2020年5月13日更新

就活の参考に!就職・転職を題材にしたおすすめ映画【インターンから再就職まで】

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『就職・転職映画』サムネ

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参考になる!?就職・転職をテーマにしたおすすめ映画を紹介

学生の期間を経て、誰にでも訪れる就職という人生の転機。映画でもバラエティに富んだ職業に就職する姿が描かれていますが、その中でも就活やインターンシップ、転職といった様々な就職に関する分野にフォーカスした作品もあります。 この記事では、そんな就職や転職を題材にした映画から、これから新たな職場を探す人たちにお勧めしたい作品をピックアップして紹介していきます。就職・転職活動に向けて、勇気をもらえる作品ばかりです!

『幸せのちから』(2007年)

ホームレスから株トレーダーに!アメリカン・ドリームを成し遂げた男の実話

事業の失敗からホームレスとなったものの、株トレーダーの養成コースから証券マンになるチャンスを掴んだ実在の人物、クリス・ガードナーの実話を映画化。クリスをウィル・スミス、その息子クリストファーをウィル・スミスの実子ジェイデン・スミスが演じました。 医療機器事業に失敗し、妻にも出ていかれて息子と二人でホームレス生活を送る羽目になったクリス・ガードナー。その間も人生を諦めず、証券会社の株トレーダー養成コースに入り、研修生として認められるよう努力します。すべてはホームレス生活から抜け出し、息子を幸せにするためでした。 実際のクリス・ガードナーは、株式仲買業「ディーン社」のインターンシップで訓練プログラムを受け、正社員として雇用されています。さらに1987年、シカゴで仲買業「Gardner Rich & Co.」を起業し、現在はアメリカでも有数の大企業となり、成功を手にしました。

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『プラダを着た悪魔』(2006年)

ニューヨークの一流ファッション誌で編集アシスタントに!悪魔のような上司と対決

ローレン・ワイズバーガーの同名小説の映画化作品で、ジャーナリスト志望の女性アンドレアが、ファッション誌の編集アシスタントとして奮闘する物語。アンドレアをアン・ハサウェイ、カリスマ編集長の鬼上司ミランダをメリル・ストリープが演じました。 ジャーナリストを目指してニューヨークへやってきたアンドレアは、志望とは少し違う分野であるファッション誌「ランウェイ」編集部に就職することに。しかもおしゃれに無頓着な彼女は、プラダで身を固めた編集長ミランダのアシスタントとなってしまいます。 志望とは違う職種に就ても、前向きに努力するアンドレアの姿に共感する人も多かったようです。原作者のローレン・ワイズバーガーは、実際に世界的なファッション誌「ヴォーグ」で編集長アシスタントをしていたとか。そんな実体験ももとになっており、アメリカの華やかなファッション誌業界の裏側も垣間見れます。

『インターンシップ』(2013年製作)

中年男二人組がGoogleの研修生に!?Google全面協力のもと本社ロケが実現

IT企業「Google」の研修生となった中年男二人組が正社員を目指す姿を描いたコメディ・ドラマ。『ウェディング・クラッシャーズ』のビンス・ボーンが製作・脚本・主演を務め、オーウェン・ウィルソンが共演しました。 時計会社の営業職として働いていたビリーとニック。しかしスマホ時代到来で時計が売れなくなり、会社が倒産してしまいます。失業した二人は一念発起してGoogleのインターンシップに応募し、IT音痴にもかかわらず得意の営業トークとアイデアを武器に正社員を目指します。 いわゆる「職業体験」といった制度のインターンシップ。日本では2000年代に入って取り入れられ始めましたが、アメリカではインターン経験が就職に必須だとか。Googleは本作の製作に全面協力しており、実際に本社でロケを行ったといいます。

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『幸せの教室』(2012年)

大型スーパーのベテラン従業員がリストラされて大学に入学!再び学ぶことの大切さ

トム・ハンクスが監督・脚本・製作・主演を務めたラブ・コメディで、共演をジュリア・ロバーツが務めました。大型スーパーのベテラン従業員ラリーの再就職を描いた物語です。 長年勤めた職場を、大卒でないという学歴差別で一方的に解雇された大型スーパーのベテラン従業員ラリー・クラウン。気を取り直し、再就職を目指してコミュニティ・カレッジに入学した彼は、そこで無気力な教師メルセデスと出会います。 中年男性が失業したことをきっかけに心機一転して、改めて大学で学び直すことは決して無駄でも滑稽でもなく、とても重要なこと。教師としての情熱を忘れてしまっていたメルセデスも、ラリーに影響を受けます。何度つまづいても、どんな状況でも、やり直すことはできると思わせてくれる作品です。

『私がクマにキレた理由』(2008年)

大卒女子がセレブ一家のナニー職をゲット!子育てのプロ「ナニー」とは

スカーレット・ヨハンソンが主演を務めたコメディ・ドラマ。アメリカのベストセラー小説「ティファニーで子育てを」を原作として、ニューヨークに住むセレブ一家の「ナニー」になった大卒女子の成長を描いています。 大学は出たものの将来の展望が見えないアニーは、ひょんなことからマンハッタンのセレブ一家の息子を世話する「ナニー」として働くことに。しかし身勝手で高慢なセレブ親子に一日中振り回されてしまいます。 一時的に子どもの面倒をみるベビーシッターと違い、ナニーは母親に代わって子育てや教育をする職業。イギリス発祥で、映画『メリー・ポピンズ』でも有名ですね。アニーも住み込みのナニーとして寝食をともにし、一日を通して子どもと関わる子育てのプロといえます。

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『キューティ・ブロンド』(2002年)

ブロンド美人がハーバード・ロー・スクールに進学!ブロンドへの偏見を覆す

ロバート・ルケティック監督、リース・ウィザースプーン主演のロマンティック・コメディ。ブロンド美人がハーバード・ロー・スクールに進学して弁護士を目指すサクセスストーリーです。 ロサンゼルス市立大学でファッション・マーチャンダイジングを学んでいた、成績優秀なブロンド美人エル・ウッズ。しかし上院議員を目指す彼ワーナーに「ブロンド女は議員の妻にふさわしくない」と振られてしまいます。エルは彼を追ってハーバード大学のロー・スクールに進学し、法律事務所のインターンとして選ばれますが……。 舞台となるハーバード大学のロー・スクール(法科大学院)は、アメリカの法学教育機関の中でも最高峰の一つ。エルは才色兼備な女性ですが、ブロンドのために偏見を持たれています。ブロンド女性はあまり賢くないという昔ながらの差別が定着しており、本作はそれを逆手に取ってブロンド・ジョークを飛ばして好感を得ました。

『マイ・インターン』(2015年)

人生経験が豊富なシニア・インターンとファッションサイトCEOの世代を超えた交流を描く

『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイがロバート・デ・ニーロと共演したコメディ・ドラマで、シニア・インターン制度を題材にしています。主人公のファッションサイトCEOジュールズをアン・ハサウェイが、そこへシニア・インターンとして採用されるベンをロバート・デ・ニーロが演じました。 ニューヨークでファッション通販サイトを運営するジュールズは、CEOとして多忙で充実した日々を送っていました。彼女の会社にある日、福祉事業で雇用された70歳になるシニア・インターンのベンがやってきます。 インターンシップのシニア版といえるシニア・インターン制度。定年を迎えて一度引退したシニアでも、また社会に出て仕事することは新たな生きがいになり、それまで培った経験を社会に還元することもできます。たとえ初めは仕事を与えられなくても、自分にできることをよく観察して黙々とこなしていくベンの姿勢には、学ぶところが多いのではないでしょうか。

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『何者』(2016年)

就職活動を通して、自分が「何者」かを模索していく若者たち

「桐島、部活やめるってよ」で知られる朝井リョウの同名小説の映画化で、『愛の渦』の三浦大輔が監督・脚本を務めた青春映画。佐藤健をはじめ、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生など豪華キャストが共演したことも注目を集めました。 拓人、光太郎、瑞月、理香、隆良の5人は就活に励む22歳の大学生。理香の部屋を「就活対策本部」にして定期的に集まっていた彼らは、それぞれの経験や特技を駆使して就活に臨みます。 SNSにそれぞれの想いや本音を吐き出しながら前に進む現代の若者たちを、就活という人生の転機を通して描き出した本作。バブル期の就活を描いた『就活戦線異常なし』と比較もされますが、いつの時代も「何者」かになりたいという気持ちは同じ。今どきの就活の実態も詳しく描かれているので、これから就活に臨む人にもおすすめです。

『インターン!』(2016年)

日本のインターンシップ制度を描く!人材育成の最前線とは?

日本のインターンシップ制度を描いた作品で、インターンシップを通して成長していく大学3年生の川倉晴香役を新木優子が演じました。普通の就活映画ではなく、佐野岳演じる「死神」が現れて晴香の未来を変えるというファンタジックなストーリーが展開します。 大学3年生の晴香は親友の真希に誘われ、ある会社のインターンシップの説明会に参加します。しかしその帰り道、車にはねられそうになった晴香をその会社の社長・牧野が助けて重体になる事態に。そこへ「死神」が現れ、晴香の未来を変えることができれば二人とも助かると聞き、真希に憑依して晴香が入社できるようサポートします。 本作の舞台となったのは実在するIT企業「ワークスアプリケーションズ」で、長年「能力発掘型インターンシップ」を提供してきた実績ある会社。形だけのインターンシップ制度が多い中、インターンシップのパイオニアといわれています。優秀な成績を修めた学生にはいつでも入社できる「入社パス」が与えられるそう。劇中で晴香が目指すのも「入社パス」を手に入れることでした。

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『就活戦線異常なし』(1991年)

バブル期の驚くべき就活実態を描いた青春映画

杉元伶一の同名小説をもとに、バブル期の就活の様子をユーモアを交えて描いた青春映画。金子修介が監督、織田裕二が主演を務め、仙道敦子や坂上忍などトレンディ・ドラマ全盛期の俳優たちが共演しています。 早稲田大学4年生の大原は、マスコミ大手に就職して派手な生活を送りたい友人の立川に影響され、マスコミ関連企業への就職を目指し始めます。6月になると内定が決まった者も現れ、8月になると本採用の就職戦線が始まりますが、大原と立川はまだ内定が得られないでいました。 親のコネで早々に大手広告代理店の内々定を取り付ける北町を坂上忍が演じ、六本木の高級クラブでの「青田買い」接待の様子描かれています。バブル期は空前の売り手市場といわれ、驚きの就活実態が今や隔世の感しかありません。この後、平成の時代を経て就活様式も大きく様変わりしたことが、本作と『何者』を見比べるとわかります。

仕事の仕方がわかりつつある今、映画で前向きに!

ここで紹介してきた作品から、アメリカでは当たり前のインターンシップ制度が、日本ではごく近年から取り入れられ始めたことがわかりました。新卒入社・終身雇用制度が当たり前だった昭和から、時代は平成・令和と移り変わり、今やこの日本特有の制度も終焉を迎えつつあります。 もはや一つの会社に自分の人生を預けるのではなく、自分が持つ能力を最大限に活かせる場所を探して転職する時代が到来しています。これからも就活の様相は刻々と変わり続けそう。大切なことは「自分自身を知ること」と「学び続けること」だと、これらの作品からも学ぶことができるのではないでしょうか。 そんな人生の転機になる映画をぜひ見つけてください。