出来と評されています。
『スラップ・ショット』【1977年】/レジ役
Keimiyazato
ロイ ヒル監督1977年のコメディ映画、売却寸前のホッケーチームがラフプレーに活路を見い出し再建をはかるスラップでスティックでショットなコメディ、ポール ニューマンの格好良さとハンセン3兄弟のキャラが良い、アメリカンニューシネマからの流れの浮き足立ったアメリカンドリームの終焉もサラリと感じます。
監督ジョージ・ロイ・ヒルの作品です。選手兼コーチのレジ率いるアイスホッケーチームは万年最下位の弱小チームです。チーム存続をかけてあれこれ画策し、乱闘騒ぎに乗じて勝利しようと乱暴者の3人組を加入させます。作戦は功を奏してチームは連勝し始めます。
しかしオーナーがチームを持つ目的は税金対策だったため、お金を儲けるチームはいりません。結局最後となった試合ではスポーツマン精神にのっとり暴力なしの試合を、と思いますが次に勝つために使った方法は・・・。
『評決』【1982年】/フランク・ギャルヴィン役
Masako_Yoshimi
ほこりっぽい映像のなか 淡々とポール・ニューマンが事件を追いかけていく。かっこいいなぁ。
blueberry_98
医療過誤をテーマにした作品。落ちぶれた中年弁護士が正義感を取り戻し、被告側の敏腕弁護士相手に戦っていく様は見応えがありました。アクションもサスペンスもなく、静かな映画ですが好きです(*^_^*)
シドニー・ルメット監督作品です。初老の弁護士フランク・ギャルヴィンは、アルコール依存症でもあり、なかなか仕事が見つかりません。知らない人の葬式に出かけては、営業活動をするような有様で参列者からも嫌がられていました。
それを見かねたギャルヴィンの先輩弁護士が、簡単にケリの付きそうな、妊婦の医療過誤裁判を紹介します。早々に金で解決する裁判と思われましたが、何の落ち度もなく昏睡状態にさせられた妊婦を見ているうちに、ギャルヴィンは忘れかけていた何かがこみ上げてきたのでした。
『ハスラー2』【1986年】/ファースト・エディ役
taisukeinoue
25年越し。ポールニューマンが年取っても相変わらずかっこいい。しびれた。。。
melancholix666
若いトムは調子乗ってる子供っぽい役似合う。よくできた面白い流れの話
監督マーティン・スコセッシの作品です。かつての若者凄腕ハスラー“ファースト・エディ”も50代になっています。賭けビリヤードから足を洗いセールスマンとして働き、パートナーのジャネルと平凡な生活を送っていました。 しかしある時ビリヤードをする若者ヴィンセント(トム・クルーズ)と出会い、天性の才能を感じさせる腕前に昔の自分を思い出します。
『未来は今』【1994年】/シドニー・J・マスバーガー役
tophelos
2012/03/26 DVD
フランク・キャプラの「素晴らしき哉、人生!」っぽいお話に「未来世紀ブラジル」へのオマージュを散りばめたコーエン兄弟監督のコメディ作品。リアリティは追求せず完全にファンタジーとして描かれているので、万人に楽しめる仕上がりになっているが、そのためコーエン兄弟らしさは薄めかもしれない。共同脚本にサム・ライミの名前があり、映画のテイストもどことなくサム・ライミ風にも感じられる。悪役ポール・ニューマンの存在感はさすが。チラッとだけ出演しているスティーヴ・ブシェミが若くて意外とカッコいいw
928uhen
2014/02/11
コーエン兄弟祭り
94年のファンタジックなコメディ。コーエン系譜で言うと、バートンフィンク(91)とファーゴ(96)の間にあたります。コーエン兄弟の撮る映画は不思議で、重厚な(加えて、事によると難解な)映画があるかと思うと、たまに、本当に優しさに満ちたほんわかしたものも登場します。しかし一貫しているのは、描写して見せる人間の(いい意味にしても悪い意味にしても)人間臭さと言ったところでしょうか。
本作はファンタジックな仕上がりでしたが、ティムロビンス演じる田舎出の社員が経験する会社での浮き沈みを、これまたコアに、味のあるやり方で描き出してくれました。
ジェニファージェイソンリーの弾丸トークには拍手喝采です!
監督ジョエル・コーエンでコーエン兄弟5作目の作品です。1950年代のアメリカ、ノーヴィル・バーンズ(ティム・ロビンス)は、大学卒業後就職のためにニューヨークに出てきました。職探しは難航しましたがなんとか大企業の郵便室に就職します。ある日社長の急死に伴い、取締役シドニー・J・マスバーガーによって突然社長に抜擢されます。
『ノーバディーズ・フール』【1994年】/ドナルド・サリヴァン“サリー”役
igagurichan
ポール・ニューマン演ずる、頑固で不器用な爺さんが、昔捨てた息子と偶然再会し…
淡々と物語は進みますが、1つ1つのエピソード、心理描写がとても良いです。
主人公の偏屈オヤジが、あーいるいる!って感じのタイプで…愛すべき存在なのです。
大家さん役のジェシカ・ダンディとの関係も微笑ましい。
特に際立った事件や出来事も起きなくて、小さな街の老人の日常を描いただけの映画ですが、心暖まります。
他にも名優が出ていて、一度は見る価値のある映画だと思います。
この作品はジェシカ・ダンディの遺作ですが、ポール・ニューマンもいない今、ちょっと寂しく感じます…。
監督ロバート・ベントンの作品です。第45回ベルリン国際映画祭で銀熊賞 (男優賞)を受賞しました。すべてを無くし家族とは疎遠の生活をしている60代の土木作業員“サリー”ことドナルド・サリヴァンは、中学時代の恩師であるベリル(ジェシカ・タンディ)の家に下宿していました。
さらに仕事中にけがを負い、その事で雇い主カール・ローバック(ブルース・ウィリス)と裁判で争い敗訴します。不満が収まらないサリーはカールの工事現場から資材を盗もうとしますが、車が故障して帰れなくなりヒッチハイクをすることになります。そのとき車でサリーを拾ってくれたのは・・・。
『ロード・トゥ・パーディション』【2002年】/ジョン・ルーニー役
Hironari_Yoshimatsu
作品全体を通して静かで暗く淡々と進んでいく感じがリアルだった
ポールニューマンが老いてもなおカッコいいことはよくわかった
s_p_n_minaco
『スカイフォール』の後で、そういえばこれだけ見逃してたサム・メンデス監督作。ダニエル・クレイグも出演、まさかこれがボンドになるとはね。
組織に追われるアイリッシュ版子連れ狼。渋いのだが、ちょっと大向こうを気張りすぎな気もしなくはない。でも冒頭、雪降る通りを埋め尽くす労働者の群れがまるでL.S. Lowryの絵を思わせてハッとするし、暗い色調が続く中、要所要所の演出が舞台っぽく決まっててさすが。エンディング、薄曇りの太陽が心に残る。
監督サム・メンデスの作品です。1930年代、マイケル・サリヴァン(トム・ハンクス)は妻と2人の息子と幸せに暮らす一方、父親代わりのマフィアのボス、ジョン・ルーニーの下でマフィアの殺し屋という裏の顔も持っています。ジョンはマイケルの家族を自分の家族のように溺愛し、その反面実の息子コナーには冷淡に接していました。嫉妬と憎しみの気持ちをマイケルに向けたコナーは・・・。