2017年9月20日更新

『夜明け告げるルーのうた』が超高評価!作品の魅力とは?【アニメだからとなめてかかると泣かされる!】

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夜明け告げるルーのうた

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湯浅政明の話題の新作が早くも自宅で楽しめる!

2017年5月19日に公開され、各方面から絶賛を受けた湯浅政明監督のアニメーション映画『夜明け告げるルーのうた』。そのBD/DVDが2017年10月18日に早くもリリースされます。 湯浅監督はこれまでも『マインド・ゲーム』や『四畳半神話大系』などを手掛け、オリジナリティとアイデアに溢れるアニメーションで独自の世界を表現してきました。 そんな彼が「好きなものを好きと言うこと」をテーマに掲げた『夜明け告げるルーのうた』は、アニメ好きもそうでない人も必見の作品となっています。今回は『夜明け告げるルーのうた』のBD/DVDが発売となる前に、本作の評価や魅力を改めて振り返っていきます。

『ピンポン』の松本大洋、『デビルマン』の永井豪ら大物漫画家も絶賛!

海外では「2017年アヌシー国際アニメーション映画祭 - 長編部門」において、最高のクリスタル賞に輝いた本作。国内でもアニメ関係者を中心に、各著名人が絶賛するコメントを寄せています。 以前から湯浅監督のファンであり、『映画 山田孝之3D』の監督を務めた松江哲明は、“尋常じゃない涙が出た”とインタビューに答えています。 そのほか湯浅監督が2014年にアニメ化した『ピンポン THE ANIMATION』の原作者・松本大洋はやさしさと悲しさが詰まったドラマの部分を、『デビルマン』を描いた人気漫画家・永井豪は独創的なアニメーションの部分を絶賛するコメントを寄せています。

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【ネタバレあり】劇場で観た一般の人たちからは「泣いた」の声多数

『夜明け告げるルーのうた』を劇場で観た人たちは、湯浅監督のファンもそうでない人からも「泣いた」という声が多く上がっています。 劇中では思春期の少年・カイと不思議な人魚の少女・ルーが出会い、困難を乗り越えながら絆を紡いでいく王道のストーリーが展開します。 山場となるのは人びとに迫害されていたルーと人魚たちが命を懸けて町の人たちを助けるシーン。それまでルーの一挙手一投足を可愛らしく描いてきたこともあり、その献身的な姿は涙なしには観られません。

観ているだけで面白い湯浅監督のアニメーション

湯浅監督と言えばアニメーションが特徴的なことで有名です。パースを歪ませ動きを重視したアクションシーン、ポップな色使いのサイケデリックなアニメーションなど、湯浅作品でしか観ることのできない唯一無二の画作りでファンを虜にしてきました。 2013年にアニメスタジオ・サイエンスSARUを立ち上げてからは、積極的にフラッシュアニメーションを取り入れ、現場の効率化にも着手しています。 漁港の街を舞台に人魚のルーが登場する本作では、斬新な水の表現に目を奪われます。湯浅監督の表現力とフラッシュアニメーションの特徴でもある滑らかな動きを生かした水のシーンにはぜひ注目したいところです。

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一般にもウケるようにチューンされた湯浅ワールドが好評

上述した異彩を放つアニメーションの部分で業界人や一部のコアなファンから支持されてきた湯浅監督。 本作はキャラクターデザインに『午前3時の無法地帯』で知られる漫画家・ねむようこ、脚本には多くのヒットアニメに携わってきた実力派の吉田玲子という二人の女性を加え、湯浅ワールドはそのままにより多くの人の心に届くような映画となっています。 さらに主題歌である斉藤和義の名曲「歌うたいのバラッド」も物語のテーマとシンクロして、随所で涙腺を刺激してきます。 湯浅監督が積み上げてきたアニメーションの力と、多くの人の心を動かすエモーショナルな物語が見事に融合している本作は、業界人・一般人の両方から評価されているのもうなずけます。

これからもますます活躍する湯浅監督、ぜひチェックしておこう!

残念ながら劇場で『夜明け告げるルーのうた』が観られなかった人にとっても、早々にBD/DVDが発売となるのは嬉しい限りです。2018年春には最新作『DEVILMAN crybaby』のNetflixでの配信も予定されており、今後の活躍からますます目が離せない湯浅政明。本作もできるだけ早くチェックしておきたいところです。自身の「好き」を精一杯叫ぶカイとルーの姿にきっとあなたも感動するはず。