2020年9月17日更新

ドラマ『危険なビーナス』あらすじ・キャスト 妻夫木聡が16年ぶりにTBSドラマ主演【原作ネタバレ注意】

『危険なビーナス』サムネ

妻夫木聡が2020年10月放送のドラマ『危険なビーナス』に主演することが発表されました。東野圭吾の本格ミステリを原作とした本作は、いったいどんな作品になるのでしょうか。主演を務める妻夫木の意気込みやあらすじを原作ネタバレありで紹介します。

目次

『危険なビーナス』が妻夫木聡主演でドラマ化!あらすじ・キャスト最新情報を紹介【原作ネタバレ注意】

2020年10月放送開始のドラマ『危険なビーナス』で、妻夫木聡が主演を務めることが発表されました!東野圭吾の同名小説を原作とした本作は、いったいどんな作品なのでしょうか。 この記事では本作のあらすじからキャスト、原作のネタバレまで紹介します。 ※この記事には『危険なビーナス』原作のネタバレが含まれます。ネタバレを知りたくない方はご注意ください!

『危険なビーナス』あらすじ 30億の遺産相続問題をめぐる本格サスペンス

正義感が強く、嘘がつけない独身の獣医・手島伯朗(てしま はくろう)は、池田動物病院の代理院長として勤務していました。 そんな彼のもとにある日突然現れたのは、「弟の妻」を名乗る謎の美女・楓。彼女から弟が失踪しことを知らされた伯朗は、その行方を追いはじめます。しかし次第に、彼は父の死後に母が嫁いだ名家・矢神家の30億円もの遺産をめぐる争いに巻き込まれていくことに。 また弟を探すなかで、伯朗は楓の魅力に翻弄されはじめます。

妻夫木聡が16年ぶりTBS連ドラ主演で獣医師を演じる

本作で主演を務めるのは妻夫木聡。彼がTBSの連続ドラマで主演を務めるのは、2004年の『オレンジデイズ』以来16年ぶりとなります。 彼はTBSのドラマに出演することが16年ぶりということに自身も驚いているとしたうえで「出演させていただくからには、16年前の自分に負けないように、今年40歳となる自分自身ができることをこのドラマで体現していきたいと思います。」とコメント。 また、「本作は東野さんの原作が持つ魅力はそのままに、毎週続きが気になる連続ドラマとして、とても面白く描かれていきます。僕が子どもの頃、ドラマを見るために急いで家に帰っていたワクワク感をこの作品で皆さんにも味わっていただけたらうれしいです。」と意気込みを語っています。

謎の女役に吉高由里子

本作の鍵を握るヒロインで、妻夫木演じる伯朗の「弟の妻」を名乗る楓を演じるのは吉高由里子。謎めいたキャラクターである楓を、彼女はどのように演じるのでしょうか。 NHK連続テレビ小説『花子とアン』(2014年)やドラマ『東京タラレバ娘』(2017年)など、多数の作品に出演する吉高は、本作への出演について次のように語っています。 「妻夫木さんが日曜劇場に出演されるのが16年ぶりと聞き、そのような作品で初めてご一緒させていただけることをとてもうれしく思います。」 また自身が演じる楓については「原作よりも少し人間味のあるキャラクターになっていると思います。勝気な部分もあれば怯えることもあったり…。いろんな表情を持っているので緩急つけて演じていければと思っています。」と語り、視聴者には伯朗と一緒に彼女に翻弄されながら楽しんでほしいと、ドラマ公式サイトにコメントを寄せました。

妻夫木&吉高を取り巻くキャストも決定!

ディーン・フジオカ/矢神勇磨

ディーン・フジオカが演じるのは、名家「矢神家」の養子で若手実業家の矢神勇磨です。伯朗の義理の兄にあたる彼は、昔から伯朗を見下している嫌味な人物。伯朗と行動を共にする楓にアプローチします。 演じるディーン・フジオカは、香港を拠点にしたモデル活動を経て2006年に台湾で俳優デビュー。数々の映画やドラマに出演し、2015年にはNHKの朝ドラ『あさが来た』で大ブレイクしました。 そのほかの出演作には映画『鋼の錬金術師』(2017年)や『海を駆ける』(2018年)、ドラマ『シャーロック アントールドシリーズ』(2019年)などがあります。

染谷将太/矢神明人

染谷将太が演じるのは、行方不明になった伯朗の異父弟で楓の夫である矢神明人。30億円の遺産相続権を持つ彼が突然失踪したことで、伯朗は再び矢神家に関わらざるを得なくなります。 7歳から子役として活動していた染谷将太は、2011年園子温監督の映画『ヒミズ』で注目を集めました。その後も映画「寄生獣」シリーズや『バクマン。』(2015年)、大河ドラマ『麒麟が来る』(2020年)など話題作に数多く出演しています。

中村アン/蔭山元美

蔭山元美は、伯朗が副院長を務める動物病院の優秀な看護師。一見クールな印象の彼女について、演じる中村アンは「どんな動物にも愛される優しさを秘めた女性」だと語っています。 モデルやタレントとしてマルチに活躍する中村アンは、2015年の「ほんとにあった怖い話 夏の特別編」で本格的に女優デビュー。ドラマ「SUITS/スーツ」シリーズや『グランメゾン東京』(2019年)、映画『ミックス。』(2017年)などに出演しています。

小日向文世/兼岩憲三

伯朗の伯父であり、数学者の兼倉憲三。以前は大学教授として教壇に立っていましたが退職し、それ以降も独自に研究をつづけています。伯朗が信頼を寄せる人物で、ときにはお酒を酌み交わすことも。 伯朗にとって数少ない心を許せる相手・憲三を演じるのは、バイプレーヤーとして多くの作品で活躍しているベテラン俳優の小日向文世です。近年では映画『アルキメデスの大戦』(2019年)や「コンフィデンスマンJP」シリーズなどに出演しています。

戸田恵子/矢神波恵

矢神波恵は、伯朗の母・禎子が再婚した矢神康治の妹です。独身で矢神家の財産を管理する彼女は、寝たきりの兄の面倒もみています。「矢神家は自分が守る」という強い意志を持っており、明人の妻を名乗る楓を怪しんでいるようです。 波恵を演じるのは、アニメ『それいけ!アンパンマン』や『きかんしゃトーマス』などの声でも知られる女優の戸田恵子。 映画やドラマから、舞台、アニメ、洋画吹き替えまで幅広く活躍する戸田。ドラマ『僕らは奇跡でできている』(2018年)や朝ドラ『なつぞら』(2019年)などの話題作にも出演しています。

麻生祐未/矢神佐代

矢神家の養女である佐代は、高級クラブのママで艶っぽい上品な女性です。職業柄なのか、観察眼と洞察力に優れています。 佐代を演じる女優の麻生祐未は、近年ではドラマ『義母と娘のブルース』(2018年)や『テセウスの船』(2019年)などに出演しています。

斉藤由貴/矢神禎子

伯朗と明人の母・禎子は伯朗の実父の死後、矢神康治と再婚。その後明人を出産しました。名家「矢神家」での親戚付き合いに悩んでいましたが、家族を大切にしようとした芯の強い女性です。16年前、伯朗が大学生のときに事故死してしまいました。 禎子を演じるのは、80年代にはアイドルとしても活躍した斉藤由貴。最近では映画『蜜蜂と遠雷』(2019年)やドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』(2020年)などに出演しています。

坂井真紀/兼岩順子

伯朗の母・禎子の妹で、憲三の妻である順子。研究に人生を捧げてきた夫を支える良き妻です。憲三との間に子供はなく、伯朗のことを実の息子のようにかわいがっています。 順子を演じる女優の坂井真紀は1992年のデビュー以降、数多くのドラマや映画、舞台に出演。近年ではドラマ『監獄のお姫さま』(2017年)や2019年の大河ドラマ『いだてん 〜東京オリムピック噺〜』などでも知られています。

安蘭けい/支倉祥子

支倉祥子は康之介と後妻の間に生まれた、康治と波恵の異母妹です。すでに結婚して矢神家を出ていますが、遺産相続を主張します。おしゃべりで金遣いが荒い人物です。 祥子を演じる安蘭けいは、元宝塚の星組トップスター。退団後はさまざまなミュージカルやコンサートで活躍するほか、ドラマ『ペテロの葬列』(2014年)や『時をかける少女』(2016年)などに出演しています。

田口浩正/支倉隆司

祥子の夫・隆司は、康之介から引き継いだ介護施設グループの経営者です。経営が傾いていた介護施設「矢神園」を立て直しましたが、矢神家では親戚一同に頭があがりません。 隆司を演じる田口浩正は、名脇役として数多くの映画やドラマで作品に溶け込む演技を披露しています。近年ではドラマ『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(2016年)や『Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜』(2019年)などに出演していました。

堀田真由/支倉百合華

祥子と隆司の娘で明人のいとこにあたる百合華は、ブックデザイナーとして働く女性です。幼いころから明人に思いを寄せていましたが彼が結婚していたことを知り、楓に対して敵意をむき出しにします。 そんな百合華を演じるのは、ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』や映画『殺さない彼と死なない彼女』(ともに2019年)などへの出演で知られる堀田真由です。

栗原英雄/矢神康治

禎子の再婚相手である矢神康治は、伯朗の義理の父であり、明人の実父です。矢神家の長男で矢神総合病院の院長ですが、現在は末期がんで余命いくばくもなく寝たきりの生活を送っています。 康治を演じる栗原英雄は元劇団四季の役者で、退団後にNHKの大河ドラマ『真田丸』(2016年)でテレビドラマ初出演を果たしました。2020年には大ヒットドラマ『半沢直樹』にも出演しています。

池内万作/矢神牧雄

康之介と後妻の子で、祥子にとっては実弟である牧雄。医師ですが社交性がなく、必要なこと以外は口にしません。 そんな謎めいた牧雄を演じるのは池内万作。ドラマ「こちら本池上署」シリーズや映画『悪人』(2010年)、ドラマ『トレース〜科捜研の男〜』(2019年)などへの出演で知られています。

結木滉星/君津光

矢神家の使用人兼執事の君津光は、ドラマオリジナルのキャラクター。常に無表情で本心を見せない彼は、波恵の指示で楓の素性を探ることになります。 そんな執事を演じるのは、俳優のは結木滉星。映画『一礼して、キス』(2017年)やスーパー戦隊シリーズ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(2018年)などで知られています。

東野圭吾による原作の展開は?【ネタバレ注意】

東野圭吾の小説がTBS日曜劇場でドラマ化されるのは2010年の『新参者』以来10年ぶりです。今回のドラマの原作である『危険なビーナス』は、2016年に講談社から出版されました。シリーズ作品を除く長編では45作目となります。 その世界観や緻密なトリック、魅力的な登場人物に定評がある東野作品ですが、本作の最大の特徴はなんといってもタイトルにもなっている謎の美女・楓です。彼女は美しく聡明で意外性にあふれ、伯朗を翻弄していきます。 弟が結婚していたことを聞かされていなかった伯朗は困惑し、彼女を本当に信頼していいものかと疑いながらも行動をともにするうちに惹かれていくのです。 これまでの作品のなかでも、特に男性目線の作品ともいわれています。

『危険なビーナス』原作ではどうなる?

伯朗の父・一清は売れない画家で、伯朗が2歳のときに脳腫瘍が見つかりました。症状が進行し死期を悟ったのか、父はあるときから今までとは違う抽象画を描きはじめます。しかし絵を完成させる前に亡くなってしまいました。 しばらくして伯朗の母は矢神康治と結婚。矢神家はたいへんな資産家で2人の間に生まれた伯朗の弟・明人は、跡継ぎとして映西京行きを受けて育ちます。そんななか、母が祖母の住んでいた家で亡くなっているのが発見されました。浴室で足を滑らせて気絶したまま溺死したそうです。 矢神家を離れた伯朗は獣医師として働いていましたが、突然現れた「弟の妻」だという楓に弟の失踪を告げられます。彼女は明人からガンを患う父の見舞いに行ってほしいと言われていましたが、面識のない彼女が1人で行くのは無謀なので、伯朗についてきてほしいと言うのです。 義理の父と久しぶりの再会を果たした後、伯朗は矢神家の面々が遺産相続について話し合う親族会に楓とともに出席することになります。矢神家で母の遺品のなかから実父の作品の写真を収めたアルバムを発見した彼は、未完成だったあの抽象画の写真だけが抜き取られていることに気が付きました。 なぜあの絵の写真だけがなくなっているのか。そこに弟失踪の秘密が隠されているかもしれないと考えた伯朗は、楓と義理の父の愛人の息子である勇磨とともにその真相に迫ります。 伯朗は母が亡くなった家は取り壊され更地になったと思っていましたが、実は明人が近所の人に管理を依頼して残されていました。彼らは明人が母の死に疑問を抱いて、現場を保存していたのではと考えます。また勇磨は明人がその母から高価なものを受け継ぎ、この家に隠していた可能性もあると言います。 その家でアルバムを発見した伯朗は、そのなかの写真に映っていた母の友人・佐代に連絡を取ることに。彼女が言うには一清は脳腫瘍で錯乱状態になることがあり、母はそのことに悩んでいたのだとか。そのことを佐代が友人の医師に話すと、彼は息子でありやはり医師の康治を紹介してくれました。 彼は脳に電流を流すことで精神疾患を和らげる研究を行っていて、一清にその実験的な治療を施したのです。その結果、彼の症状は一時的に改善しましたが、数年で脳腫瘍は急激に悪化し亡くなってしまいました。 一清が生前突然抽象画を描き始めたのは、この治療の影響だったのです。またそこに描かれていたのはフラクタル図形と呼ばれる非常に高度で複雑なもの。これは高度な知能を持っていなければ描けないものでした。 一清は、治療の副作用で後天性サヴァン症候群という世界的にも珍しい症状が出るようになったのです。脳腫瘍の治療の副産物として「天才」を生み出すことが可能だと知った康治でしたが、それは人間にコントロールできる領域ではないと考え、研究データを隠していました。 そのことを知っていた伯朗のおばの夫・憲三は、数学者として一清が描いた絵が完成すれば高い価値がつくと考えていたのです。しかし一清の死後、絵は行方不明になっていました。それを明人が持っていると突き止めた彼は、明人を拉致監禁してその場所を聞き出そうとしていたのです。 しかし事件の真相はこれだけではありませんでした。

ドラマ『危険なビーナス』はTBS系列で2020年10月から放送開始!

これまでにも数多く実写化されてきた東野圭吾作品。なかでも『危険なビーナス』は彼の持ち味である魅力的なキャラクターや緻密なトリックに加え、最後のどんでん返しが見どころのとなっています。 正義感は強くとも「弟の妻」だという謎の女性に惹かれていく伯朗を、妻夫木聡がどう演じるのか注目したいですね。また、本作のキーパーソンとなる楓役には誰がキャスティングされるのでしょうか。 彼以外のキャストや詳しい情報については、まだ発表されていない部分が多くあります。ciatrでは今後も最新情報をお届けしていきますので、ぜひチェックしてみてください。