『七つの大罪』エレインを徹底解説!バンとの関係や意外な強さまで紹介
鈴木央さんによる大人気コミック『七つの大罪』。2012年より『週刊少年マガジン』にて連載され、2014年からはアニメの放送も開始しました。そんな本作は、リオネスと呼ばれる国を舞台に、国から逃走した7人の大罪人から構成される伝説の騎士団「七つの大罪」の戦いと行く末が描かれている作品となっています。 今回は、そんなエレイン自身のこと、そして彼女と関わりのある人物との関係性など紹介します。 ※この記事は『七つの大罪』の重要なネタバレを含みます。
『七つの大罪』エレインを解説!バンとの恋の行方は?意外な闘級とは
『七つの大罪』に登場する、可憐で儚げな少女・エレインは密かな人気を集めているキャラクターです。怠惰の罪・キングの実の妹であり、キングの代わりに妖精王の森を守っていた人物で、「泉を守る聖女」と呼ばれることも。
エレインとバンとの関係は?
ヘルブラムや妖精族の助けに向かった妖精王ハーレクイン(キング)に代わり、孤独に700年もの間「生命の泉」を守り続けていたエレイン。そんなある日エレインは、これまで幾度となく現れた盗賊と同じように、「生命の泉」を目当てにやって来たバンと出会います。 人間は悪だと考えていたエレインは、はじめの頃はバンに対しても冷たくあしらっていましたが、これまで「生命の泉」を狙ってきた人々とバンは違うと気づきます。そして、エレインとバンは次第に互いのことを大切に思うようになっていくのでした。 しかしある日、魔人族に襲撃されたエレインとバンは致命傷を負う事態に。そこでエレインは自身の事を顧みず、バンへ口移しで「生命の泉」の水を与えます。それにより不治の身体を手に入れたバンですが、エレインはそのまま命を落とすことに。そして、バンはこの一連の事件から「強欲の罪」を背負うことになるのでした。
しかしその後、死者の都で再会したエレインとバン。この死者の都では、互いを想う気持ちが強くなければ相手の姿すら見ることができない場所であり、そこで2人が再会を果たしたことから、2人の絆の強さがうかがえます。そしてバンはエレインに「いつか必ずお前を奪う」と伝えて口づけをし、2人の間には再び別れが訪れることに。 その後エレインを復活させる方法を探していたバンは、女神族と交信することができる「ケルヌンノスの角笛」を使って、エレインを生き返らせてくれるように頼みます。しかし一筋縄ではいかず、交換条件としてメリオダスの殺害を提示されることに。 さらにその後、十戒の封印が解除され、エレインはメラスキュラの魔力「怨反魂の法」によって実体を伴って復活を果たします。しかしこの「怨反魂の法」は、死者の未練を増大させて執着や怒りを生み出すことで生命力を維持するもので、未練がなくなると命は消えてしまうという不完全な蘇生でした。
エレインは「バンと一緒に旅をすること」が実現できなったため、その未練から復活し、バンと共に旅をしていたジェリコに牙を向く事態に。しかしバンとジェリコの説得によって落ち着いたエレインは、結果として2人の旅に加わることになるのでした。 以上のことからもわかる通り、エレインは死後もバンのことを想い続けるほどバンのことを愛しており、さらにバンもエレインのことを想い続けていました。そんな2人はファンからも純愛カップルとして人気を集めており、その人気は「バンエレ」という言葉が生まれるほどとなっています。
兄・キングとの関係は?
エレインとキングは実の兄妹の関係にあるのですが、エレインはキングに対して思うところがあるようす。その理由として、キングがヘルブラムや妖精族を助けに行ってしまったため、代わりにエレインは700年間も孤独に妖精王の森を守らなければいけなくなったことがあります。その結果、彼女は生命の泉を守るために命まで落としてしまったので、無理もありません。 一方でキングはエレインのことを大切に思っていたようで、エレインの死後、バンがエレインの命を奪ったのだと勘違いしていた頃には、容赦なくバンの胸を霊槍シャスティフォルで突き抜いたりと、怒りを露わにしています。さらにキングは、霊槍シャスティフォルの力でバンを石化させたことも。 エレインに頼りっきりで妖精王の森を飛び出したキングですが、エレインに対して負い目を感じていたようです。
エレインの能力や技を紹介!風を操る妖精
エレインは風属性の魔力「神風(ミラクルウィンド)」を持っており、攻撃力はあまり高くありませんが、相手を麻痺状態にできます。そしてエレインの能力(技)には以下のようなものがあります。 まず1つ目は「そよ風の逆鱗」。この技は手を払うことで突風を発生させるもので、相手を遠くへ飛ばすことができます。かつてバンが「生命の泉」へやって来たときには、この技で何度もバンを吹き飛ばしていました。 2つ目は強い風を生み出す「金風の逆鱗」という技で、広範囲にわたって風を作り出し、複数の相手を吹き飛ばすことも可能です。 3つ目の「追撃のつむじ風」は相手を追撃するつむじ風を作って攻撃する技。バンがメラスキュラに捕らえられたときには、この技で助け出したことも。 そして4つ目の「嵐瀑布(テンペスト・フォールス)」は覚醒後のエレインによる技で、巨大な竜巻をいくつも発生させる必殺技となっています。
エレインが闘級2万超えで復活!?今後の登場も見逃せない
魔神族に襲われ、命を落としたエレイン。その後にメラスキュラの魔力によって蘇るも、バンへの未練がなくなると消えてしまい、さらにメラスキュラが死亡することでも再び命を落とすことになるという、難しい条件の元での復活となっていたのでした。 そんな中、十戒やメラスキュラとの戦いの中で、バンを助けたいという気持ちからエレインの背中に羽が生え、エレインの闘級は2830から2万1050まで上昇。さらに、最終的にメラスキュラを生け捕りすることにも成功したため、エレインは生き残ることができました。 1度は命を落とした後に不完全な復活を果たしたエレインですが、メラスキュラの問題も解決し、バンとの幸せそうな姿を目にすると、もう悲しい思いはしてほしくないと思う方も多いはず。エレインの今後の動向にも注目です。