2023年3月4日更新

獅子王司を完結まで徹底解説!妹の未来や過去の情報も【Dr.STONE(ドクターストーン)】

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Dr.STONE ドクターストーン 獅子王司
(C)米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会

獅子王司は石化した世界で文明復活を目指すサバイバル漫画「ドクターストーン」に登場する「霊長類最強の高校生」。その肩書にふさわしい戦闘力とカリスマ性で、序盤から千空と深く関わることになる人物です。 この記事ではそんな最強キャラ・獅子王司について、過去や名シーンなどを徹底解説!最終話での動向も紹介します。 ※この記事は2023年3月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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獅子王司(ししおうつかさ)のプロフィール

誕生日 10月10日
年齢 18歳
身長 195cm
体重 99kg
口癖 「うん、〇〇だね」

獅子王司(ししおうつかさ)は、人類が石化して3700年余りの年月が過ぎてから3番目に復活した男です。石化前の世界では格闘家として「霊長類最強の男子高校生」と言われていた彼は、復活直後から主人公の石神千空(いしがみせんくう)達にとって頼もしい味方となります。 根は真面目で妹思いな優しい人物ですが、一方で自分の理想と反する者は排除するといった独善的な一面の持ち主です。そのため千空からも「善い奴で人殺し」と評されています。 頭の回転はかなり速く知識も豊富。人心掌握にも長けていて仲間思いなため、求心力あるリーダーとして司帝国のトップに君臨します。 最初に倒したライオンから作ったマントを身に纏い、逞しい肉体を見せつける彼の姿はまさに百獣の王。獅子王という名前に相応しい強さ、そしてカリスマ性を持った人物です。

獅子王司の声優は?

アニメ版『Dr.STONE』で獅子王司を演じるのは、声優の中村悠一(なかむらゆういち)。代表出演作には『おそ松さん』のカラ松役、『呪術廻戦』の五条悟役などがあります。落ち着きのある強キャラの演技に定評がある彼にとって、百獣の王である獅子王司はまさにハマり役だったのではないでしょうか。

獅子王司はどのくらい強い?

石化復活直後、目の前に迫るライオンを素手でのしてしまう司。時速200km超えのボウガンも素手で止めており動体視力も超人的です。ワニの大群に囲まれても、司は自然の輪廻に感謝するのみで一切臆していません。

大勢を復活させてその中に悪人が混ざっていたとしても、司が「大丈夫」と言えば大丈夫なのです。その説得力があるほど、司の強さは作中でも別格なのでしょう。

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司帝国の建国

ドクターストーン 石神千空 獅子王司
(C)米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会

石化前の世界で権力を握っていた大人達を嫌う司は「間引いているんだ……新しい世界のために」と石化した大人を次々と破壊。千空に対しては「科学を捨てて欲しい」と求めるなど、科学の発展を好ましく思っていないようです。 千空と対立した後は武力や知力に優れた若者を優先的に復活させて、既得損益のない理想郷「司帝国」を作り上げます。常に冷静で理知的ながら独善的な側面も持ち合わせている司ですが、カリスマ性にも優れており、その求心力は荒くれ者達の期待を一身に受けるほど。 司帝国が武力国家を作り上げる一方で、司に死んだと思われている千空は石神村を拠点とした科学王国を発展させます。警戒を怠らない司は、あさぎりゲンを偵察に向かわせますが、ゲンが千空側につくことを決意。 用心深い司はゲン以外にも有能な刺客を放ち、局地的な攻防戦が繰り広げられていきます。千空は通信機器を作って、司帝国に投降した大樹や杠とコンタクトを取ることに成功。こうして両陣営とも準備の冬を終え、春の決戦へと突入していきます。

獅子王司と妹・未来の過去を徹底解剖!

司が選民思想を持ったきっかけ

石化前の世界で司が格闘家の道を選んだのは、その優れた身体能力だけが理由ではありません。実は彼には6歳にして脳死状態となってしまった妹・獅子王未来(ししおうみらい)がいました。その治療費を工面するために、彼はやむなく格闘家となったのです。 幼い頃、司は妹が好きだった童話「人魚姫」になぞらえて、眠ったままの彼女を着飾ってやろうと貝殻のネックレスを作るために海岸へ訪れました。しかし、そこの漁業権を持っていた漁師に泥棒だと罵られ暴力を振るわれたことから、権力を持つものや大人だからという理由で偉ぶる人たちを憎むようになります。 この悲しい出来事によって、司は選民思想を持つようになってしまったのです。

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千空が未来を救う

こうしてストーンワールドでは大人を復活させまいと石像を壊して回っていた司でしたが、死んだと思われていた妹の未来の石像が後に発見されます。石化から復活する際の修復能力を知っていた千空は、司の前で未来の石化を解き、見事彼女を目覚めさせることに成功。 6年と数千年ぶりに顔を合わせた兄妹は再会を喜び、大人を憎む原因が解消された司はその後千空の頼もしい味方となりました。

司の死亡説を解説

コールドスリープからの復活

最愛の妹が復活したことを喜ぶ司でしたが、司帝国内にいたナンバー2の男・氷月(ひょうが)が謀反を起こします。司は致命傷を負いながらも千空と共闘してなんとか彼を倒しますが、司は出血が酷く瀕死の状態となっていました。 そこで千空は石化復活時の修復能力を司に用いるために、石化を引き起こした武器を見つけることを決意。麻酔もない状況で傷口を応急処置したのち、千空は司をコールドスリープさせて時間稼ぎをすることにしました。 無事に石化武器を入手した千空達は司の元へ帰還。冷凍睡眠状態の司を1度石化させてから、再び復活させることで致命傷を修復することに成功します。こうして司は最強キャラとして舞い戻り、次なる敵が待つ「月」への旅路に科学王国の一員として参加することになったのです。

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スタンリーとの戦い

科学王国はDr.ゼノ率いるアメリカチームと対峙します。中でもゼノの右腕・スタンリーは有能な元軍人。 千空たちはゼノを捕獲して、石化光線の発生源である南米へ。そこでスタンリーたちを迎え撃つことになります。純粋な武力で劣ることは司も気づいていましたが、科学王国は石化装置を駆使した作戦を立てていました。 この作戦成功のため、司・氷月・コハクはスタンリーたちプロの戦闘員と直接対決へ。司はマヤをKOするもマシンガンの弾に倒れ、千空に作戦成功を託して意識を手放します。 当初の作戦通り石化から復活したスイカは7年の歳月をかけて千空を復活。千空の作った復活液によって司も目覚め、石化の効能によって撃たれた傷も完治していました。

「ドクターストーン」完結!司の最後は?

ホワイマンと千空の交渉がうまくいき、千空たちは無事に地球に帰還することができました。千空が仲間たちとハイタッチをする場面に司も登場。千空とアツいハイタッチを交わしています。 数年後、司は氷月とともに大樹と杠の結婚式に参列。科学が進歩すれば、その度に世界のルールもまた変わると語り、世界の在り方が科学によって変わったことを実感しています。氷月と共に過去を振り返る姿からは、彼の反省が伺えますね。 しかしそれも千空が新たにクラフトしているタイムマシンが完成したら解決するかもしれない、と輝かしい未来が提示された状態で司の登場は終わります。

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獅子王司と周囲の人間関係を紹介!

石神千空(いしがみせんくう)

ドクターストーン Dr.STONE 石神千空
(C)米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会

石化していた司は千空によって復活された直後、窮地に陥っていた彼らをライオンから素手で救出。頼もしい味方となるはずでしたが、「人類全員もれなく救う」と宣言する千空とは考えの違いから対立します。 脅されても科学を捨てようとしなかった千空を1度は殺害しようと試みた司でしたが、その際には「3700年前に出会えていたら友達になれていたのに」と悲しむ様子も描かれていました。 しかし、復活した千空が未来を健康体に戻すと、司は考えを改めて千空の味方につくように。氷月との闘いでは、科学を駆使して戦う千空とタッグを組んで敵を撃破しています。 強靱な精神力や理性的な思考などの共通点もあり、今では千空と司は強い信頼関係で結ばれた仲間になりました。

氷月(ひょうが)

氷月は司帝国における武力ナンバー2。管槍という特殊な武器を用いた戦術に長けており、管槍のある状態では司に匹敵するほどの実力を持っています。 「純粋な若者だけを復活させる」考えの司とは異なり、氷月は「能力の優れた者だけを選別すべき」との考えの持ち主。反乱の機会を窺っていた彼は腹心の部下・ほむらと共に謀反を起こし、未来を守ろうと咄嗟にかばった司に致命傷を与えました。 千空達によって捕らえられた後は、ほむらと共に身柄を拘束されるものの、司という武力のない科学王国チームにとって諸刃の剣となる戦力として受け入れられています。

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西園寺羽京(さいおんじうきょう)

西園寺羽京(さいおんじうきょう)は、司帝国における司・氷月に次ぐナンバー3の実力者。石化前の世界では潜水艦のソナーマンを務めており、超人的な聴力を持つ弓使いです。 司帝国に所属していたものの、彼は「目の前の誰にも死んでほしくない」と発言するなど、石像を壊す司の思想に疑念を抱いていました。司の知力や武力を恐れて逆らおうとはしなかった羽京でしたが、「誰も殺さない」ことを条件に裏で千空達と協力関係を結びます。 彼の反乱が判明すると司や氷月からまっさきに攻撃されてしまいましたが、思想を改めた司とは和解し、今では科学王国の中心「五知将(ごちしょう)」の1人に数えられています。

浅霧幻(あさぎりゲン)

浅霧幻(あさぎりゲン)は、司が石化復活液を手に入れてから最初に復活させた人物。石化前の世界ではメンタリスト兼マジシャンとしてテレビで活躍していました。 千空の生存を疑っていた司は、読心術や駆け引きを得意とするゲンを刺客として科学王国に送り込みます。しかし、科学の魅力に気付いた彼は司を裏切り、2重スパイとして司帝国に嘘の情報を流していました。 司が仲間になった後は、ゲンも羽京と同様に科学王国の「五知将」の1人に数えられています。2度目の石化から復活した司に対しても、メンタルケアなどで貢献しながら信頼関係を築いているようです。

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コハク

ドクターストーン コハク
©米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会

司が科学王国の一員になってからは、ともに戦闘チームの中心人物に。司はパワーもスピードも優れているのに対し、身体の軽いコハクはスピード型。司との間には戦力差がありますが、年齢の割にはあり得ないほどの戦闘能力を持っていると司もその実力を評価しています。 対スタンリー戦では感情的に飛び出したコハクを追走。氷月との3人の共闘シーンでは、互いの信頼関係が感じられました。初対面では敵対していたことを考えると、かなり距離が近づいた2人です。

「ドクターストーン」獅子王司は人類最強で善い奴だった!

ドクターストーン 石神千空 獅子王司
©米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会

常人離れした肉体を持ち、知力や精神力にまで優れた獅子王司。純粋な若者だけを選別して復活させるなどの独善的な思想の持ち主でしたが、千空によって妹の未来が復活すると考え方を改め、科学王国にとっては頼もしい仲間となりました。 彼の持つカリスマ性や強さから展開していく場面は、作中でも欠かせない、ワクワクするシーンです。司の惚れ惚れする強さをぜひ感じてみてください!