2021年3月18日更新

映画『キネマの神様』あらすじ・キャスト紹介 菅田将暉×志村けんで描く時代を超えた感動ストーリー

このページにはプロモーションが含まれています
『キネマの神様』サムネ

AD

『キネマの神様』が2021年8月6日に公開!映画をテーマにした感動作

『キネマの神様』が松竹映画100周年記念作品として、2021年8月6日に公開されることが決定しました。本作について、この記事ではあらすじやキャストなど最新情報を紹介します。 ※本記事には、原作小説『キネマの神様』のネタバレ情報を含みます。未読の方はご注意ください!

映画『キネマの神様』あらすじ&原作小説を紹介【ネタバレ注意】

映画のあらすじ

本作の主人公・ゴウは無類のギャンブル好きで、妻の淑子や家族に見放されてしまっています。そんな彼が愛してやまないのが、「映画」。 ゴウ行きつけの名画座の館主・テラシンは、元々ゴウと映画の撮影所で働く仲間でした。若き日には夢を追っていた2人でしたが、ゴウとテラシンが共に食堂の娘に恋をしてしまいます。そこから運命の歯車は狂い始めるのでした。 時代を超えて繰り広げられる物語に、若き日にゴウが信じ続けた「映画の神様」が奇跡をもたらします。

原作は原田マハの同名小説

『キネマの神様』の原作は、原田マハの同名小説です。原田はいくつもの文学賞を受賞しており、これまでに3作が映画化されています。 2020年8月現在に発表されている映画のあらすじは、ゴウの過去がフィーチャーされていますが、原作ではゴウと娘の歩の物語となっています。 原作では、39歳独身の歩は仕事に疲れ、突然会社を辞めてしまいます。時を同じくして映画とギャンブルを愛する父が病気で倒れ、多額の借金が明らかに。 ある日、父が歩の書いた映画の感想を、勝手に映画ブログのコメントに書き込みます。それをキッカケに、歩は有名映画誌「映友」の編集部に再就職が決定。そしてひょんなことから父も、「ゴウ」のハンドルネームで映画ブログ「キネマの神様」をスタートさせることになります。

ブログは話題となり、海外からローズ・バッドを名乗る人物がブログに現れました。実は彼は有名映画評論家のリーチャード・キャンベル。彼と意見をぶつけ合うことで、ブログはより盛り上がります。 映友も順調に売り上げを伸ばし、過去に関係が悪化していたテラシンが経営する映画館も閉館の危機から救うことができました。 無事に借金も返済でき、映画の神様によって家族は救われるのでした。

AD

キャスト&登場人物を紹介 菅田将暉と志村けんが主人公ゴウを演じる

ゴウ役(青年期)/菅田将暉

若き日のゴウを演じるのは、菅田将暉。2020年8月公開の『糸』に、小松奈々とダブル主演します。 「脚本を読みながら、体が熱くなりました。この世界に入ってよかった」と感じたという菅田は、「撮影所と映画と映画館とそこにいる人たち。この優しい情熱がどうか届きますように」と、映画公式サイトのコメントで思いを語りました。

ゴウ役(現在)/志村けん→沢田研二

当初、現在のゴウはコメディアンの志村けんが演じる予定でした。彼は俳優としては1999年公開の映画『鉄道員(ぽっぽや)』での演技が高く評価されています。 緊張と不安を感じているという志村は、「僕が映画に出演させていただくのは人生で2度目で、前回から約20年ぶりになります。松竹映画100周年という節目の作品に選んでもらい光栄なことだと思っております」とコメント。 しかし2020年3月29日、志村けんは新型コロナウイルス感染による肺炎の悪化で逝去されました。彼の出演シーンの撮影前だったこともあり、代役は沢田研二が務めることが発表されています。 沢田は志村けんとラジオ番組「ジュリけん」でともにパーソナリティを務めるなど、数多くの番組やコントで共演。今回の抜擢については「志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です。」とコメントしています。

AD

食堂の娘役/永野芽郁

ゴウとテラシンが恋心を抱く食堂の娘を、永野芽郁が演じます。2020年3月公開の『仮面病棟』には、ヒロイン役で出演。 「山田洋次監督が生みだす温かい世界に自分が存在できる喜びと、緊張感で今から撮影が待ち遠しいです」と期待を隠せない様子で、「大先輩方とご一緒して、たくさんのことを吸収できるように精一杯がんばりたいと思います」と意気込みを語っています。

淑子役/宮本信子

ゴウの妻の淑子を演じるのは、数々の受賞歴がある宮本信子。連続テレビ小説『あまちゃん』では、能年玲奈演じるヒロイン・天野アキの祖母である夏を演じました。 「約50年ぶりの山田組となります。山田洋次監督が手がける『キネマの神様』という、この上なく素晴らしいタイトルを持った作品に参加できることをうれしく思っています」と、本作への思いを語っています。

監督は山田洋次 松竹映画100周年記念作に込めた思いとは

「男はつらいよ」シリーズで知られる山田洋次が、本作の監督を務めます。 「その昔、映画が娯楽の王座を占め、また日本映画が世界中の関心と尊敬を集めていた黄金時代があった。あの頃の撮影所はまさに夢の工場として活気に溢れていて、通俗娯楽映画から映画史に残る芸術作品まで続々と作られていた」と語りました。 また、「この時代に華やかな青春を過ごした映画人の喜びと悲しみの人生を、映画製作百年の歴史を持つ松竹を舞台としてドラマチックに描きたい」とのコメントも寄せています。 山田は松竹に入社以降、47年間同じ撮影所で映画を撮っており、その撮影所が閉鎖して以降も一貫して松竹映画のみを撮り続けています。同一企業映画への連続従事期間は、2019年時点で65年間を記録しており、これは世界中でも類を見ないほど。 そんな松竹に映画人生を捧げた彼が、松竹映画100周年記念作を手掛けます。人間ドラマに焦点を当てた名作を生みだしてきた山田。本作ではどんな奇跡を起こすのでしょうか。

AD

『キネマの神様』は2021年公開!「映画の神様」がもたらす奇跡

沢田研二が志村けんの代役を務め、菅田将暉と二人一役の主人公を演じる『キネマの神様』。松竹映画100周年記念作にふさわしい、映画をテーマにした心温まる作品となりそうです。 『キネマの神様』は2021年8月6日公開予定です。