2024年3月2日更新

ドラマ『危険なビーナス』の最終回ネタバレ・全話あらすじ!結末や真犯人の正体とは?

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『危険なビーナス』
©TBS

妻夫木聡が主演を務めるドラマ『危険なビーナス』。東野圭吾の同名小説を原作とした本作は、いったいどんな作品なのでしょうか。この記事では本作のあらすじをネタバレありで紹介します。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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【ネタバレなし】『危険なビーナス』あらすじ

正義感が強く、嘘がつけない独身の獣医・手島伯朗(てしま はくろう)は、池田動物病院の代理院長として勤務していました。 そんな彼のもとにある日突然現れたのは、「弟の妻」を名乗る謎の美女・楓。彼女から弟が失踪しことを知らされた伯朗は、その行方を追いはじめます。しかし次第に、彼は父の死後に母が嫁いだ名家・矢神家の30億円もの遺産をめぐる争いに巻き込まれていくことに。 また弟を探すなかで、伯朗は楓の魅力に翻弄されはじめます。

第1話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

獣医の伯朗(妻夫木聡)が病院で診察をしていると、突然楓(吉高由里子)という女性が現れます。楓は伯朗の弟・明人(染谷将太)の妻で、明人が失踪したから一緒に探してほしいと訪ねて来たのです。 明人は4日前に、置手紙を残していなくなりました。楓は明人の父・矢神康治(栗原英雄)のお見舞いに一緒に行ってほしいと頼みますが、伯朗は20歳のときに手島姓を選び、康治は本当の父親ではないため拒みます。 結局矢神家に行くことになった伯朗と楓は、康治の妹・波恵(戸田恵子)に出迎えられました。楓はまだ明人とは正式に籍を入れていない様子。康治は苦しみながら、伯朗に「明人に背負わなくていい」と謎の言葉をつぶやきます。 遺産相続のため親族会に出ることになった楓は、部屋に明人がいないか捜索。すると牧雄(池内万作)に怒鳴られ、「開かずの間」の部屋は波恵しか開けられないことを聞き出します。 養子の佐代(麻生祐未)、勇磨(ディーン・フジオカ)と再会した伯朗は、昔の嫌な記憶を思い出していました。

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ネタバレ

伯朗は本当に楓が明人の妻なのかを疑って部屋を訪ねるも、写真や明人の私物はしっかりと置かれていました。伯朗と楓は亡くなった母・禎子(斉藤由貴)の妹、順子(坂井真紀)と憲三(小日向文世)夫婦の家に行きいきさつを話します。 伯朗の実父・一清(R-指定)の画家としての作品を見ますが、生前最後に描いた絵が見当たらず、伯朗は矢神家の遺産の中にあるかもしれないと推測。しかし伯朗は親族会に行く気分にならず、結局楓は1人で親族会に参加することにしました。 親族会では波恵の妹・祥子(安蘭けい)、祥子の夫の隆司(田口浩正)、娘の百合華(堀田真由)を紹介されます。そして波恵によって、16年前に亡くなった父・康之介(栗田芳宏)の遺言が読み上げられました。 そこには「一切の財産を明人に遺贈する」と書かれており、禎子が自分の息子に遺産を残そうと康之介をそそのかしたのではと周りはざわつきます。 しかし16年前明人は何も受け取らず、大人になった明人の判断に委ねると当時は結論が出ていました。そして楓は明人の意向を「矢神家に残る全ての財産を相続する」と告げ、親族たちは騒然。しかし牧雄だけは「開かずの間を開けろ」と騒ぎ、ついに15時に部屋を開けることとなったのです。 伯朗は楓が心配になり結局矢神家へ。すると犯人から手紙をもらったという楓の電話を受け、急いで屋敷中を探します。すると地下に閉じ込められている楓を見つけ、外からは開けられないようになっていて楓の自作自演ではないことを確信。伯朗は楓を守ることを決意し親族に立ち向かいます。 そして開かずの間を開けると、牧雄は康治がもっと価値のあるものを持っていたはずだとわめきます。使用人の証言で楓を閉じ込めたのが牧雄だと分かり、夜21時に牧雄を呼び出した伯朗と楓。すると救急車のサイレンが鳴り、エスカレーターから転落している牧雄を発見したのでした。

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第2話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

牧雄(池内万作)はエスカレーターから転落して意識不明の重体となり、伯朗(妻夫木聡)と楓(吉高由里子)は急いで矢神家へ向かいます。楓は口封じのため牧雄が突き落とされたと考え、屋敷にいない人物か、今帰宅した人物が怪しいと睨んでいました。 矢神家には波恵(戸田恵子)と祥子(安蘭けい)、隆司(田口浩正)と看護師の杏梨(福田麻貴)は在宅。いなかったのは佐代(麻生祐未)、勇磨(ディーン・フジオカ)、そして使用人の君津(結木滉星)は外出から戻ったばかりでした。 全員で牧雄の病院に向かい警察が事情を聞きますが、牧雄のスマホに楓の着信が残っていたため楓が事情聴取されることになります。 その頃勇磨は明人(染谷将太)が帰国している情報を掴み、伯朗に楓のスマホを盗んで渡してほしいと頼みます。伯朗と楓が勇磨のレストランで3人で食事をし、楓が席を外した隙に勇磨はスマホを盗もうとしますが伯朗はそれを制止。 帰りに楓は勇磨の車にGPSをつけ、楓たちも勇磨の行動を監視することに。

ネタバレ

昼休み、伯朗の元を訪ねたのは百合華(堀田真由)でした。百合華は伯朗に明人はいつ戻ってくるのかと聞き、明人は楓のような軽い女に引っ掛かる男じゃないと言い残して帰ります。 そして勇磨に設置したGPSから江戸川区にある団地に行っていることが分かった伯朗と楓は、慌てて尾行します。勇磨は団地の一室に入り伯朗が入ると勇磨はナイフを突きつけました。 勇磨は康之介(栗田芳宏)と愛人の間の子で団地で貧乏暮らしをしていたことを打ち明け、それよりも楓の正体を探ろうと伯朗に持ち掛けます。 伯朗は一芝居打って楓のスマホを盗み勇磨に渡しました。そして勇磨は楓を呼び出し明人の伝言で遺産を自分に譲るよう矢神家に訴えてほしいと脅します。しかしそのスマホは「私のじゃありません」と言います。 実は伯朗と楓は協力し、勇磨の狙いを聞こうとわざと勇磨の提案に乗っていたのでした。作戦失敗の勇磨と佐代も、実はGPSに気づかないふりをして貧乏暮らしをしていたというエピソードを作り、伯朗を味方につけようとしていたのでした。勇磨と佐代は「次の段階にいきましょう」と新たに動き出します。 帰り道、1人になった楓は突然誰かに突き落とされ階段を転がり落ちてしまったのです。

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第3話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

伯朗(妻夫木聡)は動物病院の看護師・元美(中村アン)から楓(吉高由里子)が病院に運ばれたと聞き、急いで向かいます。しかしすでに楓は家に戻っていました。楓は「突き落とした犯人はいい匂いがした」と言い、矢神家の女性が犯人ではないかと推測します。 翌日楓は1人で矢神家を訪ね、話の流れで波恵(戸田恵子)と祥子(安蘭けい)にハグをします。さらに看護師の杏梨(福田麻貴)の匂いも確認。杏梨の匂いが犯人と同じだと気がつきます。しかし杏梨にはその時間のアリバイがあり、残る疑わしい人物は百合華(堀田真由)だけに。 勇磨(ディーン・フジオカ)は楓の帰りを待ち伏せしていました。勇磨は「百合華は明人(染谷将太)に惚れていて、嫉妬したから楓を突き飛ばしたのではないか」と推測。そして百合華の友人・春乃(大和田南那)と恵麻(中村里帆)を、呼び寄せたのです。

ネタバレ

翌日百合華は伯朗に、楓を地下室に閉じ込めたのは自分だと打ち明けます。ずっと明人のことが好きで、楓に嫉妬していたことも告白しました。伯朗は犯人の匂いのことを話すと、同じシャンプーを使っている子がいると明かします。それは春乃でした。 春乃は楓と会う約束をしており、百合華と伯朗は2人の元に急ぎます。百合華が明人から預かっていた合鍵を使って楓の家の中に入ると、春乃は突然ナイフを楓に向けたのです。 春乃は楓に「アキ君の妻なんて嘘でしょ」と言い、ずっと明人のことが好きだったと言います。楓が伯朗と一緒にいて抱き合ったりしているのを見て許せなくなり階段から突き落としたのでした。 しかし伯朗が止めに入り、警察沙汰にはせず春乃と百合華は楓に謝罪。百合華は合鍵を楓に返したのでした。 後日、百合華はまた伯朗の元を訪ね「母が行方不明なんです」と相談します。「しばらく出かけます、祥子」と書かれた置手紙を残し、祥子はいなくなってしまったのです。

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第4話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

伯朗(妻夫木聡)は百合華(堀田真由)から、祥子(安蘭けい)を一緒に探してほしいと頼まれます。祥子は母の禎子(斉藤由貴)をいじめていた過去があり、乗り気のしない伯朗でしたが、どうしても気になり手伝うことに。 その頃、寝たきりの康治(栗原英雄)に波恵(戸田恵子)が今後の遺産管理を私に任せてほしいと言うと、「あきとをまて」と文字盤で伝え、また眠りについたのでした。 伯朗は祥子の部屋で、「あなたは夫に殺される」などと書かれた手紙を発見。さらに夫の隆司(田口浩正)の部屋も調べると、血圧を上げる薬が隠されていました。するといきなり楓(吉高由里子)がやってきます。楓はこっそり家に侵入していたのです。

ネタバレ

隆司も帰ってきてしまい伯朗が慌てて帰ろうとすると、百合華は「伯朗さんは心のまっすぐな人だとアキ君が言っていた」と明人(染谷将太)の言葉を伝えます。もし楓が本当の妻なら同じことを言うはずだと、伯朗に伝えたのでした。 伯朗と楓は隆司の後を追います。すると隆司と杏梨(福田麻貴)の不倫現場を目撃し、2人は2千万でこのことを秘密にすると隆司を脅しました。隆司は祥子に不倫がバレたとき用に薬を用意していたこと、勇磨(ディーン・フジオカ)と佐代(麻生祐未)が祥子を誘拐したのではないかと言い始めます。 突然親族会が開かれることになり、勇磨が隆司の不倫を全員にバラします。隆司も勇磨が祥子を誘拐したのかと言い合いになりますが、伯朗が金や遺産の話ばかりの矢神家についに声を荒げたのです。すると祥子が現れ、夫の不貞に気づいて実家に戻っていたと言います。 伯朗は祥子がいない間、隆司は必死に探していたと嘘をつきその場は落ち着きました。そして禎子をいじめていた祥子は、盗んだネックレスを伯朗に返し謝罪したのでした。伯朗が楓に明人は自分のことを何と言っていたか問うと、まさに百合華が言った言葉を口にしたため、改めて伯朗は楓を信じることに。 そして祥子は杏梨に辞めないでと伝え、突然態度を変えて「康治を殺して」と頼みます。祥子は執事の君津(結木滉星)と不倫関係にあり、3人で手を組んで殺害しようと言い出したのです。 祥子は隆司の不倫も、自分を殺そうとしていたことも知っていました。今回の不倫疑惑を丸く収めて康治を殺害することが狙いだったのです。

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第5話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

矢神家で開かずの間を開けて遺産を確認することが決まり、伯朗(妻夫木聡)と楓(吉高由里子)も呼ばれます。祥子(安蘭けい)は開かずの間が空いている最中に、康治(栗原英雄)を殺害しようと計画していました。 伯朗は病院で「今夜康治が殺される」と書かれた手紙を受け取ります。楓と元美(中村アン)は、殺されると書かれているということは誰かが止めようとしていると推理。 夕方矢神家を訪ね康治がまだ無事なことを確認し、伯朗は昔康治が動物実験をしていることを知ってから、康治を強く毛嫌いするようになったという過去を明かします。そして楓は、康治の部屋に設置するための盗聴器を購入しに向かいました。

ネタバレ

祥子は隆司(田口浩正)までも脅し、君津(結木滉星)と杏梨(福田麻貴)の4人で康治を殺害することに。祥子はなにがなんでも、佐代(麻生祐未)と勇磨(ディーン・フジオカ)に遺産を渡したくないと言います。 殺害計画を話した祥子は最後に、ベッドの下に隠れていた楓をスタンガンで気絶させ開かずの間へと向かいました。 伯朗は連絡の取れない楓を心配しつつ、開かずの間で禎子(斉藤由貴)の遺品を確認。波恵(戸田恵子)とともにアルバムを見ると、最後のページには家族4人の写真が貼られていました。 波恵は「兄のためにあなたができることがあるのでは?」と言い、伯朗は手紙の主が波恵であることを悟り急いで康治の部屋へ。 ちょうど杏梨と君津が康治の酸素を止めようとしているところに、伯朗はギリギリ間に合いました。そして意識を取り戻した楓が祥子の殺害計画を話し、一同は祥子のもとへ。 康治の部屋には佐代と勇磨が仕掛けた盗聴器、そして波恵が仕掛けた盗聴器が見つかりました。祥子は作戦失敗を悔やみ、自分の母親が康之介(栗田芳宏)の愛人に殺害されたこと、その愛人が佐代で勇磨は2人の息子であることを打ち明けます。 母を殺した犯人と兄弟にさせられた祥子は、何があっても佐代と勇磨に遺産を渡さないことを決めていました。そして祥子は、「禎子さんも殺されたのよ」と伯朗に告げるのでした。

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第6話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

伯朗(妻夫木聡)は祥子(安蘭けい)から禎子(斉藤由貴)も殺されたと言われ、さらに楓(吉高由里子)から明人(染谷将太)も禎子の死の真相を探っていたことを聞きます。 しかも明人から当時アリバイを確認されたことを思い出した伯朗は、自分も疑われていたと思いショックを受けるのです。その頃牧雄(池内万作)は病院から脱走し、矢神家の開かずの間で「価値のあるもの」を探していました。 伯朗は順子(坂井真紀)と憲三(小日向文世)の家で遺品を確認します。順子は今は更地になった小泉の家を確かめに行くよう伯朗に提案。

ネタバレ

その頃楓は勇磨(ディーン・フジオカ)と会っていて、それを知った伯朗は楓を責めます。手を握られたという楓に嫉妬し「本当に明人は生きていると思ってるのか?」と言ってしまい2人は仲違い。しかし元美(中村アン)が間を取り持ってくれたおかげで仲直りし、一緒に小泉の家に向かいます。 更地になっているはずの小泉の家には、なんと家がそのまま残っていました。合鍵で中に入るとほこりもなく、電気も通っています。 伯朗は昔明人と屋根裏に隠したおもちゃ箱を思い出し開けると、そこには明人からの手紙が入っていました。「母さんが殺された現場として保存することにした、犯人を見つけてほしい」と書かれた手紙を見た伯朗は、明人は生きていると確信し犯人を見つけることを決意したのです。 その頃明人は目隠しをされ、ビデオカメラに向かって「誰よりも頼りになりますから僕の兄貴は!」と叫びます。しかし「それは無理です」というメールを見せられていました。そして小泉の家にいる伯朗と楓の元に、何者かが忍び寄ってきたのでした……。

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第7話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

小泉の家に忍び寄っていたのは、管理を任されていたという近所の伊本(石井愃一)でした。伊本は禎子(斉藤由貴)が亡くなる前なぜか佐代(麻生祐未)が小泉の家に来ていたことを伝え、一気に佐代に疑いがかかります。 伯朗(妻夫木聡)は寝たきりの康治(栗原英雄)に真相を聞こうとしますが、康治は「あきとにうらむな」というメッセージを残しただけでした。 その頃牧雄(池内万作)は康治の研究室を探り、そこに勇磨(ディーン・フジオカ)が以前来ていたことを知ります。 伯朗が楓(吉高由里子)に「あきとにうらむな」の写真を見せていると、珍しく院長の池田(辻萬長)がやってきます。すると元美(中村アン)が外に誰かいることに気づき伯朗と楓は尾行することに。 その男は佐代のクラブの男で、2人は佐代を問いただします。佐代は伯朗と2人で会うことを条件に、自分が禎子の高校の友人で卒業アルバムを借りに小泉の家に行っていたことを明かしました。

ネタバレ

佐代が禎子と康治を引き合わせ、禎子の元夫・一清(R-指定)の脳腫瘍の治療を康治に任せることになったのです。康治は当時脳の研究をしていて、康治によって一清の症状は治まりますがまた急速に悪化し、そのまま亡くなってしまったのです。それには牧雄も共同研究者として関わっていました。 伯朗と佐代は矢神家で康治の部屋を調べます。すると「フラクタル図形」が見つかりそれは一清が描いていた絵に似ていました。その頃勇磨も楓の家を訪ねフラクタル図形の写真を見ていました。勇磨はこれが牧雄の言っていた「30億より価値のあるもの」だと探していたのです。 そして伯朗は禎子が康治と一緒になるために一清を殺したのではないか、この3人の関係に疑問を感じ始めます。最後に佐代は「楓に気を付けたほうがいい」と伯朗に伝えたのでした。 伯朗はフラクタル図形に似た絵が「勘恕の網」であることを思い出し、勇磨は楓の家に取り付けた盗聴器から「このゲーム勝ちだ」と動き出します。そして牧雄は伯朗の家を訪ね、「取引をしよう」と持ち掛けたのでした。

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第8話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

伯朗(妻夫木聡)の家にやってきた牧雄(池内万作)は康治(栗原英雄)の研究記録を探してほしいと頼み、探す代わりに研究の内容を教えると取引を持ちかけます。 勇磨(ディーン・フジオカ)も研究記録を狙っていると知った伯朗は取引に応じることに。

ネタバレ

その研究記録には一清(R-指定)の脳腫瘍に電気刺激を行うと、「サヴァン症候群」が発症したというものでした。人類の未来の発明として期待されていましたが、一清が亡くなったあとは仕方なく動物実験を行い突然康治は研究を辞めてしまったのです。その資料は禎子(斉藤由貴)が持っていると牧雄は考えていました。 そんな時急に康治が危篤に。何とか持ち直し伯朗は康治に「一清の死を早めたのでは?」と問いますが何も答えません。そして矢神家にやってきた楓(吉高由里子)のことを勇磨が急に味方するようになり伯朗は怪しみます。伯朗と楓は30億より価値のあるものは、康治の研究記録であることを確信しました。 伯朗は佐代(麻生祐未)に研究記録のことを聞きます。すると交換条件に明人(染谷将太)の現状を聞き出されました。伯朗は正直に明人が行方不明であることを伝え、佐代からは記録のありかは分からないが禎子が譲り受けていた事実を聞きます。 佐代は「勇磨と楓さんはつながっている」と忠告するも、伯朗はまだ楓を信じると断言しました。 伯朗と楓は康治の治療を受けた患者の娘・香奈子(西尾まり)に会います。すると康治は人を殺してしまったと後悔し、研究を辞めた理由に「息子に顔向けできないから」と話していたと言うのです。康治が自分のことを大切にしていたと知り伯朗は感激します。 そして伯朗と楓は明人の好物の話になり、楓はシーフードグラタンに牡蠣を入れていたと言います。そこで伯朗の表情が曇ったのです。 親族会を開くという波恵(戸田恵子)の連絡を受けた伯朗は、明人が大人になってからも牡蠣が食べられなかったことを確認。楓の家に行き「あなたは何者なんだ?」と問い詰めます。するといきなり勇磨が現れ「失せろ負け犬」と言い2人は去っていきました。 ショックを受けた伯朗は「ダメな男だ」と元美(中村アン)を抱きしめます。その頃明人は何者かに「貴重なものはどこですか。教えなければ殺します」と脅されていたのでした。

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第9話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

楓(吉高由里子)の正体に疑問を持ち始めた伯朗(妻夫木聡)の元に、楓と勇磨(ディーン・フジオカ)がやってきます。勇磨は伯朗に手を組もうと持ちかけますが伯朗は2人を追い返しました。 そして親族会の日、突然波恵(戸田恵子)は衝撃の事実を語りました。それは君津(結木滉星)が康之介(栗田芳宏)の隠し子だというのです。 遺産分配者が1人増えるとなり矢神家は騒然。君津はマッチングアプリで波恵と知り合い矢神家の執事となり、母は彼の幼少期に、父は仲卸業をしていて4年前になくなったと説明します。しかしそれを聞いた佐代(麻生祐未)は何かを知っているようでした。 伯朗は元美(中村アン)とともに楓の実家の焼き鳥屋を訪ねます。

ネタバレ

楓の母は楓と口裏を合わせたような不自然な言動をしていて元美はより楓を怪しみます。彼らを尾行していた百合華(堀田真由)は、楓の母に近づこうとした瞬間誰かに捕えられてしまいます。そのとき伯朗の元には波恵から康治(栗原英雄)が危篤だと連絡が入ったのでした。 波恵は危篤の康治に「矢神家は兄さんの代で終わらせます」と小瓶を握り語りかけていました。祥子(安蘭けい)の元には牧雄(池内万作)がサヴァン症候群の研究記録を持ってきて、二人は「私たちの勝ちね」とほほ笑んでいました。 佐代は勇磨にあえて楓と手を組んでいる理由を聞かず、勇磨は「必ず俺たちが一番大きなものを手にすると約束する」と伝えました。そして楓は元美の元を訪ね伯朗と元美はお似合いだと伝え、またスカーフをプレゼント。元美は楓が嘘をついている姿が苦しそうに見えると告げたのでした。 何とか間に合った伯朗は康治の手を握り、意識が混濁し明人(染谷将太)と伯朗を間違える康治は伯朗を含めた4人家族ということで指を4本立てました。「ありがとうお父さん」と泣く伯朗と波恵に見送られ、康治は息を引き取りました。その時百合華は部屋に閉じ込められ、そこには椅子に縛られた明人がいたのです。 明人は「近づきすぎたようだね、楓さんに」と言い楓の元には「百合華を拘束した」とメールが届きます。伯朗の元にも「明人と貴重なものを交換します。警察に連絡したら明人を殺す」と脅しのメールが入ったのでした。

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最終話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

康治(栗原英雄)が亡くなったことで矢神家の親族会が開かれ、行方をくらましていた牧雄(池内万作)が姿を現しました。 牧雄は後天性サヴァン症候群の研究記録を手にしていましたが、伯朗(妻夫木聡)はそれは偽物だと告げます。伯朗は明人(染谷将太)を殺すと書かれたメールを見せ、絶対に自分が明人を救い出すと宣言。

ネタバレ

すると佐代(麻生祐未)は波恵(戸田恵子)と君津(結木滉星)の関係を迫ります。波恵は君津は本当に康之介(栗田芳宏)の隠し子でDNA鑑定をしたと証拠を提示。 さらに波恵と君津の育ての父は愛し合っていたが康之介の愛人に奪われたと告白。康之介は波恵を家に戻すためにわざと愛人をあてがわせていたのでした。波恵はそんな康之介を恨み少しずつ毒をお茶に入れていて、矢神家を終わらせようとしていたのです。 伯朗は「母から譲り受けた貴重なもの」を探しに順子(坂井真紀)の家へ。憲三(小日向文世)は隣で寝ていて、順子から一清(R-指定)の書いた寛怨の網の絵を明人が見せに来たことがあると聞きます。 そして小泉の家で楓(吉高由里子)と勇磨(ディーン・フジオカ)と絵を探すと天井からサヴァン症候群の研究記録が見つかります。伯朗は前探した時天井裏にはなかったと不思議がるも犯人に連絡。指示通り動物病院に向かうも違和感を感じた伯朗はもう一度小泉の家に戻ります。 電気がついた小泉の家。そこには憲三がいました。憲三は数学者で素数の法則性を解くためにどうしても寛怨の網の絵が欲しかったのです。 ずっと絵を探していた憲三は16年前禎子(斉藤由貴)を殺したことも告白。牧雄を突き落としたのも憲三でした。憲三は観念し家中に灯油をまいて火をつけようとします。 すると伯朗はふすまに絵が隠されていることに気が付きますが火は燃え広がってしまい絵も燃えてしまいました。そこに現れたのは明人。明人は必死に伯朗を外に連れ出したのでした。 明人は警察から明人の拉致監禁の募集がネットに書かれていると聞かされ、禎子の死の再捜査を条件に拉致監禁されたふりをしていました。 そして潜入捜査官として明人の妻となっていたのが楓でした。勇磨には盗聴で楓が警察官だとバレてしまい途中から手を組むことになったのでした。伯朗はずっと信じてきた楓を受け入れられず動揺します。そして順子は夫が自分の姉を殺害したとして泣き崩れ、伯朗も一緒に涙を流しました。 明人は百合華(堀田真由)と付き合うことになり、伯朗は勇磨に「欲しいものは自分で手に入れろ!」と喝を入れられます。元美(中村アン)とディナーを約束していた伯朗でしたがそこにいたのはなんと楓でした。伯朗は楓を抱きしめディナーを楽しんだのでした。

東野圭吾による原作の展開は?【ネタバレ注意】

東野圭吾の小説がTBS日曜劇場でドラマ化されるのは2010年の『新参者』以来10年ぶりです。今回のドラマの原作である『危険なビーナス』は、2016年に講談社から出版されました。シリーズ作品を除く長編では45作目となります。 その世界観や緻密なトリック、魅力的な登場人物に定評がある東野作品ですが、本作の最大の特徴はなんといってもタイトルにもなっている謎の美女・楓です。彼女は美しく聡明で意外性にあふれ、伯朗を翻弄していきます。 弟が結婚していたことを聞かされていなかった伯朗は困惑し、彼女を本当に信頼していいものかと疑いながらも行動をともにするうちに惹かれていくのです。 これまでの作品のなかでも、特に男性目線の作品ともいわれています。

『危険なビーナス』原作ではどうなる?

伯朗の父・一清は売れない画家で、伯朗が2歳のときに脳腫瘍が見つかりました。症状が進行し死期を悟ったのか、父はあるときから今までとは違う抽象画を描きはじめます。しかし絵を完成させる前に亡くなってしまいました。 しばらくして伯朗の母は矢神康治と結婚。矢神家はたいへんな資産家で2人の間に生まれた伯朗の弟・明人は、跡継ぎとして映西京行きを受けて育ちます。そんななか、母が祖母の住んでいた家で亡くなっているのが発見されました。浴室で足を滑らせて気絶したまま溺死したそうです。 矢神家を離れた伯朗は獣医師として働いていましたが、突然現れた「弟の妻」だという楓に弟の失踪を告げられます。彼女は明人からガンを患う父の見舞いに行ってほしいと言われていましたが、面識のない彼女が1人で行くのは無謀なので、伯朗についてきてほしいと言うのです。 義理の父と久しぶりの再会を果たした後、伯朗は矢神家の面々が遺産相続について話し合う親族会に楓とともに出席することになります。矢神家で母の遺品のなかから実父の作品の写真を収めたアルバムを発見した彼は、未完成だったあの抽象画の写真だけが抜き取られていることに気が付きました。 なぜあの絵の写真だけがなくなっているのか。そこに弟失踪の秘密が隠されているかもしれないと考えた伯朗は、楓と義理の父の愛人の息子である勇磨とともにその真相に迫ります。 伯朗は母が亡くなった家は取り壊され更地になったと思っていましたが、実は明人が近所の人に管理を依頼して残されていました。彼らは明人が母の死に疑問を抱いて、現場を保存していたのではと考えます。また勇磨は明人がその母から高価なものを受け継ぎ、この家に隠していた可能性もあると言います。 その家でアルバムを発見した伯朗は、そのなかの写真に映っていた母の友人・佐代に連絡を取ることに。彼女が言うには一清は脳腫瘍で錯乱状態になることがあり、母はそのことに悩んでいたのだとか。そのことを佐代が友人の医師に話すと、彼は息子でありやはり医師の康治を紹介してくれました。 彼は脳に電流を流すことで精神疾患を和らげる研究を行っていて、一清にその実験的な治療を施したのです。その結果、彼の症状は一時的に改善しましたが、数年で脳腫瘍は急激に悪化し亡くなってしまいました。 一清が生前突然抽象画を描き始めたのは、この治療の影響だったのです。またそこに描かれていたのはフラクタル図形と呼ばれる非常に高度で複雑なもの。これは高度な知能を持っていなければ描けないものでした。 一清は、治療の副作用で後天性サヴァン症候群という世界的にも珍しい症状が出るようになったのです。脳腫瘍の治療の副産物として「天才」を生み出すことが可能だと知った康治でしたが、それは人間にコントロールできる領域ではないと考え、研究データを隠していました。 そのことを知っていた伯朗のおばの夫・憲三は、数学者として一清が描いた絵が完成すれば高い価値がつくと考えていたのです。しかし一清の死後、絵は行方不明になっていました。それを明人が持っていると突き止めた彼は、明人を拉致監禁してその場所を聞き出そうとしていたのです。 しかし事件の真相はこれだけではありませんでした。

妻夫木聡/手島伯朗役

本作で主演を務めるのは妻夫木聡。彼がTBSの連続ドラマで主演を務めるのは、2004年の『オレンジデイズ』以来16年ぶりとなります。 彼はTBSのドラマに出演することが16年ぶりということに自身も驚いているとしたうえで「出演させていただくからには、16年前の自分に負けないように、今年40歳となる自分自身ができることをこのドラマで体現していきたいと思います。」とコメント。 また、「本作は東野さんの原作が持つ魅力はそのままに、毎週続きが気になる連続ドラマとして、とても面白く描かれていきます。僕が子どもの頃、ドラマを見るために急いで家に帰っていたワクワク感をこの作品で皆さんにも味わっていただけたらうれしいです。」と意気込みを語っています。

吉高由里子/矢神楓役

本作の鍵を握るヒロインで、妻夫木演じる伯朗の「弟の妻」を名乗る楓を演じるのは吉高由里子。謎めいたキャラクターである楓を、彼女はどのように演じるのでしょうか。 NHK連続テレビ小説『花子とアン』(2014年)やドラマ『東京タラレバ娘』(2017年)など、多数の作品に出演する吉高は、本作への出演について次のように語っています。 「妻夫木さんが日曜劇場に出演されるのが16年ぶりと聞き、そのような作品で初めてご一緒させていただけることをとてもうれしく思います。」 また自身が演じる楓については「原作よりも少し人間味のあるキャラクターになっていると思います。勝気な部分もあれば怯えることもあったり…。いろんな表情を持っているので緩急つけて演じていければと思っています。」と語り、視聴者には伯朗と一緒に彼女に翻弄されながら楽しんでほしいと、ドラマ公式サイトにコメントを寄せました。

伯朗&楓を取り巻くキャストも紹介!

ディーン・フジオカ/矢神勇磨役

ディーン・フジオカが演じるのは、名家「矢神家」の養子で若手実業家の矢神勇磨です。伯朗の義理の兄にあたる彼は、昔から伯朗を見下している嫌味な人物。伯朗と行動を共にする楓にアプローチします。 演じるディーン・フジオカは、香港を拠点にしたモデル活動を経て2006年に台湾で俳優デビュー。数々の映画やドラマに出演し、2015年にはNHKの朝ドラ『あさが来た』で大ブレイクしました。 そのほかの出演作には映画『鋼の錬金術師』(2017年)や『海を駆ける』(2018年)、ドラマ『シャーロック アントールドシリーズ』(2019年)などがあります。

染谷将太/矢神明人役

染谷将太が演じるのは、行方不明になった伯朗の異父弟で楓の夫である矢神明人。30億円の遺産相続権を持つ彼が突然失踪したことで、伯朗は再び矢神家に関わらざるを得なくなります。 7歳から子役として活動していた染谷将太は、2011年園子温監督の映画『ヒミズ』で注目を集めました。その後も映画「寄生獣」シリーズや『バクマン。』(2015年)、大河ドラマ『麒麟が来る』(2020年)など話題作に数多く出演しています。

中村アン/蔭山元美役

蔭山元美は、伯朗が副院長を務める動物病院の優秀な看護師。一見クールな印象の彼女について、演じる中村アンは「どんな動物にも愛される優しさを秘めた女性」だと語っています。 モデルやタレントとしてマルチに活躍する中村アンは、2015年の「ほんとにあった怖い話 夏の特別編」で本格的に女優デビュー。ドラマ「SUITS/スーツ」シリーズや『グランメゾン東京』(2019年)、映画『ミックス。』(2017年)などに出演しています。

小日向文世/兼岩憲三役

伯朗の伯父であり、数学者の兼倉憲三。以前は大学教授として教壇に立っていましたが退職し、それ以降も独自に研究をつづけています。伯朗が信頼を寄せる人物で、ときにはお酒を酌み交わすことも。 伯朗にとって数少ない心を許せる相手・憲三を演じるのは、バイプレーヤーとして多くの作品で活躍しているベテラン俳優の小日向文世です。近年では映画『アルキメデスの大戦』(2019年)や「コンフィデンスマンJP」シリーズなどに出演しています。

戸田恵子/矢神波恵役

矢神波恵は、伯朗の母・禎子が再婚した矢神康治の妹です。独身で矢神家の財産を管理する彼女は、寝たきりの兄の面倒もみています。「矢神家は自分が守る」という強い意志を持っており、明人の妻を名乗る楓を怪しんでいるようです。 波恵を演じるのは、アニメ『それいけ!アンパンマン』や『きかんしゃトーマス』などの声でも知られる女優の戸田恵子。 映画やドラマから、舞台、アニメ、洋画吹き替えまで幅広く活躍する戸田。ドラマ『僕らは奇跡でできている』(2018年)や朝ドラ『なつぞら』(2019年)などの話題作にも出演しています。

麻生祐未/矢神佐代役

矢神家の養女である佐代は、高級クラブのママで艶っぽい上品な女性です。職業柄なのか、観察眼と洞察力に優れています。 佐代を演じる女優の麻生祐未は、近年ではドラマ『義母と娘のブルース』(2018年)や『テセウスの船』(2019年)などに出演しています。

斉藤由貴/矢神禎子役

伯朗と明人の母・禎子は伯朗の実父の死後、矢神康治と再婚。その後明人を出産しました。名家「矢神家」での親戚付き合いに悩んでいましたが、家族を大切にしようとした芯の強い女性です。16年前、伯朗が大学生のときに事故死してしまいました。 禎子を演じるのは、80年代にはアイドルとしても活躍した斉藤由貴。最近では映画『蜜蜂と遠雷』(2019年)やドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』(2020年)などに出演しています。

坂井真紀/兼岩順子役

伯朗の母・禎子の妹で、憲三の妻である順子。研究に人生を捧げてきた夫を支える良き妻です。憲三との間に子供はなく、伯朗のことを実の息子のようにかわいがっています。 順子を演じる女優の坂井真紀は1992年のデビュー以降、数多くのドラマや映画、舞台に出演。近年ではドラマ『監獄のお姫さま』(2017年)や2019年の大河ドラマ『いだてん 〜東京オリムピック噺〜』などでも知られています。

安蘭けい/支倉祥子役

支倉祥子は康之介と後妻の間に生まれた、康治と波恵の異母妹です。すでに結婚して矢神家を出ていますが、遺産相続を主張します。おしゃべりで金遣いが荒い人物です。 祥子を演じる安蘭けいは、元宝塚の星組トップスター。退団後はさまざまなミュージカルやコンサートで活躍するほか、ドラマ『ペテロの葬列』(2014年)や『時をかける少女』(2016年)などに出演しています。

田口浩正/支倉隆司役

祥子の夫・隆司は、康之介から引き継いだ介護施設グループの経営者です。経営が傾いていた介護施設「矢神園」を立て直しましたが、矢神家では親戚一同に頭があがりません。 隆司を演じる田口浩正は、名脇役として数多くの映画やドラマで作品に溶け込む演技を披露しています。近年ではドラマ『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(2016年)や『Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜』(2019年)などに出演していました。

堀田真由/支倉百合華役

祥子と隆司の娘で明人のいとこにあたる百合華は、ブックデザイナーとして働く女性です。幼いころから明人に思いを寄せていましたが彼が結婚していたことを知り、楓に対して敵意をむき出しにします。 そんな百合華を演じるのは、ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』や映画『殺さない彼と死なない彼女』(ともに2019年)などへの出演で知られる堀田真由です。

栗原英雄/矢神康治役

禎子の再婚相手である矢神康治は、伯朗の義理の父であり、明人の実父です。矢神家の長男で矢神総合病院の院長ですが、現在は末期がんで余命いくばくもなく寝たきりの生活を送っています。 康治を演じる栗原英雄は元劇団四季の役者で、退団後にNHKの大河ドラマ『真田丸』(2016年)でテレビドラマ初出演を果たしました。2020年には大ヒットドラマ『半沢直樹』にも出演しています。

池内万作/矢神牧雄役

康之介と後妻の子で、祥子にとっては実弟である牧雄。医師ですが社交性がなく、必要なこと以外は口にしません。 そんな謎めいた牧雄を演じるのは池内万作。ドラマ「こちら本池上署」シリーズや映画『悪人』(2010年)、ドラマ『トレース〜科捜研の男〜』(2019年)などへの出演で知られています。

結木滉星/君津光役

矢神家の使用人兼執事の君津光は、ドラマオリジナルのキャラクター。常に無表情で本心を見せない彼は、波恵の指示で楓の素性を探ることになります。 そんな執事を演じるのは、俳優のは結木滉星。映画『一礼して、キス』(2017年)やスーパー戦隊シリーズ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(2018年)などで知られています。