【2021年】かけ放題がある格安SIMを総まとめ!どこがお得なのか徹底比較
格安SIMかけ放題プランって?そのお得度を調査
格安SIMって、ただでさえ複雑で難しいのに「かけ放題」も考えなきゃいけないなんて、大変すぎる……
大丈夫!この記事では格安SIM業者のかけ放題プランについて、分かりやすく解説していくよ。おすすめの業者ランキングだってあるんだから!
普段から通話をよく使う人は格安SIMに乗り換える時、かけ放題プランを含めた価格を比較する必要がありますよね。格安SIMのかけ放題は、どのくらいお得に利用できるのでしょうか? この記事ではかけ放題プランを含む格安SIMを比較して、おすすめのサービスを紹介していきます。尚、記事内の情報は2021年4月現在のものを参考に執筆しました。実際の情報と異なる場合があるため注意してください。
【早見表】格安SIMかけ放題プランおすすめはこれだ!
順位 | ブランド名 | おすすめポイント |
---|---|---|
1位 | 楽天モバイル | 専用アプリで国内通話無料 |
2位 | UQモバイル | 通信速度と店舗対応に強み |
3位 | Y!mobile | 家族での乗り換えがお得 |
※表は横にスクロール可能
※この情報は4月16日時点のものです。
格安SIMのかけ放題プランにおいて、おすすめなのは楽天モバイル・UQモバイル・Y!mobileの3つです。かけ放題プランの特徴は以下で解説していきます。
格安SIMかけ放題プランの注意点3つ
格安SIMでかけ放題プランを利用する場合、注意したいポイントは3つあります。詳しく見ていきましょう。
①実際には「かけ放題」ではない可能性がある
「かけ放題」と聞くと、時間の制限なく電話をかけられるイメージですよね。しかし、実は格安SIMのかけ放題で、無制限に電話をかけられるサービスはとても少ないことを知っていましたか? 格安SIMのかけ放題は「1回10分以内の通話が無料」のように、1回あたりの時間制限が設けられている場合が大半です。またオプションサービスとしてかけ放題が用意されており、追加料金が必要なこともあります。 オプションサービスを利用する場合は月々の費用がかさむため、長電話をしたい人にはあまり向きません。契約するサービス次第で制限が変わるため、電話の利用頻度に応じたサービス選びが重要です。
②通話の品質が悪いサービスもある
重要な連絡を電話でするなら、通話品質に気を使いたいものです。通話品質が悪いと音声が途中で途切れ、相手の声が聞き取りづらくなる場合があります。多くの格安SIMでは、専用の通話アプリを介して電話をかけることで安い通話料金を実現しています。 しかし使用するアプリの中には通話品質があまり良くないものがあり、利用してみて初めて気づく可能性も考えられます。通話品質を確認するにはどういった通話方式が使われているか確認しましょう。主にIP電話を使用するアプリで、品質が悪い傾向にあります。
③速度が遅い場合が多い
格安SIMの通信速度はドコモやauなどの大手キャリアに比べて遅いのが一般的です。そのためデータ通信の利用頻度が高い人は、通信速度を考慮する必要があります。 また、かけ放題オプションの価格だけに注目して格安SIMを選ぶと、通信速度が遅いサービスを契約してしまう可能性もあるため注意が必要です。通信速度が遅いと動画やブラウザの読み込みに時間がかり、ストレスを感じる場合もあります。 それぞれの格安SIMにおける通信速度を比較して、できるだけ快適に使用できるサービスを選びましょう。
かけ放題プランには2つのパターンがある
格安SIMにおける「かけ放題」のプラン設定は、大きく分けて2つのパターンに分類できます。以下でそれぞれの特徴を確認していきましょう。
①オプションとしてかけ放題をつける場合
ひとつはオプションサービスでかけ放題プランが用意されている場合です。月額の基本料金にプラスして支払いが必要で、契約時に申し込みをしなければなりません。オプションサービスを契約しないまま利用してしまい、通話料金が高くなってしまう可能性があるため注意が必要です。 また制限時間に応じて複数オプションが用意されている場合もあります。たとえば「BIGLOBEモバイル」では2種類のかけ放題プランが存在。3分以内、10分以内で料金が異なります。提供するサービスによってオプション内容も異なるため、通話の使用頻度に応じて選択しましょう。
②基本料金にかけ放題が含まれている場合
もうひとつは毎月の基本料金にかけ放題分の料金が含まれている場合です。オプションをつけ忘れる心配がないのが特徴です。しかしプランがひとつしか無いため制限時間によっては通話機能が使いづらい可能性が考えられます。 格安SIMの中で例を挙げると「楽天モバイル」が当てはまり、基本料金のみで誰とでも無制限の通話が可能です。他社とプランの価格を比較するときは、かけ放題オプション料金込みの値段と比較しましょう。
失敗しないために……かけ放題プランを選ぶ時のポイント
かけ放題プランを選ぶ際には、通話方式やかけ放題の適用条件などの確認が必要です。ここでは格安SIM選びを失敗しないために、気を付けたいポイントを3つ紹介していきます。
通話方式を確認する
格安SIMの通話方式は「通常の電話回線」「プレフィックス」「IP電話の」3方式に分類可能です。「通常の電話回線」は大手キャリアと同じ通話方式で通話可能なものを指します。快適に通話可能な場合が多いのが特徴です。 「プレフィックス」はプレフィックス番号と呼ばれる特定の番号を、かけたい電話番号の前に付けて発信します。中継電話設備に接続してから発信するため料金が安くなり、通常の半額程度になる場合がほとんどです。 通常の電話回線と比べて通話品質に大きな変化はありません、専用アプリを通して発信すれば、プレフィックス番号の入力を省略できるサービスもあります。「IP電話」はデータ通信を利用した通話方式です。通話品質があまり良くない場合があるため、利用には注意が必要です。 かけ放題では主に「プレフィックス」や「IP電話」の通話方式が利用されます。利用予定のサービスがどの通話方式を利用しているのか事前に確認しておきましょう。
条件をチェック
かけ放題のサービス内容は格安SIMごとに様々です。基本的に割引を受けるための条件が決められているため、オプション内容をよく理解しておく必要があります。 条件の内容は1回あたりの通話時間に制限があるものや1ヶ月の総通話時間で換算して、60分間までは無料といったオプションが存在。家族間での通話が無料というように、通話する相手によって通話料金が変わる場合もあります。 また電話の利用頻度次第で適したサービスも変わるため、どのくらい頻度と時間で通話を利用するのか明確にしておくことも大切です。
使用回線をチェック
スマホはキャリアごとにSIMロックがかけられ、別キャリアの回線では使用できません。そのため乗り換えの際はSIMロック解除の手続きをすることや、同じ回線の格安SIMに乗り換える必要があります。 格安SIM会社はドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアから回線を借りて、サービスを運営しており、利用できる回線がサービスによって様々です。そのため乗り換え先の格安SIMがどの回線を使用できるのか必ずチェックしましょう。 また格安SIMが対応している通信可能エリアは、借りている大手キャリアの回線の対応エリアと同じです。対応するエリアが異なる回線に乗り換えると、田舎や山間部などでは通信環境が変わる恐れがあることも覚えておきましょう。 ほかにも同じ回線に乗り換える場合に、通信品質が変わってしまう可能性も考えられるため、合わせて確認が必要です。
かけ放題プランありの格安SIMおすすめランキング
以下ではかけ放題が利用可能な格安SIMの中からおすすめなサービスを、以下の3つを基準にランキング形式で紹介していきます。 「オプションでかけ放題をつけるプラン」の場合はかけ放題オプションを付けた後の価格感で比較しています。
②コスパ
③その格安SIM業者自体の使いやすさ
1位 楽天モバイル【RCS(Rich Communication services)】
楽天モバイルはプランがひとつしかないのが特徴の格安SIMです。 そんな楽天モバイルはIP電話ともプレフィックス制とも異なる、RCS(Rich Communication services)という高機能なサービスを用いて、「Rakuten Link」というサービスを展開しています。RCSは音声通話やショートメッセージサービスなどを代替することを目的とした高機能なサービスであり、規格です。 「Rakuten Link」アプリを利用すれば国内通話が無料で利用できます。毎月データ通信を使用した分に応じて料金が変わる従量制のプランを提供。 最新プランの「Rakuten UN-LIMIT VI」は3GBまでなら1,078円、20GBまでなら2,178円で利用可能です。20GB以上に関してはどれだけ利用しても3,278円で利用できます。全く使用しなかった月は1回線目に限り、0円で済むのも嬉しいポイントです。
2位 UQモバイル【通常の電話回線】
通信速度の速さ・安定や店舗があることから格安SIM業界でも根強い人気を誇るUQモバイル。 UQモバイルの「くりこしプラン」はデータ容量に応じてS・M・Lの3種類が用意されています。それぞれ月額基本料金が異なり、3GBの「くりこしプランS」なら月1,628円で利用可能です。かけ放題のオプションは3種類。 「24時間いつでもかけ放題」が毎月1,870円「1回につき10分まで無料」が770円「毎月60分まで無料」が550円でそれぞれ利用可能です。また60歳以上なら「60歳以上通話割」の対象となるため「24時間いつでもかけ放題」が770円で利用できます。
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3位 Y!mobile【通常の電話回線】
Y!mobileは家族でまとめて同じ格安SIMを利用する場合におすすめです。プランはシンプルS・M・Lの3種類でデータ容量と料金が異なります。最大の特徴は家族割引適用で、2回線目以降の基本使用料が1,188円引きになること。 毎月3GBまで利用できるシンプルSプランであれば、1回線目は2,178円ですが2回線目以降は990円で利用できます。かけ放題オプションは「だれとでも定額」と「スーパーだれとでも定額(S)」の2種類。 「だれとでも定額」は毎月770円の追加料金で、1回10分以内の通話が何度でもかけられます。「スーパーだれとでも定額(S)」なら、1,870円の追加料金で国内通話が無制限で利用可能。 2021年2月18日から開催されている「60歳以上 通話ずーっと割引キャンペーン」の対象である場合「スーパーだれとでも定額(S)」が無料で利用できるのもうれしいポイントです。
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4位 mineo【プレフィックス】
安く、使い勝手がいいことから愛されブランドであるmineo。通話方式はプレフィックスを採用しています。 mineoではドコモ・au・ソフトバンクすべての回線プランが用意されています。データ通信用SIMの月額利用料金が安く、1GBなら880円で利用できるのが特徴です。しかし通話機能付きのSIMの場合、月額料金が高くなるため注意しましょう。 「mineoでんわ」アプリの利用で通話料金が安くなるほか、オプションで月額935円の「mineoでんわ10分かけ放題」が提供されています。月額924円で利用可能な、毎月最大30分までの通話が定額で利用できる「通話定額30」もあり、通話頻度に合わせて選択可能です。
5位 BIGLOBEモバイル【プレフィックス】
BIGLOBEモバイルはデータ容量を消費せず、YouTubeやSpotifyなどのサービスを楽しめる「エンタメフリー・オプション」が特徴の格安SIMです。エンタメフリー・オプションは月額308円で利用できます。 専用アプリの「BIGLOBEでんわ」を利用した通話なら、国内通話料金が半額になるのもポイントです。またかけ放題オプションの選択肢が多く「3分/10分かけ放題」や「通話パック」が用意されています。 時間内なら1回ごとの通話料金がかからない「3分/10分かけ放題」は3分なら月額660円、10分なら913円で利用可能です。「通話パック」は月の合計通話時間が一定までお得に利用でき、利用価格は異なりますが60分、90分の2種類から選択できます。
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6位 IIJmio【プレフィックス】
「IIJmio」は音声通話SIM業界最安値級で利用できるのが特徴です。2021年4月1日に新プランである「ギガプラン」が登場。通話料は別途必要ですが、2GBで858円と1,000円以下で利用できるお得さが魅力です。 かけ放題は通話定額オプションが用意されており、3分なら660円、10分なら月額913円で利用可能です。ただし、通話には「みおふぉんダイアル」アプリを利用する必要があるため注意しましょう。
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【15〜20GB】のおすすめ格安SIM
以下では月のデータ使用量が15GBから20GBまでのユーザーにおすすめな格安SIMを3つ紹介していきます。海外ローミングやLINEギガフリーなど、キャリアごとの特徴的な施策も合わせて確認していきましょう。
ahamo(アハモ)
「ahamo」はデータ容量20GBで、2,970円(税込)の基本料金です。5分間の国内通話が基本料金のみで利用できるのがポイント。超過後は30秒ごとに22円(税込)の追加料金がかかります。 国内通話を無制限で使いたい場合は、1,100円(税込)の「かけ放題オプション」が利用可能です。通話頻度に応じてオプション追加を検討しましょう。 また対象エリアなら、20GBまでの海外ローミングも追加料金無しで利用できます。毎月のデータ容量いっぱいまで使えるため、国外への旅行や出張などで大容量のデータ通信が必要な方におすすめです。
povo
「povo」は2,728円(税込)で、データ容量20GBまで利用できます。国内通話料金は30秒ごとに22円(税込)です。かけ放題オプションは通話頻度に応じて2種類から選択可能。「5分以内通話かけ放題」は550円(税込)、時間無制限の「通話かけ放題」は1,650円(税込)の料金設定です。 またスマホの使い方に応じてプランを調整できる「トッピング機能」が魅力。特に220円(税込)の「データ使い放題24時間」は、丸一日データ容量を消費せずに通信できます。 申し込み後すぐに使い始められるため、好きなタイミングで気軽に利用可能です。特定の日に大量のデータ通信が必要な方は、データ容量を節約できます。
LINEMO(ラインモ)
「LINEMO」はデータ容量20GBで2,728円(税込)と、povoと同じ料金設定です。国内通話料金は30秒ごとに22円(税込)かかります。かけ放題オプションは「通話準定額」と「通話定額」の2つがラインナップ。 「通話順定額」は550円(税込)で5分までの通話が無料です。「通話定額」は1,650円(税込)で国内通話が時間無制限でかけ放題になります。 また追加料金なしで使える「LINEギガフリー」も特徴。LINEアプリを使用したメッセージのやり取りはもちろん、音声通話やビデオ通話でもデータ容量を消費しません。データ容量を使い切っても、LINEアプリは速度制限を受けずに使用できます。
【番外編】今月のキャンペーン一覧
ブランド名 | キャンペーン内容 |
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UQモバイル | 乗り換えで 10,000円 キャッシュバック |
BIGLOBEモバイル | スマホとセット購入→ 20,000円相当ポイントプレゼント |
Y!mobile | 人気端末 最大18,000円引き |
楽天モバイル | 端末セット購入→ 25,000円相当ポイントバック |
※表は横にスクロール可能
※この情報は4月14日時点のものです。
かけ放題は格安SIMがお得!乗り換えでグッと節約できる
かけ放題プランをお得に利用するためには、通話の利用頻度に応じた選択が重要です。最適なプランを選択するなら、毎月どのくらい通話しているのか正確に把握しておくのがおすすめです。 とくに1回の通話時間が長い人は、かけ放題の制限時間内で通話が終わらず追加で通話料金の支払いが必要になる場合があるため注意が必要です。