2018年10月30日更新

『このすば!』第3期・劇場版のあらすじは?超残念ファンタジーの新作映画に拍手喝采を!

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このすば2

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『この素晴らしい世界に祝福を!』の素晴らしい残念キャラたちに注目を!

2016年1〜3月に第1期、2017年1〜3月に第2期が放送された人気アニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』の映画化が決定。不遇の死を遂げた主人公・佐藤和馬が異世界で転生、冒険者カズマとして頼りになる仲間たちとともにさまざまな困難を乗り越えていく物語が、ついにビッグスクリーンに登場します。 ……と、いうのは普通の異世界冒険ファンタジーのざっくりなあらすじ。原作である暁なつめのラノベシリーズは、世界観もヒーロー観もヒロイン観もすべての常識を覆します。なにしろ登場するキャラクターが、この上なく残念な人揃い。無償の愛で守ってくれる女神様は出てきません。無敵の美少女剣士も出てきません。主人公は億単位の借金を背負っています。 そんな基本、ポンコツな面々だからこそ、面白い!のがこの「このすば」。毒はあるけど本音なセリフの応酬、決してスーパーではない等身大(以下?)のキャラ設定など、もしかするととことん「リアル」なのかもしれない異世界生活は、果たしてどんな劇場版に進化するのでしょうか。

主要キャラ&キャスト解説1 ●引きニート、カズマの異世界「大暴言」

「このすば」の主人公カズマは、品行方正ではなく正義感に富んでいるワケでもない引きこもり系ニートな高校生。不慮の事故によって死亡、やがて異世界で転生することになりますが、念願のファンタジーライフに抱いていた淡い期待は即日打ち砕かれてしまいます。 黙っていれば見た目魅力的な女神、魔法使い、剣士などが仲間になるものの、揃って残念ポイントが満点レベル。そんなわけで「こいつ、使えねぇ」が口ぐせに。主人公がそんな毒舌をサラっと口にしてしまうファンタジーは、「このすば」くらいでしょう。 駆け出し冒険者としての貧しい暮らしぶりなど、どこか身につまされるエピソードも。活躍すればするほど借金は膨らみ生活が困窮していくというスパイラルな展開は、涙(悲しみではなく爆笑系)なくして見ることはできません。 声を担当しているのは、『弱虫ペダル』の鳴子章吉役で知られる福島 潤。初めての主役ということですが、カッコつけで変態でボソッと入れる合いの手が抜群におかしい複雑なカズマのキャラを、絶妙な間で楽しげに演じています。

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主要キャラ&キャスト解説2●美少女キャラ、残念度ランキング

徹底した「ギャップ萌え」道を追求しているのが、カズマを取り巻く主要美少女キャラ4人。それぞれに冒険者としては有能な上級職ながら、曲者揃いです。カズマ曰く「使えねぇ」要素満載です。 ここではそんな「ギャップ萌え」に注目。見た目と本質の剥離度をベースに、ランキング形式でご紹介しましょう。正直、接戦ですが。

第4位 アクア(cv:雨宮天)/実は女神なアークプリースト

通称「ダメ神」。死者を導く崇高な女神様にも関わらず、カズマによって異世界に召喚されてしまって以来、本性と本音が全開状態に。一見、清廉系美少女ですが酒で身を持ち崩すタイプです。金遣いは荒く、カズマが借金を背負う原因になることもしばしば。 第1話から肉体労働&「キラキラ」シーン全開で、女神らしいギャップ感は早くも崩壊。そのため、ここでは「最下位」の第4位となりました。一応、筆頭ヒロインのハズですが第二期ではすでに崖っぷち感が漂います。

第3位 めぐみん(cv:高橋李依)/中二病全開のアークウィザード

魔法力と知力に優れる紅魔族の出身。圧倒的破壊力を持つ「爆裂魔法」を放つロリッコ美少女、という点ではある意味、ファンタジー的に正統派なキャラと言えるでしょう。しかし、正体はかなりウザい系の中二病患者です。 爆裂魔法以外の魔法は使えず、しかも1日1回限定。使用後は燃料切れで文字通りの木偶の坊になってしまう始末。設定的にはわかりやすく「使えねぇ」キャラのトップですが、カズマとの微妙な恋愛感情も見受けられるということで、ちょっと「格下」の第3位。

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第2位 ダクネス(cv:茅野愛衣)/あらゆる責め苦に喜んで耐えるクルセイダー

金髪美少女でナイスバディ。しかも聖騎士「クルセイダー」職という、他のファンタジー作品なら間違いなくヒロインクラス。にも関わらず完全なコミカルキャラになりきっているのは、すべてがその性癖ゆえ。ドMです。それも半端なく重度の。 第1期第2話で登場以来、変態でいる時間がどんどん長くなっているように思えるのは、気のせいでしょうか。凛々しい戦士の表情は数秒で崩壊し、上気したエロエロモードに切り替わる瞬間は何度見ても新鮮。理想の結婚相手が破滅的なダメンズという設定もまた、男子ウケする理由のひとつかも。

第1位 ウィズ(cv:堀江由衣)/別名ポンコツ店主は心優しいリッチー

清々しいほどに直球勝負の心優しい美少女は、豊かな胸とちょっとタレ目が癒し系キャラ的黄金律の持ち主。なのになぜ彼女が「ギャップ萌え」No.1なのかと言えば、ウォーキングデッドの親戚だから。正確には生前、元魔法使いの「リッチー」と呼ばれるアンデッドなのです。 働けば働くほど貧乏になる、というある種特別なギャップに恵まれているところもまた、多くの男性の守ってあげたい意欲を刺激してくれます。カズマの「優しくて常識のある女の子」という理想に限りなく近いヒロイン相当のメインキャラクターといったところでしょうか。

第1期あらすじ●異世界暮らしの理想と現実。生きるために討伐!

引きニート生活を送っていた佐藤和馬は、死後の世界へと導く女神アクアとひと悶着の末、無理やり拉致。ともに異世界で転生を果たします。そこは冒険者たちがさまざまなクエストで活躍する、ファンタジーワールドでした。 日雇い労働者として働きながら馬小屋暮らし。癒し系なハズの女神はひたすらマイペースでお酒が大好きな、「使えねぇ」お荷物。理想のファンタジーライフとはかけ離れた日々を変革すべく、カズマはパーティメンバーを集め始めます。しかし集まってきたのは……(上記参照)。 カズマたちは、無類の幸運にも助けられながらさまざまなクエストをこなしていきます。巨大なカエルやワニ相手にくわえて、世界を脅かす魔王軍団幹部ともトラブル発生。さらには世界を破滅させる破壊力を持つ巨大機動要塞など、想定外の強敵が続々に出現します。 それでもまさに夢見ていたとおりの冒険者らしい大活躍で、カズマたちは街を救います。しかし、彼らの活躍とは裏腹に借金は天文学的に急増、さらには国家転覆罪の疑いをかけられて逮捕される始末。素晴らしい世界に、本当の祝福が訪れるのは……ということで、第二期へ!

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第2期あらすじ●恐怖の魔王軍団来襲。さらにドタバタ温泉ツアー顛末期

転覆罪が揉めに揉めて、あやうく死刑寸前のカズマ。ダクネスが「体を張った」おかげでなんとか釈放されますが、負債が減るわけもなく犯罪者としての疑いが晴れるでもなく。 負債返済を目指してダンジョンのクエストに挑戦。そこで出会ったリッチーの純愛物語でなんとなく「このすば」らしからぬ「いい話」になっていくのかと思いきや、またもやアクアのやりすぎでさらなるピンチに。現れたのは、魔王軍の幹部のひとり、大悪魔バニルさんでした。 激闘の末にバニルさんを倒したカズマたちは、ついに借金生活から解放されます。戦いの疲れを癒すべく、住み慣れた温泉の街アルカンレティアへ。そこではアクアを崇拝するアクシズ教団の不気味かつ執拗な勧誘に悩まされた末に、新たな魔王軍団幹部ハンスと対峙することになります。どこまでいってもトラブル続きのカズマ一行、新たな危機に力を合わせて立ち向かいます。

テレビシリーズのスタッフが再結集。笑いのツボには油断も隙もなし

金崎貴臣監督以下、主要スタッフにはテレビシリーズの面々が再集結。『これはゾンビですか?』でもタッグを組んだ人気脚本家、上江洲 誠が引き続きシリーズ構成を担当しています。キャラクターデザインの菊田幸一、音楽の甲田雅人など、「このすば」を知り尽くしたメンバー揃いでファンもひと安心でしょう。 制作プロダクションは、これまでのスタジオディーンからJ.C.STAFFへと変更されているものの、センス抜群のギャグや毒まみれのセリフ回し、おなじみの面々のポンコツぶりまで含めて、さらなるパワーアップが期待されます。

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主題歌はやはりMACHIKOで決まりか!エンディングは三人娘か!?

主題歌などに関しては、2018年10月現在、まだ正式に発表されていません。とはいえテレビシリーズのファンとしては、やっぱり主題歌は「このすば」の世界観にぴったりの軽快&痛快なMachico節に期待したいところ。 アニメ版第1期「fantastic dreamer」、第2期「TOMORROW」はもちろん、ゲーム版でもOP「Million Smile」を担当しているだけに、可能性は大!でしょう。 さらに、期待すべきはエンディング。こちらも三人娘の新曲が聴きたいところ。第1期の「ちいさな冒険者」、第2期の「おうちに帰りたい」に匹敵するほのぼののんきな「このすばカントリー」、楽しみです!!

映画化されるのはどの原作エピソードなのか?勝手に展開予想

今のところ、エピソードに関する情報も公開されていませんが、原作の順番から考えれば映画化の可能性がもっとも高いのはラノベ版第5巻「爆裂紅魔にレッツ&ゴー!!」。タイトルどおり、パーティが揃ってめぐみんの故郷「紅魔の里」に向かう物語です。 アークウイザードだらけの魔法の里を舞台に、魔王軍団とのバトルが激化。カズマとめぐみんの不器用な関係もなんとなく距離感が近づいていくなど、見せ場満載となりそうです。 まずはとりあえず放映日の発表が待ち遠しい劇場版『この素晴らしい世界に祝福を!』。映画館でも思わず拍手喝采!してしまいそうです。