ドラマ『推しの王子様』ネタバレあらすじを最終回まで!比嘉愛美×渡辺圭佑の乙女ゲーラブコメディ
フジテレビ系「木曜劇場」で2021年7月から放送中の夏ドラマ『推しの王子様』では、比嘉愛未が主演を務めています。 共演は『仮面ライダージオウ』や『恋はDeepに』などで注目を集める人気急上昇中の渡邊圭祐。「逆マイ・フェア・レディ」ともいえるラブコメ『推しの王子様』のあらすじをネタバレありで最新話まで毎週更新していきます。
放送局 | フジテレビ系 |
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時間帯 | 木曜・10時から |
放送期間 | 2021年夏 |
メイン キャスト | 比嘉愛未 , 渡邊圭祐 |
原作 | なし オリジナル脚本 |
主題歌 | Uru「Love Song」 |
公式SNS | @oshi_no_oji |
『推しの王子様』ざっくりあらすじ
乙女ゲー会社女社長の逆マイ・フェア・レディ!?
日高泉美(比嘉愛未)は、ベンチャー企業「ペガサス・インク」の社長。彼女が自分の理想通りに創り上げたキャラクター「ケント様」と恋に落ちる乙女ゲーム「ラブ・マイ・ペガサス」が大ヒットし、新進気鋭の経営者として注目されていました。 ある晩、突然ケント様にそっくりな容姿を持つ青年が空から舞い降りて来て、彼女を抱きしめるという衝撃的な出会いが。その青年は五十嵐航(渡邊圭祐)といい、借金取りに追われていました。 理想通りなのは容姿だけと気付いた泉美は、航を「自分の理想の男性に育てる!」と決意。彼を自分の会社で雇い、まるで乙女ゲームのように言葉遣いからマナーや知識、仕事や恋に至るまで一から教えるようになります。
第1話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
泉美(比嘉愛未)は、乙女ゲームを手がけるベンチャー企業「ペガサス・インク」の代表取締役社長として働いています。泉美は自分で作ったゲーム「ラブ・マイ・ペガサス」のキャラクター・ケント様に自分自身もハマっていて、ゲームも大ヒットし一躍有名経営者となったのでした。 泉美はもともと保険会社で働いていて、退屈な毎日を送っていました。そんな時友達に勧められた乙女ゲームにハマり、人生初の生きがいを見つけたのです。 そしてゲーム会社にまで転職し、そこで出会ったトップクリエーターの光井(ディーン・フジオカ)に誘われて、自ら起業し乙女ゲームを作ることになったのでした。 泉美の部下には、デザイナーの芽衣(徳永えり)、プランナーの遼(瀬戸利樹)、デザイナーのマリ(佐野ひなこ)、エンジニアの洋一郎(谷恭輔)がいます。皆泉美を信頼し、そんな泉美は相変わらずケント様に夢中。 週に1回はラブマイペガサスに没頭する日を作り、中華料理店のバイトの蓮(藤原大祐)に、夕飯を届けてもらっているのでした。 次回作に苦しむ泉美は、大手アウトドアメーカー「ランタン・ホールディングス」の社長・十蔵(船越英一郎)に出資を求めます。しかしすぐに断られてしまい、光井と飲みに行きすっかり酔っぱらってしまいました。
ネタバレ
ふらふらと歩きながら帰っていると、泉美の目の前に男が降ってきます。その男・航(渡邊圭祐)はなんとケント様そっくりで、泉美は驚きながら道で寝てしまいました。翌朝自宅で寝ていた泉美は、隣に航がいて驚きます。航は言動も態度も最悪の男で、すぐに追い返しました。 泉美は自分を責めるも、部下たちが「推し」がいることで輝いているのを見て、改めてケント様への気持ちを再確認。もう1度十蔵の元に向かい、推しへの喜びを十蔵に語りました。一旦十蔵はその場から立ち去りますが、「もう1度企画書が見たい」と笑顔。 その頃航は借金取りから追われる生活をしていて、泉美の会社に来て「働きたい」と直談判します。すぐに断った泉美ですが、光井はなぜか歓迎。帰り道借金取りに殴られる航を目撃し、泉美は借金を代わりに返し家に連れて帰ったのです。 航は泉美に「居場所なんてない、夢なんて持ったって無駄」と言い放ち、帰っていきます。泉美は過去を思い出し、自分は推しに出会ってから人生が変わった、航は以前の自分であることに気付きました。 泉美は航を追いかけ「あなたの時間を私に預けてくれない?私があなたを一人前の男に育てる」と告げます。こうして航はペガサスインクで働くことになり、「彼を上等な男に育てよう、最高の王子様に」と泉美は意気込んだのでした。
第2話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
泉美(比嘉愛未)は航(渡邊圭祐)を最高の王子様にすると決めたものの、実際の航は全く仕事ができません。 航はひとまずプランナーの有栖川(瀬戸利樹)の下についたものの、漢字も読めず敬語も使えない状態。有栖川は泉美に航の面倒を見てほしいと言い、泉美は敬語や常識から航に教えることになったのです。 しかし帰り道、泉美は野宿しようとしている航を発見。仕方なく給料が出るまで家に泊まらせることにし、航に一緒に住んでいることは内緒だと約束させました。そして会社では、泉美は新たな融資を申し込むためのアポイントを取ることに成功します。 そこにケント様ファンの社長令嬢も同席することになり、光井(ディーン・フジオカ)は航も同席させることを提案しました。
ネタバレ
こうして泉美は航にフランス料理のマナーなどを一から教えます。家でも仕事に追われる泉美を見た航は、「何でそんなに頑張るの?」と問いかけました。泉美は「漕ぎ続けないと溺れちゃうから」と、改めて仕事に向き合う気持ちを語ったのです。 後日、有栖川はやる気のない航に喝を入れます。泉美は自分が航を採用したことに責任を感じ、会食後仕事を続けるかどうかは航が決めていいと告げました。 こうして迎えた会食ですが、航は社長令嬢に食べ物を飛ばしてしまい、話はなかったことに。泉美はどっちにしろ条件が合わなかったからと航を庇いますが、そこに偶然水嶋(船越英一郎)が現れたのです。 水嶋は泉美の企画をもう1度聞きたいと言い、アポを取ることに成功。しかしそれを悔しく思った泉美の元同僚は、泉美に対して嫌味を言い始めたのです。 すると航は、元同僚に水をかけました。頑張っている泉美を見てきた航は、泉美がバカにされるのが許せなかったのです。 こうして航は「もう少し頑張りたい」と、会社で働くことを決めます。そして社員たちに「これから頑張ります」とこれまでのことを謝罪し、成長することを決意したのでした。
第3話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
泉美(比嘉愛未)たちはランタンに再び企画を持ち込めることになり、その反応を聞きにランタンを訪ねます。しかし対応したのは水嶋(船越英一郎)ではなくメディア事業部の小島(竹森千人)だけで、企画のさらなるブラッシュアップを求められました。 泉美と光井(ディーン・フジオカ)は社員たちにもう1度企画書を作り直すよう伝えますが、再提出までは1週間。しかもこんな大事な時に航(渡邊圭祐)は居眠りをしており、皆は呆れてしまいます。 航は専門用語に苦戦していて、会議で皆が何を話しているか分からないと言います。そこで泉美は航にITの専門用語集とオリジナルの穴埋め問題を渡し、穴を埋めて提出するよう指示をしました。 そしてランタンに企画を再提出したものの、さらなる要求を告げられ皆は不満を溜めていきます。
ネタバレ
ランタンを納得させようと必死に仕事に取り掛かりますが、なんと航は突然職場を抜け出したのです。 その時、ペガサス・インクでは停電が発生しパニックに。泉美は暗闇の中転んでしまい、「白馬の王子様を待っている余裕は自分にはないんだ……」そう思ったとき、航が現れました。 航はランタンが最初にヒットさせた商品の「ランタン」を持っていて、実は職場を抜け出し本屋にいました。 そこで水嶋の著書を読み、大事なところにマーカーをひいて泉美に手渡したのです。泉美は本を読み閃きます。「相手からの要望は一旦忘れて、自由に面白いものを考えよう」と皆に提案しました。 そして迎えたプレゼン当日。泉美と光井はユーザーの気持ちを中心にプレゼンをしました。泉美は水嶋の「ユーザー目線」に共感し、水嶋も泉美の考え方や企画に納得。見事出資と銀行の融資額も全額負担することを約束してくれたのです。 今回の成功は、少なからず航の活躍がありました。ずっと航をよく思っていなかった有栖川(瀬戸利樹)も航を認め、仕事を任せるように。 泉美も航に感謝し、航はずっと避けていた「学ぶ事」への意欲を語ります。その様子を、杏奈(白石聖)はじっと見つめていたのでした。
第4話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
泉美(比嘉愛未)たちはランタンからの出資を受けられることになり、スタッフたちのやる気も入ります。そんな中デザイナーの芽衣(徳永えり)は、推しの2.5次元俳優・三上(仲村宗悟)のミュージカルに行くために張り切っていました。 芽衣は全公演のチケットを取るために徳を積んでいて、急いで仕事に取り掛かります。会社としても「推し活」を推奨しているのですが、航(渡邊圭祐)は同じ内容の公演を全部見に行くなんて信じられないと感じていました。 夜、航は初めてのお給料を全額引き出してきました。特に使い道がないという航に、泉美は「夢中になれるものが出来たら変わるかもしれない」と言います。そして休日、舞台やコンサートのインプットに行く泉美に、航はついていくことに。 どれも興味を示さない航に泉美は、これまで夢中になったことはないのかと問います。すると航は貧乏な生活でそんな余裕はなかったと伝えたのでした。
ネタバレ
後日、三上の熱愛が報じられ、芽衣の精神がおかしくなってしまいます。落ち込む芽衣に、航は「そもそも付き合えるわけない」と言ってしまいます。芽衣は屋上に行き、「夢を見させてほしかった」と嘆きました。 航は「好きなものがあるといつかしんどくなる」と言い、得意な絵も「好きじゃない」と断言。航は昔から絵が得意で、中学では表彰されたこともありました。泉美も「もう1度絵をやってみたら?」と勧めますが、「今も絵を描く余裕がない」と断り続けたのです。 芽衣は仕事でもミスしてしまい、落ち込む日々を過ごします。そんな芽衣を見て泉美は、芽衣が書いた履歴書の志望動機を読み上げました。「人生を変えてくれた沼に出会えたこと、誰かの沼を作りたい」と、芽衣が推しと出会えて自分の居場所を見つけたことを伝えました。 引退と結婚を発表した三上の、最後の舞台の千秋楽を、芽衣は見に行くか迷います。そんなとき芽衣の仕事を、航が引き受けると申し出ました。 芽衣は舞台を観に行き、航は真剣にデザインと向き合って案が採用されることに。仕事に喜びを感じた航は初任給で仕事帰りにケーキを買い、泉美に「ほんのお礼です」と渡しました。 翌日、スッキリした顔で会社に来た芽衣。舞台に満足し、新しい推しを見つけたようでした。一方帰りに杏奈(白石聖)は航をご飯に誘います。そして「ずっと好きだった」と航に告白したのです。
第5話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
航(渡邊圭祐)は杏奈(白石聖)に告白されたものの、動揺してしまいます。泉美(比嘉愛未)は航の帰りが遅いことを心配し、ようやく帰って来た航は様子がおかしく、すぐ自分の部屋に籠ってしまいました。 翌日、新作ゲームの「恋する森の中へ」のプロトタイプ版のチェックが行われます。光井(ディーン・フジオカ)たちは皆納得したものの、泉美はどこか気になる様子。 ゲーム内の人物のセリフを聞いて航は、「好きって何なんでしょうね」と呟きます。有栖川(瀬戸利樹)と織野(谷恭輔)は、航に「好き」とは何かを教えてあげることにしました。
ネタバレ
有栖川は「そばにいたくなる」「気遣ってあげたくなる」など好きのポイントを伝授。航はそれを必死にメモします。夜、光井と飲みに行った泉美は、航に対して教えることの難易度が上がってきていると相談。 帰り道、光井が橋の上で泉美に壁ドンする形になりますが、泉美はそれをケント様と比較し何も響いていない様子だったのです。一方有栖川は三井を遊園地デートに誘おうとしていましたが、どうしても行けなくなり代わりにチケットを航に託します。 航は泉美を誘い、一緒に遊園地へ。有栖川が立てたプラン通りにデートをする2人ですが、泉美は1日歩き回って疲れてしまいます。ふとお土産屋さんで「昔飼ってた犬に似てる」とキーホルダーを見つめる泉美。 すると航が通行人に押され、泉美を壁ドンしました。泉美はドキドキした自分の感情に気付きます。そして泉美は航に、「その人の笑ってる顔が思い浮かんだら、それが好きってこと」と、好きの定義を伝授。航は「好き」について考え、走り出したのです。 翌日航は有栖川に「好きが分かってきた」と打ち明け、泉美と遊園地に行ったことを話します。それをたまたま、光井は聞いてしまいました。光井は泉美に、「プライベートを割いてまで航を育てるのはどうなのか」と抗議。そして当初話していた「賭け」の約束の話をし始めたのです。 しかしそれを聞いていた航は、遊園地の袋を捨て出て行ってしまいます。袋には、泉美が昔飼っていた犬に似ているキーホルダーが入っていました。泉美は急いで家に帰り、荷物をまとめる航を止めます。 航は自分が賭けに利用されていたことを怒り、「あんたにガッカリしただけだ」と家を出ていきました。 外に座っている航の前に、杏奈がやってきます。泉美は現実世界はゲームのようにリセットできないことを知り、遊園地で疲れてしまう自分にそんなことはできるのか?と頭を抱えてしまったのでした。
第6話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
航(渡邊圭祐)は自分が泉美(比嘉愛未)と光井(ディーン・フジオカ)の賭けに利用されていたことを知り、家を飛び出します。杏奈(白石聖)に仕事を頑張るしかないと励まされたものの、航は混乱しました。 翌日新作乙女ゲーム「恋する森の中へ」の途中から投入するキャラクター制作が行われることになり、今回は社内コンペで決めることになります。航はそのコンペに挑戦することにし、やる気を出しました。 泉美はずっと航に謝ろうとしますが、航はなかなか話を聞いてくれません。光井も航に謝りつつ、泉美には「きちんと話をするしかない」とアドバイスしたのです。 ある夜、有栖川(瀬戸利樹)は忘れ物をし会社に取りに行きます。するとランタンが光り、そこには寝袋にくるまる航の姿が……。
ネタバレ
仕方なく有栖川は家に航を招き、航は有栖川が日本の歴史推しであることを知ったのです。 翌日杏奈は光井に頼まれた届け物2つを取引先に届けたのですが、間違えて逆に渡してしまい泉美と光井は謝罪に向かいます。杏奈は落ち込み、航は「ちょっとずつ頑張ろう」と励ましました。 有栖川の従兄弟が家に戻ってくるため、泊めてもらえなくなった航は荷物をまとめます。航は有栖川に「自分の気持ちがよく分からなくなった、相手にガッカリした」と相談。 有栖川は「諦める必要はない」と言い、「付き合うことだけが大切じゃない。好きだって気持ちは止められないし、好きな気持ちがあれば毎日が輝く」と熱弁。 その頃泉美は光井と飲みに行き、このままではいけないと店を飛び出しました。 航も気付くことがあり、泉美を探します。街中でお互いを見つけた2人はそれぞれ「ごめんなさい!」と謝りました。 そして航は「この数日、泉美さんのことがずっと頭に浮かんでた。もしかしたら俺……」と話した瞬間、泉美の携帯が鳴ります。杏奈が貧血で倒れ、病院に運ばれたというのです。 2人は急いで病院に行き、泉美は航に杏奈を家まで送っていくよう話します。落ち込む杏奈は大学の勉強とインターン、さらに仕事の勉強までしていていっぱいいっぱいでした。 航は「杏奈は頑張ってるよ。たまには頼ってよ」と励まし、泉美は航があの時何を言おうとしたのか、考えていたのでした。
第7話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
泉美(比嘉愛未)は航(渡邊圭祐)に、倒れてしまった杏奈(白石聖)を家まで送り届けるよう指示します。そして泉美は無事に送り届けたというメッセージを見て安心し、航に「今日はどこに泊まるの」と聞こうとします。しかし、「ありがとう」とだけ送りました。 翌日航は、次の給料が出るまで同居させてほしいと泉美に頼みます。泉美もOKし、航は社内コンペに向けて動き出しました。泉美も光井(ディーン・フジオカ)に航と和解することができたと報告。 光井は泉美の表情が明るくなっていることに気付き、泉美と航は一緒に料理をするなど再び同居生活が始まったのです。 航はコンペのキャラクターに自信が持てず、何度も泉美に相談。航は母親に笑ってほしくて昔絵を頑張っていましたが、父親の会社が倒産し母親は出て行ってしまいました。 航は「自分が何をしても変わらない」と嘆いていましたが、泉美は自分も昔そうだったと打ち明けます。泉美は乙女ゲームにハマったことで自分が変われたこと、そして航の遠回りも必ず武器になると伝えます。
ネタバレ
航は自信を取り戻し、デザイン画の最終調整に入りました。 杏奈は航と泉美が同じマンションに入っていくところを見てしまい、泉美に関係を問いただします。泉美はただ居候させてあげていることを説明し、「2人とも大事なスタッフだよ」と、航に気持ちがないことを話しました。 そしてプレゼン当日、航は自分と重ねたキャラクター「月(ルナ)」をプレゼンし、見事満場一致でプレゼンを勝ち抜きます。泉美も喜び、ゲームでいえばこの状態は「トゥルーエンド」。このままではいけないと泉美は決意を固めます。 航の帰りを待つ泉美はいつの間にか寝ていました。航は泉美の寝顔の絵を描き、起きた泉美はその絵に感動。航は「泉美さんが好きです」と思いを告白しますが、泉美はその言葉を突き放しました。 「あなたは私から卒業しないと。今日でもう最後。これ以上教えることはない」と、航の気持ちが恋愛ではなく刷り込みであると言います。 航は「泉美さんに認められればいい」と言うも、「あなたはあなたの道を歩いて。今までありがとう」と告げたのです。航は涙を流し、翌朝家を出ました。 リビングには、泉美の寝顔の絵が置いてあります。泉美はその絵を抱きしめ、涙が止まらなくなってしまったのでした。
第8話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
航(渡邊圭祐)が泉美(比嘉愛未)の家を出てから8ヶ月、新作乙女ゲーム「恋する森の中へ」は大ヒットを記録します。航はそのプランナー兼デザイナーとしてテレビの取材を受けるようになり、乙女ゲーム界のプリンスと呼ばれるようになっていました。 航はその合間に新しい企画書を用意していて、有栖川(瀬戸利樹)にバラされた航は泉美に企画書を渡します。その頃光井(ディーン・フジオカ)は友人の会社にヘッドハンティングされ、「何のためにペガサス・インクにいるの?」という言葉が心に残っていました。 そんな時、声優のアフレコでトラブルが起きます。声優は「こんな台本読めない!」と言い出し、航はすぐに台本を書き直し始めました。そこに泉美と光井も急いで駆け付け、航は手直しした台本を泉美に見せます。 泉美は驚きつつもOKを出し、何とかアフレコは終了しました。この台本は納期が早まったライターが急いで書き直したもので、ニュアンスの違いに気付いたのは航だけだったのです。
ネタバレ
泉美は光井を呼び出し、「今までならこんなことはなかった」と相談。光井は「今仕事楽しい?」と率直に聞くと、泉美は「今は分からない、乙女ゲームの何が好きだったのか。どうしたらいいのか分からない。苦しい」と涙を流します。 光井は泉美が自分の気持ちに蓋をして嘘をついていることを告げ、泉美は「私は航くんが好きなんだと思う。でも告白を断った後悔はない」と伝えました。光井は「本当にそれでいいの?」と寄り添い、「俺も正直にならなきゃな。俺は泉美ちゃんが好きなんだ」と衝撃の告白。 泉美は驚き、光井は「今までずっと、そしてこれからも、俺は一緒に生きていきたいと思ってる」と伝えたのです。 航はこの会話を聞いていました。航は今は杏奈(白石聖)と交際を始めていましたが、ここ最近泉美に元気がないことを見抜いていました。しかしこの会話を聞き、静かにその場を去っていったのです。
第9話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
泉美(比嘉愛未)はランタンの社長・十蔵(船越英一郎)に呼び出されます。ランタンの傘下に入らないかと持ちかけられますが、その条件が1つ。それは「ラブ・マイ・ペガサス」のサービスを終了させるというものでした。 最近売上が落ちていたラブ・マイ・ペガサスですが、泉美にとっては大切なゲーム。泉美は会社に戻り、光井(ディーン・フジオカ)にこのことを話します。 「結論を急がず一緒に考えよう」と光井は言い、ひとまず方針が固まるまでは社員には話さないことにしました。そして、光井からの告白に「考えるから時間が欲しい」と泉美は頼んだのです。 その頃航(渡邊圭祐)は杏奈(白石聖)と交際を続け、杏奈の両親と食事をします。後日泉美に「働きすぎないように」と言われた航は、芽衣(徳永えり)や有栖川(瀬戸利樹)たちもゲームの新企画を考えていることを告白。 その時買収の話がネットニュースになってしまい、社員たちは動揺します。
ネタバレ
泉美は皆に現状を正直に打ち明け、「まだラブ・マイ・ペガサスの終了を決断できない……」と伝えたのです。航はなんとかラブ・マイ・ペガサスを終了させまいと、動いていました。 泉美は十蔵の元へ行くと、航がラブ・マイ・ペガサスの「サービス改善策提案書」を泉美に手渡します。「このゲームを終わらせてほしくない」と、航は強い気持ちを泉美に伝えました。 泉美は十蔵に、傘下に入れば今後の企画を必ず実現させてくれるかどうかを確認。そして翌日皆を集め、ラブ・マイ・ペガサスのサービス終了決定を伝えたのです。 泉美はサービス終了の案内を世間に公開し、ファンからのたくさんのコメントに涙を流します。光井との帰り道、泉美は自分の気持ちを正直に打ち明けました。「みっちーにどれだけ支えてられてきたかって、今なら分かる。これからも側にいてくれる?」伝え、2人はキスをしたのでした。
第10話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
泉美(比嘉愛未)はランタンの傘下に入ることを決め、オフィスもランタンの本社に移ることになります。しかし本当にこの決断で良かったのか、泉美は光井(ディーン・フジオカ)に相談。光井は皆の企画のためにもいい話だと励まし、最後に今までのオフィスでパーティーを開いたのです。 一方、航(渡邊圭祐)は、有栖川(瀬戸利樹)から泉美と光井が付き合い始めたことを聞きました。複雑な気持ちを抱えたまま航は杏奈(白石聖)に会いますが、杏奈は元気のない航の様子に気付きます。 1週間後、泉美たちはランタンの本社へ。すると早速家庭用向けのゲームを開発することになり、航の企画「銀河のラビリンス」が候補に挙がります。 しかし泉美は事業計画書に専念するよう十蔵(船越英一郎)に言われ、なかなかゲーム企画に参加できません。そんな時あるパンメーカーとのタイアップが決まり、光井たちはスポンサーの無理な要求に答えながら企画を進めます。 泉美だけが現場におらず、光井から話を聞いた泉美は「私だけ何やってるんだろう……」と落ち込んでしまいました。家庭用ゲームのプレゼンの日、十蔵は「必ず成功させてきてください」と泉美に伝えます。 当日、航のプレゼンは成功しますが泉美があやふやな返答をしてしまい、失敗。航は泉美の様子のおかしさに気付き、帰り道に道でうずくまる泉美を発見。泉美を自宅まで送り、貧血で限界の状態になっていた泉美にショックを受けます。
ネタバレ
航は光井に連絡し、家にやってきた光井に「なぜこんな状態まで放っておいたんですか?」と追及したのです。回復した泉美は、十蔵に謝罪します。 十蔵は「失望した。1番の武器である情熱が無くなっている」と核心をつきました。泉美は悩んだあげく、「会社を辞めます」と皆に伝えます。「もう乙女ゲームへの情熱がない。本当にごめんなさい!」と立ち去りました。 追いかけた光井は「俺も会社を辞める。俺が支える」と言いますが、泉美は「皆のことを守ってほしい。私たち付き合うべきじゃなかった」と伝えたのです。航や他のメンバーも衝撃を受け、放心状態に。 そんな中、航は会社を飛び出し泉美の家に向かいます。すると、家の中は何もなく空っぽになっていたのでした。
第11話(最終回)のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
泉美(比嘉愛未)が会社を辞めてしまい、ペガサスでは新たに小島(竹森千人)が社長に就任します。一方光井(ディーン・フジオカ)は、航(渡邊圭祐)から泉美が姿を消し居場所を知らないかと問われました。 光井は航に泉美と別れたことを打ち明け、泉美を支えられずスタッフさえまとめられないことを嘆きます。航は光井を励まし、会社を守るために努力すると伝えたのです。 その頃泉美は、実家に帰っていました。全てを失い、何もする気が起きない泉美。そんな泉美の前に、光井がやってきたのです。光井は泉美に、「もっと素直になっていいんじゃないかな?」と伝え帰っていきました。 一方ペガサスでは小島のコストカットの提案に、有栖川(瀬戸利樹)たちは不満を漏らします。そしてペガサスのメンバーを飛ばして外注されたゲームは、ネットで不評を受け炎上。そんな時、泉美はようやく落ち着き久しぶりに「恋する森の中へ」をプレイすると、そのゲーム内容に驚いたのです。 ペガサスにやってきた杏奈(白石聖)は、あるネットの書き込みが「恋する森の中へ」を的確にアドバイスしていることを皆に伝えます。その書き込みを見ると、明らかに泉美が書いたと思われる文章が……。メンバーはやる気を出し、ゲームの修正に取り掛かります。 そして光井は有栖川に、これからは違う形で泉美を思っていくと話しました。今後ゲームを映画化したいという野望も話し、有栖川は光井についていくことを決めます。一方杏奈は、航に別れを告げます。
ネタバレ
「言わなくても分かるよね?」と言い、ペガサスではなく別のゲーム会社をもう1度受けることを決意。2人は「今までありがとう」と別れたのでした。 こうして光井を筆頭に、ペガサスのメンバーは十蔵(船越英一郎)に辞表を提出。再び独立したいと相談し、十蔵も受け入れました。十蔵は孫から、「おじいちゃんの会社になってからゲームがおもしろくない!」と言われ、泉美の必要性を改めて感じていたのです。 久しぶりに泉美は、以前のペガサスのオフィスへ。するとそこに、ケント様の格好をした航の姿が……。思わず笑ってしまった泉美は、自分に素直になり航に告白。航も素直に自分の気持ちを話し、キス。 皆が戻ってきそうになったところ、航は鍵をかけて泉美にキスをしたのでした。こうして泉美は無事会社に復帰し、再びこのオフィスでゲームを作り始めます。 1年後、光井がプロデュースした映画は大ヒットを記録。泉美はこれまで通り毎週木曜日、航と一緒に部屋でゲームを楽しむのでした。
【キャスト】深キョンの代役に比嘉愛美
日高泉美役/比嘉愛美
本作の主人公・日高泉美は、ゲーム制作会社「ペガサス・インク」の社長です。保険会社に勤めていた時に乙女ゲームにハマり、自ら理想のゲームを創り出すために起業。「ラブ・マイ・ペガサス」を大ヒットさせますが、次回作の開発に苦心し資金の調達に奔走する日々を送っています。 演じるのは、「コードブルー」シリーズの冴島はるか役で知られる比嘉愛未。2007年のNHK連続テレビ小説『どんど晴れ』のヒロインに抜擢され、2009年には大河ドラマ『天地人』で菊姫役を務めました。 それ以降も『マルモのおきて』(2011年)や「DOCTORS〜最強の名医〜」シリーズなど、ヒットドラマに出演。2021年は6月3日スタートのドラマ『にぶんのいち夫婦』にも主演しています。
深田恭子がかかってしまった“適応障害”って?
もともと深田恭子が本作に主演することが決まっていましたが「適応障害」により活動休止を発表。残念ながら降板することになり、当面は治療に専念することになりました。 適応障害とは、環境の変化などに適応できないことがストレスとなり、不安や不眠など心身に症状が現れるもの。環境の調整やストレスにうまく適応できるようにしていくことが、治療の基本となるようです。 代役に抜擢された比嘉愛未も、「深田さんの、一日も早いご回復を願っております」とコメントしています。
【キャスト】相手役には渡邊圭祐
五十嵐航役/渡邊圭祐
泉美の前に突然舞い降りてきた、ケント様にそっくりな容姿を持つ青年・五十嵐航。見た目は理想通りですが、その中身は無作法・無教養・無気力の「ないないづくし」の残念すぎるイケメンです。「ペガサス・インク」に雇われ、泉美に育成されることに。 演じるのは、『仮面ライダージオウ』(2018年)の仮面ライダーウォズ役でブレイクした渡邊圭祐。 2020年は『恋はつづくよどこまでも』や『MIU404』などヒットドラマに出演し、2021年に入って映画『ブレイブ 群青戦記』やドラマ『恋はDeepに』で印象的な役柄を演じて話題を呼んでいます。
【キャスト】その他の登場人物
光井倫久役/ディーン・フジオカ
泉の大切なパートナーであり、彼女への思いを胸に秘める光井倫久を演じるのはディーン・フジオカです。 光井は泉美が社長を務める会社「ペガサス・インク」の副社長で、敏腕ゲームディレクター。泉美の才能を見出し企業に誘った人物で、航の恋のライバルとなるようです。 演じるディーンは『ダメな私に恋してください』(2016年)以来5年ぶりにラブストーリーに出演。前作で深田恭子とW主演を務めていたこともあり彼女との再共演が期待されましたが、深田の体調を気遣うコメントを寄せています。
脚本は『マルモのおきて』コンビ
原作なしのオリジナルストーリーとなる本作の脚本を務めるのは、『マルモのおきて』を手がけた阿相クミコと「大人のカフェ」の伊達さん。 阿相クミコはドラマ「ワカコ酒」シリーズや映画『ReLIFE』(2017年)など、ハートウォーミングな作風を得意とする脚本家。 演劇コントユニット「大人のカフェ」のメンバーとしても活躍する伊達さんも、『おじさまと猫』(2021年)や『知ってるワイフ』のスピンオフドラマ『知ってるシノハラ』(2021年)など心温まるコメディタッチの作品で知られています。
ドラマ『推しの王子様』あらすじネタバレを読んでもう1回見直そう
深田恭子の代役として比嘉愛未が主演を務め、若手注目株の俳優・渡邊圭祐が共演する『推しの王子様』。乙女ゲームさながらに理想の「推しの王子様」を育成していくというストーリーに、今後も期待が高まります。 2021年夏の新ドラマ『推しの王子様』はフジテレビ系列で放送されました。