2020年1月15日更新

『Dr.STONE(ドクターストーン)』のスゴイ発明品ベスト10!冒険心をくすぐられる化学ロマン

ドクターストーン

『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『Dr.STONE(ドクターストーン)』。2019年にはアニメ第1期が放送され、ますますの盛り上がりをみせています。今回は作中で登場するスゴすぎる発明品のベスト10を紹介!果たしてその発明品とは?

目次

『Dr.STONE(ドクターストーン)』で千空たちが発明したスゴイ発明品ベスト10!

2017年から少年ジャンプで連載中の『Dr.STONE』。原作・稲垣理一郎、作画・BoichiによるサバイバルSF漫画です。2019年7月から12月にかけて第1期アニメが放送され、さらには第2期の制作も決定しています。 作中での見所はなんといっても、個性的なキャラクター達が現代の「科学」を用いて様々なアイテムを自ら作り出していく姿。そこで本記事では、『Dr.STONE』において登場するスゴイ発明品ベスト10を、物語のあらすじを踏まえながら紹介していきます! ※この記事では、2020年1月までの『Dr.STONE』の最新情報に触れています。ネタバレに十分に気を付けながら読み進めてください。

『Dr.STONE』のあらすじは?

高校生の大木大樹(おおきたいじゅ)は、以前から想いを寄せていた小川杠(おがわゆずりは)に告白をしようとしていました。しかし、思いを告げようとしたその瞬間、突如空が謎の光に包まれ、人類は全て石と化してしまいます。 長い年月を経て、なんとか石化から開放された大樹が見たものは、現代の景色が跡形もなく消え去った世界でした。そこで先に石化から脱していた幼馴染で科学オタクの石神千空(いしがみせんくう)と再会した大樹は、彼から、この世界はあの時から3700年が経過していることを聞かされます。 石化の謎を解明し、ゼロから文明を蘇らせようと決意した二人は、千空の卓越した科学力によって、仲間と協力し、試行錯誤を繰り返し様々なアイテムを開発していきます。 文明が崩壊した「ストーンワールド」において、科学の力で人類と文明を復活させるべく、彼等の冒険が今始まる――。 王道アクションや冒険ファンタジーに加え、「科学」を大きくテーマとして扱っている作品です。

スゴイ発明品①: 石鹸

物語の序盤で千空は体力自慢の大樹に大量の貝殻を粉々にさせ、それを原料とした石灰(炭酸カルシウム)を作り出します。文明が崩壊したため、もちろん病気を治す術がないストーンワールド。千空はこの世界での病気はゲームオーバーを意味すると考え、石灰を利用して石鹸を完成させました。 作中で千空はこの石鹸を“ 医者代わりの命の石”、『Dr.ストーン』と、この作品のタイトルとなっている名で呼んでいます。

スゴイ発明品②: ガラス

全人類が石化したものと思われたのにも関わらず、千空は石化されていない生きた人間達が暮らす集落・石神村の存在を知ります。そこで出会った病気の少女・ルリを治すために薬を作り出そうとした千空ですが、土で作った土器では化学薬品に耐えることが出来ませんでした。その問題を解決するために千空はガラスを作りだそうとします。 ガラスの主な原料となる珪砂(けいしゃ)という砂に、すりつぶした貝殻(炭酸カルシウム)、焼いた海藻を混ぜることでガラスは完成したかに思えました。しかし、千空には科学力はあるもののガラスを器に形成するような技術はありません。 そこで優れた加工技術を持つ村の職人・カセキに協力を依頼し、なんとか薬品の保存や調合に耐え得るガラスの器が完成――。千空達が作ったガラスは薬品問題だけでなく、その後も様々な発明品に応用されていきます。

スゴイ発明品③: コーラ

千空は彼らと対立する獅子王司の仲間である、あさぎりゲンと出会います。ある時、村の人間に襲われたゲンは間一髪のところを千空に助けられ「ささやかな願い」を口にします。それは“コーラ”を作る代わりに千空達に協力するということでした。 一般的なコーラの主な成分は、糖類、炭酸、酸味料、香料となっています。そこで千空はハチミツを焦がしたカラメル(糖類)、パクチー(香料)、ライム(酸味料)、炭酸水でそれらを代用し、ゲンとの約束を果たすためコーラを作成しました。 おそらくこの中でもっとも用意するのが難しいと思われるのが「炭酸水」でしょう。現代では専用のマシンを使う、もしくは重曹とクエン酸を水に溶かすだけで簡単に作れますが、この時の千空はどちらも持ち合わせてはいませんでした。 千空は炭酸水を酒の発酵で二酸化炭素を発生させ、それを1日かけて滝に設置した細工で冷やしながら水に溶かすことで「炭酸水」を作り出しました。手間はかかっているものの、ストーンワールドにおいてこのような嗜好品を産み出してしまう千空の科学力には見事というほかありません。

スゴイ発明品④: 万能薬(サルファ剤)

ルリの病気を治すために必要となった薬。それが万能薬です。万能薬は大きくペニシリンとサルファ剤の2つに分けられ、千空は手間と時間はかかるが100%作ることのできるサルファ剤を作成することに決めます。サルファ剤は、合成抗菌剤・化学療法薬の総称で、実際に何万人もの人類の命を救ってきました。 作中では大きく3つのルートに分けて材料を集め調合を行っています。 1:鉄→強力磁石→電気 2:硫酸→塩酸 3:酒→炭酸→重曹 さらに、石炭やアンモニア等の様々な素材を集めついに千空達は万能薬・サルファ剤を作り出すことに成功します。

スゴイ発明品⑤: 携帯電話

圧倒的な武力で獅子王司が作り上げた司帝国との決戦を控えた千空は情報戦の重要性を説き、帝国側にスパイとして潜入している大樹・杠と連絡をとるため携帯電話(トランシーバー)の作成を考えます。 作り始めるとはいっても、携帯電話。今までの発明品とは比べ物にならない代物です。千空は、4つの大きいルートに分けたロードマップに沿って仲間と材料集めを始めます。 1:バッテリー 2:真空ポンプ→真空管 3:暖炉→プラスチック→コイル 4:マイク、イヤホン この中でも千空の科学知識が発揮したのが、マイク、イヤホンの作成です。千空はストーンワールドで作った初めての発明品・ワインを用意します。実はこのワインにこびりついている酒石と呼ばれる粒がマイク、イヤホンの作成に欠かせない材料となったのです。 酒石に焼いた海藻(炭酸ナトリウム)を混ぜることで、音響振動を電気信号に変換する(逆も)ことが可能な物質・ロッシェル塩が完成します。 こうして千空はまさかの材料から現代ではおなじみの部品を生み出していき、仲間総出で携帯電話を完成させます。

スゴイ発明品⑥: 自動車

千空達は携帯電話を用いて司帝国を戦わずして開城させようとしましたが、村人のクロムが司達に捕まってしまいます。クロムを救出するため帝国近くに本拠地を移すことになった千空達は、村人(仲間)・発明アイテムを全て運搬しようとしますがそれは非常に困難なことでした。そこで必要となったのが自動車です。 まず千空達は以前作った暖炉を用いて、水蒸気のエネルギーによる首振り式エンジンを作り上げます。このエンジンにより、蒸気機関が完成――。 これにハンドル、タイヤをつければ立派な車の出来上がりですが、もちろんストーンワールドでは道が舗装されてるわけもなく、木のタイヤでは衝撃を強く受け、使い物になりませんでした。そこで千空は竹を編み込んだタイヤ今でいうエアレスタイヤを作成し、みごと車を完成させます。

スゴイ発明品⑦: 冷蔵庫

千空達が司帝国と和解しようとしかけたその時、司は帝国の一味であった氷月に体を貫かれてしまいます。千空達はそんな司を助けようとしますが、このストーンワールドにおいてはどうすることもできず――。 そこでとっさに閃いたのが司を一度石化し、石化を解く際に起こる修復効果を利用することでした。千空は石化の謎を完全に解くまで司を急速冷凍でコールドスリープさせようと考えます。 千空は自分たちで作った自動車や携帯電話を村人達に分解させ、その部品を活用して冷蔵庫を完成させました。今まで作成した発明品の原理や仕組みを応用、転用し新たな発明品を生み出す――。まさに千空のお決まりパターンといえるでしょう。 作中では簡略して描かれている冷蔵庫の作成方法ですが原作者・稲垣理一郎のコメントにおいてここではスターリング冷蔵庫という原理が使用されていることが判明しています。

スゴイ発明品⑧: 気球船

千空達は船の建造のため、その燃料となる石油をを探すことに――。しかし油田を探そうにこの3700年の間に起きた天変地異により地形が激変していることが発覚します。そこで新しい日本地図を制作する必要に迫られ、地図作りのために気球を制作することになるのでした。 今回作成するのは気球。いったいどのくらいの規模のロードマップになるのでしょうか。千空が考えた制作過程は、糸→布→気球。 以上です。動力ももちろん必要なのですが、そこは千空、以前作成していた戦車の動力をそのまま転用しました。 布づくりは杠・大樹・元司帝国の楊の手芸チームが担当。まず、麻から大樹達が糸を作り出します。そして、カセキが用意した本格的足踏み式織り機を用いて杠が大量の布を完成させました。ここでは科学知識・技術と同等、杠たちの労働力が光を浴びました。

スゴイ発明品⑨: ピストル

千空達は3700年前の石化から唯一逃れた人類・宇宙飛行士であった白夜(びゃくや)たちが不時着した島を目指すことを決めます。 その島では「頭首」と呼ばれる支配者が、人々を石化させる装置で武力支配しており、その中には最強と呼ばれる「モズ」という男がいました。彼と敵対した時のため、千空はカセキに支持を出しとあるものを作らせます。 構造自体は簡単だと述べる千空はカセキに次々と部品を作らせ、出来上がっていくパーツたちを見ながら現代人組はとあるものを思い浮かべます。千空が対武器として生みだそうとしているもの、それは“神と悪魔の発明品”ピストルでした。 なんとか完成したピストルは、威力はだいぶ劣るものの引き金を引き球が勢いよく飛び出す姿は、現代のものと何の遜色ない代物です。文明がリセットされてなお、たどり着いた道は結局同じだと自嘲する千空ですが、彼の科学力によって今まで困難を乗り越えてきたのもまた事実なのです。

スゴイ発明品⑩:ドローン

千空達は島に上陸しようとしたところ、敵の石化装置によって多くの仲間が石化されてしまう危機に陥ります。そこで、敵から謎の石化装置を奪うため、彼はドローンの作成を試みるのです。現代でも最近ようやく浸透してきたドローン。果たしてストーンワールドにおいて本当にそのようなものを作ることはできるのでしょうか。 千空が考えたドローン作成までのロードマップにおいてキーとなるものは3つ。モーター、プロペラ、そしてコントローラーです。最も肝心なのはモーターだという千空は、電磁石とコイルを用いてS極とN極の反発力で回転する力を生み出す簡易モーターを作り出します。 なんとか石化が解かれたカセキによってドローンのプロペラを作成。こうしてドローン・初号機が完成しますがこの初号機は空中に浮かびはしたものの、安定性がなく失敗に終わります。 千空はドローンの安定性を高めるために、ジャイロ効果と呼ばれる現代の知識を応用します。ジャイロ効果とは高速で回るものは安定するというもので、千空はドローン・2号機にこのジャイロ効果を取り入れました。 そして千空達は仕上げとばかりに手動操作が可能なコントローラーを取り付けたドローン・3号機を完成させます。遂に完成したドローンは飛行・安定ともに十分なものであり、まさに千空達が今まで作り上げた発明品の中でも科学力の集大成、また最高傑作といってよいでしょう。

科学×冒険がここまで面白いとは!『Dr.STONE』の今後の展開からも目が離せない

今回は『Dr.STONE』に登場する発明品を紹介しました。 いずれも、現代ではお馴染みのモノながら、それらを1から発明してしまう千空たちの想像の余地もないアイデア、現実的な科学技術から導き出されるロードマップなど、思いもよらぬ発想と科学知識、そして彼らの団結力こそがこの作品の見所です。 原作は2020年1月現在まだまだ連載中。きっとさらなる発明品が登場していくことになるでしょう。今後の『Dr.STONE』の展開にも注目です。