実写版『映像研には手を出すな!』は映画にドラマに大忙し!乃木坂キャストの再現度はいかに?
まさかの実写化!『映像研には手を出すな!』2020年に映画化&ドラマ化決定
『月刊!スピリッツ』にて連載中の大童澄瞳による漫画『映像研には手を出すな!』の実写映画が2020年初夏に公開!本来は5月15日の公開を予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、9月25日に公開延期となりました。 メインキャストとして齋藤飛鳥ら乃木坂46のメンバーが出演し、監督を実写版「賭ケグルイ」などを手掛けた英勉が務めます。 さらに映画の公開に先駆けて、テレビドラマの放送も決定しました。MBS系では4月5日(日)24時50分から、TBS系では4月7日(火)25時28分から放送開始です。 テレビアニメが話題となるなど、大人気の「映像研」。この記事では気になる実写版のあらすじやキャストについて、ドラマの情報と合わせて紹介します。
実写版「映像研」のあらすじ!電撃3人娘が最強の世界へ踏み出す
芝浜高校に入学した浅草みどりは、「アニメは設定が命」を信条にしている大のアニメ好き。自分の作りたいアニメへのアイデアはあるものの、1人ではなかなか行動できないでいました。 みどりは友人でプロデューサー気質の金森さやか、アニメーター志望のカリスマ読者モデル・水崎ツバメと共に、脳内の「最強の世界」を作り出すため、電撃3人娘で「映像研」を設立するのでした。
「映像研」の3人を演じるキャストは乃木坂46で活躍するあのメンバー
浅草みどり役/齋藤飛鳥
浅草みどりは芝浜高校に入学した高校1年生で、アニメが大好き。好奇心が強く、面白いものを見るとイメージが湧いて、猛烈な勢いで空想の世界を描き出します。自分の作った「最強の世界」で大冒険するのが夢。 実写版で彼女を演じるのは、乃木坂46の齋藤飛鳥です。アイドルとしての活動はもちろんですが、演技経験も積んでおり、2018年の映画『あの頃、君を追いかけた』ではヒロインを演じています。 「映像研」について、「独特な世界観が描かれる作品。こんな世界は今まで一度も体験したことがありません」と感じたという齋藤。 自分がどうすればいいのか、実写化できるのかわからないとコメントしながらも、「天才の皆さんに、必死について行く他はありません。「映像研」を研究して、研究して、その世界に足を踏み込んでも邪魔にならないように、心を込めて精一杯、演じさせて頂きます」と意気込みを語りました。
水崎ツバメ役/山下美月
水崎ツバメは浅草の同級生で、カリスマ読者モデルとして校内でも有名人です。両親ともに役者をしており、本人も女優の道を期待されてますが、本当はアニメーター志望。実家がお金持ちなため、2人とは金銭感覚がズレています。 そんな彼女を演じるのは、同じく乃木坂46の山下美月。2019年にはテレビドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』で萩原利久と共にダブル主演を務め、ビデオガールの神尾マイを演じました。 山下は「この作品に触れて、フィクションには夢と希望と情熱が詰まっていると大きな衝撃を受けました。とにかく何か大きな世界を創ってみたい、想像力を爆発させてみたいという願望が止まらなくなる作品です」と「映像研」に触れた衝撃を語っています。 「賑やかに楽しくそして真っ直ぐで爽やかなわちゃわちゃとした毎日を、皆様にも感じていただきた いです」とコメントしました。
金森さやか役/梅澤美波
長身美脚の持ち主で、いつも頭に眼鏡を乗せているのが、金森さやか。アニメに興味はないのにみどりとつるんでおり、いつもお金を生み出すことを考えています。映像研を立ち上げてからはプロデューサーとして手腕を発揮しますが、一方で2人に振り回されることも少なくありません。 映画とドラマでは、乃木坂46の梅澤美波が彼女を演じます。梅澤に人気漫画を舞台化した『七つの大罪 The STAGE』に、エリザベス役で出演した経験も。 梅澤は本作について、「この作品を初めて読んだ時から、見た事のない描写で描かれるその世界に気づけば惹き込まれていました。自分の描く世界がこの空間に創られていく……忘れかけていた挑戦心や屈しない姿勢、この作品を通して自分自身物凄く力をもらった気がします」とコメント。 「制作陣の皆様、共演者の皆様とディスカッションしながら、金森さやかのどこか刺があるようで暖かい独特な雰囲気で浅草氏、水崎氏の良きパートナーになれるよう、この作品にいいスパイスを加えられるよう精一杯務めてまいります」と役への思いを述べています。
ドラマ版のキャストも発表
道頓堀透(どうとんぼり とおる)役/小西桜子
大・生徒会会長の道頓堀透を演じるのは、小西桜子です。 三池嵩史が監督、窪田正孝が主演を務める2020年の映画『初恋』のヒロインオーデションを3000人の中から勝ち取ったのが小西。 「原作を読んだときに、「夢と現実の境界線を壊せるから、私は映像の世界が好きなんだ」と改めて思いました。これはそんなロマンが詰まっている作品です」と語っており、「私は映像研に手を出す、大・生徒会長 道頓堀透役ですが、道頓堀も自分なりの正義と情熱を持っているどこか愛おしいキャラクターなので、少しでも愛していただけたら嬉しいです」と役への愛情を覗かせました。
さかき・ソワンデ役/グレイス・エマ
大・生徒会書記にして影の実力者さかき・ソワンデを、演技初挑戦となるモデルのグレイス・エマが演じます。 「初めて原作を読んだとき、さかき・ソワンデのカッコよさに惚れました!役が決まった時、原作のソワンデのイメージを壊さないかとか、何より本格的な演技が初めてだったので不安でした。」と、最初はキャラクターを好きだからこその葛藤があったというグレイス・エマ。 「その反面、映像研の世界がどう表現されるのかワクワクしました!撮影現場はそんな私の不安も時飛んでしまうぐらい楽しかったです!」と演技初挑戦ながら、楽しさを滲ませました。
阿島九役/福本莉子
長澤まさみや浜辺美波らを輩出してきた東宝「シンデレラ」オーディションの第8回グランプリに輝いた、福本莉子が大・生徒会の切り込み隊長である阿島九を演じます。 福本は原作を「どこを見ても大童先生の夢とロマンがページの中で生きている。その世界観に無理矢理引きずり込まれるような...本当に恐ろしくなるほど魅力的な作品です」と評しました。 阿島はまだ原作でもフォーカスされていないキャラクターですが、「私も悩みながら、監督と相談して1からキャラクターを創り上げました。自由気ままな阿島をどうやったら面白く表現できるか、自分に何ができるのか、を意識しながら精一杯挑戦させて頂きました。私史上最高に、暴れに暴れた作品です」と、手探りながらもやり切った様子です。
見どころは“可愛いすぎる”乃木坂46のハマり度?
『映像研には手を出すな!』は独特な世界観を持った作品のため、今回の実写化には驚いたファンも少なくないはず。そこは制作陣も同様のようで、原作者の大童も監督の英も「マジで言ってんのか!」とコメントしています。 そしてファンの懸念としては、原作と比べて実写版で3人娘を演じる乃木坂46の彼女たちが“可愛いすぎる”という点。カリスマモデルのツバメはいざ知らず、みどりやさやかをアイドルが演じることに首を傾げたと思います。しかしそんなのはあの世界を表現する上では、些細なことではないでしょうか。 今回の実写化を受けて大童は、本作を乃木坂46からの挑戦状、「乃木坂46VS映像研」という世紀の決戦だと称し、「私も担当編集も企画を持ってきたプロデューサーも監督も、関わる人間全員がこの実写化で一波乱起きるのは承知だ!!!」と続けました。 大童の「漫画、アニメに続く“第三の映像研”「乃木坂46の実写版」!!!国民的アイドル乃木坂46は映像研の世界でどんな妄想と芸術を爆発させるのか!!!日本映画業界!!!火薬の在庫は足りてるか!!!!!心して待て!!!」との言葉の通り、“可愛い過ぎる”彼女たちが創り出す新たな「映像研」を、ぜひその目で見届けてください。
2020年上半期は『映像研には手を出すな!』旋風が止まらない!
監督の英も思わず、「最初にお話を聞いた時に思いました。「『映像研には手を出すな!』には手を出すな!」禁断の書に触れる十字架をボクは背負うんだな」と言ってしまうほど、衝撃の実写化となった本作。 しかし「やるんだったら実写でしか出来ない『見たことない映像研』をやるしかない!」と英が覚悟を決めたように、ファンも実写でしか見ることのできない「映像研」を楽しみましょう。