湯浅政明新作『きみと、波にのれたら』は感動の青春ラブストーリー!世界4大アニメ映画祭のひとつでグランプリ受賞なるか?
湯浅政明監督最新作『きみと、波にのれたら』が世界4大アニメ映画祭の一つにノミネート!
日本のみならず海外でも高い評価を受けているアニメーション監督、湯浅政明。彼の最新作『きみと、波にのれたら』がアヌシー国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門にノミネートされたことが明らかになりました。 『マインド・ゲーム』(2004年)や、『夜は短し歩けよ乙女』(2017々)などで知られる湯浅監督の最新作は、その豪華な声優陣でも注目されています。 ここでは映画『きみと、波にのれたら』のあらすじやキャスト、監督の経歴から今回ノミネートした賞の概要をお伝えします。
映画『きみと、波にのれたら』あらすじ
小さな港町へ越してきたひな子は、サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしでしたが自分の未来については自信を持てずにいました。そんな彼女は、ある火事騒動をきっかけに、消防士の港(みなと)と偶然出会い、恋に落ちます。 お互いがなくてはならない存在となった二人でしたが、港は溺れた人を助けようとして、海で命を落としてしまいます。大好きな海が見られなくなるほど憔悴するひな子。ある日、彼女が二人の思い出の歌を口ずさむと、水の中に港が現れました。
「ずっとひな子のこと助けるって約束したろ?」死んだはずの港と再び会えたことを喜ぶひな子でしたが……。 奇跡がもたらした二人の恋の行方は?そして、港が再び姿を見せた本当の目的とは?
監督は湯浅政明
本作の監督を務めるのは、『夜明け告げるルーのうた』(2017年)や『夜は短し歩けよ乙女』(2017々)などの作品でその手腕を見せつけてきた湯浅政明です。 それまで『ちびまる子ちゃん』や『クレヨンしんちゃん』などの作品で活躍した湯浅は、2004年公開の『マインド・ゲーム』で長編アニメーション映画監督デビュー。日本国内の主要なアニメーション映画の賞を獲得したほか、毎年カナダで行われるファンタジア国際映画祭でも最優秀作品賞をはじめ5部門に輝いています。 代表作のひとつである『夜明け告げるルーのうた』は海外でもさらに高い評価を受け、アヌシー国際アニメーション映画祭で長編部門クリスタル賞(グランプリ)を獲得。これは、1995年の『平成たぬき合戦ぽんぽこ』(高畑勲)以来22年ぶりの功績となりました。
川栄李奈、片寄涼太など、注目の若手が声優キャストとして名を連ねる
本作には、新鋭の俳優・女優として今後の活躍が期待される人物たちが声優として名を連ねています。 主人公“港”役には、GENERATIONS from EXILE TRIBE でボーカルを務める片寄涼太。2019年に話題となったドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』などに出演し、俳優としても今後の活躍が期待されている片寄が声優に初挑戦します。 また、港と恋に落ちるヒロイン“ひな子”役は、元AKB48で演技派の女優として抜群の存在感を発揮する川栄李奈が務めます。川栄は『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2017年)や『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』(2018々)などで声優経験があり、声の出演は3作目となります。
さらに港の妹役に松本穂香、港の後輩の消防士役に伊藤健太郎と、人気と実力を兼ね備えたフレッシュな二人が脇をかため、最旬豪華キャスティングが実現しました。
アヌシー国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門にノミネート!
アヌシー国際アニメーション映画祭とは、ザグレブ、オワタ、広島と並ぶ世界4大アニメーション映画祭の一つです。カンヌ映画祭からアニメ部門が独立し1960年に設立されました。世界最大にして、最も歴史の古いアニメーション映画祭として知られています。 これまで日本作品が数多くノミネートされており、1993年の宮崎駿監督『紅の豚』、1995年の高畑勲監督の『平成狸合戦ぽんぽこ』は共にグランプリを受賞。2007年の細田守監督『時をかける少女』は特別賞、2011年の原恵一監督『カラフル』は特別賞と観客賞のダブル受賞、そして 2015年の原恵一監督の『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』は審査員賞を受賞しています。 湯浅は、2017年の『夜明け告げるルーのうた』でもアヌシー映画祭で長編部門クリスタル賞(グランプリ)を受賞。今回の『きみと、波にのれたら』にも2度目の快挙に期待がかかりましたが、惜しくも受賞は逃しました。
映画『きみと、波にのれたら』は2019年6月全国ロードショー
世界を魅了してきた湯浅監督の最新作『きみと、波にのれたら』は、小さな港町を舞台に、消防士の青年・港(みなと)とサーファーの大学生・ひな子との運命的な恋を描きます。 豪華声優陣を迎え、アヌシー国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門にもノミネートされた本作は、自信を持てずにいるすべての人へ、湯浅監督が送る感動のラブストーリー。 「したたかに生きなければという世の中で、純粋な主人公を波にのせてあげたいと思った」と監督が語るこの作品は、そっとあなたの背中を押す物語。切なくも胸が熱くなる、 青春ラブストーリーが2019年夏に誕生しました。