2024年2月28日更新

ドラマ『私たちはどうかしている』最終回ネタバレ・全話あらすじ!結末で明かされる犯人とは?

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浜辺美波と横浜流星のW主演で贈るドラマ『私たちはどうかしている』が、2020年8月から日本テレビ系水曜22時より放送されました。 この記事では、ドラマのあらすじを毎週ネタバレありで更新していきます!また、原作やキャストなどドラマの注目ポイントをチェックしていきましょう。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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【ネタバレなし】『私たちはどうかしている』のあらすじ

主人公・花岡七桜(はなおか なお)は、和菓子職人の母が住みこみで働く老舗和菓子屋・光月庵で幸せに暮らしていました。しかしある日、光月庵の旦那が何者かに殺害され、彼の息子の証言で七桜の母親が逮捕されてしまいます。 15年の月日が経ち、七桜の前に光月庵の跡取りであり初恋の人であった高月椿が再び現れました。椿は七桜には気づかず、政略結婚から逃れるためにいきなりプロポーズをします。母親の無罪を証明するため正体を隠して光月庵に乗り込む七桜。 結婚を反対する女将からの嫌がらせや複雑なお家事情など、次々と試練が彼女に降りかかります。

『私たちはどうかしている』の見どころ

「恋愛あり!ミステリーあり!ドロドロ展開あり!」のドラマ『私たちはどうかしている』の見どころはなんと言っても七桜と椿の複雑な恋模様です。 七桜にとって初恋の人のあり、同時に母との幸せな日々を壊した張本人である椿。偽りの結婚生活を送る中で、椿の抱える事情やその優しさに触れ七桜は覚悟が揺れてしまいます。 椿自身も、共に生活するにつれ七桜は15年前に出会った「さくら」ではないかと疑うように。愛した七桜は果たして「さくら」なのか......。互いを想いあってはならない七桜と椿の悲しい運命に大注目です。

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第1話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

石川県小松市で七桜(浜辺美波)は和菓子職人として働き、知り合いの真由(小島藤子)に結婚式の引き出物に和菓子対決をしてほしいと頼まれます。対決相手が光月庵だと聞き七桜は言葉を失いました。 15年前。母の百合子(中村ゆり)とともに光月庵に住み込むことになった七桜はひとり息子の椿と出会います。そこで和菓子作りに目覚めた七桜は椿とともに楽しく過ごしていました。 しかし椿の父・樹(鈴木伸之)が血まみれで倒れているのが発見され、立ち尽くす椿は「桜のお母さん」と百合子が犯人だと指さしたのです。 百合子は警察へ、七桜は児童養護施設に行くことになり一瞬で幸せを奪われてしまいました。そして百合子は取り調べ中に亡くなってしまいます。 七桜はそんな光月庵との対決を最初は辞退したものの、働いていた店に「人殺し」というメールが届きクビに。絶望しながら雨の中歩いていた彼女の前に「お母さんからの手紙です」とある男が手紙を渡してきました。そこには「私は何もやってない」と書かれていたのです。 七桜はやはり対決しようと真由に連絡し、長い髪をばっさり切ります。そして対決当日。彼女は成長した椿(横浜流星)と再会。結果は後ほど連絡すると言われた帰り道、椿に「俺と結婚しない?」と突然告げられます。椿は七桜のことを覚えていない様子で、突然のことに驚愕しました。

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ネタバレ

七桜は「いいよ」と復讐のためにOKします。そして2日後、光月庵に向かった七桜の目の前で椿は結婚式を挙げていました。 引き下がれないと感じた七桜は結婚式に乱入し手土産の羊羹を渡します。「今の光月庵は特別ではない」と言う七桜に対し、椿は「やっぱりこの人と結婚する」と言い出したのです。 椿の母・今日子(観月ありさ)は彼の頬を叩き周りも怒り出します。そこに大旦那の宗寿郎(佐野史郎)が現れ土下座をしたのです。 椿も土下座し「今の光月庵は老舗の看板だけで成り立っている、必ず理想の和菓子屋にしてみせます」と発言。すると怒った宗寿郎は「3ヶ月で成果を出してみろ!」と怒鳴りつけたのです。 椿は七桜がなぜ15年前樹が殺されたことを知っているのかと問います。ネットで噂されていたからと答える七桜ですが、世間的には樹は病死したことになっていました。そして「契約成立だ」と言い2人は結婚することになったのです。

第2話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

七桜(浜辺美波)は椿(横浜流星)の婚約者として光月庵の下っ端から働くことになります。 七桜は城島(高杉真宙)から15年前の事件のあと従業員が総入れ替えしたことを知り、常連のお客様から事件のことを聞きだそうと目論みます。すると七桜は忙しい中白藤屋という得意先からの注文を勝手に受けてしまい問題に。 しかしこれは七桜が考えた作戦でした。七桜は1人でお菓子を届けに白藤屋に向かいます。するとお菓子が赤く塗られていて赤を見た七桜はパニックに。光月庵は大切なお客様を失ってしまったのです。 今日子(観月ありさ)が珍しくお菓子のチェックをしていたと聞いた七桜が彼女を問い詰めると、手切れ金を渡して七桜を追い出そうとしました。そして今日子は七桜の荷物を池に投げ捨てます。 すると椿がやってきて荷物を拾い「白藤屋から七桜指名で注文が入ったからまだここにいてもらいます」と今日子に告げたのです。その時白藤屋には謎の男、多喜川(山崎育三郎)の姿がありました。 翌日から椿に光月庵の餡を教えてもらう七桜。しかし今日子が富岡(岡部たかし)をそそのかし厨房が使えなくなってしまいます。椿は宗寿郎(佐野史郎)に厨房の権限が欲しいと申し出ますが「お前に店は譲れない」と一蹴されてしまいます。

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ネタバレ

椿は自分が今日子の不貞でできた子だと宗寿郎が思い込んでいると明かすも、自分が絶対店を継ぐと意気込みます。そこから七桜は光月庵の餡をマスターしますが何かが足りないと自分の餡を作ります。白藤屋には七桜が作った餡で最中を持っていくことになったのです。 結局七桜は白藤屋にいつもの光月庵の餡で作った最中を持っていきました。結果的には七桜の判断が正しく白藤屋に許してもらうことができました。その夜、宗寿郎は家族の食事に七桜を呼びます。 椿をこき下ろす宗寿郎に七桜は「椿さんを愛しています」というと、部屋が別々ではないかと怒鳴る宗寿郎。部屋を共にした七桜と椿。だめだと分かっていながらもキスをしたのでした。その頃今日子は七桜の素性を調べ、正体に気が付くのでした。

第3話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

七桜(浜辺美波)は椿(横浜流星)に、桜が現れたらどうするのかと尋ねます。椿は樹(鈴木伸之)と百合子(中村ゆり)が一緒にいるところを見たと七桜に打ち明けました。 翌日今日子(観月ありさ)は赤い椿の着物を着てほしいと言い七桜が動揺しているところ、七桜の母親だと名乗る人物が現れます。その人物は夕子(須藤理彩)で、頼まれたからやっただけだと七桜に伝えます。七桜はその頼んだ人物に会いたいと懇願し、夕子の店の名刺をもらいました。 椿は結婚式で出したいお菓子があると七桜に相談し、突然七桜を物置部屋に閉じ込めます。何時間も閉じ込められた七桜は、椿が入ってきた瞬間にキスをして抜け出します。すると七桜に向かって上から壺が落ちてきて、守った椿が怪我をしてしまいました。 椿は今日子から七桜を守るために閉じ込めていたというのです。ちょうど椿は茶会のお菓子を頼まれていましたが、怪我をした椿を七桜が手伝い落とし文というお菓子を作り始めます。

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ネタバレ

そして七桜は椿が“さくら”を憎んでいる理由を知ります。それは15年前の事件の前夜、彼が自分の父・樹と百合子の密会を目撃したからでした。果たしてそれは事実なのか?2人はいったいどんな関係だったのか?新たな謎と疑惑が生まれます。 茶会には宗寿郎(佐野史郎)も呼ばれていて椿が落とし文の説明をします。しかし宗寿郎はお菓子を食べず下げさせていました。しかし帰りに宗寿郎はお菓子を持ち帰っていたことを知ります。 七桜は茶会で多喜川(山崎育三郎)に再会。多喜川は百合子のお菓子のファンで父親に頼まれて百合子の手紙を七桜に渡したことを打ち明けました。 家に戻ると宗寿郎が落とし文を食べ「まだまだだな」と言います。椿は涙を流して聞いていました。そして茶室の掛け軸の前で七桜に「お前は桜なのか」と問い詰めます。 その頃今日子は城島(高杉真宙)にお金を渡します。今日子は城島を使って七桜を眠らせこっそり夕子の名刺を奪っていたのでした。さらに壺を落としたのは城島で、城島は椿の大切なものを奪おうと動き出します。

第4話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

椿(横浜流星)は七桜(浜辺美波)に本当に桜じゃないのかと確かめ、七桜はきっぱりと否定。2人はキスをしそのまま朝を迎えました。 その様子を鋭い目つきで見ていた今日子(観月ありさ)は七桜にお茶出しを命じます。七桜はお客様にお茶の取り替えを提案してしまい、案の定今日子にひどく叱られてしまいます。 その頃城島(高杉真宙)は七桜に近づき、椿に「七桜さんのことが好きなんです」と告げます。すると城島は来月辞めることになり引き続き今日子から金をもらっていました。城島は借金取りに呼び出され、七桜は後をつけて城島の秘密を探り始めます。

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ネタバレ

そんな中椿はデパートの出店を依頼され多喜川(山崎育三郎)から「しまや」という和菓子屋の話を聞き、城島がしまやの息子であることに気が付きます。 七桜は朝からわらび餅作りに励みます。城島の実家のわらび餅を再現しようとしていました。その頃椿は城島の母親の病院を訪ね、前回のデパートの出店の際出す予定だったわらび餅を誰かに台無しにされた過去を知ります。 そのせいで城島の父親は亡くなってしまいました。光月庵のハンカチが落ちていたことから城島は犯人が椿だと思い込み、恨んでいたのでした。 翌日、城島は実家の借金が全て返済されていることを知ります。それは椿がしまやのわらび餅を今回出店するから、前払いしただけだと支払っていたのです。七桜は必死にわらび餅を作りなんとか完成させます。 しかし翌朝、そのわらび餅は何者かに台無しにされていました。仕方なく今あるお菓子をデパートに持っていきますが、七桜と城島は最中を準備していました。 実は本物のわらび餅はあらかじめ最中にしておいて、出しておいたわらび餅はダミー。それを今日子が台無しにしていたことが判明します。 わらび餅はとても好評で、椿は名前を「しまや」と名付けました。城島は「お金は必ず返します」とこれからも光月庵で働くことに。その後七桜は結婚式の準備に追われる中、いきなり吐き気を催します。 その頃栞(岸井ゆきの)は新たなお見合いで、椿の妻が“人殺しの娘”である、という噂を耳にしていました。

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第5話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

夕子(須藤理彩)の店を訪れた今日子(観月ありさ)は夕子に圧力をかけていました。七桜(浜辺美波)は自分が妊娠しているのではないかと妊娠検査薬を試します。 夜、椿(横浜流星)に実家の住所を教えてくれと言われた七桜に、今日子は夕子が近くで店をやっていることを話し、七桜から盗んだ夕子の名刺を返します。 翌日、椿と七桜は夕子に挨拶へ。夕子は資格がないと結婚式の参列を断ります。夕子と2人きりになった七桜は妊娠していることを話し涙を流します。 そして七桜は椿にすべてを話す覚悟を決めたのでした。翌日から椿は東京に行くことになり、2人で蛍を見ながら七桜は打ち明ける覚悟を決めます。 しかし今日子が乱入したため話せませんでした。そんな時、宗寿郎(佐野史郎)が結婚式と重なっていた夕ざりの茶事を1週間前倒ししていたことが発覚。椿と七桜の結婚を認めたのかのように思えました。 七桜が城島(高杉真宙)の部屋に遊びに行くと、押し入れの上に道具箱が隠されていることに気づきます。

ネタバレ

中を見てみると七桜と樹(鈴木伸之)が親子であること、椿と樹は親子ではないこと、さらに百合子(中村ゆり)と樹が愛し合っていた手紙が入っていました。 七桜は自分と椿が兄弟でないことに安心します。さらに宗寿郎が「さくら」を探していることを知り、七桜は椿の前から消えることを決心します。 七桜は宗寿郎に茶事に出すお菓子を渡し家を出ます。それを食べた宗寿郎はお菓子に感動していました。その頃栞(岸井ゆきの)がやってきて、椿と今日子に七桜の母親が殺人犯だと言いに来たのです。 しかし椿はその人物は別人だと言い切ります。七桜は多喜川(山崎育三郎)の元を訪ね、多喜川にこのままいなくなったら後悔しないのかと説得されていました。 七桜は結局光月庵に戻り、夕ざりの茶事の日しか開かない部屋があることを知ります。その頃宗寿郎は「財産は椿に譲るが、本当の孫が現れたらその人物に譲る」という遺言書を作り、それを聞いていた今日子は激高したのです。

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第6話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

ついに夕ざりの茶事当日を迎え、七桜(浜辺美波)はこの日しか開かない樹(鈴木伸之)の部屋に入ろうと狙っていました。そして茶事が始まった頃、今日子(観月ありさ)は宗寿郎(佐野史郎)の部屋に忍び込み遺言書を探します。 しかしそれが宗寿郎にバレ、2人は揉み合いに。今日子は1度も樹が自分に触れてくれなかったこと、樹と百合子(中村ゆり)に関係があったことを問い詰めますが、宗寿郎も今日子が不倫をしているのを見たと言います。 そして宗寿郎は今日子に突き飛ばされ頭を打ち、ろうそくが倒れたまま今日子はその場を後にします。 七桜は宗寿郎を探しに行くと言い樹の部屋へ。しかしそこには樹の着物を抱きしめる今日子がいました。七桜は事件当時、事件現場の庭で今日子が微笑んでいたのを思い出しつ、いに今日子に自分がさくらであると打ち明けたのです。 七桜は樹を殺害したのは今日子だと言いますが、今日子は否定。しかしそのやりとりを椿(横浜流星)は聞いていました。七桜がさくらだと知り愕然とする椿。そんなとき光月庵が炎に包まれていることが分かったのです。 急いで宗寿郎を助けに向かった椿に待っていると伝える七桜。

ネタバレ

椿は炎の中助けに行くも倒れてしまいます。七桜も待っていましたが急にお腹が痛くなり城島(高杉真宙)に助け出されます。病院で目が覚めた七桜はお腹の赤ちゃんを流産してしまいました。 涙を流す七桜ですが、多喜川(山崎育三郎)にどうしたいか尋ねられ「お菓子を作りたい」と言った七桜はその後、光月庵から姿を消します。 椿は体調も戻り和菓子教室を開いていました。火事のとき倒れた椿を助けたのは栞(岸井ゆきの)でした。栞は縁談を断り家出同然で光月庵で働きたいと言い、3年後変わらず椿を思う栞に今日子が近づきます。 数日後、五月雨邸に出すお菓子を断られてしまった光月庵は、「花かすみ」という和菓子屋が評判になっていることを知ります。その職人は七桜で、彼女は「光月庵には消えてもらう」とほほ笑むのでした。

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第7話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

五月雨亭の仕事を奪われ、椿(横浜流星)は次の五月雨亭の園遊会の選考会は自分で御菓子を作ると宣言。 そんな椿は週刊誌の記者から樹(鈴木伸之)の死の真相を訪ねられ、椿は今日子(観月ありさ)の関与をはっきりと否定します。記者の元には樹の死の真相にはおもしろいネタがあると密告があったのでした。 一方栞(岸井ゆきの)に偶然会った七桜(浜辺美波)は、栞が今看板娘として働いていることを知ります。しかし椿が御菓子を作っていないことを七桜は見抜いていて、光月庵には負けないと宣戦布告したのでした。 七桜は3年前の火事のあと、今日子に火事の犯人にされそうになり正式な跡継ぎとして光月庵を乗っ取ることを決め、多喜川(山崎育三郎)の支えのもと東京で修業し、金沢で「花がすみ」を開いたのでした。

ネタバレ

選考会当日、七桜の御菓子は評判を呼びますが選ばれたのは椿の御菓子でした。実は今日子が選定員の溝口(吉沢悠)を買収していたからだったのです。 選考会のあと七桜は椿に近づきますが、椿は目が見えていません。椿は火事の後遺症で網膜に傷を負い、手術をしなければ失明するかもしれないと言われていました。 後日花がすみが気になった椿が店を訪ねるとそこには七桜がいました。驚く椿に七桜は目が見えにくくなっていることを問い詰めます。しかし園遊会までは手術はできないという椿を見て、御菓子への情熱を忘れていない椿にまた心惹かれたのです。 栞は椿の心がまだ七桜にあると知り「妊娠した」と嘘をつきます。喜ぶ今日子はすぐに長谷屋に挨拶に行き、栞は抱いてほしいと椿に迫ります。しかし椿は「できない」と相手にしません。 そしてついに七桜が宗寿郎(佐野史郎)を訪ねて光月庵にやってきます。七桜の持っているDNA鑑定書を破った今日子ですが、宗寿郎は七桜と2人きりにしてほしいと意識を覚醒させます。 宗寿郎は樹と百合子(中村ゆり)の仲を裂かなければこんなことにならなかったと後悔していて、七桜は「この店がほしい」と伝えます。 そして宗寿郎は椿を呼び、12月31日に七桜と椿のどちらが光月庵を継ぐべきか決めると言います。七桜と椿は光月庵をかけて御菓子で対決することになったのでした。

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8話(最終話)のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

椿(横浜流星)と七桜(浜辺美波)が対決することになりますが、七桜はスランプに陥りなかなか御菓子を作れません。多喜川(山崎育三郎)はそんな七桜を見て、「全てが終わったら結婚してほしい」とプロポーズします。 そんな時花がすみに城島(高杉真宙)がやってきて、栞(岸井ゆきの)は妊娠していないことを七桜に告げて謝罪。その頃、椿は夕子(須藤理彩)に偶然会い、七桜が3年前に妊娠していたことを知ります。 そして12月29日。七桜は椿のことを思い出し、会いに行きます。2人は一晩だけ共に過ごし翌日から御菓子作りに励んだのです。

ネタバレ

12月31日。七桜は柚子の生菓子、椿はつばき餅を宗寿郎(佐野史郎)に出します。椿の御菓子は樹(鈴木伸之)に初めて教わった御菓子の味で、宗寿郎は涙を流します。 宗寿郎が選んだのは七桜の御菓子でした。宗寿郎は今日子にも御菓子を食べさせ、どちらが作ったか分からない今日子が選んだのも七桜の御菓子でした。すると宗寿郎は倒れ布団に横になります。 椿と2人で話す宗寿郎は、「これからは自由に御菓子を作っていい」と言い残し、息を引き取りました。椿は七桜に絶対光月庵を潰さないでほしいと言い、光月庵を去ります。 城島は夕子の店で溝口に会い、椿の父親ではないかと問い詰めました。しかし溝口は自分ではないと断言。その頃光月庵では今日子が灯油をまいて燃やそうとしていました。そんな今日子に刃物を向けたのは多喜川でした。 椿の父親は多喜川の父親で、それを聞いた椿が今日子を止めに入ります。今日子は樹に百合子(中村ゆり)がいたことを知っていましたが、子供さえできればと多喜川の父親との子供を産んだのでした。そして樹を殺害したのは多喜川だったのです。 多喜川は父親と今日子の不倫を知り、多喜川の母は自殺未遂。光月庵へ父に不倫をやめさせようと向かうと樹がいて、多喜川は樹と揉み合いになり殺害してしまったのです。 今日子はずっと多喜川の父親が犯人だと思っていましたが、真相は分からずじまいでした。多喜川は今日子から全てを奪うために七桜を光月庵に送り込み、徐々に七桜に惹かれていました。 多喜川は今日子を殺そうとしますが七桜が止めに入り顔の横をすり抜けます。その後多喜川は連行され、今日子は椿との思い出を振り返りながらボールを拾おうとした子供を守ろうと道路に飛び出し、トラックにひかれてしまいます。 今日子は息を引き取り、椿の角膜手術のための臓器提供を希望。今日子は椿の目のためにわざとトラックにひかれていたのです。そして七桜は光月庵の店主として働き、椿の退院を迎え店を飛び出します。 椿の手術は成功し2人は抱き合います。「お前を愛してる」と言い、2人はキスを交わしたのでした。

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花岡七桜(はなおか なお)役/浜辺美波

浜辺美波

主人公の花岡七桜(はなおか なお)を演じる浜辺美波は、映画『センセイ君主』の佐丸あゆは役や『賭ケグルイ』の蛇喰夢子役などで知られる注目の若手女優です。第41回日本アカデミー賞では新人俳優賞を受賞しました。 今回浜辺が演じるのは、修行中の和菓子職人・花岡七桜。15年前に殺人の容疑をかけられたまま死んだ母親をもつ七桜は、母親逮捕のきっかけとなった椿を恨んでいながらも、初恋の人であるため複雑な感情を抱えています。和菓子作りに強い情熱を持ち、どんな逆境にも負けない七桜に椿を含め多くの人々が心動かされていきます。

高月椿(たかつき つばき)役/横浜流星

横浜流星

『あなたの番ですー反撃編ー』で主要人物であるどーやんこと二階堂忍を演じ2019年の顔となった横浜流星が主人公の1人・高月椿(たかつき つばき)を演じます。 椿はクールで傍若無人な老舗和菓子屋・光月庵の跡取り息子。和菓子や店に対する想いが強く、感情表現が不器用ですが、優しい心を持っている魅力的なキャラクターです。 ドロドロとしたお家事情の中で母親や祖父からの愛情を受けられず、強い孤独感を感じています。そのため好意を寄せる七桜に対して素直になれず愛情表現ができずにいましたが、ストーリーが進むにつれ自分の感情を七桜に伝えられるようになりました。

城島祐介(じょうしま ゆうすけ)役/高杉真宙

高杉真宙

城島祐介は「光月庵」に入りたての見習い職人で、人懐っこく明るい性格。七桜ともすぐに馴染み、励まし合いつつ急接近していく好青年を高杉真宙が演じます。 2013年放送の特撮ドラマ『仮面ライダー鎧武』では呉島光実/仮面ライダー龍玄役を演じ、二面性のある難役を演じ切ったことが話題に!浜辺と共演した「賭ケグルイ」シリーズや「絶対零度」Season4といった話題作にも出演するなど、注目の若手俳優の1人です。

長谷栞(ながたに しおり)役/岸井ゆきの

岸井ゆきの

椿の婚約者・長谷栞を演じる岸井ゆきのは、2009年にドラマ『小公女セイラ』でデビュー。『まんぷく』(2018年)で朝ドラ初出演を果たし、一癖あるタカちゃん役を好演しました。ドラマ『ルパンの娘』(2019年)でも、ヒロインの恋敵を演じています。 栞は日本屈指の名旅館「長谷屋」の三女でありながら、自己評価が低いという役どころ。芯が強くまっすぐな性格ですが、少しおっちょこちょいの一面もある女性です。

その他のキャスト

山口耕一(やまだ こういち)役/和田聰宏

山田耕一は「光月庵」で一番古株の和菓子職人で、穏やかかつ寡黙な職人気質。長年、椿を見守っている人物を演じるのは、名バイプレーヤーの和田聰宏です。 和田は元美容師という異色の経歴を持ち、2000年に塚本晋也監督作の『BULLET BALLET』で俳優デビューしました。ドラマ『あなたの番です』(2019年)で演じた西村淳は前半は存在感がなく、後半で突然住民会長になり怪しい動きを見せる役柄で、考察班の間でも話題でした。

富岡勝(とみおか まさる)役/岡部たかし

「光月庵」に入って10年の和菓子職人・富岡勝を演じる岡部たかしは、「劇団東京乾電池」の元メンバーであり、演劇界で確固たる地位を築いた実力派です。 小劇場を中心に活躍する一方で、大河ドラマ『真田丸』(2016年)や朝ドラ『エール』(2020年)といった話題の映像作品にも出演。今回演じる富岡は職人歴30年のベテランで腕が良く、勝ち気な性格の野心家という役どころになります。

安倍大吾(あべ だいご)役/前原滉

「光月庵」の見習い職人の1人で、長いものに巻かれがちなお調子者・安部大吾を演じるのは、注目の若手個性派俳優と噂されている前原滉です。 芸能界デビューは2015年ですが、朝ドラ『まんぷく』の通称「塩軍団」の1人や『あなたの番です』の新管理人役といった、クセの強いキャラを好演。2020年も映画『シグナル100』や『とんかつDJアゲ太郎』など多数の作品に出演しており、ブレイクの日も近いかもしれません。

杉田綾人(すぎた あやと)役/草野大成

杉田綾人は「光月庵」の見習い職人の1人で、すぐにアタフタしてしまう小心者。素直で真面目な菓子職人を演じるのは、坊主頭が印象的な草野大成です。 ドラマ『仰げば尊し』(2016年)の野瀬大成役でデビューし、共演者の新田真剣佑の親友としてTV出演が増え、じわじわと知名度が上昇。芸歴は4年目(2020年時点)ですが、『お前はまだグンマを知らない』(2017年)や『マジムリ学園』(2018年)でレギュラーを獲得しました。

多喜川薫(たきがわ かおる)役/山崎育三郎

山崎育三郎

七桜を何度も助ける救世主・多喜川薫役の山崎育三郎は、「ミュージカル界の貴公子」の異名を持つミュージカル俳優、歌手です。朝ドラ初出演作の『エール』(2020年)では主人公の幼馴染で歌手の役を演じ、歌声を披露したことも話題になりました。 山崎演じる多喜川は洒落た着物をさらりと着こなし、ミステリアスな雰囲気を漂わせる伊達男。飄々としており、百合子のお菓子のファンを自称しますが、その真意は全く読めません。

宮部夕子(みやべ ゆうこ)役/須藤理彩

須藤理彩

小料理屋「ゆうこ」を営む宮部夕子を演じるのは、朝ドラ『天うらら』(1998年)の主演に抜擢され、朝ドラヒロインの1人となった須藤理彩。大河ドラマ「利家とまつ」(2002年)や「深夜食堂」シリーズなど、時代劇から現代劇までこなしています。 夕子はサバサバした性格のため一見ドライに見えますが、実は情が深い女性です。どうかしてばかりな本作の中で唯一、“どうかしていない”キャラと言っても過言ではありません。

大倉百合子(おおくら ゆりこ)役/中村ゆり

七桜の母親であり、和菓子職人の大倉百合子を演じるのは、映画『パッチギ! LOVE&PEACE』(2007年)のヒロインを演じて話題を集めた中村ゆり。2020年には『今夜はコの時で』にて、37歳にして民放の連ドラ初主演(浅香航大とW主演)を果たしました。 百合子は「光月庵」に住み込みで働き、食べると温かい気持ちになる御菓子を作っていました。15年前、高月樹殺害事件の容疑者として逮捕され、取り調べ中に倒れて亡くなります。

高月樹(たかつき いつき)役/鈴木伸之

鈴木伸之

椿の父親であり、「光月庵」の先代当主・高月樹を演じる鈴木伸之は、2010年に「劇団EXIL」のメンバーとして芸能界デビューしました。舞台で経験を積みつつ、「HiGH&LOW」や「今日から俺は!!」などの人気シリーズに出演。 そんな鈴木が演じる樹は心優しく真面目な性格で、優秀な菓子職人でもありました。15年前、何者かに殺害されており、どうやら秘密を持っていたようです。

高月宗寿郎(たかつき そうじゅろう)役/佐野史郎

佐野史郎

「光月庵」の大旦那で椿の祖父・高月宗寿郎役には、『ずっとあなたが好きだった』(1992年)の“冬彦さん”で一大ブームを巻き起こした佐野史郎。「世にも奇妙な物語」シリーズや『限界団地』(2019年)などに出演し、正統派の役から狂気的な役まで幅広く演じるベテランです。 宗寿郎は老舗を守る使命感が強いのですが、樹が亡くなってから体調を崩し、臥せりがちに。孫の椿には厳しく、不思議なほど冷たく接します。

高月今日子(たかつき きょうこ)役/観月ありさ

観月ありさ

当主をうしなった「光月庵」の暖簾を守る女将で、椿の母・高月今日子。一人息子が店を継ぐことに執念を燃やしており、敵に回すと最も怖いタイプの女性です。 七桜を追い出すべく、あの手この手でいびり倒す強烈なヒールを観月ありさが演じます。「サザエさん」や「鬼嫁」シリーズなどの作品で、芯の強い女性を演じてきた観月。2020年には「捜査会議はリビングで!」の新シリーズが放送され、29年連続、計33作の連ドラで主演を務めました。

主題歌は東京事変の「赤の同盟」

ドラマ『私たちはどうかしている』の主題歌を担当するのは、2012年に解散し、2020年元日に「再生」宣言をした東京事変。 制作スタッフからのオファーに応え、本作のための新曲「赤の同盟」を描き下ろしました。ボーカルの椎名林檎が作詞を、キーボードの伊澤一葉が作曲を手がけ、七桜と椿の愛憎入り乱れた“どうかしている”関係性を描いています。 幼なじみで初恋の相手であり、殺人事件の「容疑者の娘」と「被害者の息子」という悲運に翻ろうされながらも、惹かれ合う七桜と椿。2人の歪な関係が音楽でどう表現されているのか、実際に聞いて確かめてみてください! 東京事変は公式サイトに、「全く異なる都合を抱える者同士、いかに差し障ってゆけるか考える切欠をもたらす本ドラマ、みなさんといま分かち合いたいものです」とコメントを寄せました。

原作『私たちはどうかしている』の最新話

「BE・LOVE」は『私たちはどうかしている』以外にも、大人気作『生徒諸君!』や『ちはやふる』などが連載されており、実写化タイトルが増加中です。ストーリー性の高い、感動的な作品を数多く掲載することから、メインの読者層も40代前後と高め。 2020年8月時点で、『私たちはどうかしている』の原作は13巻まで刊行されています。 七桜は母を殺人犯に仕立て上げた椿を恨んでいましたが、一緒にいるうちに彼に好意を抱くようになります。一方、当初は七桜に興味を持っていなかった椿も、彼女の和菓子に対する情熱と真っ直ぐな性格に次第に惹かれていき、やがてふたりは愛し合うように。

ネタバレ

しかし、光月庵の女将(椿の母)や大旦那(椿の祖父)をはじめとする、さまざまな相手から嫌がらせや妨害、陰謀、策略によって、七桜は椿のもとを離れることを決意。光月庵を乗っ取るため、近所に「花がすみ」という店をオープンさせます。 その後、七桜は自身の出生の秘密を知ることに。なんと彼女の母と椿の父は恋仲で、その間に生まれたのが七桜だったのです。 七桜と椿は、大晦日に行われる除夜祭でお菓子対決をすることになります。その対決に勝ったのはなんと七桜。そして光月庵の大旦那は、彼女を店の跡継ぎに指名しました。しかしその直後、大旦那は胸を押さえて倒れてしまいます。 彼は病院で、対決で椿が出したお菓子は自らが息子に作り方を教え、そして椿に受け継がれたものだと気づいたことを伝えます。だからこそ彼を勝たせるわけにはいかなかった、しかし本当に美味かったと涙を流し、そのまま息を引き取りました。 そして大旦那の葬儀の日、椿は七桜に「光月庵を潰さないでくれ」と頼みます。その言葉に、彼女はなにがあっても店を守り抜くと誓うのでした。

ドラマ『私たちはどうかしている』の全話あらすじ・ネタバレを結末まで

浜辺美波&横浜流星が送るドロドロな愛憎劇『私たちはどうかしている』。和服に身を包んだ美しい2人が織りなす複雑なラブストーリーはもちろん、こだわりぬかれた和菓子の数々にも注目です!