2020年3月13日更新

犬好きにはたまらないおすすめ映画 モフモフ姿に癒やされる感動作ばかり【2020最新】

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僕のワンダフルライフ
©Supplied by LMK/zetaimage

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犬派におすすめ!犬が登場する感動作を紹介

動物が主人公になっている映画は多々ありますが、とりわけ犬が登場する映画は感動必至の名作が多いですね。それは犬と飼い主との素晴らしい関係性が物語に織り込まれているからかもしれません。 まずは犬が登場するメジャーな映画を実写編とアニメ編に分けて紹介していきます。(検索結果などでもよく出てくる作品をなるべく客観的に調査しました。) 最後にciatrが選ぶおすすめの映画『僕のワンダフル・ライフ』も併せてお届けしたいと思います。

犬が印象的なドラマはこちら

おすすめ犬映画【実写編】

『いぬのえいが』(2005)

犬と人との温かい交流を描いた短編オムニバス映画

犬と人との触れ合いをテーマにした11編の短編オムニバス映画で、犬童一心や佐藤信介など7人の監督が競作しました。中村獅童や宮崎あおい、天海祐希など豪華なキャストと、50種90匹もの犬たちとの競演も見どころです。 中村獅童演じるCMプランナーの山田賢太郎と柴犬ポチとの物語を縦軸に、笑いと涙の11編が紡がれていきます。最後の「ねえ、マリモ」は、犬と家族が共に生きてきた時間に想いを馳せることができる感動のエピソードです。 2011年には、本作の続編として『犬とあなたの物語 いぬのえいが』が公開されました。前作を踏襲した、笑って泣ける全6編からなるオムニバス映画となっています。

『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』(2009)

犬は家族の一員!犬のいる生活が人生を豊かにしてくれる

『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』ジェニファー・アニストン、オーウェン・ウィルソン
©︎ 20th Century Fox/Photofest/zetaimage

犬との生活で人生を学んでいく夫婦の成長を描いたドラマ。『プラダを着た悪魔』のデビッド・フランケルが監督、オーウェン・ウィルソンとジェニファー・アニストンが主演を務めました。 いずれ子どもを育てるなら、まず犬を飼ってみようと思い立った新婚のジョンとジェニー。マーリーと名付けた子犬を飼い始めた二人でしたが、あまりのやんちゃぶりに想像以上に手を焼かされます。しかしそんなマーリーがいつしか共に人生を歩むかけがえのない存在になっていくのでした。 マーリー役のラブラドール・レトリーバーのやんちゃぶりに目を奪われる本作。笑いだけでなく、喜怒哀楽を共にする「家族」としてお互いが支え合っていく姿に感動も覚える作品です。

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『犬と私の10の約束』(2008)

短編詩「犬の十戒」がモチーフ!犬と少女の10年の軌跡

犬から飼い主へのお願いという形で綴られた「犬の十戒」として知られる短編詩をモチーフにしたドラマ。本木克英が監督を務め、田中麗奈が主人公のあかりを演じました。 函館で暮らすあかりは、ある日自宅に迷い込んだゴールデン・レトリーバーの子犬を見つけます。しかしその時、母が倒れたという父からの電話が。悲しみの中、あかりはその子犬にソックスと名付けますが、母は飼う前に犬と「10の約束」をしなさいと言い遺します。 あかりとソックス、そして恋人の進(加瀬亮)との10年間の軌跡が綴られる感動作。一匹の犬と人生を歩むことの心構え=10の約束が心に染み入り、特に10番目の「あなたとすごした時間を忘れません」という言葉には涙があふれます。

『さよなら、クロ』(2003)

高校に迷い込んだ犬と高校生の心温まる実話を映画化

身寄りのない犬が高校に迷い込み、生徒や職員たちと交流を深めた実話を、『深夜食堂』(2015)の松岡錠司監督が映画化。妻夫木聡が主人公の亮介を、その同級生の雪子を伊藤歩が演じました。 1960年代の長野県松本市、学園祭で賑わう秋津高校に一匹の黒い犬が迷い込んでいました。その雌犬は「クロ」と名付けられ、用務員室に住みついてしまいます。クロはそれから職員会議に出たり、授業を見回ったりと校内の名物番犬として愛されるようになっていきました。 登校中クロに弁当をあげて懐かれた亮介は、卒業後は獣医となり、いち早くクロの異変に気付きます。12年間にわたり生徒たちを見守り続けてきたクロの優しい眼差しに心が洗われる作品です。

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『南極物語』(1983)

南極観測隊の実話を映画化!南極に置き去りにされた15匹の樺太犬たち

南極観測隊の実話を基にしたフィクション作品で、南極に置き去りにされた15匹の樺太犬の生への闘争を描いた物語。興行収入100億円超えの大ヒットを記録し、兄弟犬のタロとジロが一躍有名になりました。 昭和33年2月、南極の昭和基地では悪天候のため第二次越冬が中止され、やむなく15匹の樺太犬たちを基地に残すことに。犬係の潮田(高倉健)と越智(渡瀬恒彦)は犬たちを救おうと食い下がりますが、なす術なく帰国します。しかし後悔の念にかられる潮田は、樺太犬を提供してくれた人たちに謝罪するため旅に出るのでした。 第一次南極観測隊で活躍した樺太犬たちが無人の昭和基地に置き去りにされる姿には心が痛みますが、犬たちが自力で生き抜こうとする様子は、生存闘争の厳しい自然界の掟も教えてくれます。

『ハチ公物語』(1987)

渋谷駅前のハチ公像で有名!実在した忠犬ハチの物語

渋谷駅の待ち合わせスポットで、観光名所にもなっている「忠犬ハチ公」の銅像。これは実在した秋田犬ハチのものであり、飼い主が亡くなった後も10年も駅前で待ち続けた忠犬として知られています。本作はその実話を基にハチと飼い主の絆を描いています。 東京で大学教授を務める上野秀次(仲代達也)の元に、一匹の秋田犬がやってきます。娘の千鶴子が世話をするはずでしたが、結婚して家を出てしまい、結局は上野教授が面倒をみることに。ハチと名付け、人格ならぬ犬格を尊重する教授のもと自由に育てられ、いつしか彼を渋谷駅まで送迎することが日課となっていました。 上野教授が急死した後も彼を忘れず、渋谷駅へ迎えに行っていたハチ。人々はその姿に感銘を受け、その地に銅像を建立しました。いつの時代でも、犬と人との絆は心を打つものなのですね。

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『星守る犬』(2011)

村上たかしの漫画を映画化!ホームレスの男と愛犬の旅路を追う

村上たかしの同名漫画の表題作を西田敏行主演で映画化した作品。ホームレスの中年男性と愛犬ハッピーの最後の旅を描いています。 北海道の山中に放置された自動車で発見された一人の男性と一匹の犬の遺体。市役所に勤める奥津(玉山鉄二)は身元不明の遺体として調査を進めるうち、彼が失業と一家離散の末ホームレスとなり、唯一残された愛犬とともに旅に出ていたことが明らかになっていきます。 すべてを失った主人公の男性に、何があっても最期まで寄り添うハッピー。世知辛く生きづらい世の中にあって、最後に人の心を癒すのはやはり純粋な心を持った動物との絆なのでしょうか。

おすすめ犬映画【アニメ編】

『わんわん物語』(1956)

ディズニー・アニメの古典的名作!お嬢さん犬レディの冒険

『わんわん物語』
© DISNEY/zetaimage

ディズニー製作のアニメ映画で、犬の世界を犬目線で描いた物語。原題の『Lady and the Tramp』は「お嬢様と風来坊」といった意味で、主人公のお嬢さん犬レディと彼女が出会う野良犬トランプのことを指しています。 クリスマスプレゼントに雌の子犬をもらったダーリングは、レディと名付けて可愛がります。しかしダーリングに赤ちゃんができると居場所を奪われたように感じ、夫婦の旅行中に預けられた犬嫌いのおばさんから逃げるように家を飛び出してしまいます。 レディの犬種はアメリカン・コッカー・スパニエルで、ディズニーのスタッフだったジョー・グラントが飼っていた犬がモデルになっているとか。このレディとトランプの恋物語は続き、2001年に続編『わんわん物語Ⅱ』も製作されています。

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『101匹わんちゃん』(1962)

ダルメシアンの子犬たちが可愛い!実写版も製作された人気アニメ

『101匹わんちゃん』
©︎Buena Vista Pictures/Photofest/zetaimage

ドディ・スミスの同名小説を原作としたディズニー・アニメ映画で、ポンゴとパーディタのダルメシアン夫婦とその子どもたちの物語。2003年には続編が公開され、さらに実写版『101』(1996)とその続編『102』(2000)も製作されています。 ロンドンに住む作曲家ロジャーと飼い犬ポンゴは、ある日美しい女性アニタとダルメシアンの雌犬パーディタと出会い結ばれます。パーディタは15匹の可愛い子どもたちを産みますが、アニタの旧友で毛皮狂いのクルエラが子犬たちを狙っていました。 タイトルの「101匹」とは、クルエラに誘拐された15匹の子どもたちと他のダルメシアンの子犬たちを合わせた99匹に、ポンゴとパーディタの2匹を足した数。ポンゴとパーディタが子犬たちを自ら救う勇敢な冒険譚なのです。

『ボルト』(2009)

ハリウッドのスター犬ボルトの冒険と成長の物語

『ボルト』
©︎Walt Disney Studios / Photofest/zetaimage

ディズニーが3DCGで製作したアニメで、ハリウッドでスター犬としてテレビに出演するボルトの冒険を描いています。声優はボルトをジョン・トラボルタ、ボルトの飼い主ペニーをマイリー・サイラスが担当しました。 人気子役であるペニーに引き取られて撮影スタジオで育ったシェパードの子犬ボルト。スーパーパワーを持つヒーロー犬としてペニーとともにテレビで活躍していましたが、ドラマの世界を現実だと思い込んでいました。 現実とドラマを混同した勘違いからスタジオを飛び出したボルトが初めて外の世界を知り、様々な出会いと経験で成長する物語。これまでのすべてが偽りの世界だったと知るボルトの哀しさがひしひしと伝わり、ペニーの愛情だけは本物だったと悟ることで救われる思いがします。

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『ペット』(2016)

飼い主たちの留守中に巻き起こるペットたちの大騒動

ペット
(C)UNIVERSAL STUDIOS

「ミニオンズ」シリーズで有名なイルミネーション・エンターテインメントが製作したアニメで、1作目の大ヒットを受けて2019年には続編『ペット2』も公開されました。飼い主の留守中にペットたちが巻き起こす騒動を描いています。 ニューヨークで飼い主のケイティと暮らす小型犬のマックスは、ある日ケイティが連れてきた大型犬のデュークと一緒に暮らすことに。初めは反発し合う2匹でしたが、ドッグランの帰りに迷子になってしまい、協力して家に戻る方法を考えます。 反発しながらも協力することで仲良くなっていくマックスとデュークの声を、お笑いコンビ「バナナマン」の設楽統と日村勇紀が担当しました。人間に捨てられたペットたちも登場し、飼い主としてのあり方も考えさせられる作品です。

『犬ヶ島』(2018)

愛犬を探す少年が主人公!ウェス・アンダーソンによるストップモーションアニメ

犬ヶ島メイン画像
©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

『グランド・ブダペスト・ホテル』で知られる映像作家ウェス・アンダーソンによるストップモーションアニメで、近未来の日本を舞台とした作品。声優陣にはエドワード・ノートンやスカーレット・ヨハンソンなど豪華キャストが集結し、村上虹郎や山田孝之など多くの日本人キャストが参加しています。 犬の伝染病「ドッグ病」が蔓延する近未来の日本・メガ崎市。少年アタリは離島「犬ヶ島」に隔離されてしまった愛犬スポッツを探しにやってきます。 ウェス・アンダーソンならではの作り込んだ映像と日本へのあふれる愛から生まれるオマージュの数々は必見。アタリのスポッツ捜索を助けるチーフやレックス、キングなど多様な登場犬たちのキャラクターの造形も凝っていて見応えありです。

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ciatr編集部の特選 犬映画は『僕のワンダフル・ライフ』(2017)

何度も生まれ変わる犬ベイリーと飼い主イーサンの時を超えた物語

僕のワンダフルライフ
© Universal Pictures/zetaimage

ciatr編集部特選の犬映画は、飼い主イーサンに巡り合うため何度も転生を経験する犬ベイリーの物語『僕のワンダフル・ライフ』。『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』で知られるラッセ・ハルストレム監督によるヒューマンドラマで、W・ブルース・キャメロンの小説「野良犬トビーの愛すべき転生」を原作としています。 ゴールデン・レトリーバーの子犬ベイリーは、少年イーサンと固い絆で結ばれていました。寿命を終えたベイリーはイーサンに会いたい一心で転生を繰り返し、三度目でやっとイーサンと再会します。 物語はベイリーの視点で進み、様々な犬に転生する様子とイーサンのために奮闘する姿は、犬との特別な絆を信じる犬好きにはたまらない演出です。2019年には続編となる『僕のワンダフル・ジャーニー』が公開。1作目でイーサンを演じたデニス・クエイドが続投しており、時の変化をしみじみと実感して、イーサンとベイリーの物語の幸せな結末に涙があふれます。

心温まる犬映画に癒されたい!すべての犬好きたちへ

人はなぜ犬を飼うのでしょう?その答えはありきたりかもしれませんが、きっと人生をより豊かにしたいと願うから。いつもそばで人生を共に送ってくれる犬たちは心の癒しであり、かけがえのない家族の一員です。 ここではドラマやコメディなど様々な犬映画を紹介してきましたが、その多くは人と犬との絆を描いたもの。いつの時代でもその絆はいつも固く結ばれ、人々を感動させます。ここで1作でも多くの素晴らしい作品に出会えますように!