映画『最高の花婿 アンコール』は多様性をユーモラスに描いた気鋭作!あらすじや見どころポイントを紹介
前作から4年、多様性をギリギリの角度で笑いにかえる『最高の花婿 アンコール』
2020年3月から、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開されている、フランスの大ヒット映画の続編『最高の花婿 アンコール』。 この度、本作の主題歌オリジナルミュージックビデオが解禁されました。フランスの異文化や異宗教の家族問題をコミカルに描いた本作について、この記事ではあらすじや見どころをお届けしましょう。
前作と本作のあらすじを紹介!多国籍ファミリーの新たな問題とは?
フランスのロワール地方に住む、カトリックで保守的なヴェヌイユ夫妻。4人の娘たちは両親の思いとは裏腹に、それぞれアラブ人・ユダヤ人・中国人・コートジボワール人と、次々に外国人と結婚していきました。複雑な思いを抱きながらも、最終的には結婚を祝福した2人。 しかし夫妻が婿たちの実家を訪ねる世界一周旅行から帰ってくると、新たな問題が立ちはだかります。婿たちが移民としてフランスで暮らし続けることに不安を覚え、海外移住の計画を立てていたのです。 家族が世界中で離れ離れになってしまうことに耐えられない夫妻は、彼らを引き留める作戦を練りますが——。
映画『最高の花婿 アンコール』の見どころポイントを紹介!ユーモラスな掛け合いと主題歌に注目
本編の見どころは何と言っても、前作でも繰り広げられた軽妙なかけあいと言えるでしょう。移民や差別と言った、デリケートな話題に触れているにも関わらず、ユーモアたっぷりに描かれているために嫌みもなく、むしろ面白おかしく感じられます。 その他の見所として本編のエンディングに流れる、『最高の花婿』の原題と同じタイトルの楽曲「Qu’est-ce qu’on a encore fait au bon Dieu?(神様、どうしてこんな目に)」が挙げられるでしょう。 劇中で長女の夫であるアラブ系フランス人のラシッドを演じているメディ・サドゥアン(写真右から二番目)。本国でラッパーとしても活躍している彼によって、本作のために書き下ろされた楽曲となっています。 4人の娘たちを外国人に嫁がせることになってしまった、頑固で保守的な父親を気持ちが明るくテンポよく表現された歌詞が魅力的です。ミュージックビデオには『最高の花婿 アンコール』の映像も使用されており、おなじみの婿たちがボーカルのメディ・サドゥアンを盛り上げています。
映画『最高の花婿 アンコール』の予習はミュージックビデオで!
この記事ではフランスの大ヒット映画の続編『最高の花婿 アンコール』と、見どころポイントとして主題歌のミュージックビデオについて紹介しました。 出演キャストが手掛けたことによって、ユーモラスな本作にふさわしい、ファミリー感あふれる楽曲と映像に仕上がっています。映画とあわせて、本編の雰囲気そのままなミュージックビデオもぜひお楽しみください。