2024年4月19日更新

『魔法科高校の劣等生』キャラクター強さランキングTOP15!最強魔法師たちの頂点は誰!?

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魔法科高校の劣等生
(C)2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会

佐島勤によるライトノベル『魔法科高校の劣等生』。元は「小説家になろう」に掲載されたネット小説でしたが、2011年から電撃文庫で書籍化され、累計発行部数1500万部を超えるベストセラーとなりました。 2011年の時点で漫画化され、2014年にはアニメ版が放送。その後も2017年の劇場版が公開され、2024年4月にはアニメ3期放送になるなど、なろう系を代表する人気シリーズです。 そんな『魔法科高校の劣等生』の魅力と言えば、緻密な設定と、圧倒的に強いキャラクター同士によるバトルでしょう。そこで今回は、登場キャラクターの強さを比較し、ランキング形式で紹介していきます。 ※この記事は2024年4月時点での『魔法科高校の劣等生』のネタバレを含みます。

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『魔法科高校の劣等生』最強キャラは誰!?強さランキングTOP15

本作は最強と称される登場人物が多く、「〇〇に関しては作中トップ」など、最強候補者ばかりです。そこで便宜上、この記事では総合能力を考慮して順位付けしていきます。 ※作中の描写をもとに、ciatr独自の観点で評価したランキングです。

15位:真田繁留(さなだしげる)

真田繁留(さなだしげる)は、独立魔装大隊の幹部です。兵器開発部の技術士官のため、正確には魔法師ではなく魔工師と言われています。 あまり戦闘を行うことはありませんが、九校戦に犯罪組織ノー・ヘッド・ドラゴンの強化人間が現れた際には、柳連に「手を貸せ」と言われております。慌てたそぶりを一切見せずに軽口を言っていたあたり、独立魔装大隊の名に恥じない戦闘力はある様子。 戦闘要員ではないのですが、一部のファンの間では実は各国の戦略級魔術師以上に強いのではないかと議論されています。達也を魔法工学の世界に引き込んだ重要人物でもあるため、この順位です。

14位:エリオット・ミラー

エリオット・ミラーは、国際的に戦略級魔法師として認められている、十三使徒の1人です。 北アメリカ大陸合衆国(USNA)に所属しており、アラスカ基地を守っています。アラスカ基地は、物語の数年前に起きたUSNAと新ソ連の非公式紛争「アークティック・ヒドゥン・ウォー」で疲弊中です。そんな情勢の不安定な基地の防衛を、エリオットが一手に引き受けている、といっても過言ではありません。 エリオットが使う能力は、戦略級魔法「リヴァイアサン」。具体的な戦闘描写はありませんでしたが、作中において戦略級魔法は「1度に人口5万人以上の都市を壊滅させる」と説明されています。少なくともこの基準以上の強さではあるでしょう。 また、他の十三使徒であるローラン・バルトやミゲル・ディアスなどよりも、体術での戦闘力も高いようであるため、この順位にランクイン。

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13位:柳連(やなぎむらじ)

柳連(やなぎむらじ)は、日本国防陸軍の軍人で、独立魔装大隊の幹部です。 古式魔法師であり、体術の合間に相手の運動ベクトルを先読みして揺さぶる「転(まぼろし)」や、巨大装甲車をたやすく転倒させる「千畳返し」を使います。魔法を発動のために古来から伝わる「結印」を使用していますが、横浜騒乱の際はCADも使っており、柔軟な思考を持ち合わせている様子。 達也が中学生で特務兵になったときには、柳が体術で手玉に取り、実力不足を痛感させました。得意な近距離の対人戦闘では、その後も達也と渡り合う実力があるようです。九校戦で強化人間が暴れようとした際は、真田繁留と軽口を叩き合いながら、一瞬で戦闘不能に追い込みました。 一方で、戦略級魔法は持ち合わせていないようで、「質量爆散(マテリアル・バースト)」を使った達也を対馬要塞で目撃した際には、驚愕しながら自分では到底かなわないと自覚しています。

12位:風間玄信(かざまはるのぶ)

風間玄信(かざまはるのぶ)は、独立魔装大隊の隊長です。主人公と同じ九重八雲に師事しており、達也から見ると兄弟子です。 「忍術」を習得していますが、本当に得意な古式魔法は「天狗術」。大越紛争で大亜連合軍と戦ったときには、相手の意識に干渉し、自軍が存在しないかのように錯誤させる「隠れ蓑」などの技を使い、大量の敵兵を打ち取りました。 敵軍から「大天狗」と呼ばれ、怪物のように恐れられたたほどです。単に格闘が強いだけではなく、戦略的な思考力にも長けており、空挺部隊の指揮の技術は国内屈指と称されています。 身体能力も思考能力も高く、達也と渡り合うことができ得る数少ない存在ですが、1人で解体魔法や戦略級魔法に対抗する術は、持ち合わせていないようです。

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11位:一条将輝(いちじょうまさき)

一条将輝(いちじょうまさき)は、日本最強の魔法師集団である「十師族」の家系の1つ、「一条家」の御曹司です。「爆裂」の異名を持つ一族の長男として、英才教育を受けており、頭脳・戦闘能力共に優秀です。 新ソ連の佐渡侵攻作戦の際には、わずか13歳にも関わらず、義勇兵として参加。人間の体液を気化させ、強制的に爆散させる「爆裂」を使い、膨大な数の敵兵を死滅させました。戦闘で全身を赤く染めたため、「クリムゾン・プリンス」の名で世界に知られるようになっています。 物語序盤では、達也と九校戦で対決したときには敗北するなど、最強とは言い難い存在でした。しかし、新ソ連艦隊との戦いに向けて、戦略級魔法「海爆(オーシャンブラスト)」を習得。 海水を水蒸気に変化させ、分子をさらに加速させることで大爆発させる大技です。新ソ連の高速艦12隻を吹き飛ばし、戦略級魔法も体術も使いこなせる、作中でも上位の魔法師となりました。

10位:アンジェリーナ・クドウ・シールズ

アンジェリーナ・クドウ・シールズ(画像右)は、USNA軍の魔法師部隊「スターズ」の総隊長で、愛称はリーナ。幼少期から軍の訓練を受け、12歳の頃には歴代最年少で総隊長に。 広範囲プラズマ攻撃である戦略級魔法「ヘビィ・メタル・バースト」を会得しており、模造神器 「ブリオネイク」を用いれば、音速の100倍の速度を誇る収束ビームとして射出できます。 また、USNA出身ですが、祖父が「九島家」の重鎮・九島烈の弟のため、九島の幻惑系の秘術「仮装行列(パレード)」を習得済み。この秘術の使用中は、赤髪の金眼の姿になり、次元座標までを完全偽装。攻撃を寄せ付けないこの姿が、十三使徒の1人「アンジー・シリウス」として世に知られています。 ただ、実は情にもろい性格が弱点。来訪者編では達也に「君は軍人に向いてない」と言われ、四肢を撃ち抜かれて敗北しています。とはいえ、「スターズ」の総隊長という肩書は、世界最強とも同義。体術、幻術、戦略攻撃ともにできる魔法師です。

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9位:イーゴリ・アンドレイビッチ・ベゾブラゾフ

イーゴリ・アンドレイビッチ・ベゾブラゾフは、新ソビエト連邦科学アカデミーの科学者でありながら、「イグナイター」と称される十三使徒の1人です。 実質的な権力は、新ソビエト連邦の国防大臣以上。USNAと新ソ連の非公式紛争「アークティック・ヒドゥン・ウォー」に参戦し、当時「スターズ」の総隊長だったウィリアム・シリウスを破っています。 戦略級魔法「トゥマーン・ボンバ」を使用すれば、超広範囲の水を酸素と水素に分解し、一斉に点火することで大規模爆発させることができます。 攻撃可能範囲に関しては作中でも随一で、一瞬で地図を書き換えられるほどですが、爆発の威力自体は特別高いわけではありません。克人など防御技の使い手であれば、防ぐことも可能なようです。 達也による魔法の非軍事利用プロジェクト「ESCAPES計画」をイーゴリは妨害しようとしましたが、「分解」によってCADとの接続を強制敵にカットされ、敗北しました。

8位:四葉元造(よつばげんぞう)

四葉元造は、四葉家の初代当主です。深夜と真夜の父であるため、主人公から見ると祖父にあたります。 娘の真夜が誘拐され、性的暴行と人体実験を受けた事件に激怒し、犯行者の所属した崑崙方院(こんろんほういん)と大漢国に対して、元造は徹底的に報復を行いました。 元造の報復のせいで、大漢は崩壊し、崑崙方院も壊滅。「四葉に手を出してはいけない」ということを全世界に知らしめるきっかけとなりました。 そんな元造の能力は、「死」を扱う精神干渉計能力である「死神の刃」。イメージとして提示した「死」ののシンボルを視認してしまった者は、実際に死亡します。相手と直接対面しなくても発動条件を満たせる能力で、カメラの映像や鏡越しでも敵を殺せます。 文字通り必殺の力ですが、元造は能力を酷使しすぎたために、魔法演算領域がオーバーヒート。死亡してしまいました。攻撃面は圧倒的に強い魔法師ですが、防御力はさほど高くないようです。

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6位:九島光宣(くどうみのる)

(画像2枚目左、3枚目右) 九島光宣(くどうみのる)は、九島烈の孫であり、九島当主・真言の息子です。遺伝子操作された調整体で、遺伝上の両親は、真言とその妹になっています。 「世界最巧」の九島烈の孫である上に調整体のため、生まれつき圧倒的なセンスを持っていました。九島家の秘術「仮装行列(パレード)」はミーナ以上の精度で使うこなすことができ、達也の完全思考型CADの使用も2ヶ月で習得。 強すぎる力の弊害として虚弱体質になっていましたが、旧第九研に侵入して、悪霊の一種とも言われるパラサイトを自身に取り込んだ際に、体質が変化。膨大な魔力を自由自在にコントロールできるようになりました。 旧第九研では、パラサイト利用の是非を巡って烈と対立。光宣は烈を返り討ちにして、殺してしました。烈を倒した、という事実を鑑みれば、光宣は最強クラスですが、実戦経験の少なさなどの弱点もあるため、この順位にしています。

7位:九重八雲(ここのえやくも)

九重八雲(ここのえやくも)は僧侶にして忍術使いで、主人公・司波達也や、ヒロイン・司波深雪の師匠でもあります。 日頃はとらえどころのない態度で、寺の片隅で冗談めかした会話をしていますが、実際は古式魔法の1つである「忍術」の達人。達也ですら敵わないほどの体術を使い、知識や情報収集力にも長けています。 能力は、「纏衣の逃げ水」などに代表される幻術系。相手の五感情報を自在に操り、戦略級魔法師クラスすらも手の平で踊らせます。 1対1の格闘戦ならば、作中無敵クラスであるものの、達也が持つ「自己修復術式」や、「質量爆散(マテリアル・バースト)」などの広範囲攻撃技を無効化する技は、今のところ登場していません。また、戦略級魔法も持ってはいないようで、その意味では最強とは言えないでしょう。

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5位:十文字克人(じゅうもんじかつと)

十文字克人(じゅうもんじかつと)は、十師族「十文字家」の当主です。父が病にかかっていたため、高校時代から実質的な当主を務めていました。 「鉄壁」の異名の通り、見た目からして高身長で筋肉隆々です。得意能力は、圧倒的な防御力と攻撃力を誇る魔法防壁を生成する「ファランクス」。一騎当千をモットーとしており、横浜騒乱の際も、天才的な空間把握能力と防御壁によって、文字通り1人で敵兵に進行し圧勝しました。 また、自身の寿命を対価にして、魔法演算領域を一時的に強制増大させる、秘術「オーバークロック」も使用可能。孤立編では達也と対決し、「分解」が困難な防御壁で、本作では珍しく主人公を追い詰めました。 しかし、中性子を用いる達也の技「バリオン・ランス」によって、「ファランクス」は破られてしまいます。 戦闘では達也に敵わないことが分かりましたが、原作者は「魔法力だけなら、登場済みキャラの中で克人が最強」と明言。強力な魔法師であることは間違いありません。

4位:四葉真夜(よつばまや)

四葉真夜(よるばまや)は、十師族「四葉家」現当主です。主人公・達也と深雪の叔母ですが、戸籍上は母になっています。 12歳のときに誘拐されて人体実験や性的暴行を受けた結果、二面性のある歪んだ性格になっています。九島烈から直接指導を受けた経験もあり、才能もスキルも超人的です。「極東の魔王」や「夜の女王」と呼ばれ、真夜が世界最強と称するする人も少なくありません。 得意能力は、収束系統魔法です。最も凶悪な技は、物質の構造に干渉し、空間内の光を通過させることで対象を分解してしまう「流星群(ミーティア・ライン)」。見かけ上は、暗闇に流星のような光が通ったと知覚されますが、実際は物体の分解・気化です。いかなる防壁技も通用しません。 達也は、「再生」があるため、戦えば自分がやや有利と認識していますが、真夜は思考力や、身体能力、体術、サイオン保有量まで一流。戦うことになれば死闘となるでしょう。

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3位:司波深雪(しばみゆき)

司波深雪(しばみゆき)は、主人公・達也の妹です。 四葉家直系の司波深夜の娘であり、実は遺伝子調整技術により製造された「完全調整体」。世界を滅亡させ得る達也の強大な力を抑えるために、四葉家が魔法師の最高傑作として生み出しています。 頭脳明晰なことはもちろん、サイオンの保有量、事象干渉力、制御技術ともに人類最高水準。九重八雲から忍術の指導を受け、体術も身につけています。 物語序盤では、空間の温度を変化させ、凍結と灼熱を同時にもたらす「氷炎地獄(インフェルノ)」などを使用し、一瞬で広範囲の敵を殲滅していました。 しかし、実は生まれ持った真の能力は精神干渉系だったことが発覚。対象範囲内の相手の精神を停止させる即死魔法「コキュートス」を使うこともできるようになります。 さらに、箱根テロ事件のときに、領域内の無系統魔法や領域魔法を無効化する「術式凍結(フリーズ・グラム)」も達也から提供されました。攻撃も防御も最高クラスで、すでに真夜よりも強いことがほのめかされています。

2位:九島烈(くどうれつ)

九島烈(くどうれつ)は、十師族「九島家」の元当主で、日本魔法師界では「老師」と呼ばれていました。 十師族という一団を確立させた人物で、物語の20年ほど前は、その魔力量と技術の高さから「世界最強」であり「世界最巧」と評されていました。国防陸軍の秘密機関で生存率10%以下の人体強化実験を受けており、生き残った結果として異常な魔法力を後天的に獲得しています。 当然ながら「九島家」の秘技である「仮装行列(パレード)」などは使えるものと思われます。ただし、作中では詳細な能力が描かれないまま、孫・九島光宣との戦いに破れ、退場してしまいました。 敗北したキャラクターではありますが、全盛期であれば攻撃、防衛、幻惑、情報戦や政治的手腕、思考能力に至るまで最強だったことが明言されているため、この順位です。

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1位:司波達也(しばたつや)

知っての通り、司波達也は四葉家に生まれた『魔法科高校の劣等生』の主人公です。 通常魔法の才能がなかったかわりに、「分解」と「再構築」の能力を持って生まれ、6歳のとき「人造魔法師実験」の被験者を経験。人類史上初の「人工魔法演算領域」の獲得に成功しています。 幼少期から戦闘訓練を叩き込まれ、陸軍部隊へも所属。忍術使いの九重八雲に師事した結果、体術のみでも圧倒的な戦闘能力を誇るようになりました。 「分解」の能力を使えば、「質量爆散(マテリアル・バースト)」のように、広範囲の物質を一瞬で分解するが可能。一方、「再成」の能力を使えば、自他の身体的損傷を一瞬で完全回復できます。 また「精霊の眼(エレメンタル・サイト)」によって遮蔽物があっても敵を感知でき、目視だけで起動式や魔法式を記憶・解析。結果、魔法工学エンジニアとしても優秀で、歴史的な発明を多数しています。 まさに無敵の存在で、戦略級魔法師として世界各国から核ミサイル以上に警戒される存在です。

『魔法科高校の劣等生』今後の展開にも注目!さらなる強キャラも現れる?

今回は『魔法科高校の劣等生』のキャラクターの強さをランキング形式で紹介しました。ただ、本作の「魔法」は相性差も大きいため、順位付けは難しい面もあります。 たとえば、今回ランキング外となった五輪澪(いつわみお)は、身体が病弱ですが、最大射程数10キロの戦略級魔法「深淵(アビス)」を使用可能です。こうしたキャラクターが強いのか弱いのかといった点は、根本的な強さの定義から議論が必要かも知れません。 また、本作には能力が解説されていない魔法師も多数います。今後、ランキングが激変する可能性も大いにありそうです。とはいえ、現時点での強さを総合的に見れば、この記事のランキングのようになるのではないでしょうか。 これからも原作、コミカライズ、アニメなどを楽しみにしていきましょう!