2019年7月15日更新

映画音楽の厳選&鉄板プレイリスト30曲 一生忘れられないおすすめの名曲がズラリ

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2
©UNIVERSAL

映画好きなら一度は聞いたことがあるであろう、あの名曲たち。映画好きが選ぶ珠玉の映画音楽30選をお届けします(解説付き)。

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あの映画音楽の名曲を集めてプレイリストにしてみた

ジュラシック・パーク
© Universal Pictures

名作映画には素晴らしいキャラクターやストーリーが、不可欠。しかしそれだけでなく、そこにはいつまでも耳に残る美しい映画音楽があるのです。 本記事では、映画好きが選ぶとっておきの名曲30を紹介します。

1.『2001年宇宙の旅』(1968年)テーマ曲

「ツァラトゥストラはかく語りき」リヒャルト・シュトラウス

SF映画の傑作と言われる『2001年宇宙の旅』。その冒頭のタイトルコールまで1分間半流れるのが、リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」です。これはニーチェの同名著作にインスピレーションを受けて作曲されたもの。「ツァラトゥストラはこう語った」と呼ばれることもあります。 目を閉じるだけで、そこに広がる広大な宇宙に身を投げるような感覚になる……なんとも言い難い感動が味わえる冒頭部分は、まさに映画史に残る名シーンです。

2.『ティファニーで朝食を』(1961年)主題歌

「ムーン・リバー」ヘンリー・マンシーニ

麗しきオードリー・ヘプバーンの魅力がたっぷり詰まった名作『ティファニーで朝食を』。そこで、オードリー演じる主人公ホリーが、アパートの窓辺に腰掛けてギターで弾き語りをする印象的なシーンがあります。その曲こそ、「ムーン・リバー」。 ジョニー・マーサー作詞、ヘンリー・マンシーニ作曲であり、映画が公開された1961年度のグラミー賞最優秀レコード賞をはじめとする3部門、さらにアカデミー賞歌曲賞を受賞しています。また、日本のアーティスト小田和正が、本作に非常に感銘を受け、初めて買ったレコードでもあると言われています。

3.『ジュラシック・パーク』(1993)テーマ曲

「Theme from Jurassic Park」ジョン・ウィリアムズ

映画音楽といえば、ジョン・ウィリアムズ抜きで語ることはできません。彼の作曲してきた数多くの名曲の中でも、彼らしい冒険心をくすぐる、そしてそこに伴うスリルも音楽でうまく表した一曲が『ジュラシック・パーク』のメインテーマです。 主人公アラン・グラントとエリー・サトラー、イアン・マルコムやジョン・ハモンドら一向がヘリコプターでイスラ・ヌブラル島に向かう途中から流れはじめ、島が見えた途端にサビメロディが流れる。これから入る未知なる世界への興奮と期待が一気に高まる瞬間です。

4.『E.T.』(1982年)テーマ曲

「Main Titles」ジョン・ウィリアムズ

ジョン・ウィリアムズといえば、『E.T.』のメインテーマを手がけた人物としても知られています。主人公のエリオットがE.T.自転車のカゴに乗せながら走る最中、E.T.が力を使って自転車を浮遊させるシーンに使われています。 月夜の中空を飛ぶ最初のシーンも良いですが、クライマックスで子供達が警察に追われ、行き止まりに追い詰められた時に再び飛びたつシーンにこの曲が流れるのも、鳥肌ものです。 ジョン・ウィリアムズはこの曲を作る際に、映画にぴったりなものにするためエリオットのセリフをなんども聴きながら作業をしたそうです。

5.『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)テーマ曲

「Back to the Future」アラン・シルヴェストリ

アラン・シルヴェストリが作曲した『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のテーマ曲も、アイコニックですね。主人公マーティと彼の親友ドクが嵐と時計台を利用して、デロリアンを使おうとするハラハラとしたシーンをはじめ、ここぞという時に流れる楽曲。 抑揚があり、なんだか目を閉じるだけでドクが焦りながら必死に、雨の中電源を繋ごうとする姿が浮かんできます。

6.『アダムスファミリー』(1991年)のテーマ

実はもともと米紙ニューヨーカーに掲載されていた一コマ漫画だった『アダムス・ファミリー』。その映画版の冒頭で流れる、このお化け一家のテーマ曲もキャッチーで一度聞いたら忘れられません。 映画ではクリスマスの夜、家の入り口でキャロルを歌うコーラス隊がニコニコと心優しい曲を歌う。そのままま視点が上がっていき、彼らの真上である屋上にいるアダムス一家が映ります。そんな生易しい曲なんて、反吐が出るとでも言わんばかりに、彼らに鍋から液体をかけようとする彼らの背後にこのメインテーマが流れます。それは、キャロルとは打って変わってダークで、しかしどこかウィットを感じる曲なのです。

7.『ゴジラ』(1954年)のテーマ

「初代ゴジラメインテーマ」伊福部昭

『ゴジラ』のメインテーマは、何世紀に渡っても人々に記憶される名曲。初期作品だけでなく、それは時代の変容と「ゴジラ」映画の展開に伴って、あらゆるアレンジを受けて引き継がれています。作曲したのは伊福部昭。彼はゴジラの鳴き声を、コントラバスのスル・ポンティチェロという奏で方で出すことに決めた人物でもあります。 他にも、兵器の実験シーンをはじめ先鋭的な演奏手法に挑戦した功績は、音楽史の観点からも偉業として評価されています。

8.『ビートルジュース』(1988年)テーマ曲

「Main Title」タニー・エルフマン

ティム・バートン監督による長編映画二作目となる『ビートル・ジュース』。結婚したばかりの夫婦が理想のマイホームで新生活を送る……と思った直後に事故に遭って死亡。地縛霊となり、家から出られなくなった彼らはビートルジュースという万屋もといトラブルメーカーに出会い、新たな入居者たちを追い出そうとするのですが……。 本作のメインテーマを手がけるのは、ダークなサウンドを得意とするタニー・エルフマン。メインテーマも、彼らしい重厚感が残りつつも映画の雰囲気に合ったポップな要素が取り入れられています。本作がヒットしたことでティム・バートンは『バットマン』(1989)の監督に抜擢され、そこでもタニー・エルフマンと組みました。

9.『ピンク・パンサー』テーマ曲

「ピンクパンサーのテーマ」ヘンリー・マンシーニ

泥棒が登場する時の音楽といえば、これ!というのがこの『ピンクパンサー』のテーマ曲。怪盗ファントムの忍び足をイメージして作曲されたものだそうです。本曲を手がけたヘンリー・マンシーニは他にも『ティファニーで朝食を』や『シャレード』などの、ポップやジャズのサウンドを取り入れた、お洒落で軽快なイメージの映画音楽を手がけています。 また、この『ピンクパンサー』のテーマ曲は1965年にグラミー賞最優秀インストゥルメンタル作曲賞を受賞しています。

10.『レイダース/失われたアーク』(1981年)テーマ曲

「レイダース・マーチ」ジョン・ウィリアムズ

聞くだけで冒険に繰り出す高揚感が得られる、『インディ・ジョーンズ』のテーマ曲。ジョン・ウィリアムズが手がけた本楽曲は、グラミー賞を受賞しています。映画全編で流れ、その後の作品にも登場するテーマ曲となっています。 大学の教授であり考古学者な主人公インディアナ・ジョーンズが、シリーズを通して何かの歴史的価値ある遺物を目当てに大冒険。その度に、その異物を狙うナチス軍と戦います。そんな本作のメインテーマは、冒険活劇の代名詞とも言える作品にふさわしい曲ですね。

11.『ラストタンゴ・イン・パリ』(1972年)テーマ曲

「Last Tango In Paris 」ガトー・バルビエリ

ベルナルド・ベルトルッチ監督作『ラストタンゴ・イン・パリ』。パリのアパートの一室を舞台に、ブルジョア系の若い娘と中年の男が繰り広げる、性行為。自分が何者かわからない者同士が、お互いが何者か知らずに持つ関係を主軸に描いた作品です。 映画史に残る問題作とも言われている本作。無許可でセックスシーンの撮影に臨んだのではないか?など制作上の問題が取りざたされる中、ベルトルルッチ監督自身も逝去してしまい……。 しかしガトー・バルビエリが手がけたテーマ曲の評価も含め、作品は傑作と評価されてもいます。 映画の中での二人の関係性を表したような、官能的なサックスが退廃的に響くメインテーマ曲です。

12.『アメリカン・ビューティー』(1999年)主題曲

「Dead Already」トーマス・ニューマン

アカデミー賞作品賞をはじめ、主演男優賞、監督賞、脚本賞、撮影賞を受賞した『アメリカン・ビューティ』の「Dead Already」。映画の冒頭シーンで流れる曲です。 「ここは僕の近所。これが僕の人生。42歳で、一年以内に僕は死ぬ」 この主人公レスターから語られるモノローグの背景に、「Dead Already(既に死んでいる)」という、平和な日常を表したかのような素朴なサウンドが繰り広げられるのが印象的ですね。

13.『戦場のメリークリスマス』(1983年)テーマ曲

「Merry Christmas Mr.Lawrence」坂本龍一

大島渚監督作『戦場のメリー・クリスマス』。同名のテーマ曲は、坂本龍一が手がけたものです。彼はレバクセンバタ俘虜収容所所長のヨノイ大尉役としても本作に出演しています。 1942年、日本統治下にあるジャワ島の俘虜収容所を舞台に、イギリス人の捕虜と日本軍の愛が描かれています。 映画は名作として親しまれており、楽曲も英国アカデミー賞作曲賞を受賞しています。

14.『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年)テーマ曲

「愛のテーマ」エンニオ・モリコーネ

イタリアを舞台に、中年の男性がある人の訃報を受けます。そこから、彼との思い出の詰まった少年時代の出来事、そして青年時代の恋愛を回想する『ニュー・シネマ・パラダイス』。本作も知名度が高く、映画好きは一度や聞いたことがある作品ではないでしょうか。 村にたった一つの娯楽施設である映画館を舞台に、まさに映画と共に生きる主人公とその親友の映写技師との友情が涙を誘う一作です。映画の内容と相まって、エンニオ・モリコーネによる「愛のテーマ」もよく知られています。

15.『ラ・ラ・ランド』(2016)テーマ曲

「ミアとセバスチャンのテーマ」ジャスティン・ハーウィッツ

2010年以降大ヒットしたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』。女優を夢見るミアと、一流のジャズピアニストとなり店を持つのが夢なセバスチャン。二人の夢追い人が出会い、恋に落ちる様を彩るのがジャスティン・ハーウィッツが作曲した楽曲の数々。 映画前半では思わず歌って踊りたくなる、明るめな楽曲が印象的。しかし、その中でもやはり本作のテーマソングと言っても過言ではない「ミアとセバスチャンのテーマ」が二人の恋模様の具合によって、あらゆるアレンジで奏でられるのが素敵です。

16.『千と千尋の神隠し』(2001年)

「ふたたび」久石譲

世界的にも大ヒットした『千と千尋の神隠し』も、名曲揃いの作品となっています。特に、「ふたたび」は千尋がハクの正体に気づき、彼を魔法から解放して空を飛ぶ感動的なシーンで流れるため、印象深い一曲。 この「ふたたび」は、幼少期にハク(ニギハヤミコハクヌシ)の川に落ちた時以来、二人が再会できたという意味での題名なのではないでしょうか。

17.『ジョーズ』(1974年)テーマ曲

「Main Title and First Victim」ジョン・ウィリアムズ

静かに始まり、徐々に何かが近づいてくる……そんな情景がすぐに思い浮かぶスリル満点の『ジョーズ』のメインテーマ。平和なアミティビーチに突如現れた巨大人食いザメ。街の警察署長ブロディが、海洋学者のフーパーと荒くれ者の漁師クイントと共に、市民の平和を守るためにサメに立ち向かいます。 本作で大ブレイクしたスティーブン・スピルバーグ。音楽を手がけたのは、その後も長きに渡って彼の作品の楽曲を手がけているジョン・ウィリアムズです。また、本曲はアカデミー賞で作曲賞を受賞しています。

18.『エクソシスト』(1973年)テーマ曲

「チューブラー・ベルズ」マイク・オールドフィールド

『エクソシスト』は、少女に取り憑いた悪魔を払うべく神父が奮闘するホラー映画。70年代を代表とするオカルトホラーの名作です。本作では既存曲が多く使われており、メインテーマとなっている「Tubular Bells」もその内のひとつです。 繰り返されるピアノが、聞いているだけで心がざわついてくる本曲。映画で使われている有名な部分は、実は元曲のほんの一部。「Tubular Bells」は本来Part.1とPart.2があり、それぞれが26:01と23:17とかなり長いのです。そして、全体を聞くと実は明るい曲でもあるので、ぜひ騙されたと思って聞いてみてください。

19.「スター・ウォーズ」シリーズ(1978年〜)のテーマ曲

「スター・ウォーズのメインテーマ」ジョン・ウィリアムズ

1978年に、全てのSFファン、映画ファンに衝撃を与えた『スター・ウォーズ』。その冒頭にダイナミックに流れるメインテーマは、聞くだけで心が湧きたち、映画がまだ始まっていないのにすでに感動してしまうレベルの衝撃を我々に与えます。 この楽曲を手がけたのも、ジョン・ウィリアムズ。監督のジョージ・ルーカスは当時「交響楽の歴史に残る、最も偉大な名曲たちに勝るとも劣らない作品を書いてくれ」と、彼に頼んだそうです。そして、プロット版にベートーヴェンやチャイコフスキーによる名曲を使い、それをジョンに渡したそうです。こんな感じに、でもこれより良いやつを、と言われたジョンは、まさにジョージ・ルーカスが求めていたものを生み出せたのではないでしょうか。

20.『ロード・オブ・ザ・リング』(2001年)

「カザド=ドゥムの橋」ハワード・ショア

実はイギリスのラジオで、先に紹介した『スター・ウォーズ』のテーマ曲を抜いて5年連続人気ランキング一位に輝いた映画のサウンドトラックがあります。それが、『ロード・オブ・ザ・リング』のサウンドトラックなのです。 本シリーズの主人公であるホビットのフロドは、同じ村に住むビルボ・バギンズからある指輪を受け取る。それは、遠い昔闇の帝王サウロンが作り上げた、世界を滅ぼす恐ろしい力を持つものだったのです。その指輪を破壊するために、強力な魔法使いのガンダルフや剣の達人アラゴルンなど、仲間と共にたびに出る物語です。 ニュージーランドの壮大な自然の風景と共に、大きな試練に向かって旅をする時に流れるメインテーマ「カザド=ドゥムの橋」は、映画を見たことがある人なら聞いたことがあるような、心に残る壮大なサウンドが印象的。

21.『タイタニック』(1987年)主題歌

「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」セリーヌ・ディオン

1997年に公開された名作『タイタニック』の主題歌であり、セリーヌ・ディオンが世界的に大ブレイクしたきっかけとなった「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」。その年のアカデミー賞歌曲賞にも選ればれ、歴史的に最も売り上げたシングル曲の一つとしても知られています。 『タイタニック』で最も有名なシーンのひとつ、船の先頭で手を広げてキスするシーンでもうっすらとサウンドが流れており、映画全体を通して描かれる愛のテーマ曲。実は、アルバムに収録されている歌はセリーヌ・ディオンが伴奏なしで一発レコーディングしたものなのだそう。

22.『12モンキーズ』(1995年)

「イントロダクション 組曲プンタ・デル・エステより」

哲学的なSF映画を得意とするテリー・ギリアム監督が、クリス・マルケルの短編映画『ラ・ジュテ』を基に作った作品『12モンキーズ』。ブルース・ウィリス主演で、若きブラッド・ピットやクリストファー・プラマーと名優が出演する本作は、少々難解な映画と言われることがあります。 その本作で印象的なのが、「イントロダクション」というメインテーマ曲。これは本作の楽曲を担当したポール・バックマスターが、アストラル・ピアソラの「プンタ・デル・エステ組曲」をアレンジしたもの。若干「古畑任三郎のテーマ」に似ているかもしれません。

23.『ターミネーター』(1984年)テーマ曲

「The Terminator Theme」ブラッド・フィーデル

『ターミネータ』のテーマ曲は、まさに“誰もが知る”映画音楽の代名詞ではないでしょうか。ダダンダン、ダダンという、重厚感のあるサウンドが続くのが印象的ですよね。未来から、突如やってきた殺人マシンターミネーター。彼は、近未来における人類と機械の戦争で、人間側の指揮者ジョン・コナーを抹殺するために、過去に戻り彼の母親サラ・コナーを暗殺しようとしていました。 メインテーマは、行進する機械と戦争を想起させるようなサウンドで、まさに本シリーズをよく表現したものだと思います。

24.『続・荒野の用心棒』(1966年)テーマ曲

「Django (Main Theme)」ルイス・バカロフ

俳優フランコ・ネロの出世作『続・荒野の用心棒』。続、ありますがこれは邦題だけで原題はただの『Django(ジャンゴ)』であり、本作は棺桶を引きずりながら彷徨う流れ者のジャンゴが主人公のマカロニ・ウェスタンです。 その表題曲「ジャンゴのテーマ」は、乾いたギター音から始まり、「いつも孤独なのか、もう誰も愛さないのか」とジャンゴ自身に問いかけるような歌詞が印象的なアツい一曲です。多くの人から愛され、クエンティン・タランティーノ監督が本作からインスピレーションを受けて作った『ジャンゴ 繋がれる者』でも使われています。

25.『恋する惑星』(1994年)主題歌

「夢中人」フェイ・ウォン

ウォン・カーウァイ監督の代表作『恋する惑星』の「夢中人」も、印象的な映画音楽の一つ。香港の雑居ビルを舞台に、警官と謎の金髪美女、飲食店の店員の間ですれ違う恋愛模様が描かれる名作です。 飲食店の店員フェイが、いつもCAの彼女のためにご飯を買いに来るイケメン警官に恋をする。同じ頃、意中の彼はCAの彼女にフラれます。彼の家の合鍵を手に入れたフェイは、悪びれることなく留守中に侵入し、踊ったり掃除しながら好き勝手やる。その時に流れるのが、この「夢中人」なのです。 これを歌うのは、このフェイ役を演じるフェイ・ウォン自身。クランベリーズというバンドの『ドリームス』のカバーとなっています。

26.『オズの魔法使い』(1939年)主題歌

「虹の彼方に」ジュディ・ガーランド

39年作の歴史に残る名作『オズの魔法使』の劇中歌でもある「虹の彼方に」も、有名な曲ですよね。2001年に全米レコード協会が主催した「20世紀の名曲」で堂々の一位を獲得し、たくさんのファンにカバーされて親しまれています。 主人公のドロシー演じるジュディ・ガーランドが歌うこの曲を作曲したのはハロルド・アーレンという人物です。「Somewhere over the Rainbow」というフレーズが頭から離れず、そこから着想したのが制作のきっかけのよう。

27.『ゴーストバスターズ』(1984年)テーマ曲

「Ghost Busters」レイ・パーカー・ジュニア

『ゴーストバスターズ』のテーマ曲は、映画音楽という文脈だけではなく定番のハロウィンソングとしても人気が高いですね。 本作は、80年代を代表するコメディ映画。超常現象や幽霊を研究する冴えない三人が、幽霊退治を代行する会社「ゴーストバスターズ」を設立。新メンバーを加え、毎度はちゃめちゃな退治劇を見せてくれる彼らでしたが、のちに大きな敵と戦うことに。 幽霊を題材にしているのに、ホラーっぽさよりコメディ色の方が勝る。そんな本作の雰囲気作りに、レイ・パーカー・ジュニアによるメインテーマ曲が一役買っていると思います。

28.『ゴッドファーザー』(1972年)テーマ曲

「愛のテーマ」ニーノ・ロータ

『ゴッド・ファーザー』シリーズを通して登場する、「愛のテーマ」。インスゥルメンタルでなくボーカル入りの場合は「Speak Softly Love」と呼ばれています。また、3作目ではコルレオーネの息子が歌った「Brucia La Terra(太陽は燃えている)」の歌詞があてられていたりと複数のバージョンが存在します。 イタリアの作曲家ニーノ・ロータは1972年の1作目『ゴッド・ファーザー PART1』のためにこの曲を作りましたが、2作目公開時の1974年にアカデミー賞作曲賞を受賞しています。

29.『ロッキー』(1976年)テーマ曲

「ロッキーのテーマ」ビル・コンティ

バラエティ番組でもよく使われている、『ロッキー』のテーマ曲。“何かを頑張っている時に流れる音楽”として親しまれている所以は、曲が劇中で使われているシーンにあります。75年のフィラデルフィアで暮らすロッキーは三流ボクサー。ある日、一流を目指すために一念発起します。 その時のトレーニングシーンで、このメインテーマが流れ、我々観客の心を掴むのです。朝早起きし、卵を丸呑みし、ランニングに向かうロッキー。階段をかけあがり、広場につくと朝日が上がり始めてピンク色になる空が視界に広がる。その瞬間に流れるサビ部分が胸に響く……!

30.『菊次郎の夏』(1999年)テーマ曲

「Summer」久石譲

北野武監督による作品『菊次郎の夏』のメインテーマ曲「Summer」もかなり、印象深い名曲。カンヌ国際映画祭にも参加した本作は、友達のいないひとりぼっちな少年が、遠くで働く母親に会いにいくため、近所に住む無職のおじさんと共に旅をするというヒューマンドラマです。 久石譲が作曲し、幅広い音楽性が一曲に盛り込まれていることから、彼の集大成と呼ばれています。ピアノが中心となって、弦五部、キーボード、ハープ、パーカッションによって奏でられ、タイトル通りまさに夏を感じさせる爽やかな一曲となっています。

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長い映画の歴史の中で、誰もが一度は聞いたことがあるほどのクラシックスや、一度聞いただけで一生忘れられないような印象的な名曲たちを紹介してきました。あなたのお気に入りはこの中に入っていましたか? 映画はストーリーや映像につい注目しがちですが、時にはその背景に流れる音楽にも注目して耳を傾けてみると新しい楽しみがみつかるかもしれません。