映画「コンフィデンスマン ロマンス編」キャスト一覧&5つの注目ポイントをネタバレ紹介!
【ネタバレ注意】映画『コンフィデンスマンJP-ロマンス編-』の舞台は香港!
2018年春に放送された月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』。テンポの良いストーリー展開や、3人のコンフィデンスマン(信用詐欺師)の痛快な騙し方が視聴者に受け、毎週話題を呼んでいました。そんな『コンフィデンスマンJP』がなんと映画として帰ってくるとのこと! この記事では、映画版に登場する超豪華なキャストや、注目すべきポイントを紹介します!また、ポイント紹介の際には物語のネタバレを含んでいるのでご注意ください。
放送後にSNSで話題に。ドラマ版の伏線&パロディー一覧はこちら
映画版のテーマは「愛」!どんなストーリーになる?
ダー子、ボクちゃん、リチャードwith五十嵐が次に狙うのは、香港のマフィア“ラン・リウ”が持つ伝説のパープルダイヤ。そこで一行は、日本を越え香港に向かいます。 しかし、計画はなかなか上手くいかず。そんな時、かつてのダー子の恋人だと名乗る詐欺師“ジェシー”が現れます。さらには、以前ダー子たちに騙され恨みを持つヤクザ“赤星”には命を狙われ、現場は大混乱。 何が真実なのか最後まで分からない、史上最大のコンゲーム(騙しあい)が始まります!
“コンフィデンスマン”を演じる3名の主演キャスト&お馴染み五十嵐
ダー子/長澤まさみ
ダー子は、天才的な集中力と暗記力で、どんな専門知識も短期間で覚えてしまう詐欺師。しかし、計画に詰めが甘く天然なところも。変装を得意とし、映画版でも長い髪の女性に変身しラン・リウに近づいていきます。 ダー子を演じるのは、長澤まさみ。長澤は2019年には『マスカレード・ホテル』や『キングダム』といった話題作に次々出演しています。
ボクちゃん/東出昌大
ボクちゃんは詐欺師であるものの、小心者で真面目な青年。仲間であるはずのダー子には常にからかわれており、騙されることもしばしば。 ドラマ版で400回目の“足を洗う”発言をしていたものの、香港にいるということは、結局足を洗うことはできなかったようです。(とはいえ、ドラマ版時系列がバラバラだった為、映画版も単純にドラマ版の後日譚とは限らない可能性もありますが……。) ボクちゃんを演じるのは、東出昌大。2018年の映画『寝ても覚めても』では一人二役を演じ、その怪演ぶりが話題となりました。
リチャード/小日向文世
リチャードは天下一級の変装能力を持ち、華麗に騙しあげるベテラン詐欺師。ダー子の破天荒ぶりにも寛容であるものの、何を考えているのかが一番読みづらい人物でもあります。そんなリチャードも、勿論香港に上陸。ダー子たちとともにダイヤを狙いに行きます。 リチャードを演じるのは、小日向文世。2019年には『マスカレード・ホテル』や本作を含む6作に出演する、名脇役です。
五十嵐/小手伸也
五十嵐は、ダー子のことが大好きな詐欺師。また、ダー子の計画に必要なエキストラ、通称“子猫ちゃん“達を束ねているのも五十嵐です。 五十嵐を演じたのは小手伸也。本作に出る前まではほぼ無名でしたが、五十嵐として一躍有名に。その後は月9ドラマ『スーツ』で織田裕二のライバル役という大役を演じることとなりました。
映画版ゲストキャストも超豪華!
ラン・リウ/竹内結子
ラン・リウは香港のマフィアで、通称「氷姫」 の異名を持つ冷酷な女性。変装して近づいたダー子に対しても、容赦なく飲み物を頭にかけ「私は偽物が嫌いだ」と一言。 そんな「射手座集団」のボスを演じるのは竹内結子。2019年1月にはドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』に主演として出演。しなやかで強い弁護士を演じました。その“強さ”はラン・リウにも通づるものがあるかもしれませんね。
ジェシー/三浦春馬
ジェシーは天才恋愛詐欺師で、ダー子達と同じくラン・リウのダイヤを狙う人物。また、かつてダー子とは恋仲にあったと発言する、謎に包まれた男性です。 ジェシーを演じるのは三浦春馬。三浦は、2019年には主演映画『アイネクライネナハトムジーク』の公開が決定しており、一方で舞台でも活躍中。舞台『キンキーブーツ』ではドラァグ・クイーンに見事に成りきり、話題となりました。
モナコ/織田梨沙
モナコはダー子を尊敬しており、弟子として彼女の計画を手伝います。ダー子がジェシーとともに旅立とうとした際には「ダー子さんを止められるのはボクちゃんさんしかいない!」と背中を押すのもモナコです。 モナコを演じるのは織田梨沙。織田はモデルとしてキャリアをスタートさせ、2017年に映画『STAR SAND -星砂物語-』で主演を務めました。五十嵐を演じる小手のように、本作がヒットへの起爆剤になることが期待されます。
赤星栄介/江口洋介
赤星英介は、公益財団「あかぼし」のリーダーで、かつてダー子達に騙されたことがあるヤクザ(第1話/ゴッドファーザー編より)。その恨みを晴らす為に、どんな手を使ってでも3人を始末しようとしています。 赤星を演じるのは、江口洋介。江口は、2019年春のドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』にも出演しており、『ストロベリー・ナイト』で武田鉄矢が演じた役(勝俣健作)と同役を演じています。
【ネタバレあり】ドラマ版に登場したゲストや新しいゲストも登場!
城ケ崎善三/石黒賢(第3話/美術商編)
第3話/美術商編に登場した城ヶ崎善三が映画版にも登場。城ヶ崎は嘘の鑑定をして安く買い取った美術品を、裏社会の顧客に売る事で金儲けをしていた大悪党。そこに目をつけたダー子の計画に見事に騙され、評論家としての地位や名声、財産を失ってしまったのでした。 そして、映画版の獲物がダイヤとだけあって、美術評論家である城ヶ崎の登場はマストだと言えるでしょう。実際、予告編ではパープルダイヤを手にした城ヶ崎の姿が映っています。 城ヶ崎を演じるのは石黒賢。2019年は本作の他に、WOWOWと東海ドラマが共同製作したドラマ『ミラー・ツインズ』にも出演しています。
桂公彦/小池徹平(第9話/スポーツ編)
第9話のゲストで、IT会社の若社長である桂公彦も映画版に登場。弱いスポーツチームを買収しては暴言などでチームを崩壊させていた桂に対し、ダー子たちは偽のバスケチームを作り、桂に買収させる事に。 いつものようにチームを壊そうとしていた桂でしたが、チームの一生懸命さや、本当はスポーツが好きな事をダー子に言い当てられます。その結果、桂は改心しダー子たちが去った後もチームのオーナーを務め、初勝利の際にはテレビで感謝の言葉すらも述べるのでした。そんな桂が映画ではどのように関わっていくのでしょうか? 桂を演じるのは小池徹平。小池は2018年に放送されたドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』で若年性アルツハイマーを患った青年役を演じ、話題となりました。また、本作で共演する三浦春馬とともに舞台『キンキーブーツ』に出演しています。
鉢巻秀男/佐藤隆太(最終話/コンフィデンスマン編)
最終話に登場した鉢巻秀男も映画版に登場します。鉢巻は中国人マフィアだった祖父が”子犬”に騙され、大金を奪われた事を恨んでおり、それがダー子たち3人の誰かだと睨んでいました。そして結婚詐欺にあった男性としてボクちゃんに近づき、3人の素性を暴いて15億を奪った挙句、銃殺してしまいます。 しかし、銀行からは口座の金が全て引き出されたという連絡が。何と”子犬”の正体はダー子で、鉢巻が手に入れた3人の素性も真っ赤な嘘。銃も血糊が出る銃にすり替えられていました。つまりダー子たちは、鉢巻が祖父の恨みを晴らそうと近づいてくることを予測しており、全て計画通りだったのです。 最終回にして最大に騙された鉢巻。そんな鉢巻が映画ではどのように登場するか注目です。 鉢巻を演じるのは佐藤隆太。佐藤は本作や連続テレビ小説『スカーレット』など、2019年はすでに9本の映画とドラマへの出演が決定しています。
映画版に初登場するゲストにも大注目
映画版には、上記のキャストの他に前田敦子や、生瀬勝久、山口紗弥加などの豪華キャストも登場します。予告編で前田は涙を流すシーンが捉えられ、山口は銀色のメッシュのおかっぱ頭という独特な見た目をしていますが、どんな役柄かはまだ分かりません。 彼らが一体どんな役で、どんな関わり方をしてくるのか楽しみですね。
【ネタバレあり】映画『コンフィデンスマンJP』で見逃せない5つの注目ポイント
1.長澤まさみの一味違うハニートラップは今回も炸裂か?
天才と言っていいほどの明晰な頭脳を持ち、詐欺の腕前も実に鮮やかなダー子。知的で優秀、おまけに容姿も美しい彼女ですが、ハニートラップの才能だけは無く、ボクちゃんからは「はっきり言う、お前のハニートラップは、なんかエロババアに襲われるようですっげえ怖いんだ……。(第1話/ゴッドファーザー編より)」と言われてしまう有様。 実際に、ドラマの中では男性ターゲットの心を奪えたことはありません。 しかし、映画では衣装も舞台もスケールアップということで、予告編にはありませんが、素敵なチャイナドレスに身を包んだダー子が、香港の男性陣をハニートラップでメロメロにする?こともあるかもしれません。
実際に映画ではどうだった?
実際にはチャイナドレスに身を包むことはなく、どちらかというとお笑い寄り。ブルース・リー主演の映画『死亡遊戯』でお馴染みの黄色い全身スーツを纏い、ダー子らしい天真爛漫さが表れていました。 また、ハニートラップを仕掛けたのはダー子ではなく、金髪美女を演じた鈴木さん(前田敦子)。また、ハニートラップを仕掛けられたのは香港の男性ではなく、ラン・リウの元夫を演じたリチャードでした。(詳しい物語のネタバレあらすじは他の記事で紹介しています。) これは全てダー子の計画であり、まんまと騙されてしまった人も多いのではないでしょうか?
2.「職業」や「衣装」、ダー子たちの七変化にも注目
ダー子たちがターゲットにするのは社会的成功者ですが、彼らは実は裏の顔を持つ悪徳セレブたちです。そんな彼らに近づくために、ダー子らは毎回驚異的なスピードでその分野の専門知識を身に付けていきます。 ドラマ第1話ゴッドファーザー編では、ダー子は飛行機の中でトリックを仕掛けるために、キャビンアテンダントになることを決意。そして、3ヶ月間の猛勉強の末空港会社のキャビンアテンダント採用試験に合格します。 キャビンアテンダントのコスチュームに身を包むダー子の姿に、リチャードやボクちゃんも驚きを隠せない様子でした。 映画では、ダー子たちがどんな資格を取得し、どんなコスチュームに身を包むのか、目が離せません!
実際に映画ではどうだった?
今回もダー子たちは自由に変装。まず、ダー子はモナコとともに占い師を演じ、ラン・リウに近づきました。また、その占い師を雇い、最強の運をゲットした社長役に扮したのは、五十嵐。 さらにダー子は偽の病院でナースに扮していました。一方のボクちゃんは、髪の毛から洋服まで全身緑に身を包み、ラン・リウが乗る車に当たる配達員に変身。「緑色に気をつけて……」と言う占い師・ダー子たちの予言を見事的中させました。 今回一番大きな変装はリチャード。ラン・リウの元夫に扮していましたが、髪の毛と帽子、メガネをかけていたので素顔が全く見えず。ジェシーの目を欺くことに成功しました。
3.ドラマは無限ループのオチ、映画ではどんなラストが待ち受ける?
ドラマ最終話(コンフィデンスマン編)は、ダー子・ボクちゃん・リチャードが窮地に追い込まれてしまうが、全ては3人が用意していたシナリオ通りだった!という内容でした。 ストーリーの最後の3人のやりとりで、ボクちゃんが「詐欺をもうやめる!」と告げた後に、ダー子が「それ399回目!」と叫びます。 そこで、視聴者が「?」と気がつき始める仕掛けです。 なぜなら、第1話でやめると宣言したボクちゃんにダー子が言う回数は“400回”だったからです。 視聴者はドラマの結末にどんでん返しを期待してはいたものの、まさか最終回が第1話の「ゴッドファーザー編」より前の出来事であるとは予想していませんでした。 映画版の脚本も、ドラマに引き続き古沢良太が担当するということで、引き続き視聴者を驚かせてくれるオチを用意してくれているはず。ドラマとどのように絡められてくるのかにも注目です。
実際に映画ではどうだった?
本作は2019年5月18日に放送されたスピンオフドラマ「運勢編」の前日譚。そのため、モナコがなぜ仲間に加わったのかという理由が明かされています。 まず、モナコはジェシーのスパイとしてダー子たちに近づき、ダー子に弟子入りを申し込みます。その後はジェシーにダー子たちの動向を伝え、ダー子たち全員を赤星の元におびき寄せることに成功。しかし、最終的にモナコはジェシーの元を離れ、本当にダー子たちの弟子になることを選択します。 また、エンドロールが終わった後「運勢編」のラストで発表された、新たなオサカナであるホー・ナムシェン(生瀬勝久)が登場。(つまりこのシーンは映画の後日譚!)ダー子、モナコ、鈴木さん、矢島理花(佐津川愛美)の4人がアイドルユニットを結成し、音楽プロデューサーであるホーにステージを披露。しかし、「センター(ダー子)がおばさんすぎる」と一蹴されていました。 その他にも、ブルース・リーの黄色いスーツがモナコ扮するギャルの家で干されていたりと小ネタが散りばめられていたので、改めてチェックすると面白そうですね。
4.テーマは「愛」。ついに恋愛模様が描かれるのか?
ドラマ版では、ボクちゃんが女子大生に想いを寄せるシーン(第4話/映画マニア編より)などが描かれましたが、ダー子の恋は描かれることはありませんでした。しかし映画版にはかつてダー子の恋人だった、というジェシーが登場。過去の二人の恋愛模様が描かれることとなります。 さらには、ボクちゃんが「好きなんだ、お前が」と発言するなど、ドラマ版には無かった“恋愛要素”を楽しむことができそうです。
実際に映画ではどうだった?
実際に、“昔、ダー子自身がジェシーに想いを寄せていたのか”はっきり言及されていませんでしたが、ジェシーによるとダー子は彼の前から突然消えたとのこと。また、子猫の鈴木さんを騙したジェシーに対し、ダー子が復讐を仕掛けたのは事実です。そのためダー子は、ジェシーへの恋心が再燃し彼に協力するように見せかけて、実は彼の信頼を得るための行動であったのです。 また、ボクちゃんの「好きなんだ、お前が」発言も計画上の演出でした。ボクちゃんは計画が全て終わった後もダー子にこのシーンをからかわれ、いつものダー子とボクちゃんの様子が描かれていました。予告編に見事に翻弄された人も多かったのではないでしょうか?
5.ドラマのキャストが多数出演!
また本作の見どころの一つは、ドラマ版のキャストが多数出演していること。この見出しでは、誰がどんなシーンで出演していたのか紹介します。
まず、「家族編」(第7話)からはキンタ(岡田義徳)・ギンコ(桜井ユキ)、矢島理花(佐津川愛美)、鈴木さん(前田敦子)が登場。キンタ・ギンコはボクちゃんが出演したヒーローショーの場に現れ、赤星がダー子たちの命を狙っていることを告げます。また、理花は沖縄でバカンス中のリチャードと一緒におり、エンドロール後にはアイドルユニットとしてダンスを披露していました。 鈴木さんは物語冒頭に涙を流している様子が描かれ、香港では金髪の女性に。さらにエンドロール後には理花とともにアイドルユニットに扮していました。 次に、「リゾート王編」(第2話)からは直接姿は現さないものの、桜田しず子(吉瀬美智子)が登場。正しくは、リチャードが訪れた沖縄のリゾート地「桜田リゾート」や、香港のダー子たちの拠点「ゲストハウスみちくさ」は全て桜田が運営していました。 また、「スポーツ編」(第9話)からは桂公彦(小池徹平)とチーターズが登場。また、赤星がチーターズの公式サポーターとして登場しました。さらに、「コンフィデンスマン編」(最終話)からは鉢巻秀男(佐藤隆太)が登場し、ラン・リウの手によって、母親と運営していた自転車屋が経営危機に陥ったことを訴えている様子が描かれました。 物語終盤では「美術商編」(第3話)から城ケ崎善三(石黒賢)が登場し、赤星がゲットしたパープルダイヤが偽物であることを見抜きました。 さらに、ドラマには出演していないものの小栗旬が映画に登場。小栗は偽のパープルダイヤを作る贋作職人を演じました。登場シーンは一瞬ですが、強烈なインパクトを残しています。
映画『コンフィデンスマンJP-ロマンス編-』は2019年5月17日公開!
そんな大注目の映画『コンフィデンスマンJP』は2019年5月17日に公開。私たちは豪華キャスト達によるコンゲームに、騙されずについていくことができるのでしょうか……?