2020年4月8日更新

【原作ネタバレ】『恋する寄生虫』が林遣都・小松菜奈Wキャストで実写映画化。「寄生虫」の意味とは?

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恋する寄生虫
©2021「恋する寄生虫」製作委員会

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林遣都×小松菜奈による恋愛映画『恋する寄生虫』は2021年公開!【ネタバレ注意】

恋する寄生虫
©2021「恋する寄生虫」製作委員会

実写映画『恋する寄生虫』が2021年に公開することが発表されました。原作は、潔癖症に苦しむ孤独な青年と視線恐怖症の不登校女子高生という、孤独で不器用な2人の切なくも美しい恋を描いた感動作になっています。 本作品の主演を務めるのは、初共演の林遣都と小松菜奈です。抜群の演技力と人気を兼ね備えた2人が待望のタッグを組みます。 今回は、映画『恋する寄生虫』の最新情報と原作のネタバレを紹介します! ※本記事には原作小説に関するネタバレ情報を含みますので、未読の方は注意してお読みください。

映画『恋する寄生虫』のあらすじ

極度の潔癖症から誰とも人間関係を築けずに孤独に過ごす青年・高坂賢吾は、視線恐怖症で不登校の少女・佐薙ひじりの面倒を見ることに。 露悪的な態度をとる佐薙に辟易していた高坂ですが、それが自分の弱さを隠すためだと気付き共感を抱くようになります。クリスマスに手をつないで歩くことを目標にリハビリを始めた2人はやがて惹かれ合い、初めての恋に落ちていきます。しかし、幸せな日々はそう長くは続かず……。

原作『恋する寄生虫』の結末は?【ネタバレ注意】

本作は、タイトルにもある「寄生虫」がキーになっています。

社会復帰のためのリハビリをしているうちに惹かれあう2人ですが、その恋の正体は寄生虫によるものでした。寄生虫に寄生された人間は、虫の操り人形となり恋に落ちるのです。 人を愛することはないと思っていた彼らは虫を受け入れ共存する道を選びますが、駆逐薬によって佐薙の寄生虫が殺されてしまします。しかし、依然として2人の想いは変わりません。寄生虫がもたらした恋でしたが、彼らは確かに愛し合っているのでした。 ですが物語は、佐薙が死を選択するという衝撃のラストを迎えます。孤独と生きづらさを抱えていた彼女がやっと手に入れた愛。彼女は幸せの絶頂の中で人生を終えたかったのかもしれません。

メインキャストを紹介!林遣都×小松菜奈の期待のW主演

高坂賢吾/林遣都

主人公・高坂を演じるのは、NHK朝のテレビ小説『スカーレット』や『劇場版 おっさんずラブ~LOVE or DEAD~』、2020年公開の『護られなかった者たちへ』などに出演している今最も熱い俳優の1人・林遣都です。 今回林が演じるのは、失業中の青年で、極度の潔癖症を患っている高坂賢吾。そのため誰とも人間関係を築くことができずに孤独な日々を送っていました。しかし、佐薙の面倒を見ることになり、社会復帰に向けリハビリを行っていきます。

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佐薙ひじり/小松菜奈

小松菜奈
© Photoshot/zetaimage

林とW主演で名を連ねるのは、『溺れるナイフ』、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』、2020年公開の『糸』などでラブストーリーのヒロインを演じた小松菜奈。そのアンニュイなビジュアルから女性人気が高い女優です。 小松が演じるもう一人の主人公・佐薙は視線恐怖症に苦しむ不登校の女子高生です。最初は高坂に対して露悪的な態度をとりますが、それは彼女自身が抱える弱さを隠すためのものでした。繊細で不器用な彼女は徐々に高坂に惹かれていきます。

生きづらさを抱える2人の純愛の見どころは?

本作の魅力は何と言っても、社会不適合の2人が出会いをきっかけに互いの強迫観念を和らげ、人を愛することを知っていく過程にあります。 社会に溶け込みたい、誰かを愛してみたい、愛されたいという願望があるのに強迫性障害が邪魔をする。そんな生きることに絶望した2人だからこそのラブストーリーは、繊細で美しく既存の恋愛ものとは一線を画しています。

切ない恋物語、映画『寄生虫の恋』は2021年公開!

林遣都と小松菜奈が送る不器用で繊細な2人のラブストーリー『寄生虫の恋』は2021年に全国で公開します。 社会になじめず、人を愛することを知らない彼らのほろ苦い恋愛模様を、ぜひ劇場でご覧ください!