英語は海外ドラマで楽しく学ぼう!【レベル別おすすめ作品9選】
海外ドラマで楽しく英語を学ぼう!学習法からレベル別おすすめ作品まで
英語を身につけたいと思っている人は多いのではないでしょうか。海外ドラマが好きなら、それは英語を学ぶ絶好のチャンス!好きな作品にどっぷり浸かって楽しく英語力をアップさせましょう。 海外ドラマは映画よりも時間が短いので、毎日学習をつづけるのに最適です。また、日常会話から専門用語、はたまたスラングやちょっぴり品のない言葉まで、リアルな英語に触れることができるなどのメリットもあります。 この記事では、学習方法からレベル別のおすすめ作品などを紹介。一緒に楽しく英語を学びましょう!
こう観れば海外ドラマで英語力アップが狙える!
【重要】何度観ても飽きない好きな作品を選ぶ
最初に知っておいてほしいのは、海外ドラマなどで英語を学ぶためには、同じ作品を何度も何度も観る方が効果的だということです。 ですので、教材として観る作品は自分が好きなもの、興味があるものを選ぶことがいちばん重要。何度観ても飽きないような大好きな作品であれば、多少レベルが高くても挑戦してみましょう。また、好きな俳優・女優がいるなら、その人が出演している作品を選ぶのもおすすめです。 一度日本語字幕や吹替で観たことがある作品でも、全く問題ありません。
【ステップ 1】まずは英語音声、字幕なしで観てみよう
観る作品が決まったら、まずは英語音声だけで観てみましょう。ここであらすじを把握して、どこが聞き取れたか、または聞き取れなかったかを知ることができます。まずは気負わずに楽しんで観てみてください。 5割くらい理解できたような気がすれば、次に進みましょう。
【ステップ 2】英語字幕を表示してもう一度観る
次に、英語音声+英語字幕でもう一度同じエピソードを観ます。そうすることで、字幕なしで観たときに聞き取れたと思ったセリフ、また聞き取れなかったセリフを確認していきます。 最初は英語字幕を読むのに慣れないかと思いますが、気になったところは一時停止するなどしてしっかり確認し、7〜9割理解できたら次のステップへの準備完了です。
【ステップ 3】聞き取れたセリフを言ってみよう(シャドーイング)
今度はやはり同じエピソードを再生しながら、セリフを自分でも言ってみましょう。すべてのセリフを復唱する必要はありませんが、最初に英語音声のみで聞き取れたところは、発音もきちんと確認しておきたいですね。 やはりこちらも何度かやってみて、言えるセリフを増やしていきましょう。
【+α】書き取り(ディクテーション)に挑戦!
こちらは上級者向けの勉強法ですが、ドラマを再生しながらセリフを聞き取って紙に書いていくディクテーションも英語上達には効果的です。 ディクテーションをするときには、もう一度字幕なしの状態で。その後書き取ったセリフを字幕で確認してみてください。もちろん1話分一気にやる必要はないので、1シーンづつくらいに分けて挑戦してみましょう!
【初級編】海外旅行で困らない!リスニング力を鍛えよう
初級編では、海外旅行で困らないくらいの英語力を目指すのにおすすめの作品を紹介します。こちらは、「簡単な単語&文法」「比較的ゆっくりめな話し方」、そして「何度観ても飽きない面白さ」を基準に選びました。 まずは英語に耳を慣らすことを目標に、楽しんで観くださいね。
『フルハウス』(1987年〜1995年)
90年代を代表する名作ホームコメディ『フルハウス』。突然の事故で妻を失ったダニーは、3人の娘を男手ひとつで育てることになります。そこへ助っ人としてやってきたのは、妻の弟であるジェシーと親友のジョーイ。3人の娘と3人の男性の家族は、いつもトラブルを巻き起こしながら絆を深めていきます。 本作は子供が中心のコメディなので、キャラクターたちのセリフが比較的簡単な単語と文法になっています。また基本的にははっきりとした発音で、ゆっくりめに話すので聞き取りやすいでしょう。
『glee/グリー』(2009年〜2015年)
世界中で大ヒットを記録した『glee/グリー』は、田舎町の高校で合唱に青春をかけるティーンエイジャーたちの学園ミュージカルコメディです。本作で描かれるのは「合唱」といっても歌とダンスのパフォーマンスで芸術性を競う競技。はみだし者が集まったグリー・クラブが、全米大会優勝を目指して結束と実力を高めていきます。 本作では、数々の有名曲が劇中歌として使用されていますので、多少セリフがわからなくても観ていて楽しいでしょう。英語力を鍛えるのと同時に、洋楽が歌えるようになりたい人にもおすすめです。
『フレンズ』(1994年〜2004年)
言わずと知れた名作海外ドラマ『フレンズ』。ニューヨークに暮らす6人の男女の友情と、恋愛模様を描きます。主人公レイチェルのウルフカットを、世界中の女性が真似するほどの人気を誇った本作。コメディで10年つづく作品というのは珍しく、その面白さはお墨付きです。 本作のキャラクターたちは、スタンダードなアメリカ英語を話すので、セリフが聞き取りやすいのがおすすめポイントのひとつ。日常会話で難しい単語も少なく、理解しやすいと思います。また、笑えるセリフも満載なので、英語のジョークを理解できる楽しさを感じられるでしょう。
【中級編】留学したい!出発までに英語力を底上げ
中級編では留学などを目指して、日常会話に支障がないレベルに英語力を底上げしたい人におすすめの作品を紹介します。 「日常的に使われる少し難しい単語」が登場し、「標準的なネイティブと同じくらいのスピードで話す」そしてもちろん「ドラマとしての面白さ」を基準に選定しています。
『マーベル エージェント・オブ・シールド』(2013年〜継続中)
大人気を誇るアメコミシリーズ、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ作品『エージェント・オブ・シールド』は、映画『アベンジャーズ』(2012年)で強い印象を残したコールソン捜査官が主人公。彼が率いるチームがさまざまな怪事件に挑みます。 アクションと頭脳戦のバランスの良さで飽きさせません。会話も聞き取りやすいのですんなりと理解できる部分が多いでしょう。もちろんMCUファンには、こちらを特におすすめします。
『アンブレイカブル・キミー・シュミット』(2015年〜2019年)
Netflixオリジナルシリーズの『アンブレイカブル・キミー・シュミット』は、パワフルな女性が活躍するコメディ。10代の頃にカルト教団の教祖に誘拐されたキミーは、15年後に救出されたときには世間知らずのアラサー女子になっていました。ニューヨークで暮らしはじめた彼女を取り巻く、おかしな人々との非日常的な日常を描きます。 キミーはハキハキとした話し方ですが、早口なため少し難易度は高めです。さまざまな人種や年齢、社会階層のキャラクターの話し方にも注目してほしい作品です。バカバカしいジョークやキャラクターの奇行も満載なので、まずは笑って、そのあとセリフを確認するのがいいでしょう。
『THE MENTALIST/メンタリスト』(2008年〜2015年)
オーストラリア出身のイケメン俳優、サイモン・ベイカーが元エセ霊能者の犯罪コンサルタント、パトリック・ジェーンを演じた本作。復讐のため、妻子を殺した謎の連続殺人鬼“レッド・ジョン”を追う彼と、カリフォルニア州捜査局の仲間との捜査の日々を描く作品です。 刑事もので基本的には1話完結の本作は、エピソードによってさまざまなシチュエーションで使えるフレーズが登場します。日常会話の聞き取りやフレーズを覚えるのにちょうどいいでしょう。専門用語やジェーンの独特な言い回しは難しいかもしれませんが、ストーリーのおもしろさに引き込まれることは保証します!
【上級編】ビジネスで英語を活用したい!専門用語や各地のアクセントに慣れる
上級編では、ビジネス英語を楽しく学びたい、さまざまな国や地域のアクセントに慣れておきたいという人におすすめの作品を紹介します。 「専門用語が頻繁に登場する」「独特なアクセントの英語を話す」という基準で選びました。もちろん作品として面白いものばかりです。
『クリミナル・マインド』(2005年〜2020年)
FBIの行動分析課(BAU)が、さまざまな連続殺人事件や猟奇殺人事件に挑む『クリミナル・マインド』。個性的なメンバーが総力を結集して捜査に奔走する本作は、世界中で大人気を博し、15年にもおよぶ長寿シリーズとなりました。残念ながら、2020年に放送されるシーズン15で終了が決定しましたが、その人気が面白さを裏付けています。 基本的に1話完結で、毎回違った人間ドラマが展開されます。警察用語や心理学系の用語など、耳慣れないもの多くありますが、さまざまなシチュエーションで使える言い回しに注目。また、各エピソードの最初と最後には、内容に合わせた名言が紹介されるので、そちらもチェックしてみましょう。
『ファーゴ』(2014年〜継続中)
コーエン兄弟監督の同名映画をベースにした『ファーゴ』は、シーズン毎にキャストが総入れ替えとなり、全く違うストーリーが展開されるのが特徴です。これまでに、英ドラマ『SHERLOCK』などで知られるマーティン・フリーマン、キルスティン・ダンスト、ユアン・マクレガーらが主演を務め注目を集めてきました。 シリーズを通して、登場人物や設定は違いますが、カンザスシティ周辺を舞台に、普通の市民と警察官が連続殺人事件に巻き込まれていくストーリー。 専門用語はそれほど使われませんが、予想もつかない展開で、中西部のアクセントは聞き取るのが難しいでしょう。
『SUIT/スーツ』(2011年〜2019年)
天才同士の激しい頭脳戦がくり広げられるドラマ『SUITS/スーツ』。一匹狼の敏腕弁護士ハーヴィーは、天才的な頭脳を持った元運び屋のマイクをアシスタントにするため、彼の経歴を詐称します。運命共同体となった2人は、数々の訴訟に挑むのでした。 法律用語が飛び交い、会話も早口な本作はかなり上級者向けです。ある程度英語ができる人がリスニング力を強化したい場合には、うってつけの作品です。また、ビジネスで使えるフォーマルな言い回しが数多く登場するので、ビジネスで英語を使いたいという人は1度は観てみてはいかがでしょう。
お気に入りの作品を見つけて英語力アップを目指そう!
英語学習におすすめの作品をレベル別に紹介しましたが、好きな作品・気になった作品はありましたか? 最初にも紹介したとおり、海外ドラマで英語を習得するためにいちばん重要なのは、何度観ても飽きない、好きな作品を選ぶことです。多少レベルが高くても、本当に大好きな作品があれば、ぜひ英語で観てみてください。 英語力アップには、勉強を継続すること大切です。お気に入りの作品でモチベーションを維持できれば、楽しく英語を習得することができるでしょう。