一大ムーブメント作『グラディエーター』の続編の製作企画がついに始動!
第73回アカデミー賞では作品賞と主演男優賞をはじめとする5部門を受賞するなど、世界的大ヒットを収めた映画『グラディエーター』。古代ローマ帝国を舞台に繰り広げるられる壮大な人間ドラマを描いた本作は、主演を名優ラッセル・クロウが務め、監督を巨匠リドリー・スコットが担当するなど、映画界におけるレジェンド的作品として今もなお多くのファンたちに愛されています。 そんな本作の続編製作が、本格的に始動したことが先日発表され、大きな話題を呼んでいます。そこで今回は、『グラディエーター』の続編についての情報を先取りでご紹介していきます!
ローマ帝国を舞台に繰り広げられる歴史ドラマ
舞台となるのはネルウァ=アントニヌス朝時代のローマ帝国。ローマ軍の将軍であるマキシマス・デシマス・メレディウスを主人公に繰り広げられる皇帝の暗殺や陰謀、激しい復讐劇など、剣闘士(グラディエーター)たちの濃密な人間ドラマが描かれた、歴史スペクタクル大作となっています。 現在企画が進行中の続編は、主人公の妻子の仇であり、最終的には主人公によって倒されたローマ皇帝コモドゥスの甥で若き皇位継承者ルキウスを主人公に、前作のラストシーンであるコロシアムでの直接対決のその後からスタートするとのこと。前作の主人公亡きあとの世界で、新たな主人公とその周囲で引き起こされる更に壮大な歴史ドラマに、注目が集まります。
監督は巨匠リドリー・スコット
監督は、前作から引き続きリドリー・スコットが担当予定。イギリスを代表する映画監督のひとりであるリドリー・スコットは、1979年には映画『エイリアン』を監督として見事に大ヒットさせたほか、フィリップ・K・ディック原作のSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の実写映画化作品『ブレードランナー』を手掛けるなど、人気作の監督を数多く務めてきました。 80代に突入してもなお作品制作に高い意欲を持つリドリー・スコットは、自身初となるテレビシリーズ監督作の米ケーブル局TNTのSFドラマ「Raised By Wolves (原題)」の撮影準備中。新たなフィールドへ挑戦し続ける映画界の巨匠が、映画賞を席巻したあの超名作で再びメガホンを取るということで、早くも期待の声が高まっています。 また、『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』や『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』、『ホースソルジャー』の脚本を務めたピーター・クレイグが脚本を執筆することも発表されており、実力派スタッフ陣の集結を予感させます。
キャストはどうなるのか?
前作で主人公のマキシマスを演じたのは、大ヒットミュージカル映画『レ・ミゼラブル』などでも知られる名優ラッセル・クロウ。マキシマスの宿敵で、続編の主人公ルキウスの叔父にあたるローマ皇帝コモドゥスを演じたのは、実力派俳優のホアキン・ファニックス。近年では『ザ・マスター』や『her/世界でひとつの彼女』、『ビューティフル・デイ』などの話題作で主演を務めています。 前作のメインキャラクターであるふたりは、作品のクライマックスで死亡したこともあり、続編ではラッセル・クロウとホアキン・フェニックスの登場シーンがあるかどうかは疑問です。また、続編の主人公となるシリウスを、前作では当時10代前半だったスペンサー・トリート・クラークが演じており、今回は誰がシリウスを演じるのかにも注目が集まっています。 キャスト情報の詳細はまだ発表されていないため、続報を待つファンの間ではキャスト予想が熱を帯びていますね。
前作公開から約18年。続編まで期間が空いた理由とは?
前作の公開が2000年だったこともあり、約18年後に飛び込んできた続編製作開始の知らせに、映画ファンの間では驚きの声もあがっています。 しかし、本作で監督を務めるリドリー・スコットは、常にハリウッドの人気作を担当し、また映画プロデューサーとしても活躍を続けています。 現在も、先ほど述べたテレビシリーズの他にも、スカーレット・ヨハンソン主演の米女性報道カメラマンのリンジー・アダリオの伝記映画(タイトル未定)や、ディズニー映画「マーリン(仮題)」などの大作の企画を複数抱えているとのこと。そのため『グラディエーター』の続編の製作にも、前作から長い期間が空いてしまったのだと考えられます。 また、公開時期はいまだ発表されておらず、未定のままとなっています。
あの傑作『グラディエーター』の続編はいかに!
各映画賞で高い評価を獲得し、2000年代を代表する大作としてその名を広げる『グラディエーター』。そんな大ヒット作の続編製作がついに開始されるということで、その公開時期やキャスト情報など、さらなる追加情報に熱い視線が集まっています。 続編についての情報はこれからまた徐々に明らかになると思われますが、一大ムーブメントを巻き起こした傑作の続編ということもあり、映画界を賑わす新たな作品の誕生となることが予想されます。