2024年11月5日更新

映画『ミッキー17』は「使い捨て人間」が主人公?ポン・ジュノ×ロバート・パティンソンがおくる予測不能のあらすじを解説

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ミッキー17
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ポン・ジュノ監督の最新作『ミッキー17』の日本での公開が2025年2月7日に決定!この記事では、本作のあらすじやキャスト・スタッフ、原作小説のあらすじを紹介します。

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映画『ミッキー17』の作品概要

公開日 2025年2月7日
上映時間 -
監督 ポン・ジュノ
キャスト ロバート・パティンソン , ナオミ・アッキー , スティーブン・ユァン

2019年に公開され、その年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドール、米アカデミー賞で作品賞ほか主要4部門を受賞した『パラサイト 半地下の家族』。この作品を生み出したポン・ジュノ監督による最新作が、ロバート・パティンソンを主演に迎えたハリウッドメジャー作『ミッキー17』です。 非英語作品として初めてアカデミー賞作品賞を受賞した「パラサイト」の快挙以来、5年ぶりとなる新作映画。しかも近未来SFくれば期待せずにはいられません!

映画『ミッキー17』のあらすじ

人類の繁栄を使命に掲げ、未開の惑星で危険なミッションを遂行している巨大企業。そこで働くミッキー(ロバート・パティンソン)は、その危険な任務によって“何度も”命を落としていました。 命を落とす度に新たな身体で何度でも再生するミッキー。実はそんなことになるとは知らず、契約書をよく読んでいなかったのです。結果的に人類の先鋒として氷の惑星で何度も死んでは生き返る羽目に。 ところがミッキー17体目はまだ死んでいないのに、18体目の複製を造られてしまい……。

「使い捨て人間」が主人公のポン・ジュノ流ブラックコメディSF

2013年のハリウッドメジャー作『スノーピアサー』も近未来SFで、階級社会がテーマのブラックコメディでしたが、『ミッキー17』も予告を観る限りその系統のよう。社会風刺が効いているブラックコメディ、さらに近未来SFといえばポン・ジュノ監督の十八番ともいえます。 キャストもロバート・パティンソンをはじめ、ナオミ・アッキーやスティーブン・ユァン、マーク・ラファロやトニ・コレットなど豪華な布陣!サスペンス・スリラーかつホラーテイストにも注目です。

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映画『ミッキー17』キャスト・登場人物解説

ミッキー役/ロバート・パティンソン

未開の氷の惑星で死と隣り合わせの危険な任務に就くミッキー・バーンズ「使い捨て人間(エクスペンダブル)」として契約したため、死んでもすぐにオリジナルのデータを保存した複製として再生されます。 演じるのは『TENET テネット』(2020年)や『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022年)で知られるロバート・パティンソンです。『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は2026年に続編が公開される予定。

ナシャ役/ナオミ・アッキー

有能な要員で、ミッキーの恋人となるナシャを演じるのは、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019年)のジャナ役で知られるナオミ・アッキー。 2022年には『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』で、ホイットニー・ヒューストンを演じて絶賛されました。

ティモ役/スティーヴン・ユァン

ミッキーの同僚で友人ティモ役は、「ウォーキング・デッド」シリーズのグレン役で知られるスティーヴン・ユァンが務めます。2020年の『ミナリ』ではアカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。

映画『ミッキー17』の監督はポン・ジュノ

ポン・ジュノ(2019年カンヌ国際映画祭)
ⓒ 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

『ミッキー17』の監督・脚本・製作を務めるのは、「パラサイト」で世界的なヒットを生み出し、クリエイターとしての評価を高めたポン・ジュノ。『ミッキー17』のようなハリウッドメジャー作は、2013年の『スノーピアサー』と2017年の『オクジャ/okja』から3作目となります。 これまでも『殺人の追憶』(2003年)、『グエムル-漢江の怪物-』(2006年)、『母なる証明』(2009年)と多くの賞を受賞した名作を数々創り出しており、今作への期待も高まっています。

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原作『ミッキー7』のあらすじをネタバレ

『ミッキー17』の原作となっているのは、アメリカの作家エドワード・アシュトンによるSF小説『ミッキー7』。 宇宙開発での危険な任務を任せるために、オリジナルの人間から記憶のデータを取って保存した複製人間「使い捨て人間(エクスペンダブル)」。主人公ミッキーは自らエクスペンダブルに志願して、未開の氷の惑星で危険な任務に就くことに。 すでに6回もの生死を繰り返した7体目のミッキーは、ある日氷の割れ目に落ちてしまい、死を覚悟しましたがどうにか生き残って宇宙船に戻ります。ところが7体目は死んだと思われて、すでに8体目のミッキーが作られていました。 原作ではミッキー7ですが、映画ではミッキー17と数が増えています。それだけ使い捨ての回数が増えたという点に何かこだわりがあるのか、気になるところです。

映画『ミッキー17』の公開日は2025年2月7日!

ポン・ジュノ監督×ロバート・パティンソン主演『ミッキー17』は、日本では2025年2月7日に公開されます。SFサスペンス・スリラー×社会風刺ブラックコメディの要素に期待大!話題の最新作、ぜひ劇場でご覧ください。