2020年4月18日更新

Mr.Childrenが主題歌を担当したドラマ・映画一覧 ミスチル珠玉の名曲が作品を彩る

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Mr.Childrenが主題歌や挿入歌を手がけたドラマ・映画を一覧で紹介

2020年4月、YouTubeに過去の楽曲20曲のミュージックビデオを一挙公開した国民的バンドMr.Children。一人でも多くの人に楽しんでもらおうとする姿勢には、ブレない彼らのスタンスがうかがえます。この記事では、Mr.Childrenがこれまでに楽曲を提供してきたドラマ・映画を紹介していきます。

ミスチルが主題歌・挿入歌を担当したドラマ一覧

ここからはMr.Childrenが楽曲を提供したドラマを年代順に紹介。1993年の『同窓会』から2014年の『信長協奏曲』までの16作に、楽曲のタイトルを併記しています。社会現象を起こした『14才の母』や劇場版まで公開した人気ドラマシリーズ「コード・ブルー」など、記憶に残るドラマばかりです。

『同窓会』(1993年)

主題歌「CROSS ROAD」

Mr.Childrenの名が広く知られるようになったきっかけを作ったドラマ『同窓会』。主題歌「CROSS ROAD」は今も歌い継がれる名曲です。同窓会に集まったメンバーの人間模様を描いたドラマで、斉藤由貴が主人公の安藤七月を演じました。 七月の夫で同性愛者の風馬を西村和彦が演じ、衝撃的な展開に注目が集まりました。プライムタイムで本格的に同性愛をテーマにした連続ドラマとして記憶されています。

『若者のすべて』(1994年)

主題歌「Tomorrow never knows」

萩原聖人と木村拓哉がW主演した青春ドラマ『若者のすべて』には、Mr.Childrenに大ヒットをもたらした「Tomorrow never knows」が主題歌として起用されました。当時注目を集めていた若手キャストだった武田真治や深津絵里が共演しています。 萩原聖人演じる主人公の哲生と彼を取りまく友人たちの青春群像劇で、脚本を岡田惠和が担当。哲生と木村拓哉演じる武志との友情をメインに描き、特に衝撃的なラストが話題になりました。

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『ピュア』(1996年)

主題歌「名もなき詩」/挿入歌「抱きしめたい」

和久井映見が知的障害者を演じ、堤真一が民放の連続ドラマに初めて出演した『ピュア』には、不朽の名曲「名もなき詩」が使用されました。知的障害者の恋愛と性を描き、社会的な認知度を上げた作品です。 サヴァン症候群を持つ優香とフリー記者の徹との恋と、社会の偏見と知的障害者の社会進出について真摯に描いています。挿入歌として最終話に流れた「抱きしめたい」も二人の恋を後押ししました。

『恋のバカンス』(1997年)

主題歌「Everything (It’s you)」

13枚目のシングル「Everything (It’s you)」が主題歌となった、明石家さんま主演のラブコメディ『恋のバカンス』。「恋の曲芸師」こと黛勘九郎の恋愛譚をコミカルに描いています。 1995年の明石家さんま主演ドラマ『恋も2度目なら』のスタッフが続投し、勘九郎の恋の相手には濱田マリや奥貫薫、りょうなどの個性的な女優がキャスティングされました。

『きらきらひかる』(1998年)

主題歌「ニシエヒガシエ」

深津絵里演じる新人監察医・天野ひかるを主人公としたドラマ『きらきらひかる』には、ロックテイストの強い楽曲「ニシエヒガシエ」が使用されました。郷田マモラの同名漫画を原作とし、脚本を井上由美子が手がけています。 監察医としての仕事に真摯に取り組むひかるは「死者の最後の言葉を聞くこと」という信念のもと、数々の解剖から多くのことを学んでいきます。人気を博して1999年と2000年にはスペシャルドラマも放送されました。

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『殴る女』(1998年)

主題歌「終わりなき旅」

ミリオンセラーとなった主題歌「終わりなき旅」が起用された『殴る女』は、和久井映見主演のヒューマンドラマ。突然のリストラでボクシングジムに勤めることになった女性・香が、変わり者のボクサーと信頼関係を築いていく物語です。 香がトレーナーを務めることになるボクサー・亮平を演じたのは吹越満。香と亮平の人間的成長とそれぞれの居場所を求める人間ドラマに「終わりなき旅」が要所で流れることで、よりテーマが心に染みます。

『バスストップ』(2000年)

主題歌「NOT FOUND」

キャリアウーマンとバス運転手の恋を描いたラブスートリー『バスストップ』には、19枚目のシングル「NOT FOUND」が提供されました。月9ドラマの主題歌を担当するのは『ピュア』の「名もなき詩」以来二度目です。 主演は飯島直子と内村光良で、それぞれキャリアウーマンの夏生とバス運転手の武蔵を演じました。挿入歌はshiro(現ぽるん)の「Pearl」で、プロデュースしたYOSHIKIが第4話にバーの客としてカメオ出演しています。

『アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜』(2001年)

主題歌「youthful days」/挿入歌多数

よしながふみの漫画のドラマ化で、主題歌「youthful days」のほか、劇中にはすべてMr.Childrenの楽曲が使用され、毎回異なるエンディング曲が流れました。ミスチルファン必見の作品です! 洋菓子店「アンティーク」を舞台に、そこに訪れる客たちとの人間模様を描いたハートフルコメディ。元ボクサーの見習い・神田エイジ役の滝沢秀明が主演を務め、オーナーの橘を椎名桔平、パティシエの小野を藤木直人、ギャルソンの小早川を阿部寛が演じました。

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『幸福の王子』(2003年)

主題歌「Drawing」

「youthful days」のカップリング曲「Drawing」が主題歌となった、本木雅弘と菅野美穂主演の恋愛ドラマ。医学部の学生・周平と、彼の最愛の女性・海との悲恋の物語です。 周平と海の仲を引き裂く周平の親友・良介を渡部篤郎が熱演。物語は周平が海を失った14年後から始まり、医者となった良介が心臓移植を待つ患者・繭に周平の過去を語る形で哀しい三角関係の結末が明らかになっていきます。繭を演じたのは当時18才の綾瀬はるかです。

『オレンジデイズ』(2004年)

主題歌「Sign」

大学生の青春群像劇『オレンジデイズ』では、2度目の日本レコード大賞を受賞した「Sign」が主題歌に。脚本を手がけたのは北川悦吏子です。 大学最後の1年間を恋と進路に悩みながら過ごす大学生たちの青春を描き、主人公の結城櫂を妻夫木聡、後天的な聴覚障害に悩むバイオリニスト・萩尾紗絵を柴咲コウが演じました。紗英や櫂をはじめ、仲間となった「オレンジの会」のメンバーが駆使する手話が物語のアクセントとなっています。

『14才の母』(2006年)

主題歌「しるし」

志田未来主演の『14才の母』の主題歌となった29枚目のシングル「しるし」は、ドラマのヒットとともに深く記憶に刻まれた1曲です。10代の妊娠・出産をテーマにして賛否両論を巻き起こした問題作で、胎児をイメージしたジャケットも話題になりました。 中学2年生の未希が思いがけず妊娠し、中絶を拒否して産む覚悟を決めるまでを描いた社会派ドラマ。未希の彼氏で、14才で父親になる智志を三浦春馬が演じています。

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『バッテリー』(2008年)

主題歌「少年」

あさのあつこの小説「バッテリー」のドラマ化作品の主題歌に選ばれたのは、15枚目のアルバム「SUPERMARKET FANTASY」収録の楽曲「少年」。 『バッテリー』はNHKの「ドラマ8」枠で放送されたドラマで、天才ピッチャーの原田巧と彼とバッテリーを組むキャッチャーの永倉豪の友情物語。巧を関西ジャニーズJr.で活動していた中山優馬、豪をジャニーズJr.の高田翔が演じました。

『コード・ブルー −ドクターヘリ緊急救命−』(2008年)

主題歌「HANABI」

山下智久主演の医療ドラマ『コード・ブルー −ドクターヘリ緊急救命−』では、「HANABI」がシリーズを通して主題歌に起用されています。ドラマだけでなく2018年公開の劇場版の主題歌にも使用され、「コード・ブルー」には欠かせない楽曲となりました。 救命救急センターを舞台に、フライトドクター養成の研修生や指導医たちの奮闘と成長を描いています。ドクターヘリの全国的な必要性を広く知らしめた作品でもあります。

『トッカン -特別国税微収官-』(2012年)

主題歌「hypnosis」

高殿円の同名小説をもとにしたドラマで、国税局の中でも国税の徴収事務職を主題にした『トッカン -特別国税微収官-』。主人公の新人徴収官・鈴宮深樹を井上真央が演じ、悪質な税金滞納者に対して「差押え」という強制権を武器に対峙する日々が描かれています。 この作品の主題歌となったのが、4作目の配信限定シングルでミドルテンポのバラード「hypnosis」。hypnosis (ヒノプシス)とは催眠状態を指す言葉です。

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『遅咲きのヒマワリ〜ボクの人生、リニューアル〜』(2012年)

主題歌「常套句」

生田斗真が主演を務めた青春群像劇で、主題歌に使用されたのは17作目のアルバム「[(an imitation) blood orange]」の収録曲「常套句」。全編モノクロのアニメのミュージックビデオも制作されました。 四万十市を舞台に、市役所の臨時職を得た丈太郎が地域おこし協力隊員として高齢者サポート業務に向き合う姿を描いています。丈太郎と同じく都落ちのように帰郷し、市民病院に赴任する医師・かほりを真木よう子が演じました。

『信長協奏曲』(2014年)

主題歌「足音 〜Be Strong」

石井あゆみの同名漫画のドラマ化で、主題歌には35枚目のシングル「足音 〜Be Strong」が選ばれました。5度目になる月9主題歌であり、2016年公開の劇場版でも主題歌として使用されています。 織田信長に瓜二つの高校生サブローが戦国時代にタイムスリップし、病弱な信長の代わりに戦国の世を生き抜いていく月9初の時代劇。史実通り天下人となっていくサブロー/信長を小栗旬がドラマ・映画ともに演じています。

『べっぴんさん』(2016年)

主題歌「ヒカリノアトリエ」

2016年10月から2017年まで放送された芳根京子主演の朝ドラ『べっぴんさん』に、36枚目のシングル「ヒカリノアトリエ」が提供されました。朝ドラの主題歌を担当するのは初で、プロデューサーたっての希望で実現したといわれています。 神戸の裕福な家で育ったすみれ(芳根京子)は順風満帆な生活を送っていましたが、戦争によって状況が一変。途方に暮れていた彼女は得意だった手芸に希望を見出し、子供服づくりに情熱を注いでいくことになります。

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ミスチルが主題歌・挿入歌を担当した映画一覧

後半はMr.Childrenの楽曲が主題歌となった映画を年代順に紹介していきます。1995年のMr.Childrenのドキュメンタリー映画から、2020年公開予定のドラえもん映画の新作までの12作をリストアップ。恋愛映画や人気アニメ、社会派作品など様々なジャンルでその手腕を発揮しています。

『【es】 Mr.Children in FILM』(1995年)

主題歌「【es】〜Theme of es〜」

小林武史がプロデュースしたMr.Childrenのドキュメンタリー映画で、「【es】〜Theme of es〜」が主題歌としてエンディングで流れました。1994年と1995年に行われた2つのライブツアーとインタビューを交え、彼らの音楽性に迫っています。 1995年に渋谷パルコ横の駐車場で行われたストリート・ゲリラライブの映像など、初期のMr.Childrenを知ることができる貴重なドキュメンタリーです。

『フライ, ダディ, フライ』(2005年)

主題歌「ランニングハイ」

金城一紀の同名小説を堤真一主演で映画化した作品で、27枚目のシングル「四次元 Four Dimensions」に収録された「ランニングハイ」が提供されました。映画主題歌は実に1995年のドキュメンタリー以来10年ぶりです。 不良の石原に娘を殴られた父の鈴木一が、石原にタイマン勝負を挑むまでを描いた中年サラリーマンの奮闘記。鈴木に格闘指南をする高校生・朴舜臣を岡田准一が演じています。朴が鈴木に問いかけているような始まり出しの歌詞が印象的です。

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『恋空』(2007年)

主題歌「旅立ちの唄」

美嘉のケータイ小説を、新垣結衣と三浦春馬のW主演で映画化された『恋空』。主題歌には31枚目のシングル「旅立ちの唄」が使用されました。この曲はNTT東日本のCMソングとしてもタイアップされています。 作者の美嘉の実体験をもとに書かれた悲恋の物語で、高校生同士の恋と妊娠、そして癌による別れを描いています。主人公の美嘉を演じた新垣結衣が挿入歌「heavenly days」を担当し、可憐な歌声を披露しました。

『どろろ』(2007年)

主題歌「フェイク」

手塚治虫の漫画「どろろ」をもとにダークな異世界を描いた映画『どろろ』は、30枚目のシングル「フェイク」が主題歌に。自分の体を取り戻すために魔物と戦う青年・百鬼丸と相棒のコソ泥どろろの旅物語です。 父の野望のため魔物に体を奪われた百鬼丸を妻夫木聡、時の権力者に両親を奪われたどろろを柴咲コウが演じました。「フェイク」とは偽物の意味で、継ぎ接ぎだらけの百鬼丸の体を表しつつ、偽善あふれる世の批判にも繋がっているようです。

『私は貝になりたい』(2008年)

主題歌「花の匂い」

フランキー堺主演の映画『私は貝になりたい』を中居正広主演でリメイクした作品。元陸軍中尉の加藤哲太郎による獄中手記「狂える戦犯死刑囚」をもとに創作された物語で、BC級戦犯として裁かれ死刑になった清水豊松の人生を描いています。 主題歌となったのは初の配信限定シングル「花の匂い」。ミュージックビデオはタイアップを意識して、戦争に巻き込まれた家族をアニメで描き、ささやかな幸せを奪う戦争の惨さを表現しています。

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『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(2009年)

主題歌「fanfare」

アップテンポなロックチューン「fanfare」は、Mr.Childrenにとって初のアニメ映画主題歌。「ONE PIECE」10作目の劇場版『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』に提供されました。 作者の尾田栄一郎が劇場版で初めてストーリーを担当した本作は、ONE PIECE劇場版の中でも評価の高い一作。一度は映画シナリオの話を断ったものの、主題歌がMr.Childrenならという条件で頑張ったとか!

『僕等がいた』(2012年)

主題歌「祈り 〜涙の軌道」/「pieces」

小畑友紀の同名少女漫画の映画化で、生田斗真と吉高由里子が主演を務めた『僕等がいた』。前後編の二部作で公開され、主題歌には34枚目のシングルから前編に「祈り 〜涙の軌道」、後編に「pieces」が起用されました。 生田斗真と吉高由里子が演じたのは、それぞれ主人公の矢野元晴と高橋七美。北海道釧路市の高校を舞台に、二人の出会いと遠距離恋愛に至る青春の日々を描いています。

『リアル〜完全なる首長竜の日〜』(2013年)

主題歌「REM」

乾緑郎の小説「完全なる首長竜の日」の実写映画化で、主題歌は5作目の配信限定シングル「REM」。Mr.Childrenの楽曲の中でも激しいロックナンバーで、作品の内容にシンクロするアグレッシブな名曲です。

黒沢清が監督を務め、佐藤健と綾瀬はるかが共演。「センシング」と呼ばれる最新医療技術で、自殺未遂で昏睡状態に陥った恋人の淳美の意識へ入り込んだ浩市が、彼女の自殺の原因を探っていくSFミステリーです。

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『青天の霹靂』(2014年)

主題歌「放たれる」

劇団ひとりが書き下ろした自身の同名小説を、初監督で映画化。主人公の轟晴夫を大泉洋、晴夫の母・悦子を柴咲コウが務め、劇団ひとりも晴夫の父・正太郎役で出演しています。 売れないマジシャンの晴夫が40年前にタイムスリップし、生き別れた両親と出会って自らの出生の秘密を知る姿を描いたヒューマンドラマ。主題歌に選ばれた6作目の配信限定シングル「放たれる」は、傷を癒した鳥がケージから飛び立つ瞬間をイメージしたという書き下ろし曲です。

『バケモノの子』(2015年)

主題歌「Starting Over」

Mr.Childrenにとって2作目のアニメ映画主題歌となった「Starting Over」は、細野守監督によるアニメ映画『バケモノの子』に提供されました。バケモノたちが住む異世界を舞台に、迷い込んだ人間の子の成長を描く冒険活劇です。

主人公の九太/蓮の声を青年期は染谷翔太、幼少期は宮崎あおいが務めました。異世界「渋天街」で一二を争う最強のバケモノ・熊鉄の声を担当したのは役所広司です。

『君の膵臓をたべたい』(2017年)

主題歌「himawari」

37枚目のシングル「himawari」が主題歌となった、住野よるの同名小説を原作とした青春映画。浜辺美波と北村匠海がW主演を務め、二人とも第41回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞しました。

膵臓の病気で余命1年の山内桜良と、彼女が書いた闘病日記「共病文庫」を拾ってその秘密を共有するクラスメイトの志賀春樹との交流を描いています。映画では原作にない12年後の世界が描かれ、大人になった春樹を小栗旬が演じました。

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『ドラえもん のび太の新恐竜』(2020年)

主題歌「Birthday」/「君と重ねたモノローグ」

「映画ドラえもん」40作目となる「のび太の新恐竜」に提供されたのは、ドラえもん映画初となるW主題歌「Birthday」と「君と重ねたモノローグ」。ドラえもん50周年記念作品であり、Mr.Childrenのボーカルを務める桜井和寿も50歳となる節目を迎えています。 ドラえもん映画1作目『のび太の恐竜』の3回目のリニューアル作で、今回はのび太が育てる恐竜がキューとミューの双子となっています。Mr.Childrenの楽曲史上最長の楽曲「君と重ねたモノローグ」が感動のエンディングを彩ることでしょう。

改めて確信!Mr.Childrenの楽曲の素晴らしさ

1989年のデビュー以来、平成の30年間を第一線で駆け抜け、令和の時代も最前線で素晴らしい音楽を届け続けてくれているMr.Children。改めてその楽曲の音楽性の多様さとメッセージ性、そして心に響く歌詞など、その魅力を再確認できました。 何より30年以上の長い期間の中で、コンスタントに映像作品でもその存在を示し続けてきたことにも驚きます。これからもMr.Childrenの楽曲が数々の映像作品に彩りを与えてくれることを祈っています