ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり(カネ恋)」のあらすじネタバレ!最終回は三浦春馬不在で完結
松岡茉優が主演を務める「おカネの切れ目が恋のはじまり(カネ恋)」がTBS系列火曜ドラマとして、2020年9月に放送されました。 松岡演じる“清貧”女子と三浦春馬演じる“超浪費家”男子の凸凹コンビが織りなす、“じれキュン”ラブコメディとなる本作は、いったいどんな内容なのでしょう。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。
「おカネの切れ目が恋のはじまり(カネ恋)」のあらすじ
本作の主人公は、過去のある出来事が原因で「清貧」をモットーに生きていくようになったアラサー女子・九鬼玲子(くき れいこ)。独特の金銭感覚を持つ彼女は、お金ではなく自分の愛する「モノ」の本質を大切に暮らしていました。 あるとき、彼女が勤めるおもちゃメーカーの経理部にその御曹司・猿渡慶太(さるわたり けいた)が異動してきます。彼はそのとんでもない浪費癖から父親である社長の怒りを買い、営業部から転属してきたのでした。 不本意にも玲子が彼の指導係を任せられたことをきっかけに、玲子の慶太に対する「おカネ修行」がはじまります。
三浦春馬の急逝を受けて全4話で放送
本作撮影中の2020年7月18日、メインキャストを務める三浦春馬が急逝。これを受けて、本作では彼の代役は立てず、すでに撮影されていた出演シーンを使って制作・放送されます。 全8話の予定だったところを全4話で完結するよう脚本を修正し、彼の遺作である「カネ恋」を観られるとのことで注目を集めています。
第1話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
中堅おもちゃメーカーの経理部で働く清貧女子・玲子(松岡茉優)は、1年間1680円の豆皿に片思いをし、ようやく買いに行こうとした矢先、玲子の会社の御曹司・慶太(三浦春馬)に先に購入されてしまいます。 慶太はアメリカ出張で776万円も浪費するような男で、父親で社長の富彦(草刈正雄)に激怒され経理部へ異動させられてしまったのです。玲子は慶太の指導係になりますが、全てのことを浪費する慶太と倹約家の玲子とは正反対の人間でした。 営業部の板垣(北村匠海)は無理に経理部の歓迎会に参加させられるも、2時間3000円の飲み放題にお金の無駄だと嘆いていました。すると玲子はあまり食べていない板垣を見てお釣りを渡したのです。 その後慶太は元彼女のまりあ(星蘭ひとみ)に会いに行くも慶太の浪費ぶりから「幸せになれない」と言われてしまいます。マンションにまりあを連れて行った慶太ですが、マンションも富彦に解約されていて慶太は住む家を失ってしまいます。 慶太は玲子の家が経営する民宿に住むことに。しかも玲子の母・サチ(南果歩)の計らいで宿泊料をタダにしてもらっていました。 玲子は慶太がアイデアをまとめていることから本当におもちゃが好きだということが分かり、本気でお金の勉強をさせることを決意。まず慶太にお小遣い帳を渡し、公認会計士の早乙女(三浦翔平)の講座へ連れて行きます。
ネタバレ
慶太は会社の非売品グッズがフリマアプリで販売されている件で、犯人が板垣であると考え始めます。玲子も板垣の領収書を見て板垣を調べてみると、板垣は半年前から限定の「ショコラひよこ」ではなく安い「ひよこ」を購入していました。 転売の犯人は板垣ではなく営業部部長の羽鳥(遠山俊也)の娘で、板垣は新幹線代と深夜バスの差額を懐に入れていたのでした。 板垣は奨学金と幼い兄弟もいて商売もうまくいかず、実家にお金がないことを告白。3人で180円のかけそばを食べ慶太はおこづかい帳に180円と記入します。後日、豆皿の行方を聞いた玲子は慶太から捨てたと言われてしまいます。 「ほころびまくってるんだよ」と叫ぶ玲子ですが、慶太は早乙女に大量のプレゼントを渡す玲子を見て「ほころびまくってるのはお前の方だ」と思ったのでした。
第2話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
慶太(三浦春馬)は玲子(松岡茉優)に、早乙女(三浦翔平)に貢ぐ姿はホストに貢ぐ客と同じだと例えます。玲子は貢いでいないと否定するものの、慶太はサチから玲子が早乙女に15年も片思いしていることを聞いたのです。 慶太が玲子と服を買いに行くと山鹿(梶裕貴)と会います。まりあ(星蘭ひとみ)の婚約者である山鹿は服の値段も見ず大量に購入していました。そして慶太は早乙女への恋に投資する価値があるのかどうかを見極めようと提案します。 お昼休みに偶然パン屋で玲子と遭遇した板垣(北村匠海)は、玲子と過ごす居心地の良さを認識し恋心を抱きます。その頃慶太は山鹿が「わくわくスポーツランド」のリニューアルの提案をしていることを知り、週末皆でテニスをすることに。 山鹿とまりあは挙式に1億円をかけると言うが、まりあの作ったお弁当を笑顔で食べる慶太。まりあの心は揺れていました。
ネタバレ
テニスのあと玲子は早乙女に声をかけますが、慶太は早乙女に玲子をどう思っているのか問いただします。早乙女は玲子のことを「妹のようなもの」と言い帰っていきました。それを見た慶太は「人の気持ち弄んでいる」と言いますが、「そんなことは望んでいない」と玲子は慶太を突き放します。 後日、慶太に会いに民宿にやってきたまりあは、玲子に本当に山鹿と結婚して良いのかと問い詰められます。2人のほころびが気になっていた玲子ですが、まりあはやっと結婚までこぎつけたからもう引き返せないと言ったのでした。 玲子は慶太とまた早乙女のセミナーに参加し、改めてこの距離感の大切さを感じていました。しかしセミナーのあと、早乙女は玲子を「特別な存在」だと言い食事に誘います。喜ぶ玲子を見ていた慶太の手には、プレゼントに用意していた豆皿がありました。 週末、遊園地でアルバイトをしていた板垣は子供を連れた早乙女を目撃し驚きます。早乙女には隠し子がいるのでしょうか……。
第3話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
玲子(松岡茉優)は早乙女(三浦翔平)にデートに誘われ、自分でワンピース作りに励みます。その頃慶太(三浦春馬)はまりあ(星蘭ひとみ)に呼び出され友人たちの前で婚約者として紹介されます。慶太は結局利用されているだけだと気が付きました。
ネタバレ
その後慶太は妹のひかり(八木優希)の店に玲子を連れて行き、ワンピースに似合うアクセサリーを選びます。慶太はひかりを富彦(草刈正雄)が外に作った子供だと思い込んでいましたがそれは勘違いで本当は赤の他人でした。ひかりはいつもお小遣いをくれる慶太には本当のことを隠して接していたのです。 ある日慶太は板垣(北村匠海)に呼び出され、子供と早乙女の写真を見せられます。板垣は直接早乙女に真相を訪ねようとしましたがうっかりお金の相談をしてしまい、98万円のマネー合宿を提案され慌てて帰ってきていました。 子供がいると知った慶太は早速調べ始めます。すると子供の名前が早乙女レンであること、早乙女の妻も認めたため早乙女は結婚と子供を隠していることが確定します。 その頃玲子は偶然早乙女に会いデートへ。しかし帰りに週刊誌に突撃され、結婚していることや独身だと偽ってデートをすることは詐欺ではないかと突き付けられたのです。そのまま早乙女は車に乗り、玲子は呆然としてしまいます。 朝ニュースで早乙女のことが報道され大炎上。早乙女はテレビなどすべて降板に。玲子は早乙女が心配になり事務所に行くと誹謗中傷の張り紙がいくつも貼られていました。 そこに早乙女の妻がやってきて、早乙女に離婚を突き付けます。早乙女は週刊誌にリークしたのを妻だと疑いますが、玲子は秘書の牛島(大友花恋)がリークしたのではないかと告げます。 牛島は自分がリークしたとあっさり認めます。牛島は早乙女が玲子との予定を特別扱いしたことに嫉妬していました。慶太は早乙女を責め、早乙女の妻も好きな人がいると早乙女を突き放します。そんな早乙女を見ても玲子は手を差し伸べますが、早乙女は「君の気持ちには答えられない」と玲子に伝えたのです。 振られてしまった玲子は髪を切り始めます。涙を流す玲子を見た慶太は玲子を抱きしめ、玲子は今までの早乙女への思いと怒りをぶつけました。そして慶太は玲子にキスをし、玲子は「え?」と動揺してしまうのでした。
第4話(最終回)のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
慶太(三浦春馬)にキスされた玲子(松岡茉優)は、動揺して眠れぬ夜を過ごします。翌朝慶太は家からいなくなり、会社も無断欠勤。玲子も仕事で初めてのミスをしてしまいます。 帰宅すると早乙女(三浦翔平)が傘を返し、玲子の気持ちが嬉しかったと気持ちを伝えにきました。そして玲子は田中三郎という名前で毎月お金が送られてきているのを知り、これが父親ではないかと伊豆に向かいます。
ネタバレ
するとちょうど板垣(北村匠海)もやってきて、一緒に伊豆に行くことに。しかし途中下車したときに板垣とはぐれてしまい、玲子は1人で父親を捜します。 実は玲子の父親は、玲子が中学の時に横領をした罪で逮捕され、そこから何とかやりくりして今の生活に戻っていました。 玲子は自分が何でも望んだから父が罪を犯したと思い、会いたいけれど会いたくないと複雑な思いでいました。そんな時ばったり父の保男(石丸幹二)と偶然会いますが、保男は逃走。 保男は玲子に土下座し、玲子は毎日幸せに暮らしていることを伝えます。合流した板垣も玲子のことをこんなに幸せにお金を使う人はいないと言い、玲子と保男は笑顔で別れました。 その頃鎌倉の家には、富彦(草刈正雄)と菜々子(キムラ緑子)が来ていました。富彦は慶太に才能があることを認め、会社を継がせないほうが輝けると言い、菜々子も慶太の1番のファンだと言います。 家に戻る途中も玲子は、慶太のことを嫌いになれないと感じていました。そしてひかり(八木優希)に会った玲子は、ひかりのことを全力で守ると言い、ひかりは思い切って父親に会うことを決意します。 玲子は富彦に会い、慶太がいるだけでサチ(南果歩)が毎日笑っていると伝えます。玲子はサチに保男のお金のことを話しそのお金を受け取りました。 玲子はその夜、慶太のお小遣い帳から慶太手作りの豆皿を発見。玲子は自分が慶太のことが気になっていることに気付き、会いたいという気持ちを認めます。翌朝、誰かが玄関から入ってきました。玲子は微笑んで慶太を見つめるのでした。
キャストの相関図
九鬼玲子(くき れいこ)役/松岡茉優
本作の主人公・九鬼玲子役を務めるのは、ドラマ「コウノドリ」シリーズや映画『勝手にふるえてろ』(2017年)などで知られる松岡茉優です。 彼女が演じるのは、中堅おもちゃメーカーの経理部に勤めるアラサー女子・九鬼玲子。過去のある出来事がきっかけで「清貧」をモットーに生きるようになった女性です。 本作で玲子を演じるにあたって、松岡は「ぜひ視聴者の方にはご自身と照らし合わせながら、玲子が人としての喜びを得ていく様子を見守っていただきつつ、おカネの使い方に関しても役立つプチ情報が入ってますので、おカネの部分と恋の部分とそして2人の成長物語を楽しんでいただけたらうれしいです。」とコメントしています。
猿渡慶太(さるわたり けいた)役/三浦春馬
三浦春馬演じる猿渡慶太は、玲子が勤めるおもちゃメーカーの御曹司で、お金にルーズな浪費家。お金の収支、予算に対する感覚が鈍いことで社長である父親の怒りを買い、営業部から経理部に異動させられます。 三浦は、慶太のキャラクターについて「とても気持ちのいい青年で、ポジティブです」としつつ、「ただおカネの捉え方に関しては少し突き抜けているので、登場人物のセンシティブな金銭感覚や問題に関して土足で軽快に乗り込んで、前を向かせようとする部分があり、ポジティブにかつ嫌味なく演じるのがすごく難しいなと感じています」とその苦労を語っています。 しかし2020年7月18日に三浦春馬は急逝。すでに撮影されていた彼の出演シーンを活かしてドラマは制作・放送されることになりました。
早乙女健(さおとめ けん)役/三浦翔平
公認会計士でファイナンシャル・プランナーの資格を持つ早乙女健は、玲子の初恋の相手。イケメンすぎる容姿を活かし、「お金の専門家」としてテレビで人気コメンテーターを務める「顔面を金に換える男」です。人当たりがソフトでキラキラした表の顔の一方で、影のある謎めいた裏の顔も……? そんな早乙女を演じるのは、『M 愛すべき人がいて』(2020年)などで知られる三浦翔平。 彼は、ドラマ公式サイトで「早乙女という役を通して、この作品のいいスパイスになればと思いながら演じています。見てくださっている人々が元気になれるような、笑って、泣けるところは泣いて、明日への活力になるようなドラマになればいいなと思いますので、ぜひお楽しみにしていてください。」と意気込みを語っています。
板垣純(いたがき じゅん)役/北村匠海
慶太の後輩で「ドケチ節約男子」の板垣純は、ある理由で将来の貯蓄に不安を抱えている男性。「恋より金」と考えていた彼は、あることがきっかけで玲子に想いを寄せるようになります。 板垣を演じる北村匠海は、その役どころについてドラマ公式サイトで「今回僕が演じる板垣純は、最初は“堅いやつ”かなって思っていたんですが、意外とそうではない部分もあるので、全話通して“かわいらしく憎めないやつ”として演じられたらと思っています。」とコメントしています。
『凪のお暇』大島里美によるオリジナル脚本
『おカネの切れ目が恋のはじまり』は、『花燃ゆ』(2015年)や『凪のお暇』(2019年)などで知られる大島里美による、原作なしのオリジナル脚本です。 彼女は本作について「お金にまつわる“ちょっと困ったほころび”をもつキャラクターたちのラブコメディです。ほころびを抱えた人々が、お金とままならぬ現実に振り回されながら、健気に奮闘する可愛らしいドラマになっていると思います。」とコメント。 また、舞台がおもちゃ会社のため「いろんなお楽しみ」もあるとか。ストーリー以外の部分にも見どころがありそうです。
「おカネの切れ目が恋のはじまり(カネ恋)」のあらすじネタバレを最終回まで
以上、「おカネの切れ目が恋のはじまり(カネ恋)」の全話あらすじをネタバレありで紹介しました。気になった人はぜひチェックしてみてください。