2020年11月15日更新

鬼滅がこれまでに打ち立ててきた伝説を数字で振り返る【204億、これ何の数字?】

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アニメ『鬼滅の刃』
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

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『鬼滅の刃』劇場版が大ヒット!2020年ヒット商品1位に

鬼滅の刃
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

2020年10月16日に公開され、話題沸騰中の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。公開当初は1日40回以上、上映する館もあったほか、世界規模のヒットに発展しています。 さらには、11月4日発売の「日経トレンディ2020年12月号」で発表された「2020年ヒット商品ベスト30」では、『鬼滅の刃』が第1位に!これは独自の選考基準である“売れ行き、新規性、影響力”にもとづくランキングで、大人気ゲーム「あつ森」をも押さえてトップを獲得しました。 この記事では、原作漫画の売上部数や劇場版の興行収入といった「数字」に注目し、「鬼滅」が打ち立ててきた伝説のすごさに迫ります!

「1億」

原作漫画の売上部数

吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)による原作漫画は、2016年2月から2020年5月まで約4年3ヶ月、「週刊少年ジャンプ」で連載されました。 2019年4月のアニメ放送開始時、シリーズ累計発行部数は約350万部でしたが、放送開始直後からコミックスの売り上げが急増!全国の書店で入荷待ちが続出し、10月2日発売の第22巻で(電子版を含む)累計発行部数が1億部を突破したと発表されました。 ジャンプコミックスにおいて、累計発行部数が1億部を突破したのは以下の作品です。 ■『こちら葛飾区亀有公園前派出所』 ■『DRAGON BALL』 ■「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ、 ■『SLAM DUNK』 ■『ONE PIECE』 ■『NARUTO-ナルト-』 ■『BLEACH』 ■『鬼滅の刃』 最も巻数が少ないにもかかわらず、歴代看板タイトルと肩を並べた『鬼滅の刃』。12月に最終巻23巻が発売予定で、さらに記録を伸ばすことも予想されます。

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「204億」

11月9日時点での映画の興行収入

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 猗窩座
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

2020年11月9日時点で、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が累計観客動員1537万人、興行収入204億円を突破したことが判明しました。 日本の歴代興行収入ランキングでは、『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001年)の最終興収203億円を抑えて、現在5位にランクインしています。トップに君臨し続ける『千と千尋の神隠し』(2001年)が、リバイバル上映分を含めて308億円なので、10月16日の公開から24日でその3分の2を売り上げたことになりました。 Twitter上では、炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)の活躍を讃え、「#煉獄さんを300億の男にしよう」という動きが出ているようです。“煉獄さん”人気の上昇や隔週の入場者特典がカンフル剤となり、「千と千尋」すら捕らえてしまうかもしれません!

「10」

映画興行収入100億を達成した日数(最速)

鬼滅の刃 無限列車編
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

東宝、アニプレックスの発表によると、『鬼滅の刃』劇場版は公開から10日間で累計動員数798万人、興行収入107億円を突破したそうです。 10日間で興行収入100億達成となると、日本で上映された映画の中で最速の記録となります。公開直後から、Twitterでハッシュタグ「#煉獄さん100億の男」がトレンド入りし、先述のとおり“300億の男”を目指すところまで来ました。 ○○億の男という異名は、『名探偵コナン ゼロの執行人』(2018年)公開時に流行した、「#降谷零を100億の男にしようの会」にちなんだもの。 『ハリーポッターと賢者の石』が公開から28日、過去最速だった「千と千尋」が25日で100億を達成したことからも、『鬼滅の刃』のすごさが明らかですね。

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「6228万」

11月13日時点でのアニメ主題歌PVのYoutube再生回数

鬼滅の刃 無限列車 LiSA
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

アニメ主題歌「紅蓮華」も、配信チャートでロングヒットを記録中。LISAはこの曲で2019年末の『NHK紅白歌合戦』に初出場し、歌唱時の背景にアニメ映像が使用されました。 同年5月にLISAの公式YouTubeで公開されたMVは、劇場版主題歌「炎」の効果も相まって再生数が増え、6228万回(11月13日時点)も視聴されています。さらに、人気アーティストの“一発撮り”歌唱動画を公開するチャンネル「THE FIRST TAKE」では、何と8320万再生を記録! 2020年8月に『ダンベル何キロ持てる?』の主題歌が1億再生を突破し、「アニメソングとしては異例」と話題になりましたが、それに迫る勢いと言えるでしょう。 「炎」のMVも5000万再生を突破しており、2曲ともどこまで再生数が伸びるのか注目です。

「数千億」

商品コラボによる経済効果

鬼滅の刃
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

『鬼滅の刃』は社会現象を巻き起こし、日本の株式市場にも影響を与え始めました。 キャラクターのイメージ香水、大手コンビニやユニクロ「UT」、くら寿司などありとあらゆる企業とのコラボが企画され、その経済効果は計り知れません。 アニメ作品の経済効果は、世界規模でみると『ポケットモンスター』の関連市場が、年間数兆円という化物レベルの数字を誇っています。本作はそれに及ばないまでも、数千億円規模の経済効果を生む可能性が指摘されており、今後も多くのコラボ商品が生まれるでしょう。 過去には『妖怪ウォッチ』による直接経済効果の累計額が2千億円以上と言われ、同じジャンプでは「ワンピース」が5000億円以上と見られています。これらと同じか、それ以上の効果を生むことを期待されている『鬼滅の刃』の勢いを改めて実感しますね。

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『鬼滅の刃』の今後はどうなる?海外でも劇場版の公開が決定

鬼滅の刃 無限列車 煉獄
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

『鬼滅の刃』劇場版は台湾をはじめ、マレーシアやシンガポールなどでも公開が決定しました。 10月30日に公開された台湾では、『君の名は。』(2016年)や『アナと雪の女王2』(2019年)を抑えて、アニメ映画の初動興行収入歴代1位を記録。イギリスのBBCを筆頭に、世界の有名メディアが『鬼滅の刃』の大躍進を報じています。 実写化の可能性も浮上し、アニメ第2期の放送にも期待が高まっている『鬼滅の刃』。原作漫画の完結後も、ファンに様々な話題を提供してくれそうですね!