2021年1月1日更新

【ネタバレ】韓流ゾンビ続編「新感染 半島」の圧倒的な魅力を解説!ウイルス蔓延の原因とは?

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続編「新感染 半島」を徹底解説!韓国ゾンビ映画の世界観に圧倒される【あらすじ・キャスト】

『新感染半島』
©2020 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & REDPETER FILMS.All Rights Reserved.

日本でも2017年に公開され、スマッシュヒットを記録した韓国発ゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』。その続編『新 感染半島 ファイナル・ステージ』が2021年1月1日に公開されました! 前作はソウルから釜山へ向かう高速鉄道「KTX」内でのパンデミックを描きつつ、極限状態での人間の業と愛にも迫った傑作スリラーでした。本作では、その後ゾンビが蔓延した韓国の様子、そして極限状態で生きる人間の業や愛をアクション満載で描きます。 そんな「新感染2 半島」のネタバレあらすじから見どころ、キャストなどを詳しく紹介していきましょう! ※この記事には、『新 感染半島 ファイナル・ステージ』のネタバレが含まれます。作品を未鑑賞の方、ネタバレを知りたくない方はご注意ください。

【ネタバレ】続編『新 感染半島 ファイナル・ステージ』のあらすじ

『新感染半島 ファイナル・ステージ』
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韓国全土に広がったバイオハザードによるパンデミックから4年。完全にロックダウンされた「半島」はいまや廃墟と化していました。そんな中、かつて家族を救えず、亡命先の香港で廃人同然の生活をしていた元軍人ジョンソク(カン・ドンウォン)のもとに、ある依頼が飛び込んできます。 それは「半島」に戻り大金を積んだトラックを見つけ、3日以内に戻ってくるというもの。ジョンソクとそのチームはなんとか潜入に成功しますが、そこで彼らを待っていたのはさらに増殖した感染者と、この世の地獄を楽しむ狂気の民兵集団631部隊でした。 両者に追い詰められたジョンソクは、思わぬ生存者に助けられることになります。

彼を救ったのは、ジュニ(イ・レ)とユジン(イ・イェオン)という幼い姉妹。ジュニは驚異的な運転テクニックで感染者を蹴散らし、ユジンは光るラジコンカーで姉に協力します。 彼女たちの住まいにたどり着いたジョンソクは、そこで姉妹の母ミンジョン(イ・ジョンヒョン)と元軍人のキム(クォン・へヒョ)に出会いました。 彼らは感染者と631部隊から逃れながら、なんとか暮らしていたのです。退行性の病を患ったキムは、四六時中壊れたラジオをいじっては助けを求め、必ず知り合いの軍人・ジェインが助けに来てくれると信じていました。 ジョンソクは自分が「半島」にやってきた理由を話し、この家族とともに脱出することを決意します。しかし大金を載せたトラックは631部隊の基地にありました。 そのころ基地では、631部隊の隊長であるソ大尉(ク・ギョファン)が荷台に積まれているの大金と衛星電話を発見。そしてジョンソクに与えられた任務を横取りしようと考えます。 彼は自分1人で「半島」を脱出するため、隊員たちが普段から楽しみにしている危険なゲームを今夜は時間無制限で実施すると宣言しました。そのゲームとは、彼らが捕まえた生存者を感染者の檻に放り込み、誰が生き延びるか賭けるというもの。 ミンジョンとともに基地に忍び込んだジョンソクは、そのゲームの参加者のなかに死んだと思い込んでいた義兄のチョルミン(キム・ドユン)がいることを知り、彼を助けに行きます。 ジョンソクはなんとかチョルミンをゲームの檻から救い出しますが、彼らの行く手を阻む隊員たち。その隙にソ大尉はトラックで逃げようとしますが、そこにはすでにミンジョンがいました。 彼女はジョンソクを救出するため、トラックで基地に突入。しかしチョルミンは彼を身を挺して守り、命を落としてしまいます。 母の帰りが遅いことに業を煮やした娘たちは、彼女たちを迎えにいくことに。照明弾やサーチライトを使って感染者を仕向ける631部隊の面々と激しいカーチェイスをくり広げながら、彼らは依頼者の船が停泊している港に向かいます。 朝までにたどり着かなければ船は出てしまい、脱出は不可能になってしまうのです。 港が見えてきたころ彼らの前にソ大尉が現れ、キムとミンジョンを狙撃。トラックを横取りして船に乗り込みました。これで「半島」を脱出し、山分けされる金で新しい人生をはじめられるとよろこぶソ大尉を、依頼者は射殺しました。彼らはもともと金を山分けする気などなかったのです。 ソ大尉は最後の力を振り絞ってクラクションを鳴らしながら車をバックさせ、船のなかに感染者を呼び込みました。 息絶えたキムを囲んで悲しみに暮れるミンジョンたち家族とジョンソク。しかしそこでヘリコプターの音が聞こえてきます。それは国連の救出部隊のものでした。 ジュニたちは爆竹などを使って居場所を知らせます。そんななか、ミンジョンは娘たちを確実に救出させるため感染者を別の場所に引きつけることに。 彼女から「必ず娘たちを守って」と言われていたジョンソクは、母を呼んで泣き叫ぶ娘たちをなんとかヘリコプターに乗せようとするのですが……。

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続編「新感染 半島」の内容は別モノに!?世界観は前作と同じ

新感染
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前作から4年が経過した同じ世界線を描いている続編ですが、本作では荒廃した終末世界が明らかに半島全域に広がっています。韓国の国家機能は止まり、人間性を失ったゾンビたちに襲われる恐怖のほかにも、生存者たちの間で厳しい生存競争が起こっています。 前作は高速鉄道という制約ある密室内でのアクションと群像劇が際立っていました。しかし本作では、カン・ドンウォンの特技を活かした市街地での激しいアクション、そして迫力満点のカーチェイスも展開され、アクション映画という側面が強く感じられます。 ヨン・サンホ監督によれば、ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画『ランド・オブ・ザ・デッド』(2005年)や、独特な終末世界を描いた「マッドマックス」シリーズ、さらに漫画「AKIRA」や「ドラゴンヘッド」から影響を受けているとか。 また“荒廃した世界で人間はどうなってしまうのか”という点にも焦点が当てられているので、前作と同様に人間ドラマにも注目です。ゾンビ+終末世界というジャンル映画を、よりアップグレードした作品になっています。

前作続編「新感染」とのリンクについて解説!感染源はなんだった?

本作冒頭では、ニュース番組で前作のあと4年間でなにがあったのかが語られます。感染は韓国全土に拡がり、多くの人が船で他国へ脱出しました。 しかし本作の主人公たちが乗った避難艇内で感染者が出たため、それを最後にほとんどの国が韓国からの避難民の受け入れを拒否。韓国は完全に世界から孤立し、香港など他国に亡命した人々も差別に苦しむ日々を送っていました。

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【考察】パンデミックの感染源は不明!

前作でも触れられていましたが、ゾンビの発生源はユソン・バイオ社から漏れた汚染物質でした。しかしそれがどのようなもので、どうして漏れたのかについては本作でも語られていません。先述したニュース番組でも「詳しいことはわからない」と専門家が発言しています。 これは想像ですが、最初に感染者が出たユソン・バイオ社はすぐにゾンビで溢れかえり、誰も生きて脱出することはできなかったのではないでしょうか。また調査のためになかに入ることも困難で、原因究明には至らなかったのかもしれません。

見どころ①:なんといっても感染者たちの迫力がスゴイ!

『新感染半島 ファイナル・ステージ』
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前作でも感染者たちは猛スピードで動く迫力のある描写が数多く見られましたが、本作ではその動きもグレードアップしています。前作同様に感染者専門の振付師が起用され、ブレイクダンスなどを取り入れた人間業とは思えないアクロバティックな動きも特徴に。 631部隊の娯楽である「かくれんぼ」のシーンでは、ダンゴ状態になってうごめく感染者たちが登場。それが1人ずつばらばらになって襲いかかってくる様子が恐怖を煽ります。 また前作で明らかになった感染者の弱点は、暗いところでは目が見えないということでした。しかし音には敏感であることもわかっています。本作ではその特徴が存分に活かされ、光と音を使って感染者を誘導するシーンも豊富に。特にユジンのラジコンカーのシーンは痛快です。 動きはもちろんですが、密室が舞台だった前作と違い本作は1つの都市全体が舞台なので、感染者の数も尋常ではありません。また主人公たちと631部隊が対立する本作では、感染者を避ける方法だけでなく、その“使い方”にもぜひ注目してみてください。

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見どころ②:描き出される人間のリアル!究極状態で試される精神状態

『新感染半島 ファイナル・ステージ』
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本作で描かれる極限状態を生きる人々には、4つのタイプがあります。 まずは元軍人キムのように、精神を病んでしまう人です。彼はほどんどありえない希望にすがり、いつか今の生活から脱出できることを信じて生きています。しかしそんな彼の存在がミンジョンの娘たち、特にユジンにとっては大きな意味を持っていました。 この荒廃した世界に最も適応しているのは、ファン軍曹が率いる631部隊の面々です。彼らは現状を生き抜くためだけでなく、現状を“楽しむ”ためにするべきことはなんでもします。 それが「野良犬(ほかの生存者)」狩りであり、「かくれんぼ」です。彼らは常に自分が優先で、仲間内でも助け合うことはあまりしません。 ソ大尉はそんな631部隊の隊長ではありますが、それは完全に名目だけのものになっています。彼はこの世界に絶望し、何事にも意味を見出せなくなってしまっていました。隊長という立場でなければ、すでに命を落としていたでしょう。 もし本当に世界が終わってしまったら、彼のようになってしまう人が最も多いのではないでしょうか。 そんな彼は、降って湧いた脱出のチャンスに目の色を変えてすがろうとします。他者を蹴落としてでも自分だけは助かろうとするその姿は、前作のあるキャラクターを思い出させますね。 誰もがおかしくなってしまうような極限状態のなか、ミンジョンとその娘たちは家族で支え合い、唯一正気を保っていました。しかも彼女たちは荒廃した世界で生き抜く覚悟をしており、「いつか脱出する」「助けが来る」ということは考えていなかったようです。 ジョンソクと出会ってはじめて半島から脱出するという道がひらけ、家族で助け合って全員で脱出することを誓いました。

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見どころ③:作り込まれた世界観とかつて観たことのないカーチェイス

見慣れた土地が荒廃!撮影準備に1年間

『新感染半島 ファイナル・ステージ』
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2018年8月に英ScreenDailyが報じたところによれば、ヨン・サンホ監督はこのときすでに本作の撮影準備を進めていたとのこと。撮影が開始されるまでに1年間かかったそうです。 前作のクリエイターたちが再び集結して作り上げたビジュアルは、まさに圧巻。前作は高速鉄道の中という限られた空間が舞台となっていましたが、今回は広大な港や631部隊の要塞、ソウルのダウンタウンなど、迫力とリアリティのあるポスト・アポカリプスの風景ができあがっています。 「普段から見慣れた風景を、荒廃した土地に変化させることによって、恐怖を身近に感じられると思った」と語るヨン監督。 「さらに、滅亡した世界を通して、むしろ逆説的に人間の持つヒューマニズムを際立たせることができる」と、前作同様に本作も単なるゾンビ映画・アクション映画ではないことも強調しています。

荒廃都市を舞台に繰り広げられるカーチェイス

『新感染半島 ファイナル・ステージ』
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前作にはなかった本作の魅力の1つは、カーアクションが加わったことです。荒廃した都市を改造車が駆け抜ける様子は、まるで「マッドマックス」。ジュニはローティーンでありながら、建物の隙間を縫うように連続でドリフトを決めまくり、超絶テクニックを披露します。 また圧倒されるのは、ゾンビとはいえ、人の形をしたものをなぎ倒しながら走るシーンのカッコよさです。さらに631部隊とのカーチェイスでは、運転テクニックだけでなく光や音を使って感染者をおびき出し、いかにして相手の進路を妨害するかといった頭脳戦まで楽しめます。 これほど見応えのあるカーアクションはなかなかないのではないでしょうか。

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前作から一新!続編「新感染 半島」のキャストをまとめて紹介

ジョンソク/カン・ドンウォン

『新感染半島 ファイナル・ステージ』
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廃墟と化した「半島」に4年ぶりに戻ってくる元軍人ジョンソクを演じるのは、カン・ドンウォン。1981年1月18日生まれ、釜山出身の俳優で、芸能界へはモデルとしてデビューし、パリコレにも出演経験があります。 『群盗』(2014年)や『MASTER/マスター』(2016年)では剣術やカーチェイスで魅せ、近年では『ゴールデンスランバー』や『人狼』(ともに2018年)といった日本の作品を原作とした映画にも出演。アクション俳優としての認知度が高くなっています。 彼は元軍人というジョンソクを見事なアクションで演じています。また家族を救えなかった過去を抱えながら、4年ぶりに戻った半島で出会ったミンジョン一家を守ろうと奮闘する姿に胸を打たれる人も多いはず。 ラストシーンでは、ジョンソクの覚悟を繊細ながら迫力のある演技で表現しています。

ミンジョン/イ・ジョンヒョン

『新感染半島 ファイナル・ステージ』
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未曾有の災害から生き延び、生存者たちとともにゾンビと戦う女性ミンジョンを演じるのは、イ・ジョンヒョン。1980年2月7日生まれ、ソウル出身の女優で、歌手としても韓国・日本・中国でデビューを飾っています。 出演ドラマ『美しき日々』(2001年)の挿入歌「Heaven」で日本でのCDデビューを果たし、NHK紅白歌合戦やドラマ『輪舞曲―RONDO―』(2006年)などに出演。 その後は中国に活動拠点を移して中国でもCDデビューし、再び韓国に戻って映画『誠実な国のアリス』(2015年)や『軍艦島』(2017年)など女優としても活発に活動しています。 本作でアクション映画初出演となるイ・ジョンヒョンですが、それを感じさせない力強さを見せています。子供たちは絶対に守り切るという覚悟には鬼気迫るものがあり、まさに「戦う母」といった雰囲気です。

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チョルミン/キム・ドユン

『新感染半島 ファイナル・ステージ』
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ジョンソクの義理の兄で、ともに「半島」に戻ることになったチョルミンを演じるのは『哭声/コクソン』(2016年)などへの出演で知られるキム・ドユン。同作出演時には、日本語の通訳ができるという役柄だったため日本語の方言を学ぶなどして、高い評価を受けました。 ヨン・サンホ監督は「チョルミンの役はキム・ドユンが演じることを想定して書いた」とあて書きだったことを明かしています。戦いのスキルもなく、ごく普通の男であるチョルミンは観客が最も感情移入できるキャラクターです。 妻と息子を失ったチョルミンは、彼らを守りきれなかった自分とジョンソクを責めていました。しかし半島で1度ははぐれた彼と再会すると、予想外の行動を取ります。キム・ドユンはチョルミンの普通さと弱さ、そして善良さを見事に体現しました。

キム/クォン・ヘヒョ

ミンジョンの家族と一緒に暮らすキムを演じるのは、ドラマ『冬のソナタ』(2002年)や『私の名前はキム・サムスン』(2005年)などの人気ドラマで唯一無二の存在感を示してきたベテラン俳優クォン・へヒョです。 彼が演じるキムは、かつては軍の士官でしたが退行性の病にかかってしまいました。必ず助けが来ると信じている彼は、ミンジョンと彼女の娘たちを本当の家族のように思っています。 2013年にはヨン・サンホ監督作品『我は神なり』に出演。2017年の映画『それから』では、釜山映画批評家協会賞主演男優賞を獲得しました。 クォン・ヘヒョはキムを過去の威厳をほんの少し保ちながらも、とぼけた人物として好演しています。

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ジュニ/イ・レ

ミンジョンの長女であるジュニを演じるのは、2013年に映画『ソウォン/願い』でデビューしたイ・レ。 彼女は同作での演技で韓国中の涙を誘い、その後も『犬どろぼう完全計画』(2014年)や『戦場のメロディ』(2016年)、『無垢なる証人』(2019年)など、映画、ドラマへの出演が絶えない韓国の新たなスターです。 2014年には北京国際映画祭最優秀助演女優賞に輝きいた彼女について、ヨン・サンホ監督は「観客は、イ・レに釘付けになるに違いない。この小さな俳優を起用して正解だった」と自信を覗かせています。 姉として、娘として、家族と協力して生き抜くジュニの強い覚悟を宿す眼差しは、本当に4年もの長い時間を見てきたようでもあります。またカーチェイスシーンのシーンでの説得力も抜群です。

ユジン/イ・イェオン

ミンジョンの次女でジュニの妹であるユジンは、荒廃した世界しか知らないながらも底抜けに明るい女の子です。子供らしい無邪気さと半島で生き抜いてきた強さをあわせ持つ、魅力的なキャラクターとなっています。 ユジンを演じるイ・イェオンは、子役として映画『マイ・ラスト・ラブ〜私に残った愛を〜』(2017年)や『レッスル!』(2018年)、ドラマ『復讐の女神』(2018年)、『龍王<ヨンワン>様のご加護』(2019年)など、数多くの作品に出演。 監督は「彼女はカメラの前で自由自在に感情を操ることができる。本当に驚かされたよ」と絶賛しています。 純粋で明るい性格のユジンをはつらつと演じるイ・イェオン。しかし単に明るい子供というだけでなく、ラストシーンの演技は涙を誘います。

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ファン軍曹/キム・ミンジェ

ファン軍曹は生き残った人間たちを殺すのが趣味で、実質的に危険な民兵集団631部隊を率いる人物。生存者にとっては、感染者よりも恐ろしい存在です。 そんなファン軍曹役には、映画『グッド、バッド、ウィアード』(2008年)や『軍艦島』(2017年)など数多くの作品で幅広い役柄を演じているキム・ミンジェ。ヨン・サンホ監督作品では2018年『サイコキネシスー念力ー』やテレビドラマ『謗法(原題)』に出演しています。 ファン軍曹は完全に狂気に支配されていますが、冷静で勘が鋭く、油断ならない人物。ほかの生存者や感染者を楽しそうに殺すときの表情と、冷徹に立ち回るときの表情の差が見事です。

ソ大尉/ク・ギョファン

野心的で目的のためなら手段を選ばないソ大尉。しかし絶望と希望の間を行き来するような複雑な感情の持ち主でもあります。 そんなソ大尉を演じたク・ギファンは、2016年の『Jane(英題)』でトランスジェンダーの役を演じ、釜山国際映画祭で今年の俳優賞、百想芸術大賞で男性新人演技者賞を受賞した実力派。 俳優だけでなく、短編映画の監督や製作といった分野においても活動しています。 ソ大尉は本作の登場人物のなかで、最も複雑な感情を持っているといえるでしょう。そんな彼をク・ギョファンは完璧に演じました。映画の前半と後半ではまるで別人のような演技に注目です。

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監督はヨン・サンホ!カンヌ国際映画祭正式招待へ

監督ヨン・サンホの躍進が止まらない

ヨン・サンホ
© WELL GO USA ENTERTAINMENT/zetaimage

「新感染」で世界的な注目を集めたヨン・サンホ監督は、アニメーション監督として映画デビューしています。2012年には『豚の王 (原題)』が、韓国アニメとしては初めてカンヌ国際映画祭で上映されました。 2016年には「新感染」の前日譚となるアニメ『ソウル・ステーション/パンデミック』を監督。2作目の長編アニメ『フェイク〜我は神なり』が、シッチェス・カタロニア国際映画祭でアニメーション最優秀作品賞を受賞するなど、アニメ・実写両方の分野で活躍しています。 本作がカンヌ国際映画祭正式作品に選出されたことで同映画祭から3度目の招待を受けた彼は、「映画監督としてデビューしたときから、カンヌ国際映画祭に招かれることは夢だった。感謝しているし、光栄だと思っている」と感慨深げに語りました。

カンヌ国際映画祭正式招待作品に

『新 感染半島 ファイナル・ステージ』はカンヌ国際映画祭の「オフィシャル・セレクション2020」として選出され、「新感染」と同じく同映画祭の正式招待作品となりました。ヨン・サンホ監督はなんと、アニメと実写作品の両方で招待されているのです! 例年なら5月にフランス・カンヌで開催されるカンヌ国際映画祭ですが、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、通常の上映や審査が行われませんでした。 その代わりに「常連」や「若手」などの部門に分け、国際色豊かな56本の作品がカンヌのお墨付きを得た優秀作として選出されています。 選出された作品には「カンヌ2020」のラベルが与えられ、今後開催される国際映画祭で上映される予定です。

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続編「新感染 半島」は2021年1月1日公開!最新ゾンビ映画を見逃すな

『新感染半島 ファイナル・ステージ』
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ヨン・サンホ監督は『新感染半島 ファイナル・ステージ』がカンヌ公式セレクションに選ばれた際、「ジャンル的面白さと時宜性に共感してくれたことに深く感謝する」とコメント。 本作は確かに続編はゾンビ映画としてのジャンル性と「感染」という時宜的なテーマをより追求した作品になっています。 圧倒的なスピード感で終末世界と人間の業が描かれる『新 感染半島 ファイナル・ステージ』は、2021年1月1日から公開中です!