2020年4月19日更新

実写映画『斉木楠雄のΨ難』を100倍楽しむための7のこと【おっふ】

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斉木楠雄のΨ難

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実写映画『斉木楠雄のΨ難』が金曜ロードSHOW!で地上波初放送

2017年に実写映画化された『斉木楠雄のΨ難』。原作は2012年から連載開始し、2018年に惜しまれながら終了。2度にわたりアニメ化もされています。 主人公は、ありとあらゆる超能力を使いこなせてしまう斉木楠雄(さいきくすお)という少年です。超能力を使えるなら何でも夢が叶い放題では?と羨ましい設定ですが、何でもできてしまうが故に達成感を味わえないと言う不幸体質。そんな斉木が日々平和に暮らすために、面白おかしく奮闘します。 実写版では興行収入10億を記録し、2017年の漫画実写映画の興行収入ランキングで10位を記録しています。映画では個性豊かで濃厚なキャラたちを誰が演じるのか、どこまで再現しているのかなど気になるファンも多かったのではないでしょうか。 今回は実写版『斉木楠雄のΨ難』がもっと面白くなる情報を紹介していきます。ネタバレを含みますので未見の方はご注意ください。

1.キャラが濃厚な福田雄一ワールド!キャスティングの8割は妻が担当!?

今回の映画を担当したのは、ギャグをやらせたらこの人と名高い福田雄一。福田雄一と言えば、本作品の前に同じジャンプ作品の『銀魂』実写版を大ヒットさせた監督でもあります。今回はキャスティングの秀逸さにも注目が集まったのですが、実はここには裏の立役者がいたのです。 映画公開直前の2017年10月19日、日本外国特派員協会記者会見が行われ、海外メディアからの取材を受けた福田。その際に「キャスティングが素晴らしい」と記者から声が上がったのですが、それに対して福田は「僕の作品のキャスティングは、ほぼ妻が……やっております」と笑いながらコメント。 今回の主人公を演じた山崎賢人も妻お勧めのキャスティングだったそうです。監督曰く「妻はただの主婦」だそうですが、映画のヒットの裏でこんな人が活躍していたとは驚きです。

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2.コスプレに違和感がない!?山崎賢人が意外とハマっている

山崎賢人といえば恋愛作品での活躍が多く、王子様キャラのイメージが強く本作品の主演に驚いた人も多かったのではないでしょうか。しかし、共演者で燃堂を演じた新井によると山崎は「ボケ」の人なのだとか。監督の福田も、彼から「コメディをやりたい」という熱を感じ取ったそうです。 楠雄は終始クールでニコリともせず、冷静にツッコミに回るのが特徴的。山崎賢人もその設定どおりの演技をするのですが、これが意外とハマり役。肩の力が抜けたナチュラルな演技で、コスプレ感満載にもかかわらず、違和感なく見事世界観に溶け込んでいます。 特に福田お気に入りなのが、心美の妄想の中で楠雄がスイかを食べるシーン。全力で志村けんのコントばりにスイカを食べ、真顔で麦茶を飲むシーンにはスタッフ一同笑いを堪えたのだとか。全体の出来に関しても、「こんな山崎賢人の顔を見るのは初めて」と好評だったようです。

3.原作以上の「おっふ」が、実写映画にはある!

大きな注目が集まったのが、全力の振り切った演技を見せた橋本環奈。 橋本環奈といえば、福田が監督した『銀魂』でも神楽を演じて注目を浴びた女優。今回は、世界一美少女という設定のヒロインの照橋心美(てるはしここみ)を演じ、その存在感の強さが光りました。 照橋心美こと照橋さんといえば、世界一の美少女キャラを保つため、日々邁進する少女。更には自分の都合のいいように思考を捻じ曲げるポジティブさも注目ポイントです。実写ではその思考の捻じ曲げっぷりが更に強調されているのですが、そこに橋本環奈の強烈な顔芸も加わり面白さが倍増しています。 本作品のイベントでは小栗旬が「ほんとに流していいの?」とコメントしたそう。原作では心美の美しさに男子生徒が「おっふ」しますが、映画では橋本環奈の熱演に「おっふ」してしまうでしょう。

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4.賀来賢人、役作りを頑張りすぎてものもらい

橋本環奈と並んで演技の弾けっぷりに注目が集まったのが賀来賢人です。賀来賢人といえば爽やかなイケメン役が多く、イケメン俳優として知られています。しかし、本作品ではその甘いマスクを脱いで全力のギャグを熱演。 彼が演じる窪谷須亜蓮(くぼやすあれん)は一見真面目ですが、実は元ヤンでそれを隠しているという複雑な設定。作中では彼を知るヤンキーが絡んで来るシーンがあり、それを楠雄と退けるのですが、その際に見せる白目を剥いた顔や全力の顔芸が衝撃的。「賀来賢人が凄い」とファンの間で話題となりました。 目つきの悪さを強調するために、頑張り過ぎてものもらいまで出来たのだそうです。イケメンの殻を破った賀来賢人の弾けっぷりは必見です。

5.吉沢亮の本気度120%のアドリブを見破れるか

吉沢亮演じる海藤瞬(かいどしゅん)は中二病をこじらせた少年。吉沢亮といえば彼もまた甘いマスクで知られるイケメン俳優ですが、本作品では非常に残念なイケメンとして強烈な個性を発揮しています。 本作で、彼は謎の組織ダークリユニオンと対決するのですが、その組織とのコンタクトを取るために恥ずかしいポーズを取らなければいけないシーンがあります。ただでさえおかしいのに、吉沢がそこにオリジナリティを入れて熱演。主演の山崎が噴き出してしまうほどだったそうです。 また、橋本環奈も吉沢演じる海藤にハマった1人。教室のシーンで奥の方で何やら1人謎の動きをしている海藤がいるのですが、よく見ると口も動いているとのこと。演技とは別のところでも密かに面白いことをしているようです。

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6.福田組常連のあの俳優たちが良いスパイスに

福田作品といえば、福田組として彼と縁の深いキャストたちが登場することで有名です。そして、この福田組に欠かせないコメディ色の強い俳優といえば、ムロツヨシと佐藤二朗。この2人も勿論登場します。 ムロツヨシが演じたのは、売れないマジシャン蝶野雨緑(ちょうのうりょく)。台詞がやや棒読みですっとぼけた感じのキャラに仕上がっていますが、「冴えないマジシャン」の感じが非常によく出ています。 佐藤二郎の方はちょい役で、学校の校長というポジションで橋本と絡みます。こちらもまた佐藤二郎のオリジナリティが爆発しており、ちょい役なのに思わず笑ってしまいます。ある意味贅沢な使い方かもしれませんね。 今回ご紹介のキャラ以外にも、新井浩文や笠原秀幸などはまり役のキャラ多数登場。ファンの方も知らない方も、気軽に見れて楽しく笑える作品です。

7.『斉木楠雄のΨ難』原作者・麻生周一が映画に出演している……!?

実写版では原作者の麻生周一が生徒役で登場しています。彼の出演は撮影時には秘密にされていたようで、後程本人がTwitterにて「斉木の映画にチラっと出演させて頂きました」と報告。出演時にはTwitterの紹介文に「俳優」と書かれるなどお茶目な演出もされていました。 まさかの本人出演にファンからは驚きの声が続出。日頃からファンへのサービス精神旺盛な麻生ですから、これもその一環だったのでしょうか。これから見ようと思う人は是非探してみてください。