2020年9月16日更新

『魔法科高校の劣等生』のあらすじを解説!お兄様の活躍に注目【ネタバレあり】

魔法科高校の劣等生
(C)2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会

強すぎるお兄様こと司波達也の痛快な活躍と、深雪との意味深な兄妹愛が人気のライトノベル『魔法科高校の劣等生』。TVアニメシリーズも話題の本作のあらすじを全巻まとめて紹介します。ネタバレありで複雑なストーリーを紐解いていきましょう!

目次

『魔法科高校の劣等生』のあらすじネタバレを解説!最強のお兄様から目が離せない

『魔法科高校の劣等生』は佐島勤(さとうつとむ)による大人気ライトノベルシリーズです。本作はもともと「小説家になろう」で掲載されており、同サイトでは長期間ランキング1位を独占するほどの人気ぶりでした。 2014年にTVアニメ化され、2017年には劇場版も公開。これによりさらにファンを獲得することになった『魔法科高校の劣等生』の魅力やあらすじを、ネタバレありで詳しく紹介していきます。 劣等生とされる主人公が最愛の妹とともに繰り広げる学園バトルアクションを中心に、次々と兄妹に降りかかる困難をどんな方法で乗り越えていくのか。複雑で奥が深い設定が楽しめる本作の魅力を見ていきましょう。 ※『魔法科高校の劣等生』のネタバレが含まれます。読み進める際はご注意ください。

主人公とヒロインは兄妹!キャラクターを紹介

司波達也(しばたつや)

『魔法科高校の劣等生』の主人公・司波達也(しばたつや)。物語開始時は国立魔法大学附属第一高等学校に通い始める16歳の青年で、早生まれの年子の妹・深雪の兄でありガーディアン(守護者)です。ガーディアンとして彼女を守るのはもちろん、時折兄妹の度を超えた愛情を見せることもあります。 彼は生まれつき持つ「分解」と「再成」の能力に特化しているせいで、それ以外の複雑な魔法が苦手。それゆえ彼は実技では劣等生扱いされてしまいますが、魔法理論では学年トップを誇ります。さらに体術に優れ、自らに合った武器を設計制作してしまうなど、他のあらゆる面でも優秀な人物です。 年齢の割には達観した雰囲気があり、何事にも動じない冷静な性格をしています。アニメで彼を演じているのはゆうきゃんの愛称で知られる人気声優の中村悠一(なかむらゆういち)です。

司波深雪(しばみゆき)

司波深雪(しばみゆき)は「魔法科」のヒロインで達也の妹です。彼女は第一高校に主席入学を果たすほど優秀で、ハイレベルで破壊力抜群な魔法を操ります。 作中で達也はそこそこの容姿と表現されるのに対し、深雪は性別問わず多くの人物を魅了する類まれなる美貌と可憐さを兼ね備えたお嬢様として登場。同時に彼女もまた重度のブラコンであり、兄には崇拝にも似た愛情を見せます。彼女がいつも身につけている髪飾りも、兄からの入学祝いのプレゼントです。 特殊能力やスキルでチート級の強さを誇る兄とは対象的に、彼女は純粋に強いキャラといえます。冷却魔法を得意としており、兄に関して怒りが爆発すると周りに冷気を充満させることも。アニメ版で深雪を演じているのは、透明感ある声に定評のある早見沙織(はやみさおり)です。

強すぎる主人公が魅力?兄妹愛にも注目!

冒頭では劣等生として登場する主人公の司波達也。しかし物語が進むにつれ、彼の常人離れした強さが次々と明らかになっていきます。 高度な魔法を使えないという不利を逆境とせず、他のあらゆる面で規格外の強さを発揮していく姿は見ていて爽快なほど。しかもその強さは作者のこだわりによりご都合主義に依らず、きちんとリアリティを感じられる設定や描写となっているのが特徴です。 また本作の大きな魅力のひとつに司波兄妹の唯一無二の関係性が挙げられます。兄妹愛という言葉では片付けられない2人の絆や、そんな2人によって影響を受けていく学園の生徒たちの成長に注目してみると、より本作が楽しめるでしょう。

【初年度の部】第一話「入学編」のあらすじネタバレ

「入学編」上

1995年から分岐した近未来が舞台。この世界では「魔法」と呼ばれる先天的な超能力が体系化されており、魔法は国家にとっても欠かせないもの。第一高校もそんな魔法技能師養成を目的とした機関です。 この学校に主席入学を果たしたのは司波深雪。彼女は将来を約束されるエリートクラス「一科(いっか)生」に、一方で彼女の兄である達也は補欠の「二科(にか)生」として入学します。落ちこぼれと揶揄される二科生でありながら、達也は入試の魔法理論と魔法工学では前代未聞の満点を叩き出しました。 達也は人付き合いもうまく、難なくクラスメイトたちと打ち解けていきます。ところがある日、一科生でも実力のある生徒・森崎との揉め事に巻き込まれてしまいました。しかし二科生である達也が森崎を圧倒。これにより達也は注目される存在へとなっていきます。

「入学編」下

主席の深雪は慣例に従い生徒会入りします。達也も森崎との一件があったことで、校内の違反行為を取り締まる風紀委員にスカウトされました。 風紀委員として巡回をしていた達也は、偶然遭遇した騒動を収束させます。このとき彼が倒したのは学内トップの実力者と目されていた剣術部の桐原武明(きりはらたけあき)でした。これをきっかけにさらに達也はより注目されることに。 そんな中、今度は学園に「反魔法国際政治団体ブランシュ」のメンバーが奇襲をかけてきます。深雪との穏やかな日常を壊されたことで、達也はブランシュの壊滅を決意。 鮮やかな手口で情報を得た達也は、深雪やクラスメイトたちとともに本拠地に乗り込むとあっさりと敵を無力化させてしまうのでした。 本作では達也に敵意を向けた者に対し、深雪が容赦ない鉄槌を下すシーンが印象的に描かれています。

第二話「九校戦編」のあらすじネタバレ

「九校戦編」上

毎年夏に開催される親善球技大会「九校戦」。全国にある9校の国立魔法大学付属高校による大会です。深雪は新人戦のエース選手として、達也は大会の肝となるCAD(術式補助演算機)を調整するエンジニアとして抜擢され、遠征に向かうことに。 達也は学生業の傍らエンジニアとして新製品を開発するなど、その実力は学生レベルをとうに超えていました。彼がCAD調整を担当した生徒はいつも以上の力を発揮し、彼の底知れぬすごさが少しずつ周りに伝わっていきます。 第一高校の選抜チームは遠征先へと向かいますが、いくつものトラブルが彼らを襲うことに。学生とエンジニアのほかに国防軍にも関わりのある達也は、関係者から香港系犯罪組織の関与についてほのめかされるのでした。

「九校戦編」下

開幕した「九校戦」でも第一高校には次々とアクシデントが起こります。その結果エンジニアとして同行していた達也は急遽新人戦に参加することに。 彼はクラスメイトで魔法理論は司波兄妹に次ぐ成績を収める吉田幹比古(よしだみきひこ)とタッグを組み、強豪を破り勝利を収めます。達也のCADと深雪の活躍により、第一高校は新人戦だけでなく総合優勝を果たしました。 その裏で大会中に第一高校に起きたアクシデントは、九校戦で賭博をしていた犯罪組織ノー・ヘッド・ドラゴンのせいだと判明。彼らが深雪のCADにも細工をしようとしていたことを知った達也は激怒します。独立魔法大隊の力を借りて組織の本拠地を襲撃し、幹部含めた構成員を抹消するのでした。

「夏休み編+1」のあらすじネタバレ

「夏休み編+1」は司波兄妹をはじめとしたクラスメイトたちの日常が描かれた短編で構成されています。「九校戦」までに数多くの魅力的なキャラクターが登場したため、兄妹だけでなく彼らにもスポットが当たる内容です。 「夏の休日」は深雪のクラスメイト・北山雫(きたやましずく)の別荘に遊びに行く話。ヒロインたちの水着姿や、達也に想いを寄せる乙女たちのドタバタが描かれます。 「優等生の課外授業」や「アメリア・イン・ワンダーランド」、「友情と信頼とロリコン疑惑」は兄妹以外のキャラクターが主人公となる短編。「メモリーズ・オブ・ザ・サマー」では兄妹がショッピングデートに出かけた甘い夏の思い出が登場します。 「会長選挙と女王さま」では次巻につながる会長選挙にまつわるエピソード。生徒会長の七草真由美(さえぐさまゆみ)引退に伴う選挙の様子が描かれています。

「横浜騒乱編」のあらすじネタバレ

「横浜騒乱編」上

秋に開催される「論文コンペ」こと「全国高校生魔法学論文コンペティション」。第一高校は魔法工学の研究成果を発表し競う場である論文コンペに向けて動き始めます。学校代表には3年の魔法理論トップである市原鈴音(いちはらすずね)が選抜されました。 達也も彼女のサポートメンバーとしてコンペに参加することに。このコンペは学校間で競い合うだけでなく、貴重な情報や技術を扱うことから、産業スパイをはじめとした多方面から狙われやすい行事でもあります。 この頃達也は義母・小百合からオーパーツであるレリックを成り行きで預かることに。コンペ準備の妨害やレリック強奪のため、達也の周りには不穏な出来事が立て続けに起こります。レリックを狙う大亜連合の暗殺者たちや、彼らに操られた学園生徒たちが仕掛けてくる妨害の中、達也たちはコンペの準備を進めていくことになりました。

「横浜騒乱編」下

コンペ会場は「大陸」からやってきた大亜連合の武装集団に襲撃されます。軍や九校の生徒たちが横浜で市街戦を繰り広げていくことに。 その中で達也は軍人として最前線に送り出されます。深雪の言葉によってリミッターが解除された達也は、ここにきて初めて真の実力を発揮。彼自身が考案・開発した戦闘服ムーバルスーツに身を包み、軍の特尉として武装集団を圧倒していきます。ここでクラスメイトたちに彼が軍人の顔を持つことが知られることに。 各地で戦闘戦が繰り広げられていく中、兄妹のクラスメイトたちも奮闘。達也の無双っぷりだけでなく、入学からここまでにクラスメイトたちが成長したことも感じられる戦闘が描かれます。達也は本作で究極の分解魔法であるマテリアル・バーストを大亜連合の艦隊に対し放ち、ここでもその圧倒的な力を示すのでした。

「追憶編」

「追憶編」は深雪が本編から3年前を回想する巻です。中学1年の頃の兄妹は今のような関係性ではありませんでした。達也はこのときすでに深雪のカーディアンでしたが、家族からは使用人のように扱われており、深雪も心を開いていなかったのです。 沖縄旅行に母と出かけた深雪は、旅先で沖縄海戦に巻き込まれてしまうことに。銃撃を受け命の危機にさらされる深雪を、命がけで守ったのはガーディアンの達也でした。これをきっかけに現在のような兄を敬愛する関係へと変わっていきます。一方で達也はこれを機に軍と関係を持つように。 達也は十師族(じゅっしぞく)である四葉家直系の子ながら、生まれつき魔法演算領域が「分解」と「再成」に占有されていました。魔法師でなければ一族の人間となれないことから、6歳の頃に魔法演算領域を増やす精神改造手術を受けます。 この結果彼は「強い情動を司る部分」が白紙化され、兄妹愛以外の衝動を感じられなくなったのです。彼の生い立ちや秘密が少しだけ解き明かされる巻となっています。

「来訪者編」のあらすじネタバレ

「来訪者編」上

「横浜騒乱」で達也が放ったマテリアル・バーストは、海を超えたUSNA(北アメリカ大陸合衆国)でも調査すべき問題として重要視されることに。そんな折達也のクラスメイト・雫との交換留学で、USNAからアンジェリーナ=クドウ=シールズ、通称リーナがやってきます。 彼女はUSNA特殊部隊・スターズの総隊長で、日本に逃げた魔法師たちの追跡とマテリアル・バーストの真相を調べるという任務を負っていました。達也も彼女を警戒しますが、リーナは事実にたどり着けないばかりか、あまりに下手な調査で逆に周りに心配される始末。 街では吸血鬼事件という不可解な連続殺人事件が起きます。達也はこの事件を起こす吸血鬼の正体は、寄生することで人を人ではない存在に変える魔性・超常的寄生物(パラサイト)だと判断。このパラサイトを警察や十師族など複数のチームがそれぞれの目的のために追っていくことに……。

「来訪者編」中

達也の調査によりパラサイトの正体がUSNAの魔法師部隊であることを知らされた仲間たちは、吸血鬼討伐を掲げます。学園内にパラサイトの気配を察知した面々は戦闘へ。パラサイトは宿主を変えながら姿を消してしまいました。 苦戦を強いられた達也は修行へ。また他の人々もパラサイトを倒すために行動を起こしていきます。そんな中マイクロブラックホールの実験によって吸血鬼が呼び出されたというニュースが報じられました。 一連の事件が沈静化したように見える中迎えたバレンタインデー。ほのかは達也を呼び出しチョコを渡そうとしますが、彼女の強い想いが近くにあったロボットに意識を宿らせます。実はこのロボットには以前逃げ出したパラサイトが宿っており、ロボットを介して達也はパラサイトに関する疑問を聞き出すのでした。

「来訪者編」下

引き続き残りのパラサイト撃退を目指す達也たち。達也とリーナの直接対決では、達也が彼女を制します。そしてパラサイトの黒幕がジード・セイジ・ヘイグであると判明。彼はまたの名を顧傑(グ・ジー)と言い、反魔法組織「ブランシュ」の総帥でした。 彼はあらゆる情報をもたらしてくれるシステムへのアクセス権を持つ「七賢人」の1人。同じく七賢人であるレイモンド・セイジ・クラークから達也たちにパラサイトの情報がもたらされ、いよいよ最終決戦へ向かいます。 11体のパラサイトを相手に戦い、達也は2体を封印。残り9体を深雪が精神まで凍らせる魔法で粉砕します。封印された2体は黒羽亜夜子(くろばあやこ)チームと九島烈(くどうれつ)チームが手に入れ、パラサイト事件は閉幕に。 交換留学していた雫は帰国し、リーナも帰っていきます。深雪のガーディアン候補・桜井水波(さくらいみなみ)が第一高校に入学してくることになり、兄妹も2年に進級するのでした。

【二年度の部】「ダブルセブン編」のあらすじネタバレ

達也は新たに新設された「魔法工学科コース」へ転籍し、生徒会へ入ります。1年生総代となった七宝琢磨(しっぽうたくま)は、十師族入りが出来なかった家系・師補十八家(しほじゅうはっけ)の家の者です。 さらに元生徒会長の妹である七草家の双子、香澄(かすみ)と泉美(いずみ)も入学します。喧嘩っ早い香澄と七草家に敵対心を燃やす琢磨は入学当初からいざこざを起こしていくことに。最終的には巻き込まれた達也が模擬試合で実力を見せつけます。 その裏で四葉家の失墜を謀る動きが……。七草家当主は反魔法主義者を利用して政治家やマスコミを動かし反魔法師キャンペーンを広げようとします。その情報を入手した達也は、魔法の平和的な利用をデモンストレーションで示し、見事反魔法主義勢の動きを封じました。

「スティープルチェース編」のあらすじネタバレ

2年の夏を迎え再び「九校戦」の季節となります。ところが今年は突然の競技変更が通達され、達也を含めた生徒会は多忙を極めることに。さらに彼のもとには陰謀を示唆するメッセージが匿名で届きました。 働きすぎだと涙ながらに心配する深雪でしたが、やはり達也は今年も多忙に。会場には四葉家の分家である黒羽亜夜子(くろばあやこ)と文弥(ふみや)の双子も現れ、2人と司波兄妹との関係性も描かれます。 達也によるとかなり危険度が高い新種目「スティーブチェース・クロスカントリー」。今回の競技変更は、この競技で新兵器・パラサイドールの実験を行いたいという九島烈の目論みによるものでした。無事達也たちはパラサイドールを排除し、第一高校は総合優勝を果たします。 また大会の裏では九島家だけでなく、ジード・ヘイグやその部下・周公瑾(しゅうこうきん)の怪しい動きも……。今後の不穏な動きを予感させます。

「古都内乱編」のあらすじネタバレ

「古都内乱編」上

「論文コンペ」に向けて準備をする達也の元に、当主である四葉真夜(よつばまや)から周の捕縛協力依頼が届きます。周を追い京都へ向かう達也と深雪。そこで九島家とコンタクトを取り、世界最強と謳われる魔法師のひとり九島光宣(くどうみのる)と出会います。 彼の案内で周を匿っている古式魔法師集団「伝統派」のアジトへと向かう一行。慣れない古代魔法との遣い手との戦闘を繰り広げます。 一方で四葉家の弱体化を謀り周と手を組んでいた七草家当主・弘一(こういち)は、そのことがバレるのを恐れ真由美のボディガードでもある腹心の名倉を周暗殺へと向かわせます。しかし返り討ちにあい名倉は死亡しました。 名倉の訃報を聞き父を詰問する真由美でしたが、父は真相を語りません。不信感を抱いた彼女は達也を頼ることに……。

「古都内乱編」下

真由美から名倉の死の真相を探って欲しいと依頼を受けた達也は、コンペの下調べの名目で仲間と共に京都へ。光宣や第三高校の生徒で十師族の一条将輝(いちじょうまさき)らと共に調査を進めます。 その過程で、光宣が九島家当主の真言(まこと)とその実の妹の配偶子をかけ合わせて人工的に作られた調整体であることが明らかに。その真実を達也から聞いた深雪は、衝撃を受けたような表情を浮かべます。 ついに周の居場所が国防軍基地だと突き止めた達也は、将輝らと共闘し周の抹殺に成功。コンペは無事に終わり、四葉家では今回の達也への依頼は彼の忠誠心を測るテストであったことが当主の口から語られていました。彼が信頼に足るかどうかの議論が交わされ、その結論は新年まで持ち越しになることに……。

「四葉継承編」のあらすじネタバレ

深雪を次期当主に任命するため、彼女は元日の「慶春会」に呼ばれます。それを良しとしない勢力の妨害がありながらも、達也の活躍で本家へたどり着く2人。 当主・真夜は次期当主に深雪を指名し、さらに2人は本当は兄妹でないことを伝えます。さらに達也は深雪の婚約者だと言うのです。 その後2人きりになった真夜は達也。彼女は達也には「世界を滅ぼすほどの力」が備わっていると伝えます。四葉家の特性である精神系の魔法が出生の際に影響を及ぼし、彼にその力を与えたのでした。 そして深雪は世界の脅威となり得る達也のストッパーとして、超偶然的に生まれた完全調整体だという真実が明らかに。深雪はいわば達也の精神的ガーディアンであり、真夜が言うには2人の間には子供をもうけることも可能とのことでした。 深雪が次期当主になること、そしてその婚約者が達也であるという決定は魔法協会を通じて関係各所に通告されていきます。

「師族会議編」のあらすじネタバレ

「師族会議編」上

これまで身の上を隠していた達也と深雪が、魔法師界でアンタッチャブルとされる四葉家の者だと分かり学園内も騒然とします。友人との仲もぎくしゃくする中、4年に1度開かれる「十師族選定会議」がスタートしました。 七草家当主・弘一と周との関係性が暴露されるなど波乱の展開となる選定会議。窮地に陥った弘一でしたが、彼の師匠でもある九島家の重鎮・九島烈がやってきます。 彼は「九校戦」の際に周と手を組んだことを謝罪し、九島家が十師族から退くと提案。これにより七草家は十師族に残り、穴埋めという形で七宝家が十師族入りを果たします。 その裏でジード・ヘイグはこの会議をターゲットにしていました。会議が開催されているホテルに死者を使って爆弾を運ばせ、自爆テロを起こさせます。緊急連絡を受けた達也や深雪、真由美、将輝らはホテルに集合しました。

「師族会議編」中

反魔法運動の高まりなどがあり表立って行動できない各師族は、独自に自爆テロの黒幕ジード・ヘイグを捕らえることにします。各師族からメンバーが選抜し、ジード・ヘイグ討伐隊を編成することに。 関東地方は七草家と十文字家の担当エリアということもあり、この2つの家を中心に達也も参加することなります。達也は元第一高校の先輩である十文字克人(じゅうもんじかつと)が率いる実働部隊に真由美や将輝と共に加わりました。 討伐隊はなんとかジード・ヘイグの潜伏先を突き止め、強襲をかけます。しかし米軍の介入があり、あと一歩のところでジード・ヘイグを逃してしまうのでした。 この頃第一高校には将輝が一時的に移籍してくるという動きも。さらに反魔法を謳う「人間主義」の魔の手が学園に迫ってきていました。

「師族会議編」下

「人間主義」の手の者たちに襲撃される深雪たちの前に颯爽と現れた達也。世論は確実に人間主義へと傾いていました。 達也はいまだ見つからないジード・ヘイグ捜索のため、普段は深雪を見守るために使っているリソースを外し100%の力で「エレメンタル・サイト」を発動しようと考えます。このことを照れながら深雪にお願いするという、達也な新たな一面が描かれました。 ジード・ヘイグの居場所を特定し、警察を巻き込んだ包囲網が展開。同時にUSNA軍からもスターズNo.2の実力者・カノープス少佐が、彼の暗殺目的で参戦してくることに。 師族連合軍の行動は米軍に妨害され、その間にジード・ヘイグは海上へと逃げます。その際達也はエリカの兄である千葉寿和(ちばとしかず)と戦闘に。彼はジード・ヘイグによって殺され傀儡(かいらい)とされていたのです。達也は必死に彼に呼びかけながらも、最後は心臓にとどめを刺すのでした。 結局海へ逃げたジード・ヘイグに達也たちは一歩届かず。カノープス少佐が放った分子ディバイダーでジード・ヘイグは消滅します。

「南海騒擾(なんかいそうじょう)編」のあらすじネタバレ

沖縄の慰霊祭に師族の代表として出向くことになった達也と深雪。これは表向きの目的で、2人の真の目的はテロリストの作戦を阻止するというものでした。 この頃世界では日本の強さが突出しており、世界のパワーバランスが崩れていると唱える者も。そこでテロリストは沖縄で行われる式典を妨害し、日本の弱体化を謀ったのでした。 時を同じくして達也たちの先輩6人が卒業旅行で沖縄へ。達也たちが国家を揺るがそうとするテロリストと対峙している同じ土地で、のんびりとした卒業旅行の様子が描かれていきます。 達也や第101旅団、そして一時的に協力関係となった大亜連合軍のメンバーの力で、テロは無事に防がれました。

【三年度の部】「動乱の序章編」のあらすじネタバレ

「動乱の序章編」上

世論は世界的に反魔法主義へと傾いていく中、達也たちは3年に進級。2人の元には文字家当主・克人から、十師族や師補十八家の若手を集めて、今後のことを話し合う会合への招待状が届きます。 世界各地では魔法師に対するデモが次々と勃発。中でも新ソビエト連邦では軍内部で暴動に発展してしまいました。その理由を知ったソ連の戦略級魔法師のイーゴリ・アンドレイビッチ・ベゾブラゾフは、兵士の不安を払拭するために日本の佐渡に侵攻することを決めます。この戦闘の中で達也は彼が驚くほどの戦略級魔法と出会うことに。 一方学園では十師族である三矢家の三矢詩奈(みつやしいな)や、彼女の幼馴染でその護衛を目指すものの、魔法の力不足により叶わなかった矢車侍郎(やぐるまさぶろう)が入学してきました。 克人主催の会合で悪目立ちしてしまった達也は、多方面から悪い意味で注目を集めてしまいます。彼の資質を試そうとする者が密かに動き始め……。

「動乱の序章編」下

深雪を広告塔にしようという会合結果に不満をあらわにした達也と他の十師族との間に溝が生まれます。中でも国防軍として暗躍している遠山(とおやま)つかさは、彼が国にとって脅威になる排除すべき存在なのかどうかを判断しようとしていました。 そのためつかさはスターズのメンバーを拘束し深雪や達也を襲撃させ、詩奈の誘拐事件を企てます。詩奈が行方不明になったと聞いても、深雪を守る事が行動原理となっている達也は動こうとしません。代わりに同級生たちが奮闘します。 一方で達也は真夜の命で囚われたスターズのメンバーの救出へ。つかさを追い詰めた達也でしたが、そこに現れた克人の説得により一旦は引くことにします。この一件を経てつかさや克人と達也との溝は深まるのでした。 達也と深雪の元には引っ越しの話が舞い込みます。四葉家への反感が高まり、襲撃される可能性が高まっているようです。

「孤立編」のあらすじネタバレ

戦略級魔法が戦争に持ち出され、世界中で魔法や魔法師への逆風が吹き荒れます。その中で達也が1年の頃、九校戦のために開発した「アクティブ・エアー・マイン」をアレンジした戦略級魔法が戦場で使われてしまうことに。 その煽りを受けて九校戦は開催中止に、そして原因を作ったとして世間からの非難が達也へと集まります。さらに達也を孤立させる出来事が発生。USNAの技術者エドワード・クラークが発表した、魔法の平和的利用を掲げた「ディオーネー計画」が発表されたのです。 この計画は魔法師の力で金星を人が住める惑星にするというもので、彼はそこに謎の天才魔工師であるトーラス・シルバーの参加を呼びかけました。これを機に世間にトーラス・シルバーが達也であることが明かされてしまいます。 世界から孤立すると分かっていてもディオーネー計画への参加を拒否する達也。そこへ駆けつけたのは1年からの仲間たちでした。

「エスケープ編」のあらすじネタバレ

「エスケープ編」上

世界中に達也がトーラス・シルバーだと報じられてしまいましたが、彼の鮮やかな智略で切り抜けます。彼はトーラス・シルバーは研究チーム名で、そういった人物は存在しないこと。また達也自身は新たな「ESCAPES計画」の研究に取り組んでいることを発表しました。 実は「ディオーネ―計画」には地球から強力な魔法師を追放したいという思惑が隠されていたのです。世論は次第に達也の計画に傾き始め、これを邪魔に感じたベゾブラゾフは達也の暗殺を決めます。達也は深夜に襲撃を受けますが、水波の活躍もあり事なきを得るのでした。 一方で達也の活躍を見守っていた九島光宣の身体を、以前倒されたはずの周の生霊が狙っています。しかし光宣は逆にそれを取り込むことで新たな知識を得るのでした。 そしてパラサイトを取り込めば虚弱体質を克服できると知り、パラサイトを取り込もうとしますが寸前のところで思いとどまり、光宣は人間のままでいることを選択します。

「エスケープ編」下

襲撃から兄妹を守った水波は意識不明になりますが、一命をとりとめます。しかし魔法演算領域が傷ついてしまっていました。 光宣は自身の身体を彼女に重ねたのか、彼女の治療法を模索しパラサイトになるというひとつの答えを得ます。悩んだ末彼は彼女を救うためにパラサイトを取り込み、制御することに成功しました。 しかし達也は水波をパラサイト化するという案に反対します。パラサイト化した光宣と達也の戦闘が繰り広げられ、お互いに本気を出しきらないままおあずけに。 十師族は光宣の対処について緊急会合を開きます。真由美の取り計らいもあって、以前溝が出来た達也と克人のわだかまりは消すことができました。 一方でパラサイトの問題はUSNAでも広がっており、リーナも巻き込まれていました。彼女は四葉家に保護され、日本にやってきます。

「インベージョン編」のあらすじネタバレ

リーナは四葉家が有する島にかくまわれ、兄妹と共に過ごします。達也はリーナからUSNAでもパラサイトの侵攻があったことを聞き、対策するための魔法の開発に取り組むことに。また幹比古やエリカといったいつもの顔ぶれにも、パラサイトに関することを打ち明けます。 先の会議で水波を囮(おとり)に光宣を捕らえることにした十師族。光宣が病院を襲撃するのに対し、真由美をはじめとする七草姉妹が対峙します。3人が倒され駆けつけた克人も応戦しますが、光宣は逃走。光宣は仲間を集め始め、そこにUSNAでパラサイト化していたエドワードらも加わることに。 パラサイト化した光宣と九島烈との戦闘が起こります。光宣が観念したかに思えた瞬間、彼の無意識のところで何らかの魔法が発動し烈を殺してしまいました。烈の死に様子がおかしくなった光宣は、その場にあったパラサイドールを回収して姿を消してしまいます。 一方でUSNAからのパラサイト侵攻を瀬戸際で防ぐ達也たち。ほぼ食い止めたかのように見えましたが、リーナ暗殺を目的としたパラサイト化したスターズ達が侵入していました。

「急転編」のあらすじネタバレ

新ソ連の日本侵攻とリーナ暗殺を目的とした巳焼島(みやきじま)の襲撃が起こります。それを予期していた達也は事前に新たな戦略級魔法を準備していました。 達也はこれを佐渡島の対応にあたる吉祥寺真紅郎(きちじょうじしんくろう)に渡し完成させるよう頼みます。新ソ連の侵攻の際に一条将輝がこれを使い、彼は敵を一網打尽に。そして彼は国内2人目の国家公認戦略級魔法師となりました。 襲撃を受けた巳焼島へ達也が向かい、水波の元には深雪が残ります。光宣と対峙し追い詰める深雪でしたが、あと一歩で決着がつくというときに水波が光宣を庇ったのです。彼女は光宣のことを想っていたのでした。2人が去った後深雪は気が動転したまま、達也に連絡します。

「追跡編」のあらすじネタバレ

「追跡編」上

奪還された水波を奪い返すため達也は光宣を追いかけますが、2人は周の残した隠れ家に逃げ込んでしまいます。結界によって見つけにくい隠れ家を達也もなかなか発見できません。2人は遠距離で高度な魔法戦を繰り広げ、達也はようやく手がかりを見つけます。 新たに戦略級魔法師となった一条将輝の記者会見。そこで開発者として紹介された吉祥寺は、うっかり基礎部分は達也から提供を受けたことを漏らしてしまい、達也こそが戦略級魔法の開発者だとバレてしまいました。 さらに世間から注目を集めることになった達也は、深雪の護衛にリーナをつけます。リーナは第一高校に編入することになりました。 光宣は呂剛虎(ルゥガンフウ)などを利用し、自分を追う国防陸軍の「抜刀隊」を退けようと暗躍。一方で達也暗殺を目論むUSNAの暗殺部隊イリーガルMAPも動き始めます。

「追跡編」下

光宣の元に結界をすり抜けた九重八雲(ここのえやくも)が現れ、水波に達也を動かすために光宣について行くよう唆(そそのか)します。それが達也と深雪の為になるならと、迷っていた水波も心を決めました。 達也暗殺を計画するイリーガルMAPは達也の友人を狙い、光井(みつい)ほのかが人質となってしまいます。国防軍によりほのかは無事救出され、逃げ出したイリーガルMAPは達也暗殺を続行。しかし達也はイリーガルMAPを簡単に排除し、なおも逃走する光宣を追跡します。 そこへ現れたのは達也の師匠である八雲でした。忍術を使う八雲に苦戦しながらも、拳を交わし合う2人。八雲は光宣を国外に追い出したいある組織の依頼で動いていたことを達也に伝えました。 達也は誘拐の件をきっかけにほのかやエリカ、美月、幹比古、レオを自身の庇護下に置こうと考えます。一方で光宣と水波は国外への脱出に成功していました。

「奪還編」のあらすじネタバレ

一連の騒動で達也が戦略級魔法師だと師族たちにもバレてしまいます。彼の行動原理が分からないこともあり、強大な力を持つ彼の今後の身の振り方に自然と注目が集まることに。 そして達也は軍に退職願を出します。達也は軍とは決別しましたが、事前に根回しをしていたため、軍の後ろ盾がなくても魔法を使えるよう準備していました。 魔法師と人間が共存できる社会にしたいという戦略級魔法の開発者アーシャ・チャンドラセカール博士の計画への参加を要請される達也。彼自身が賛同したのと、真夜からの依頼とあって参加を決めます。同時に真夜は着々と四葉家の戦力強化を図り、他家との差を広げていくのでした。 真夜により深雪の後ろ盾にUSNAの上院議員がつくことに。そして真夜の描いた水波とカノープスの救出作戦が実行されます。達也は圧倒的な力で2人の救出に成功し、水波は帰国。ところが達也到着前に逃走していた光宣は行方知れずに……。

「未来編」のあらすじネタバレ

達也を邪魔に思う3つの勢力がそれぞれ動き始めます。自分の計画を消されたエドワード・クラーク、プライドが傷付けられた新ソ連のベゾブラゾフは国外から達也暗殺を目論んでいました。 一方で国内でも国防軍の中で達也に対する2つの派閥が出来ていました。佐伯少将は達也を驚異に感じ対策を取ろうとしますが、これは真夜がうまく立ち回り対処。国外からの攻撃も四葉家の圧倒的な勢力で鎮圧します。 この出来事を達也は公にし、戦略級魔法を使わずとも魔法は自衛手段として有効であることを示すのでした。これを受け達也はUSNA大統領からの太平洋地域の平和維持のための協力依頼と、達也が進めるプロジェクトのスポンサーになりたいという申し出を受けることに。 世界の抑止力として注目を集めることになった達也。そして防衛の際に正体を隠してはいたものの、戦略級魔法を放っていた深雪。世界の動きに中心に近づいていく2人の未来が気になるところで本巻は幕を閉じます。

【魔法科高校の劣等生】達也VS光宜の決着と兄妹の愛の行方は!?ついに完結へ

劣等生として第一高校に入学した達也たちもついに卒業を迎えます。32巻「卒業編」で『魔法科高校の劣等生』はいよいよ完結へ。最終巻では世界中から最強と認識されるようになった達也と、その最強の敵・光宜との最終決戦が描かれます。 そして婚約者となった深雪と達也の恋の行方にも、ついに答えが出ることに。果たしてどんなエンディングが待っているのでしょうか。