2024年1月16日更新

『七つの大罪』最終回をネタバレ解説!戦いの結末は?あのキャラはどうなった?

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魅力的なキャラクター、独自の世界観、壮大なテーマで人々の心を掴んできた『七つの大罪』。週刊少年マガジンにて約8年間連載を持ち、2020年、無事に最終回を迎えました。 2014年にはテレビ東京にてアニメ化もされており、最終回でどこか寂しい思いをしたファンも少なくないでしょう。今回は『七つの大罪』の最終回を、徹底ネタバレ解説します!

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最終決戦の行方をネタバレ解説!ラスボスは魔神王ではなかった!?

魔神王との最終決戦

魔神王の力の片欠を使い、魔神王の依り代にされた主人公・メリオダスの弟・ゼルドリスは魔神王に洗脳されてしまいます。メリオダスの恋人・エリザベスによると、魔神王は外側だけではなく「内側」からも攻撃せねばならないとのこと。 そこで登場するのがゼルドリスの恋人で吸血鬼のゲルダ。魔神王の血を吸い、精神の世界から本物のゼルドリスと共に魔神王に戦いを挑みます。同じ頃、現実世界では七つの大罪の合技「不俱戴天(ふぐたいてん)」が炸裂し、見事「外側」と「内側」から魔神王を撃破することに成功するのです。

ホークママの正体は“混沌”そのもの!?マーリンの真の目的とは

七つの大罪はこれまでも謎が多かった暴食の罪・マーリンに真の目的を問うと、先程まで全員が魔神王と戦っていた場所まで瞬間移動させられます。そこでマーリンは「アーサー王を目覚めさせ、混沌の王にする」ことが彼女の真の目的だと明かしました。 マーリンは、幼い頃に恋をしたメリオダスにエリザベスという存在がいることを知り、苦しんでいたところに「混沌」の存在を耳にします。 「混沌」とは、「魔神王すら畏れる闇と女神族すら崇める光を持つ存在」であり、「混沌」を復活させ今度こそ心の飢えを満たすことがマーリンの目的だったのです。 同時に、今まで一緒に旅をしてきたホークママが「混沌」そのものであるという衝撃の事実も告げられます。

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キャスの正体が判明!“混沌の王”になるのは誰だ

マーリンによって復活させられ「混沌」と共鳴し“混沌の王”となったアーサー王の前に、かつて行動を共にしていた、キャスという猫のような生物が現れます。 実はキャスの正体は「キャスパリーグ(鉤爪で掻き毟る怪猫)」。キャスパリーグはずっとアーサーが「混沌」と共鳴するときを待ちわびており、共鳴された今、アーサーを食らい、自らが“混沌の王”になると言い放ちます。 長く一緒にいたアーサーはショックを受けますが、キャスパリーグに立ち向かう覚悟を決めるのでした。 アーサーの右腕を食らったキャスは大きな獣へと変貌し、驚異の力を発揮します。しかし最後はキャスと「混沌の一片」共々アーサーの中に吸収され、事態は収集します。

アーサーの目的と七つの大罪の決断

七つの大罪
© 鈴木央・講談社/「七つの大罪 憤怒の審判」製作委員会・テレビ東京

キャスとの決戦前、メリオダスは「混沌」の力は持つ人の意思ひとつで世界を変貌させられるほど危険であり、排除すべきだとの考えを示しますが、色欲の罪・ゴウセルによって否定されます。「どんな力でも使い方次第」だと。 その言葉通り、キャスとの決戦でアーサーは、「誰も苦しまず、誰も悲しまない。誰もが如何なる脅威と厄災に脅かされない安息の地を。永遠の王国を創る」と高らかに宣言。“混沌の王”となることを決意します。 アーサーの固い決意を聞いた七つの大罪は、今度は否定せず、必ず「永遠の王国」を実現させてほしいこと、もしも道を間違えたとしても七つの大罪がついていること話し、背中を押します。

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最終回ではメリオダスとエリザベスの子供が登場!次回作の主人公は「次の世代」

魔神王との決戦のその後を解説!続編制作も決定

魔神王との決戦から1年半後、メリオダス&エリザベスの間とバン&エレインの間には、なんと子どもができていました。それぞれの子どもに、メリオダスは「トリスタン」、バンは「ランスロット」と名付けます。 次回作の主人公ははっきりとは名言されていませんが、「物語は、次の世代へ」というキャッチコピーが最終巻で解禁。主人公が誰かの娘、息子になる可能性は高そうです。 ランスロットは2020年8月に読み切りで公開された番外編で、トリスタンは最終話でそのビジュアルが解禁されています。 また、元・聖騎士長のデスピアスが、最終回で「人間のためだけの王国を創る」と意味深な言葉を残していました。この伏線がどのように回収されるのかも見どころですね。

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アーサーにホークママに、怒涛の伏線回収!最後ヒヤヒヤしたが、見守ってきた七つの大罪たちが大団円でホッとした。いい最終回です。

吹き出し アイコン

バン×エレイン推しなので名付けのシーンが最高でした。団長との関係が次の世代に繋がっていくと思うと感慨深いです……

次の世代「トリスタン」と「ランスロット」の名前の由来とは

「トリスタン」と「ランスロット」は中世イギリスに執筆された『アーサー王伝説』に出てくる重要人物であり、アーサー王に仕えた精鋭たち「円卓の騎士」のメンバーです。 どちらも物語においてはメインキャラクターで、特にランスロットの方は王妃と不倫したことで内乱を起こすきっかけを作っています。 これまでも『七つの大罪』では「アーサー」「マーリン」「エレイン」など、キャラクターの名前には『アーサー王伝説』から取られたものが多い様子。 次回作でトリスタンとランスロットはアーサーやマーリンと共に旅をするのか、他の「円卓の騎士」は登場するのか、今から内容が楽しみですね。

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七つの大罪メンバーはどうなった?キャラクター毎に解説

メリオダスとエリザベス

お互いの強力な呪いによって実に3000年もの間、出会っても結ばれることのなかったメリオダスとエリザベス。最終回では2人は結ばれ、メリオダスはリオネス国王に、エリザベスはリオネス王妃となって国を統治しています。 さらに、2人の間にはトリスタンという子どもができており、平和な毎日を送っているようです。 2人を長い間苦しめてきた、メリオダスの「永遠の生」の呪いとエリザベスの「永劫の輪廻」の呪い。これらはメリオダスが魔神王を倒した際マーリンが呪いを可視化する魔法を使い、無事に解かれています。 また国王と王妃になる前、新婚旅行として3000年の間に何度も二人が出会っているはずのブリタニアの地を巡って旅をしているようです。

バンとエレイン

時々1人だけ別行動を取ることがあった強欲の罪・“不死身のバン(アンデッド・バン)”。全ての行動は「死なせてしまった妖精族の少女・エレインを復活させるため」のものでした。 魔神王との決戦後、2人は「のんびり旅して回る」と発言していますが、エレインの妊娠と共に妖精王の森に移ったようです。最終回で子どもは登場しませんでしたが、2人は子どもにランスロットと名付けています。 実は妖精と人間の間に子どもができ、しかも妖精が花や樹木から生まれるのではなく、お腹から生まれるのは史上初めて。森では「こんなにも世界は平和になった」と、平和の象徴として話題になったようです。

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キングとディアンヌ

過去、まだディアンヌが幼い頃に1度恋をして離れ離れになってしまった嫉妬の罪・ディアンヌと怠惰の罪・キング。「ずっとディアンヌのことを好きでいる」という約束を守り、キングは最終回まで彼女のことを思い続けていました。 魔神王との決戦の後、2人は“すぐにでも”結婚したいという意志を表明し、妖精王の森で「妖精王」と「巨人の女王」となり、「妖精と巨人の王国」を築くつもりのようです。 結婚式の様子やディアンヌが懐妊した様子は描かれていませんが、最終回でキングが「トリスタンよりも自分たちの子どもの方がかわいい」と発言していることから、無事に結婚し、子どもにも恵まれていることが伺えます。

ゴウセル

色欲の罪・ゴウセルは魔神王との決戦後、「自分に何ができるのかを探す旅」に出ると発言しています。「行く宛てがある」とのことですが、場所は明言されていません。 自身の感情と記憶を受け入れ、これまで削除していた記憶を取り戻した際、ディアンヌに言われた「辛かったら七つの大罪のみんながいる」という心強い言葉と共に、挨拶をして去っていきます。 最終回ではトリスタンの誕生日を祝うため、リオネス王国に赴き、七つの大罪と再会。トリスタンに今まで七つの大罪がしてきた旅について教えています。これをきっかけにトリスタンの将来の夢は「七つの大罪」となりました。

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ホーク

豚のような見た目をした謎の生物、ホーク。旅の途中、彼の正体は、魔神王がメリオダスを監視するために煉獄からさらってきた生き物であることが判明します。ヘンドリクセン戦で攻撃を受けても無傷だったのは、単なるラッキーではなく、煉獄出身の伏線だったのですね。 魔神王との決戦後、最後にエリザベスとメリオダスに別れを告げたのはホークでした。 ホークは、メリオダスとバンが以前に煉獄で出会い、命を懸けて2人を救ってくれたという生き別れの兄「ワイルド」の亡骸を探しに行くと言うのです。一度死んだと思われた「ワイルド」は実は煉獄で生きており、ホークが煉獄に行った際無事に再会しています。

マーリン

暴食の罪・マーリンは、魔神王との決戦後から行方が分からなくなっています。最終回、リオネス王子トリスタンの誕生日にメリオダスが「全員に声をかけた」と言っているにも関わらず、マーリンとアーサーは来ていません。 マーリンの魔術があれば瞬間移動などですぐに来ることが可能であるはずですし、メリオダスを慕っているアーサーが来ないというのは考えられません。何か来られなくなった理由があるのでしょうか。次回作の伏線となっているのかもしれませんね。 1度は七つの大罪との決別を決心したマーリンですが、メリオダスの説得により「アーサーを導くこと」を約束しているので、アーサーが「永遠の王国」を作ることを助けているはずですが、詳細は不明です。

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エスカノール

傲慢の罪・エスカノールは、魔神王との決戦の際、必殺技「ザ・ワン」を使い、体の負担が大きすぎて死亡しています。 体が燃え尽き、消えゆくエスカノール。彼は最期に、マーリンにずっと好きだったこと、しかしそれはかつて唯一愛をくれた女性・ローザに顔が似ているからではなく、自身の体を気味悪がらずにいてくれたからだと伝えます。 するとマーリンは燃え盛るエスカノールに口づけをし、口周りに大やけどを負います。「想いには応えられなかったが、せめて自分を愛してくれたただ一人の男の証をこの身に焼きつけよう」と言い、エスカノールは別れを告げ、塵となって消えました。 マーリンはその後も、やけどを治さずにあえて残しているようです。

エリザベス死亡説の真相

エリザベスは最終回まで生き延びましたが、それまでに何度も死の危険に瀕しています。 1度はメリオダスが呪いを解き死の危機から脱したエリザベスでしたが、310話で呪いが復活してまた死にかけました。342話ではキャスが見せたもう1つの世界線で、老衰で亡くなるエリザベスが登場。 死を思わせる描写が多いこともあって、終盤まで彼女の死亡説が濃厚だったのでしょう。

続編『黙示録の四騎士』とは?

聖戦終結から16年後、主人公は平和な天空の地「神の指」に住む少年・パーシバルです。 『七つの大罪』で人間だけの世界を作ると決意したアーサーは、本作ではリオネスと対立するキャメロット国王となっています。アーサーは“遠くない未来、世界を滅ぼす「黙示録の四騎士」が現れる”という予言のもと、その四騎士の排除を命令。 『黙示録の四騎士』では四騎士の1人であったパーシバルが、ランスロットやトリスタン、ガウェインと出会い冒険していく姿を描きます。

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令和3年1月1日から、インターネット上に違法にアップロードされたものだと知りながら侵害コンテンツのダウンロードを行う行為が幅広く違法となります。刑事罰の対象となる場合もあります。

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今後も『七つの大罪』続編『黙示録の四騎士』の動向に注目!

『七つの大罪』の終盤は続編への伏線が多数張り巡らされていました。2023年10月からは『黙示録の四騎士』のアニメも放送されるので、改めて『七つの大罪』を復習して『黙示録の四騎士』の前日譚をおさらいしておきたいですね!

アニメ『七つの大罪』が気になる方はこちら