2020年10月15日更新

映画『糸』興収21億突破!次に実写映画化されそうなJPOPを大胆予想!

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『糸』小松菜奈、菅田将暉
(C)2020映画『糸』製作委員会

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J-POP映画化ブーム到来!?『糸』の次に映画化される名曲は?

『キセキ』
(C)2017「キセキ あの日のソビト」製作委員会

一青窈の「ハナミズキ」やGReeeeNの「キセキ」、MONGOL800の「小さな恋のうた」。そして中島みゆきの「糸」と、人気の楽曲の映画化が続いています。 楽曲が原案の場合は小説や漫画よりも想像の余地が多い分、大胆に脚色された作品も多いため、ネット上で賛否を呼ぶことも。一方で、『ハナミズキ』(2006年)は興行収入28億円、「キセキ」(2017年)は15億円で『糸』(2020年)は21億円突破と、安定したヒットを収めています。 話題の俳優や有名監督、スタッフらの起用と楽曲の人気の相乗効果を狙って、今後も続くと思われるJPOP映画化ブーム!『糸』の次に映画化されるのはどの名曲か、スタッフやキャストなども予想してみました。

HY「366日」

2008年にリリースされたHYの「366日」。携帯小説が原作の映画・ドラマ『赤い糸』の主題歌としても知られています。HYの楽曲では、「Song for…」と共に不倫の曲と呼ばれる人気曲です。 出だしから「それでもいい それでもいいと思える」という自分に言い聞かせるような歌詞で、好きな人の気持ちが離れていき、失恋した女性を描いています。「あなたの匂いや~」から匂いを覚えるほど“深い”関係だったと推測され、不倫を思わせる部分もありますね。 監督候補は『Red』(2020年)の三島有紀子や「昼顔」の西谷弘が務めると、楽曲のしっとりとした雰囲気が再現されるかもしれません。不倫する女性役は、『ホリデイラブ』(2018年)の仲里依紗や松本まりからが候補になるのではないでしょうか。

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aiko「カブトムシ」

女性シンガーソングライター、aikoの代表曲として知られる「カブトムシ」。柔らかく脆い肉体を硬い表皮で隠すカブトムシに、虚勢を張って恋をする姿を重ねた楽曲です。 「スピード落としたメリーゴーランド 白馬のたてがみが揺れる」など乙女チックな歌詞が多いため、少女漫画原作の実写映画に近い作風になるでしょう。「生涯忘れることはない」と繰り返して“今を忘れない”と強調することから、記憶や時間をめぐる恋愛映画になりそうです。 そうなるのであれば、監督の候補は「8年越しの花嫁」(2017年)の瀬々敬久や、胸キュン映画三巨匠の1人とも呼ばれる新城毅彦(代表作『僕の初恋をキミに捧ぐ』)など。主演キャストは、少女漫画原作の実写映画で数多く主演を務める山崎賢人、橋本環奈らがピッタリでしょう。

レミオロメン「3月9日」

レミオロメンの「3月9日」は、卒業ソングの定番として愛されるバラード曲。もとはヴォーカル/ギターの藤巻の幼なじみで、メンバー共通の友人の結婚を祝うために制作されました。 「3月の風に想いを乗せて~」などの歌詞から連想される“出会いと別れ”のイメージも取り入れ、友人、仲間などを描く映画になると思います。メジャーデビューを目指す中、バンドメンバーの1人が結婚すると言い出し、この曲で結婚と(バンドの)卒業を祝うような展開かもしれません。 バンド内の人間ドラマと言えば、『BECK』(2010年)を手がけた堤幸彦監督が思い浮かびます。バンドメンバーは、北村匠海や伊藤健太郎、映画「キセキ」にも出演した横浜流星ら若手実力派俳優が演じると、爽やかな世界観になりそうです。

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ゆず「夏色」

夏の定番ソングであり、青春ソングでもあるゆずの大ヒット曲「夏色」。歌詞の「五時半の夕焼け」は夏の夕焼けの時刻としては誤りで、制作時期が冬だったための勘違いだそうです。 このミスを逆手にとって、時間軸の歪んだ夏が舞台の映画になるのも面白そう。歌詞の「夏がくるのに退屈そうな~」から、都会っ子が何らかの理由で夏を田舎で過ごすことになり、不思議な出会いを経て成長する青春映画になりそうですね。 タイムトラベルやパラレルワールド系であれば、監督候補は「Orange」(2015年)の橋本光二郎など。『雪の華』などの楽曲で、すでに実写映画化を手がけた実績もあります。 筆者個人としては、『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(2017年)のようなSFチックなアニメーション映画も観てみたいです。

SMAP「世界に一つだけの花」

「世界に一つだけの花」は槇原敬之がSMAPに提供し、平成で最も売れたシングルです。草なぎ剛主演のドラマ『僕の生きる道』(2003年)の主題歌でもあります。 印象的な「もともと特別なオンリーワン」という歌詞の通り、自己肯定感の低い現代人が生きる意味や価値を見出していく、ヒューマンドラマになりそうです。SMAP自体が5人組ですし、虐待やパワハラ・セクハラなど社会問題を反映しつつ、群像劇として描かれるかもしれません。 脚本候補は「8年越しの花嫁」などを手がけたヒューマンドラマの名手こと、岡田惠和。キャストには各世代の実力派俳優が揃うと、誰もが共感できる作品になるでしょう。現在は難しいかもしれませんが、SMAPにも出演してもらいたいですね。

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ORANGE RANGE「花」

ORANGE RANGEの「花」は、映画『いま、会いにゆきます』(2004年)に起用された楽曲。明るい曲の多い彼らにとっては、初めての“泣けるナンバー”です。 「君が僕に残したもの」や「生まれ変わっても」という歌詞から、カップルが病気や事故などで死別し、最後に2人が再会するような結末が予想されます。あるいは、仲の良い友人などが亡くなってしまい、その人物に「精一杯生きる」と誓うようなストーリーになりそうです。 監督の候補は、「花」を含めORANGE RANGEのMVを数多く制作した三木孝浩はどうでしょう。『いま、会いにゆきます』の土井裕泰監督が、別の視点から描くのも面白いかもしれません。キャストには高橋一生や中村倫也、多部未華子などの演技派が集結すると、少し大人の雰囲気になるのでは?

瑛人「香水」

「香水」はTikTokからじわじわと人気を集め、ヒットチャートを席巻している楽曲です。バラエティ番組では若干ネタ曲扱いですが、実は瑛人の実体験を描いた曲なのだとか! 大切にできなかった彼女を想い作られたという経緯から、楽曲の誕生秘話と瑛人の過去を回想する半自伝的な映画になるかもしれません。歌詞の通りに彼女と再会し、瑛人のシンデレラ・ストーリーをさかのぼっていく流れになるのでしょうか。 映画化する際の布陣は、福田組であれば主人公のクズ男っぷりをユーモアたっぷりに、笑いあり涙ありで描いてくれそうです。CM業界のトップクリエイター2人が手がけた『一度死んでみた』(2020年)のように、違う分野から迎えるのもアリですね。 主演は瑛人本人か、瑛人に似ていると噂の俳優・ミュージシャンの駿河太郎、大穴で「チョコレートプラネット」の長田の可能性も……? このように想像するのは自由なので、お気に入りの楽曲が映画化されるならどんな作品になるか、妄想して楽しんでみましょう!