2019年12月16日更新

『ドラゴンボール超』ザマスの野望が悟空らを襲う!悪に堕ちた界王神見習い

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ドラゴンボール ザマス

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『ドラゴンボール超』ザマスはただの界王神見習いじゃない!歪んだ正義を持つ危険人物【ネタバレ注意】

ザマスは、テレビアニメ『ドラゴンボール超』の「未来トランクス編」に登場した人物です。第10宇宙の北の界王であり、ずば抜けた戦闘力を持っていました。登場時は、界王神になるために、第10宇宙の界王神であるゴワスに師事しています。 登場作品はテレビアニメ『ドラゴンボール超』と、とよたろう作の同作コミカライズ作品です。他にはアーケードゲームの『ドラゴンボールヒーローズ』やスマホ用アプリゲームの『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』にも登場しています。 見た目は端正な顔立ちで、立ち振る舞いや口調も上品なキャラクターです。しかし性格は非常に潔癖で、傲慢かつ人を受け入れる心が備わっていません。そして“正しさを持たずに、争いや過ちを繰り返す生き物は愚かで罰するべき”という歪んだ正義感を持っています。それがエスカレートした結果、人間(知的生命体全体)を抹殺する「人間0計画」を実行するに至りました。 登場当初の戦闘力は、手合わせした悟空に負ける程度でした。最終的には、ゴクウブラックと合体した状態なら、界王拳を使う超ベジットブルーと互角にまで強くなります。 ※本記事では『ドラゴンボール超』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際は注意して下さい。

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トランクスや悟空たちを襲った「人間0計画」とは

神々を含んだ全ての知的生命体を抹殺した後に、新しい世界を築く計画を指します。ザマスは界王神を目指す修行中に“人間は過ちを繰り返す愚かな生き物であり、滅亡させなければならない”と考えるようになりました。“人間を見守り、導く”方針をとる神々も、ザマス自身の考えにそぐわないため、滅亡させねばならないという理屈を示します。 「人間0計画」がザマスによって立案された世界は現代、未来、並行世界の3つでした。そのうち、計画実行(師匠の界王神であるゴワスの殺害)に着手された世界は未来と並行世界の2つです。最終的には、いずれも失敗に終わりました。

作中に登場するザマスは3人!現代・未来・並行世界に存在する悪役

作中には、現代のザマス、未来のザマス、並行世界のザマスが登場します。現代の先にある未来とは別の“未来の並行世界”にもザマスは存在していましたが、そこでは「人間0計画」を立案する前にビルスによって封印されました。 それでは、作中に登場する3人のザマスについてそれぞれ解説します。

現代のザマスについて解説!ビルスによって消滅させられる

ドラゴンボール超と原作の本編で、「人間0計画」を阻止された世界のザマスを指します。 現代とは、先述の通り原作や『ドラゴンボール超』の舞台です。宇宙対抗格闘試合のあと、現代には、未来のトランクスが再び助けを求めにやってきます。未来で、悟空とそっくりな見た目を持つゴクウブラックに世界が破壊されつつあるからです。これは、原作セル編で登場したのと同じトランクスです。 そして現在のザマスは、師匠のゴワスを殺害しようとしてビルスに破壊されます。結果的に、現在のザマスは、「人間0計画」を実行する寸前に存在を消されました。

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未来のザマスについて解説!未来トランクス達が暮らす宇宙を破壊

原作セル編でトランクスが住んでいた、宇宙ごと破壊された世界のザマスを指します。 未来とは、原作セル編で17歳のトランクスが住んでいた世界です。この世界では未来のザマスによって界王神ゴワスが殺され、「人間0計画」が進行していきました。それに対し、大人になったトランクスとマイが中心となってレジスタンス活動をしています。 未来のザマスは、この世界にいたザマスを指します。物語のクライマックスで、並行世界のザマスはゴクウブラックと合体して「合体ザマス」になります。

並行世界のザマスについて解説!最強クラスの戦闘力を持つ「合体ザマス」へ変貌

現代でビルスがザマスを破壊したことで生まれた、ザマスがゴクウブラックになった世界のザマスを指します。 並行世界は、師匠のゴワスを殺害しようとした現代のザマスを、ビルスが破壊したことによって生まれました。つまり、並行世界は、ザマスがビルスによって破壊されなかった場合の世界です。 並行世界のザマスは、ゴクウブラックになりました。ゴクウブラックとは、並行世界のザマスが並行世界の悟空を殺害して体を乗っ取った姿です。つまり、見た目が悟空で、中身はザマスである人物なのです。並行世界のザマスは、未来来トランクスのいる世界に移動して、その世界のザマスと合流し、手を組みます。

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悟空と瓜ふたつ!ゴクウブラックの正体とザマスとの関係

作中に登場するザマスとゴクウブラックは、未来のザマスと、並行世界のザマスが悟空の体を乗っ取った人物の組み合わせです。 並行世界のザマス(ゴクウブラック)は未来に移動し、未来のザマスと手を組みました。一見、未来のザマスと悟空にそっくりな誰かが組んでいるように見えますが、それぞれ2人に宿る精神はどちらも違う世界線のザマスのものです。 とはいえ、作中では2人は全く違うキャラクターのように描かれています。“人間0計画を実行すべき”という根本的な思想は同じですが、お互いを別々の人格として捉えている描写がありました。未来で悟空、ベジータ、トランクスがゴクウブラックと戦っているときに未来のザマスが言った“仲間ではなく、利害が一致したから組んでいるだけ”という旨の発言です。 つまり、仮に未来のザマスと並行世界のザマスとの間で利害の不一致が起これば、仲間割れしていたでしょう。従って、2人のザマスは全く同じ人物というわけではありません。

未来のザマスと並行世界のザマス、2人が迎えた結末とは

最終的に、全ての世界のザマスは消滅しています。 現代のザマスは、ビルスによって破壊されました。未来のザマスは、全王によって宇宙ごと破壊されています。並行世界のザマスは悟空を殺害してゴクウブラックになり、のちに未来に移動したため、未来のザマスと同じく宇宙ごと消されています。

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現代・未来・並行世界はどうなった?

現代は、ビルスによってザマスが破壊されたため、そもそも「人間0計画」が実行されずにストーリーが進行しました。 未来は、悟空やベジータ、未来トランクスvs未来のザマスと並行世界のザマス(ゴクウブラック)の戦いが繰り広げられましたが、最終的に宇宙ごと消滅します。未来のザマスと並行世界のザマス(ゴクウブラック)が合体した「合体ザマス」になったあとに、彼はトランクスに光の剣で両断されました。 ですが、「合体ザマス」は不死身だったために、両断されたあと宇宙と一体化して世界を滅ぼそうとします。収集がつかなくなったとみた悟空が全王を呼び、全王は未来の世界を宇宙ごと全て消滅させました。結果として、未来の世界はトランクスとマイ以外の宇宙ごと全て消滅します。未来トランクスとマイは、こことはまた別の未来の世界で過ごすことになりました。 並行世界は、ザマスも悟空も存在しない状態でそのまま残ります。並行世界のザマスが悟空を殺害してゴクウブラックになり、その後未来に移動したためです。

『ドラゴンボール超』見所満載の「未来トランクス編」!ザマスが引き起こした宇宙規模の戦いは必見

ずいぶんとややこしいですが、『ドラゴンボール超』で登場した3人のザマスは、最終的に全員消滅します。トランクスたちの活躍によって「人間0計画」は阻止されましたが、未来の世界は完全に消滅してしまいました。 放送当時、この展開には賛否両論ありましたが、“宇宙規模の戦い”を描く上で、ザマスはとても印象的なキャラクターです。