2021年5月13日更新

『フルーツバスケット』草摩夾(そうまきょう)の不器用な優しさにキュン!透とは結ばれた?

草摩夾

泣ける少女漫画『フルーツバスケット』に登場する草摩夾(そうまきょう)を徹底解説!十二支から仲間はずれにされた猫憑きの呪いや「本来の姿」、本田透との恋の行方などを紹介します。続編では息子も登場?胸キュン&号泣必至の明言・名ゼリフも。

目次

草摩夾(そうまきょう)のプロフィール【ネタバレ注意】

草摩夾(そうまきょう)は高屋奈月が描く『フルーツバスケット』のメインヒーローのひとり。彼について深堀りする前に、まずはプロフィールを紹介します。

身長 171.3cm
体重 56kg
星座 山羊座
血液型 A型
趣味 格闘技
声優 関智一(アニメ第1作)
内田雄馬(アニメ第2作)

夾はオレンジ色の髪が目を引く、猫憑きの少年。性格は短気でぶっきらぼうですが、実は優しい一面も。代々忌み嫌われてきた猫憑きで、「本来の姿」と呼ばれる異形の姿が別にあります。 彼は実の両親からは愛されず、武術の師である草摩籍真(かずま)が父親代わり。ライバル視する由希(ゆき)に喧嘩をふっかけたことをきっかけに、由希・透(とおる)と共に紫呉(しぐれ)の家に居候することになります。 ※この記事は『フルーツバスケット』のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

夾にかけられた呪いとは?猫憑きとして疎まれた幼少期

夾は十二支の仲間に入れなかった猫憑きです。他の十二支の物の怪憑きとは違い、猫憑きには「本来の姿」と言われる恐ろしい姿があります。特殊な数珠を外すと、猫憑きは醜く腐敗臭漂う異形の姿になってしまうため、一族からも忌み嫌われ疎まれる存在でした。 夾の母親は上辺だけの愛を口にしながら、結局「本来の姿」が受け入れられず自殺。以降は父親も育児放棄したため、一族の籍真が夾を養子として引き取りました。師であり父である籍真との関わりの中で、夾は初めて愛情を知ったのです。 猫憑きは代々、高校卒業後は死ぬまで幽閉されるというしきたりがあります。草摩家当主の慊人(あきと)に、在学中に由希に勝つことができれば幽閉はなしという約束を持ちかけられたため、夾はなにかと由希に勝負を挑んでいたのです。

「本来の姿」を見ても寄り添ってくれた透に救われる

夾にとって「本来の姿」は到底受け入れられるものではなく、自分に笑顔を向けてくれる透に対しては最も見せなくない姿でした。ところが籍真は、夾から封印の数珠を奪い無理やり「本来の姿」にしてしまいます。籍真は透なら異形の姿も受け入れてくれるのではないかと、一縷の望みを託したのです。 想像を絶する夾の姿と悪臭に、透も顔を歪めずにはいられませんでした。しかし透は「怖いです」とハッキリ伝えた上で、これから一緒に悩んで一緒にいたいと夾を抱きしめます。 見て見ぬ振りをした母と違い、透はちゃんと見た上でありのままを受け止めようとしてくれました。ずっと欲しかった言葉をくれた透に夾は救われ、この一件をきっかけに夾は透を名前で呼ぶようになります。

夾は透の母親を救えなかったのか?

夾は養子として引き取られた頃、偶然透の母・今日子と出会い親交を深めていました。数年後、2人が再会を果たしたのは今日子の交通事故の現場。自分が公衆の面前で変身してしまう恐怖から、夾は今日子に手を伸ばすのを躊躇してしまったのです。 結果的に今日子を見殺しにしてしまい、さらに彼女の最期の「赦さないから」という言葉が、夾の心に重くのしかかることに。 一連の出来事を知った透は、今日子が憎しみからそんな言葉を言ったのではないと断言します。さらに今日子の回想シーンでは、自分が死んでひとりぼっちになってしまう透のことを、絶対に見つけ出してあげて欲しい。そうでないと「赦さない」という意味で言ったことが判明します。 今日子を殺してしまったと夾を責め続けていたのは、他でもない彼自身だったのです。

夾と透のその後

夾と透は中盤から両片想いのような状態になります。透には1番大切な存在が母親から夾になってしまうという変化への恐怖。夾には幽閉の未来と、今日子を見殺しにした罪の意識があり、互いに想いを伝えられずにいたのです。 透が崖から転落したことをきっかけに、夾は改めて透への想いを痛感。一度は罪の意識から透の好意を遠ざけたものの、再び夾から告白して晴れて恋人になります。 この頃には呪いは自然と解けるようになっており、2人が抱き合った際に夾に変化が起きなかったことから、2人は呪いが解けたことを確信しました。 卒業後は夾の就職にあわせ、2人で家を出ます。後に結婚し、末永く手を取り合うことに。本編の次世代をを描く「another」では、夾にそっくりな息子・草摩はじめが登場しています。

草摩夾の名言・名シーンを紹介!

「たまには弱音吐いたってわがまま言ったっていいんだよ」

コミックス1巻、透が紫呉の家から親戚の家に戻った際、透を連れ戻しに来た夾が透にかけた言葉です。本当はみんなのいる家に帰りたいと思っていた透は、この言葉に背中を押せれて初めて「帰りたいです」とわがままを口にします。 ようやく彼女の口から聞けた本音に、夾と由希が優しい笑顔を浮かべ、3人で手を繋いで帰る姿が印象的なシーンです。

「いいんだいくらでも言え 幻滅なんかしない」

19巻に登場するこのセリフは、透が自分の中で蓋をしていた父親への想いを吐露した際のもの。誰にも言わずに抱えてきた透の闇ともいえる感情を、夾は透を安心させるように優しい言葉で包み込みます。 シーツ越しに夾が透を抱きしめるこのシーンは、2人の関係を語る上で欠かせない名シーンです。

「どうしてお前は、そうやって、今一番欲しい言葉をくれるんだろう。」

6巻、夾の「本来の姿」を目の当たりにした透は、恐ろしい姿を受け入れたうえで「一緒にいたい」と夾に告げます。人間の姿に戻った夾は、幼い頃からずっと欲しかった言葉をもらえて、透の名前を呼びながら涙をこぼしました。 夾にとって透の存在が本当の意味で心の支えになった印象的なシーンの名台詞です。

ツンツンしているけど本当は優しい!「フルバ」草摩夾がカッコいい

登場人物の抱く葛藤や悩みが丁寧に描かれている『フルーツバスケット』。中でも猫憑きとしてより多くの苦悩を抱えているのが草摩夾という人物です。 当初は粗暴なところが目立つ少年でしたが、透のまっすぐさと強さに触れ、次第に呪いの下に隠された優しい一面が見え隠れし始めます。そんな知れば知るほどハマってしまう魅力的な草摩夾のカッコいい姿は、ぜひ漫画やアニメで確認してみてください!