今週公開の注目映画4選 邦画がアツい!【『花束みたいな恋をした』『名も無き世界のエンドロール』他】
今週末は邦画が豊作すぎる!?ciatr編集部おすすめの映画を紹介
2021年に入ってからも、新型コロナウイルスの影響で映画の公開延期が続いています。直近では『シン・エヴァンゲリオン劇場版』、『ザ・ファブル』続編などのほか、『モービウス』といった洋画の大作も次々と延期に。 そんな状況のなかでも、1月29日には邦画を中心に注目の映画が公開されました!今回はciatr編集部が厳選したおすすめ作品を4本紹介しましょう。
1/29(金)公開:『花束みたいな恋をした』菅田将暉×有村架純のラブストーリー
『東京ラブストーリー』(1991年)など数々の恋愛ドラマをヒットに導いた、坂元裕二のオリジナル脚本を菅田将暉、有村架純の主演で映画化。2人の共演は映画『何者』(2016年)以来4年ぶりで、“信号待ちキス”などのラブシーンもにも注目が集まっています。 2015年、大学生の山音麦と八谷絹は終電を逃した駅で出会い、惹かれ合っていきました。しかし、幸せだったはずの日々は、時間の流れとともに陰りがさすようになり……。 メガホンを取ったのは、坂元脚本のドラマ『カルテット』(2017年)の演出も手がけた、『罪の声』(2020年)の土井裕泰監督です。最強タッグが若手実力派俳優を主演に迎え、今この時代に贈る愛のかたちとは?
1/29(金)公開:『ヤクザと家族 The Family』綾野剛がヤクザに扮する
『新聞記者』(2019年)が第43回日本アカデミー賞で最優秀作品賞に輝いた、藤井道人監督の最新作『ヤクザと家族 The Family』。1999年・2005年・2019年の3つの時代を背景に、時代の変遷とともに居場所を失うヤクザの姿を描くオリジナル作品です。 その日暮らしの生活を送る青年・山本賢治が、地元のヤクザの組長・柴咲と父子の契りを結び、愛するファミリーを守るために奮闘していきます。 最大の注目ポイントは、綾野剛と舘ひろしの初共演!血の繋がりがなくても、強い絆で結ばれる家族になったヤクザの役を演じます。綾野の恋人役に尾野真千子、柴咲組の構成員役で北村有起哉、市原隼人らが出演しました。
1/29(金)公開:『名も無き世界のエンドロール』岩田剛典×新田真剣佑が初共演
行成薫の同名小説を、『脳内ポイズンベリー』(2015年)や映画『累 -かさね-』(2018年)の佐藤祐市監督が映画化した『名も無き世界のエンドロール』。岩田剛典と新田真剣佑、イケメン俳優2人の初共演が話題を呼んでいる作品です。 裏社会で交渉屋を生業とするキダ、そして表社会で輸入ワイン会社を経営するマコトは、複雑な家庭環境で育った幼馴染み同士でした。マコトが高嶺の花に恋をしたことをきっかけに、2人が10年もの歳月をかけて企てた、とある壮大な計画が動き出して……。 キダとマコトと共に幼少期を過ごした、転校生のヨッチ役の山田杏奈、マコトが憧れる政治家令嬢のリサを演じる中村アンも出演しました。
1/29(金)公開:『わたしの叔父さん』ささやかで愛おしい人生を描いた北欧映画
第32回東京国際映画祭にて、東京グランプリ(最高賞)を受賞したデンマーク映画『わたしの叔父さん』も、1月29日より日本でも公開中です。 主人公のクリスは幼い頃に両親を亡くし、我が子のように育ててくれた叔父と2人暮らし。身体の自由が効かない叔父を支える彼女には、獣医になる夢がありました。外の世界を知っていく姪、そしてその背中を押す叔父の不器用で優しい愛の物語が描かれます。 クリス役のイェデ・スナゴーと叔父を演じたペーダ・ハンセン・テューセン、彼らは実生活でも叔父と姪の関係であり、自然な演技を披露しました。テューセンは演技未経験でしたが、フラレ・ピーダセン監督はカメラテストで2人の相性の良さを確認し、彼の起用を決めたそうです。
怪作に出会える「未体験ゾーンの映画たち」作品も続々と公開
今週末に公開された映画の多くは、まるで今の状況を予見していたかのように、大切な人と居られる喜びを描いた作品が多いですね。 また2021年1月22日より、「未体験ゾーンの映画たち2021」も開催中!こちらは、宣伝予算などの事情で日本で劇場公開が見送られる傑作・怪作を、映画ファンに届ける劇場発信型映画祭です。 没後10年を迎えたイタリアの鬼才グァルティエロ・ヤコペッティ監督の「世界残残酷物語」シリーズ3作品、話題の韓国スリラー『食われる家族』なども公開されます。新型コロナの感染対策をしっかりとして、今週末も劇場で映画を楽しみましょう!