2023年4月12日更新

「TOKYO MER」最終回までの全話ネタバレとあらすじ!結末はどうなった?

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『TOKYO MER~走る緊急救命室~』 鈴木亮平
(C)TBS

TBS日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』は、鈴木亮平が主演を務めた2021年の夏ドラマ。緊急救命チームが医療現場の最前線に赴き、多くの人々の命を救うべく奮闘する様を描きます。 この記事ではドラマのあらすじとネタバレを最終回まで紹介しています。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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「TOKYO MER」のあらすじ

『TOKYO MER~走る緊急救命室~』は重大事故、災害、事件の現場に駆けつけ、命を救うために危険な現場に飛び込んでいく救急救命チーム「TOKYO MER」の活躍を描くドラマです。 都知事によって新設された救急救命のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」。「MER」は「モバイル・エマージェンシー・ルーム」の略で、彼らは大型の特殊車両ERカーで事件・事故・災害の現場にいち早く出動し、負傷者に救命医療を施します。 彼らの使命は「1人の死者も出さない」こと。危険な現場の最前線でたたかうチームの活躍に注目です。

第1話のあらすじネタバレ・感想

走る救命救急室「TOKYO MER」誕生!

事故・災害・事件の現場へと向かって患者を救うために「TOKYO MER」というチームが発足されました。 メンバーはチーフドクターの喜多見(鈴木亮平)、研修医の弦巻(中条あやみ)、看護師の蔵前(菜々緒)とベトナム人看護師・ホアン(フォンチー)、麻酔科医の冬木(小手伸也)、臨床工学技士の徳丸(佐野勇斗)。そして厚生労働省の官僚であり医師の音羽(賀来賢人)の7人。 TOKYOMERの発足記念式典が開催され、都知事の赤塚(石田ゆり子)は「試験運用が成功すれば東京に、全国に走る救命救急室が生まれる」と演説をします。さらに赤塚は「死者ゼロ」という難題を掲げました。 初出動はバス事故。救急連絡を受けてERカーは早速現場へと向かいました。音羽はまだ6人の前に現れていませんでしたが、喜多見は的確に指示を出しチームを動かしていきます。 しかしやがて喜多見は消防庁の隊長・千住(要潤)の忠告を無視して勝手にバスの中へ。トリアージや心肺停止の幼児を次々と救うっていきますが、勝手な行動が目立ちました。あげくの果てにはトラック運転手の救出作業中に手術を始める有様。 しかしそこに音羽が登場します。喜多見と共に命を救ったものの、このトラック運転手の居眠り運転が原因で事故が起きたということで、弦巻は喜多見のやり方に疑問を感じていました。 無事死者ゼロを達成したものの、喜多見の行動は問題視されます。さらにTOKYO MERは解体すべきだと審査会が行われることになりました。

審査会当日、音羽は弦巻に「トラック運転手を助けたことは問題だった」と証言させようとします。しかしそこにトラック運転手の娘がやってきて、居眠りではなく道路に飛び出した小学生をよけたために事故が起こったことが判明。 世間には公表されていませんでしたが、トラック運転手は罪に問われることはありません。するとそこに救急連絡が入り、審査会の途中にもかかわらず喜多見はガス処理場の事故現場に飛び出していったのです。 喜多見なしで審査会は進み、厚生労働省医政局の久我山(鶴見辰吾)はTOKYO MERの解体を訴えます。 厚生労働大臣の白金(渡辺真起子)は赤塚になぜ喜多見を起用したのか責め始めました。すると赤塚は、喜多見は1992年のペンシルベニア州の銃乱射事件で両親を失い、「助けを求めている人の所に自ら向かう医師」であると明かします。 しかしその時、喜多見が向かったガス処理場で大規模な崩落事故が起きたと連絡が入りました。 喜多見は現場で1人、負傷者に声をかけます。あまりにも負傷者が多く茫然としていると、そこにチームメンバーが駆け付けました。赤タグ、黄タグの患者の対応が終わりほっとしていると、また爆発が発生。最終確認をしていたレスキューの根津(奥野瑛太)と連絡が取れないことが分かったのです。 すると喜多見は爆発が起こったばかりの建物へ勝手に入っていきます。千住たちの制止も聞かず、「俺は諦めたくない」と言いました。鉄筋が太ももの動脈を貫いて倒れていた根津に治療をしますが、徐々にガス濃度が上がり喜多見の意識も朦朧。すると音羽が助けに入り、2人で根津を救ったのでした。 千住は喜多見を責め、音羽も「不合理な精神論や根性論は嫌いです」と喜多見の考え方を否定。千住は「最悪のチームだな」と言いますが、喜多見は「最高のチームの誕生ですね」と喜びます。 一方循環器外科医の高輪(仲里依紗)は、赤塚に「あの事件のことバレたらまずいんじゃ?」と意味深に問いかけていました。

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このご時世だからこその新しいヒーロー爆誕ですね!救命に駆け回るMERかっこよすぎる!!

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第2話のあらすじネタバレ・感想

研修が医療ミス!?なぜ私がMERに選ばれたのか

工事現場で鉄骨落下事故が発生し、早速TOKYOMERのメンバーは現場へと向かいます。対策室長の駒場(橋本さとし)は鉄骨落下の危険のため、救助活動が終わるまで医師には待機を命じました。 しかし喜多見(鈴木亮平)は「大事なのは目の前の命です」と、危険な状況にもかまわずトリアージを開始。 そんな中、比奈(中条あやみ)は女子高生の足がチアノーゼを起こしていることに気付きましたが、病院に搬送するよう指示を出しました。トリアージの紙には「クラッシュ症候群に注意」と書かれていたのですが、比奈はその場での処置ではなく病院へ急ぐことを選択したのです。 その様子を見つけた喜多見が、横から割って入ってすぐにERカーで処置を始めます。比奈は変わらず病院への搬送を主張しますが、そこで女子高生は心停止。 処置の途中、透析液がなくなりそうになりますが、音羽(賀来賢人)が追加の透析液を持ってきました。女子高生の容態は安定し、死者はゼロ。喜多見は現場を見た瞬間に透析液が足りなくなると予測し、音羽に資材確保を頼んでいたのでした。 比奈は自分が責任逃れのような判断をしたことを思い詰めます。 一方音羽も、透析液を確保したことでMERを助けたので、白金(渡辺真起子)と久我山(鶴見辰吾)に責められていました。 比奈は高輪(仲里依紗)に、なぜ自分がMERに選ばれたのか相談していました。すると喜多見が直接比奈を指名していたことが分かります。まだ比奈はMERで頑張りきっていないと、高輪から背中を押されるのでした。 後日ネットニュースで比奈が医療ミスをしたと報道され、医療安全委員会が開かれることに。そこで高輪は比奈ではなく、研修医に思い責任を背負わせすぎている喜多見の責任を問い始めます

結果、今後は比奈はあくまでもサポートに徹すると決められました。 報道は久我山がネット記事を仕組んでいたものでした。久我山は改めて出世に意欲を湧かせています。 委員会の直後、神社で爆発事故が発生しました。 MERは現場に急行し、大量の患者のトリアージを喜多見と音羽が行います。比奈は後方支援に徹していました。 そんな時櫓が倒れ、喜多見は比奈にもトリアージを指示。比奈は「研修医の私には無理です。またミスしてしまうかもしれません」と訴えますが、音羽から「言い訳はやめろ!お前は医者だろ!」と怒鳴られ目を冷まします。 一方司令室では、久我山がその様子を見ていました。久我山は比奈の行動を問題視しますが、そこに赤塚(石田ゆり子)が現れ、比奈の医療行為を許可したのです。 やがて比奈は、1人の女性の臓器の損傷に気づきます。すぐに手術が必要な中、喜多見も音羽も手が離せません。喜多見は比奈に、手術するよう指示しました。 比奈は夏梅(菜々緒)たちのサポートで、まずはなんとか腸間膜の血流を遮断。しかし出血は止まらず、血圧は下がる一方です。 他の出血箇所を探しますが、よく見えないなかで比奈は「左脾臓だと思う」と判断し電気メスを握ります。 そこに喜多見と音羽が現れ、あっという間に正確な出血箇所を見つけ手術は成功。またしても死者はゼロです。 比奈はまたミスをするところだったと落ち込むも、喜多見は途中まで比奈が対応したから救えた、ありがとうと伝えたのでした。 その日の夜、喜多見は比奈に採用理由を語ります。履歴書のシンプルな志望動機「人の命を救いたいから」という部分に惹かれたのでした。比奈は女子高生にもらった感謝の色紙をロッカーに張り、前を向いて歩き出すのでした。 そんな中音羽は高輪の元へ。高輪が喜多見の元妻だと調べ上げ、喜多見の履歴書にある2020年の空白について聞き出そうとしていました。しかし高輪は「5年も前に別れました。彼のことは何も知りません」と告げ立ち去ります。

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医療従事者に重要なのは、何よりもまず「人を救いたい」という強い思いだったんですね

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第3話のあらすじネタバレ・感想

立てこもり事件発生!看護師ママが人質に!?

MERの看護師・夏梅(菜々緒)は今日も娘を保育園に送り、お迎えの約束をします。そのあと先生に呼ばれ、娘をなるべく来させないでほしいと話をされました。夏梅は他の保護者たちからの医療従事者差別を痛感します。 その日の昼ごろ、荒川区の飲食店で立てこもり事件が発生。拳銃で撃たれた負傷者も10数名いる様子で、MERは現場に急行します。 喜多見(鈴木亮平)はSITの制止を振り切り、患者たちのトリアージを始めます。SIT係長の新井(山田純大)は喜多見を叱りつつも、盾で喜多見を守りました。喜多見は立てこもり犯・品川(川島潤哉)の元妻・香織(森脇英理子)を重傷と判断し、急いでERカーで手術を始めます。 品川はその間も銃を乱発し、香織を求めて娘の日葵(加藤柚凪)を人質にとっていました。意識を取り戻した香織は日葵が重度のⅠ型糖尿病で、早くブドウ糖を投与しないと命が危ないと訴えます。

喜多見は香織も早く病院に搬送しないと危険と判断し、その様子を見ていた夏梅は「娘さんを必ず助けますから」と伝えたのでした。 喜多見は日葵の処置のために、自分を行かせてほしいと告げます。交渉すると、品川は「女だ、看護師1人だ」と言い夏梅は自分が行くと名乗り出ます。 警察は自分たちのメンツを気にして、一般人を行かせることに猛反対。ですがそれを見ていた赤塚(石田ゆり子)が喜多見の指示に従うよう警察に掛け合います。ついには新井も夏梅が行くしかないと判断。 救出のチャンスになった時はマイクを1回、命の危険が迫ったら2回マイクを叩く約束で、夏梅は日葵の元に向かったのです。 品川に脅されながら日葵の処置をした夏梅ですが、なかなか回復しません。すると品川が日葵にアーモンド入りのチョコを食べさせていたことが分かり、日葵はアナフィラキシーショックを起こしていると気付きます。 窓から夏梅は日葵の状況を伝え、アドレナリンを持ってくるよう懇願。すると香織の部屋に薬があると新井が伝え、品川に薬を探させました。その隙に夏梅がマイクを1回ぶつけ、SITが突入。日葵は無事救出できましたが、SITの中野(濱正悟)が夏梅をかばい鎖骨を撃たれてしまったのです。 品川は夏梅に「戻ってこい!」と指示。その間喜多見は日葵を処置し、何とか日葵を助けることに成功しました。仕方なく夏梅はまた人質になりますが、喜多見は次に中野を救おうとします。 警察上層部はまた反対しますが、赤塚が「喜多見を信じてほしい、 警察官は死んでもいいのですか?」と訴え、MERとSITが合同で中野を救いに向かうことに。 ERカーは防弾ではありませんが、SITに守られながら喜多見たちは中野を助け手術を始めます。その間も品川はERカーに発砲を続けますが、SIT隊員が守り抜きました。 するとマイクの音が2回聞こえたので、SITは中に突入。夏梅は無事に助け出されましたが、腹部を撃たれていた品川が重傷を負っており、夏梅は中で品川の処置をしていたのでした。 死者はゼロで事件は無事解決。SITのメンバーは夏梅やMERメンバーに敬礼し、夏梅や喜多見も敬礼を返しました。 夏梅は保育園に娘を迎えに行き、テレビで夏梅の活躍を見ていた娘も夏梅に抱きつきます。娘は「ナイチンゲール」の本を借りており、夏梅は「内緒だよ、絵本に憧れてMERに入ったなんて言ったら恥ずかしいから」と娘に伝えたのでした。

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戦うお母さんの菜々緒かっこよすぎて泣きました……ナイチンゲールが原点だったんですね

第4話のあらすじネタバレ・感想

トンネル崩落事故に移植心臓が!命のバトンをつなげ

喜多見(鈴木亮平)は妹の涼香(佐藤栞里)に呼ばれてレストランに来ました。するとそこには高輪(仲里依紗)もいて、2人は涼香に騙されたと帰ろうとします。 そのとき高輪の患者・汐里(福室莉音)の移植する心臓が見つかったと連絡が入り、喜多見が運転し2人は急いで病院に向かいました。 稲城市のトンネルで崩落事故が発生し、MERが出動します。 順調に移植の準備をする中、なんとトンネルの事故に移植する心臓が巻き込まれてしまったことが判明します。心臓を運んでいた医師・希望(高橋ユウ)は車の中でトンネル崩落に遭い、喜多見たちは最初希望を見つけることができませんでした。 しかし喜多見は事故で助けた人の中に移植ネットワークの職員がいるのを発見。汐里の心臓がトンネルの中にあることが分かり、喜多見や千住(要潤)はトンネルに向かおうとします。 その頃高輪は移植の準備を進めていて、心臓が届かないことに気付きます。人工心肺の時間ギリギリまで待つことにしますが、汐里の体には負担がかかっていました。

一方駒場(橋本さとし)は二次災害のリスクが高いと、トンネルに入ることを反対します。しかし希望と連絡がつき、心臓を届けてほしいという願いを聞いた千住は、「助けを待っている人がいるなら行きます」と宣言。 喜多見も「駒場さんでも行きますよね?行かなかったら一生後悔します」と言い、「行け。命を救ってこい」と駒場は許可を出しました。 喜多見はまず心臓を確保し、音羽(賀来賢人)に託します。心臓を確認後、比奈(中条あやみ)と徳丸(佐野勇斗)がバイクで病院に向かいました。 音羽は高輪に心臓を運んだと連絡しますが、既に高輪は心臓を閉じようとしていました。音羽は「今度はあんたがつなぐ番だろ!」と叫び、喜多見も無線で「大丈夫。千晶ならやれる!」と声をかけます。 高輪はリスク承知で移植を続けることを決意。そして喜多見と夏梅(菜々緒)は希望を救います。無事瓦礫の中から希望を助け出したものの、希望の心臓は止まり、移植をした汐里の心臓もなかなか動き出しません。 高輪は汐里の心臓、喜多見は希望の心臓が動くことを願い必死に声をかけます。やがて双方の心臓は動きだし、無事このトンネル崩落事故は死者ゼロで救うことができました。 その後、高輪はMERの部屋を訪ね、寝ている喜多見の手にグータッチをします。するとMERメンバーがやってきて、しかも音羽がずっとロフトにいたことが分かり、高輪は見られてしまったと焦ります。 しかし高輪やメンバーが去ると、音羽はさりげなく喜多見にグーを向けたのでした。

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さすが喜多見チーフの元妻・高輪先生たくましい!何があったのかわかりませんが、復縁してほしいですね……

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第5話のあらすじネタバレ・感想

エレベーターで妊婦が急変!医者と官僚 音羽はどっちを選ぶ?

音羽(賀来賢人)は官僚と医者という立場に挟まれ、改めて上司の久我山(鶴見辰吾)や厚生労働大臣の白金(渡辺真起子)からMERを潰すよう指示をされます。 そんな時、病院に保育士として来ていた涼香(佐藤栞里)は、たまたま体調の悪そうな妊婦・彩乃(河井青葉)を発見。車椅子に乗せ、エレベーターに乗り込もうとします。 その時エレベーターに乗っていたのは、音羽と大物政治家の天沼(桂文珍)。天沼はマスコミからの雲隠れのために仮病で入院をしていていたのです。 音羽は天沼が乗っているということで、涼香たちが乗るのを拒否します。しかし涼香は「空いてますよね?」と無理やり乗り込みました。音羽は以前見た写真から、一瞬で涼香が喜多見(鈴木亮平)の妹であることを見抜きます。 そのとき突然、エレベーターが急停止。しかも妊婦の彩乃の容態がすぐれません。

音羽は喜多見が涼香が乗っているということでMERを出動させ、喜多見を「身内を優先した」と追及しMERを潰そうと思いつきます。病院内の事故ということで出動は見送られるかと思いましたが、赤塚(石田ゆり子)は出動を許可。喜多見たちはすぐにエレベーターに向かいました。 その時、地下で火災が発生しエレベーターに煙が充満します。全員が苦しむ中、天沼は自分の立場を主張し自分を先に救出しろと命じます。MERにも天沼を優先するよう指示が入りますが、彩乃の容体が急変。 先に千住(要潤)がエレベーターの上から酸素や彩乃と天沼のカルテ、さらにMERとのイヤホンマイクを届けました。彩乃は明日帝王切開を予定していましたが、ついに破水。 しかもへその緒が先に出て来てしまい赤ちゃんに血液が行かないため10分以内に亡くなってしまうかもしれない、臍帯脱出というという危険な状態に陥ったのです。 涼香は手話を使い、喜多見に臍帯脱出のことを伝えます。喜多見はすぐに自分がエレベーターに入り、そこで帝王切開をすると言い出しました。しかし白金は喜多見の診断は不確かだと言い、まだ天沼を優先するよう言います。 音羽は赤ちゃんが仮死状態になっていると診断。喜多見は音羽に「どっちを優先すべきですか?あなたは医者ですよね?」と判断を仰ぎます。音羽はついに、天沼を後回しにし彩乃のオペが先だと判断をしたのです。 音羽は手術を開始。涼香は自分の酸素マスクを代わりに音羽につけますが、涼香は意識を失ってしまいます。音羽も意識が混濁してきたそのとき、喜多見がエレベーターの上から現れました。 すぐに酸素マスクを音羽につけ、手術を再開。喜多見はあえて天沼も手術に巻き込み、酸素マスクを自分に当てるようお願いしました。こうして赤ちゃんは無事生まれましたが、なかなか泣き出しません。 音羽が「何とか頑張ってくれ……」と願った瞬間、エレベーターの扉が開きMERのメンバーが現れたのです。心臓マッサージの甲斐あって何とか赤ちゃんの心臓も動き、母子ともに助けることができました。 その様子を見た赤塚は「あとは私の仕事」と言い、会見を開きます。そこで、天沼が妊婦の治療を優先させたヒーローだと伝え、音羽は無事首を繋ぐことができました。天沼はしばらくMERの妨害を控えるよう指示します。 音羽は彩乃に天沼の暴言に対する口止め料を持っていきました。しかし彩乃は命を救ってくれたと、お金は受け取らず音羽に感謝を伝えます。 それを聞いて音羽は、かつて母がお金がないせいで治療を受けられず亡くなった過去を明かしました。そして「誰もが希望を持って生きられる国にしていきます」と彩乃に伝え、生まれたばかりの赤ちゃんを見て涙を流します。 その後、1人手術の練習に打ち込む音羽。それを見た喜多見は「やっぱり根っからの医者ですね」と語りかけます。「私は官僚です。あなたと一緒にされては困ります」と音羽は反論したのでした。

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音羽医系技官かっこよすぎてキュンな回でした!早く白金大臣との縁切れてくれ!

第6話のあらすじネタバレ・感想

小学生が遭難!?冬木の息子をスズメバチから救え!

助けてくれたお礼にと、涼香(佐藤栞里)はMERに手作りのフィナンシェを差し入れします。音羽(賀来賢人)にも渡した涼香ですが、「お気持ちだけ受け取っておきます」と断られてしまいました。 MERの活躍に白金(渡辺真起子)が腹を立てている中、MERに小学生18人が山中で突如として失踪したという連絡が入ります。 急いで現場に向かった喜多見(鈴木亮平)たちは、子供たちがバラバラに分かれていることから、MERもバラバラになって山の中に捜索に向かうことにしました。 音羽とミン(フォンチー)、比奈(中条あやみ)と夏梅(菜々緒)と徳丸(佐野勇斗)、喜多見と冬木(小手伸也)の3グループに分かれることになりますが、音羽は危険だと反対。「MERは喜多見がいるから成り立っている、バラバラになったら終わる」と言った白金を思い出したのです。 しかしチームメンバーを信じる喜多見の意見や冬木の意見もあり、別行動を開始することに。 比奈たちのチームは右緊張性気胸の児童を発見し、比奈はその場でオペをします。喜多見のチームは児童11名を発見し、熱中症と脱水の児童たちの対応をしていました。しかし途中で点滴が足りなくなりピンチに。

物資不足で何もできなくなるかと思われたそのとき、上空からドローンで点滴が運ばれてきました。徳丸が機転を利かせて運んでくれたのです。喜多見は徳丸に感謝をします。 一方音羽たちも児童を助けていましたが、奥から声が聞こえたことでミンがその場を飛び出してしまいました。そしてミンと音羽はスズメバチに遭遇。ミンも刺されてしまい、レスキューに救出されます。 児童が山道を外れたのはスズメバチが原因だと分かり、まだ発見されていない児童5人にこれまでハチに刺された経歴がないかが調べられました。 するとそこに、冬木の息子の壮太(潤浩)が含まれていることが分かりました。冬木は壮太に自分がMERの副チーフだと嘘をついたことを打ち明けます。 実は冬木は1年前から家族と別居状態で、壮太ともたまにしか会えていませんでした。見栄を張ってしまったと喜多見に話します。 しかも冬木と壮太は過去にハチに刺されており、次に刺された場合は重篤率が格段に上がる蜂毒アレルギーです。冬木は壮太に再びハチに刺されたら、「毒を絞り出すこと、水で洗うこと」を教えていました。 そこでMERは水辺を周辺に残る児童を捜索し、壮太以外の4人は無事見つかり保護されました。しかし壮太は骨折した友人のために添え木を探しに行っており行方不明。 しかし冬木が必死に探し、倒れている壮太を発見したのです。 そこにまたしてもスズメバチが襲来し、冬木が刺されその場で意識を失ってしまいます。そこに喜多見がやってきて、冬木に薬を打って壮太をERカーへ。 喜多見が1人で壮太の手術を行おうとした時、冬木も痛みを抱えながら手術室にやってきました。「オペ室の患者さんを守るのは麻酔科医の仕事です」と言い、さらに音羽たちも戻ってきて皆で手術をします。 壮太は一命を取り留め、冬木の機転で心タンポナーデにも気付き、喜多見は冬木に感謝。「これからもよろしくお願いしますね。副チーフ」と声をかけました。 今回も死者0に赤塚(石田ゆり子)も喜びますが、胸の痛みを感じていました。 一方白金はMERのミスを待つのではなく、喜多見の空白の1年を徹底的に探ることに決めました。ERカーを洗う喜多見を、黒い車が見張るようになります。 音羽は涼香にあとから「おいしかったです」とフィナンシェのお礼を伝えます。そして黒い車を発見した音羽は、久我山(鶴見辰吾)に問い詰めますが、久我山の記者ではないとのこと。音羽は「誰に監視されてるんです?喜多見チーフ」と呟いたのでした。

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冬木の家族が抱えていた事情と、息子を助けたい父親の思いに感涙必須でした……

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MERのメンバーと白金大臣との間でどんどん板挟みになる音羽が苦しそうすぎて見てられない

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第7話のあらすじネタバレ・感想

テロ事件発生!喜多見の過去に繋がり始める新章開幕

MERにある清掃会社から、外国人労働者が吐き気とめまいを訴えていると連絡が入ります。最初は集団食中毒かと思われたのですが、なぜか現場には大量の警察官が。 その時白金(渡辺真起子)と会っていた音羽(賀来賢人)は、白金から重要案件と聞かされて現場に向かいます。喜多見(鈴木亮平)たちはすぐに外国人の治療を始めますが、そこに現れたのは公安刑事の月島(稲森いずみ)でした。 月島はなぜか喜多見の名前を知っていて、外国人たちの身柄を拘束し始めます。実はこの騒動、世界的なテロ組織・LP9が政府にある要求を突き付けていていました。 総理が不在のため、幹事長の天沼(桂文珍)が指揮を執ることなりますが、責任を取りたくない天沼は都知事の赤塚(石田ゆり子)を呼び寄せます。 その頃喜多見は患者を渡すよう月島に訴えますが、許可できないと一点張り。重ねて爆発事故も起きてしまい、多数のけが人が出てしまったのです。

喜多見は紛争地域で働いた経験から、この爆発はTNT火薬を使ったものだと断定。さらに救われた外国人労働者は、地下に16人不法就労で働いている外国人がまだ閉じ込められていると訴えたのです。 MERは月島たちの命令を無視して16人を助けに向かいますが、赤塚の責任でMERとレスキュー隊に救出命令が出ました。しかし警察官は相変わらず傍観を続けようとします。 ミン(フォンチー)はたまらず「本当は日本人、優しいって知ってるから!」と叫びはじめ、その言葉に警察官も負傷者を助けるために動き出しました。 喜多見たちは16人を救おうと中に入ります。外国人労働者たちは捕まることを恐れ、物陰に隠れていました。犯行予告であと数分で爆発が起きると言われ、急いで救出をします。 そして最後の1人を見つけ、救出を終えかけるところで爆破予告まであと10秒。そのまま走って外に出ますが、結局爆発は起きず全員無事でした。マスクを外してしまっていた喜多見も、有毒ガスの濃度が薄くなっていたことからなんともありません。 無事事件は解決したように見えましたが、月島は身代金目的ならもっとお金持ちを狙うはずであるため目的は他にあると推測します。 調べると、日本理科大学の清掃を担当していた外国人労働者1人の指の腹が切られていたことが分かります。この労働者は以前、テロリストから日本理科大の薬品庫にある有機リン系化合物を盗む取引を持ちかけられ、断っていました。 月島は急いで日本理科大に向かい、この事件が有機リン化合物を盗むためのものだったことを突き止めたのです。 さらに月島は、喜多見とエリオット椿(城田優)という男の接触を確認。椿は救急隊員になりすまし、喜多見に近づいていました。その頃椿は、「約束は果たしますよ、喜多見先生」というメールを喜多見に送信してきていました。

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外国人労働者を切り捨てようとする警察へのミンさんの訴え、心を打たれました

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黒幕(?)城田優登場でいよいよ盛り上がってきましたね!!

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第8話のあらすじネタバレ・感想

待っているだけじゃ救えない命!喜多見の空白の1年が明らかに

喜多見(鈴木亮平)の元に、公安の高松(馬場徹)が突然やってきます。駐車場で待っていたのは月島(稲森いずみ)で、月島は世界的なテロ組織「LP9」の椿(城田優)との関係を聞き出そうとしました。 「お前は椿の仲間だな?」という月島に、喜多見は「僕は医者ですから」ときっぱり否定。そんな時、八王子の病院で停電により全ての医療機器が停止するという出動要請が入ったのです。 早速MERが出動する時、車内で音羽(賀来賢人)が喜多見の空白の1年を追及。「テロ組織に加担していたのでは?」と唐突に聞いてきたのです。 しかし喜多見は赤塚(石田ゆり子)からの指示で、MERに正式な認可が下りるまではこのことは話さないと決めていました。はっきり答えなかった喜多見に対し、音羽は「そんな人に命を預けることはできない」と、今後命令に従わない事を告げたのです。 病院では非常用電源も切れ、大パニックになっていました。ひとまずERカーのバッテリーで電力を供給しますが、それも時間の問題で電力がなくなってしまう状態です。

レスキュー隊も病院に向かっていましたが、新たな土砂崩れで発電機が運べない事態が発生。ERカーの電源も残り10分。喜多見は駒場(橋本さとし)の指示を無視して、屋外にある発電機の復旧を始めました。 喜多見は修理をしながら、メンバーだけの無線で空白の1年を語り始めます。海外でテロリストの椿が病院に来て治療をした際、「椿はここにいない」と嘘をつきました。 それは患者を思っての行動でしたが、テロリストの仲間だと疑われ逮捕。家族や赤塚の助けで1年で出所し、MERに来たことを語ったのです。 すると電力が復旧。喜多見に感謝をしたものの、喜多見と連絡が取れなくなってしまいます。音羽たちも駒場の命令を無視し、「待ってるだけじゃ救えない命があります」と喜多見の元へ。喜多見は感電し、心停止で倒れていました。音羽たちは必死に蘇生し、何とか喜多見も息を吹き返したのです。 涼香(佐藤栞里)は音羽に、「兄のことは事実だから上に報告していい」と伝えます。涼香はそれでも音羽の味方になると伝えました。 音羽は白金(渡辺真起子)に、喜多見は空白の1年にデング熱にかかっていたと嘘の報告をします。そして音羽やMERのメンバーは、喜多見の代わりにERカーを洗車。 喜多見も加わり、いつものMERに戻ったのでした。その頃高輪(仲里依紗)は、赤塚と喜多見の件を話します。すると赤塚は突然、倒れてしまったのです。

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喜多見先生の過去がMERの皆に受け入れられて本当によかった

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最後スポンジを投げつける音羽先生のツンデレっぷりツボでした!

第9話のあらすじネタバレ・感想

外国大使館で事故発生!国際問題も覚悟の救出劇

パルナ共和国大使館の駐車場で二酸化炭素中毒事故が発生し、MERは早速出動します。しかし大使館には「各国の領土であり、許可なく立ち入れない」というルールがあり、中に入れません。 一方倒れてしまった赤塚(石田ゆり子)は、心臓の病気で余命3カ月を告げられるほど病状は悪化。主治医の高輪(仲里依紗)も手の施しようがなく、赤塚は病状を駒場(橋本さとし)には伝えていました。 MERの最終審査会はもうすぐで、白金(渡辺真起子)はこのままだと認可しないと推測。そのため久我山(鶴見慎吾)は音羽(賀来賢人)に白金を裏切る作戦を指示します。 それは天沼(桂文珍)の不正の証拠のコピーを奪い、それを天沼に見せて白金を失脚させるというものでした。 その頃MERは入口で立ち往生していました。するとベッドの上から赤塚が、「命を最優先に」と許可を出します。 MERとレスキュー隊は3名を救出するも、千住(要潤)は奥で倒れている男性を発見。 喜多見(鈴木亮平)は音羽にオペを任せ、千住の元に向かいます。しかしそのとき火災が発生し、火災報知器が作動して二酸化炭素がさらに放出され、駐車場のシャッターも閉まってしまうのです。 二酸化炭素濃度が上がり続ける空間に閉じ込められた喜多見と千住は、急遽車の中に避難し男性の処置を開始。MERのメンバーは中に入れてもらえず、大使館職員も「大使の許可がないともう中には入れられない」と告げたのです。

指示を出す駒場の元に、なんと白金がやってきます。白金は許可なく中に入るのは言語道断だと言い、指揮権を握りました。喜多見と千住は車内の二酸化炭素濃度が上がり、大ピンチに。 千住は自分が車を降りてシャッターの電源を切り、シャッターをこじあけている隙に喜多見と患者を逃がすと作戦を提案。外の二酸化炭素濃度は20%を越えていて、吸ったら命を失う危険な状況です。 しかし千住は方法はそれしかないと、2人はグータッチをして作戦を決行しました。 赤塚は苦しみながら、「今回の件は全て駒場の指示に従うように」と改めて命令を出します。駒場は白金に「本物のレスキューは自分の命を犠牲にしてでも誰かを助ける覚悟を持っています!」と断言。 駒場はMERとレスキュー隊に突入の指示を出し、まず出てきた喜多見と患者を救出。しかし千住はシャッターに挟まれ、意識を失ってしまいました。 喜多見は「あなたがいないと俺達は困るんですよ!」と必死に心臓マッサージをし、千住はなんとか意識を回復。「お帰りなさい!」と言い、千住は「この借りは必ず返す」と喜多見に伝えました。 最後に救出した患者は、実は大使館の大使でした。もし救わなければそれこそ国際問題になり、駒場はその男性が大使ではないかと推測していたのです。 そして音羽は、久我山の指示で白金の部屋へ。コピーを探していると、なんと白金と久我山が現れました。久我山は音羽を罠にはめ、なんとか喜多見の空白の1年の真実を聞き出そうとします。 しかし音羽は真実を語らず、久我山は今度は涼香(佐藤栞里)に近づきました。喜多見の空白の1年のことを話せば音羽はクビにならずに済むと脅し、その後喜多見の逮捕歴がニュースで報道されます。 その頃椿(城田優)は、「楽しみですね」と動き出していたのでした。

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千住隊長のレスキュー魂に涙が止まらない!かっこよすぎる

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音羽先生と涼香のいい雰囲気を利用しようとするなんて!!

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第10話のあらすじネタバレ・感想

ついに死者が……!衝撃のラストと椿の狙いは一体何!?

喜多見(鈴木亮平)がテロ組織との関与を疑われ、MERは出動禁止を命じられます。 音羽(賀来賢人)は久我山(鶴見慎吾)に対し、喜多見の過去を涼香(佐藤栞里)から聞いたのではなく、自分(音羽)から聞いたことにしてほしいと頼みました。そして涼香にも、手柄を取らないで欲しいとわざと悪役を演じたのです。 そんな時、医科大で爆発事件が発生し喜多見と音羽だけが出動。すると椿(城田優)から連絡が入り、「喜多見たちのいる教室から誰かが出たら再び爆発させる、中には内通者がいる」と言います。 しかし公安の南(三浦誠己)は、喜多見に送られたメールから喜多見が内通者だと判断。中に閉じ込められた医大生たちも、連日の報道で喜多見をテロ組織の仲間だと怪しんだのです。

しかし喜多見はそんな中でも負傷者を助け、「俺達は応援をされるためにやってるわけじゃない。けれど命を救うことには手を貸してほしい」と学生に訴えます。 椿は警察に、天沼(桂文珍)に裏金を渡したことを示す文書を内閣府のホームページで公表することを要求。17時までに公表されなければ再び爆発すると脅しました。喜多見と音羽は必死に負傷者を助け、17時が近づき脱出しようとします。 学生の中に内通者がいると感じますが、「未来の医者たちを信じる」と喜多見は動こうとしました。学生たちも徐々に喜多見の情熱を感じ、喜多見をテロ組織の仲間とは思えずSNSに投稿。すると怪我をしていた大杉(大幡しえり)という学生が、自分が内通者だと白状したのです。 大杉は喜多見に「必ず助ける」と言われ心が動いたのです。バイトができず仕送りもなく大学を退学しようと思ったとき、SNSで椿と知り合い内通者となった大杉。涙を流しながら喜多見に真実を話し、喜多見は南に非常口の扉を開けるよう頼みます。 南はまだ喜多見を疑っていましたが、学生たちのSNSを見て非常口を開けました。そしてそこにはMERのメンバーも待機していて、急変した大杉を救ったのです。 今回も死者ゼロで終わったと思ったのですが、涼香が喜多見を心配し医大にやってきます。2人は「お兄ちゃん、音羽先生なら賛成だから」「何言ってるの!」と会話をしていた時、喜多見は涼香の鞄にある水筒が入っていることに気が付きました。 喜多見は立ち去る涼香に「その水筒どうした!」と訪ね、「お兄ちゃんの知り合いから預かったの。昔貸してもらったから渡したいって」と言いました。その知り合いとは椿で、喜多見は「その水筒を投げて逃げろ!」と叫びます。 すると水筒は爆発し、涼香と喜多見は負傷。ERカーで涼香をすぐに処置しますが、涼香はそのまま亡くなってしまったのです。 椿は無線で、「喜多見先生、私を助けたこと必ず後悔させますって。約束は守りましたよ」と喜多見に伝えます。椿は理想を語っていた喜多見に、世の中は不条理だということを教えたかったと言いました。こうして初めて、死者が1名出てしまったのでした。

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椿が非情すぎる!

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まさか涼香が死んじゃうなんて。

第11話(最終回)のあらすじネタバレ・感想

感動の最終回!涼香の死を乗り越え……MERは本当に解散してしまうのか!

喜多見(鈴木亮平)は涼香(佐藤栞里)の葬儀の後、倒れて入院してしまいます。すっかりやる気をなくした喜多見は、「MERを解散すべき」と言い始めました。その間もMERに出動要請は出ましたが、音羽(賀来賢人)は出動できないと断ります。 その頃椿(城田優)は東京中で爆破テロを起こしていて、多数の被害が出ていました。喜多見が家に戻ると、そこには月島(稲森いずみ)と南(三浦誠己)の姿が……。月島は「現場へ出ろ。お前が動いて椿を捕らえるために協力しろ」と言うも、「もう出ません」と喜多見はきっぱり断ったのです。 その頃赤塚(石田ゆり子)は生死の境を彷徨い、心筋組織移植の許可を申請していました。音羽や白金(渡辺真起子)は相変わらず天沼(桂文珍)に従い、MERの最終審査会で喜多見と椿の関係性を証言することに。

迎えた最終審査会当日、MERに子供たちから絵が届けられます。そこに涼香からMERへの手紙も入っていて、「子供たちも私も、誰かのために頑張るMERのみんなが大好きです」と書かれていました。するとまたMER出動要請が入り、比奈(中条あやみ)は出動を決断。現場に向かったのです。 審査会では音羽は喜多見が椿を助けたことで、今回のテロが起こったと非難。しかし音羽はMERの必要性を訴え、ついに反論します。ですが多数決でMERの解散が決定し、音羽は出世の道を絶たれ急いでMERの元に向かいました。 MERの現場では、圧倒的に人手が足りません。天沼の指示で厚労省職員がERカーの使用を禁じ、MERは何もできなくなりました。すると白金が急に「命を最優先します」とMERの許可を出し、厚労省職員、レスキューなどが一丸となって命を救い始めます。 白金は天沼の不正を公表し、久我山(鶴見慎吾)に赤塚の手術の許可を取れるよう頼みました。その頃喜多見は自宅にいて、高輪(仲里依紗)が「ひとりでは無理かもしれない。でもあなたには支えてくれる仲間がいるでしょう!」とイヤホンを届けます。 イヤホンからはMERメンバーの頑張る声が聞こえてきて、喜多見の心が揺れます。音羽は爆発現場に取り残された人を助けていましたが、充満したガスで気を失いかけてしまいました。そんな音羽を助けたのは喜多見だったのです。 喜多見は本来の自分を取り戻し、一丸となって助けます。その時、椿から「今から神経ガスを使って大物政治家と同時に罪なき多くの人々を殺害します」と殺害予告が……。椿がMERの部屋で爆弾のタイマーを押した瞬間、月島たちが椿を取り押さえます。 そして、撃たれた椿を戻ってきた喜多見はなんと椿を治療し始めたのです。「涼香を殺害した犯人を助けるなんて……」とMERメンバーは声に出しますが、結局喜多見たちは椿を救い、喜多見は「命を救えて良かった」と告げたのです。 2ヶ月後、MER正式発足式典で赤塚は元気に出席。音羽はMER統括官に任命され、最高のチームが誕生しました。しかし式典中に出動要請が入り、MERは現場に向かうのでした。

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MER解散されなくてよかった!

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喜多見先生優しすぎる!

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キャスト一覧

喜多見幸太演:鈴木亮平
・MERチーフドクター
・驚異的な判断能力とスピード処置
音羽尚演:賀来賢人
・医系技官(官僚)
・冷静な野心家
弦巻比奈演:中条あやみ
・研修医
・循環器外科と兼務
蔵前夏梅演:菜々緒
・MER看護師
・シングルマザー
徳丸元一演:佐野勇斗
・MER臨床工学技士・救命士
・医療機器オタク
冬木治郎演:小手伸也
・MER麻酔科医
・チームのパパ
ホアン・ラン・ミン演:フォンチー
・MER看護師
・日本大好きなベトナム人

喜多見幸太役/鈴木亮平

本作の主人公・喜多見幸太は患者が搬入されるのを待っているのではなく、自ら事故や災害の現場にいち早く駆けつけ、命を救う救急救命チーム「TOKYO MER」のチーフ・ドクターです。喜多見は命がけで危険な現場に飛び込み、患者を救おうとする情熱の持ち主。 そんな喜多見を演じるのは、俳優の鈴木亮平です。彼は大河ドラマ『西郷どん』(2018年)や『テセウスの船』(2020年)、『レンアイ漫画家』(2021年)をはじめ、映画『俺物語!!』(2015年)、『ひとよ』(2019年)など数多くの作品で活躍してきました。 鈴木亮平がTBS日曜劇場で主演を務めるのは、今回が初めて。本作について彼は「“日曜劇場”らしく、熱く、スケールの大きなドラマをお届けしたいと思いますので、楽しみにしてください。」と意気込みを語っています。

「TOKYO MER」に込められたメッセージ

主演の鈴木亮平は、「この作品が、今の大変な状況の中で働く医療従事者の方々へのエールになればうれしいですし、一つ一つの命の大切さを改めて伝えていけるようなドラマにできればと思っています。」と語っています。 コロナ禍で、医療従事者への負担が大きくなっている昨今。本作では、そんな彼らや彼らを支える周囲の人々を描きます。 脚本の黒岩勉は「自分の周りにいる人たちに感謝したくなる。ささくれ立っていた気持ちがちょっとだけ優しくなる。そんなテレビ番組になれれば最高に幸せです。」とコメントしています。

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「TOKYO MER」の脚本・演出は?

本作の脚本を務めるのは、ドラマ『グランメゾン東京』(2019年)や『危険なビーナス』(2020年)などの黒岩勉。彼によれば本作は、「とても真剣な医療モノなのですが、とことん痛快な“アクションエンターテインメント”を目指して書かせていただいています。」とのこと。 演出は『新参者』(2010年)や『ノーサイド・ゲーム』(2019年)の平野俊一と、『重版出来!』(2016年)、『テセウスの船』(2020年)などを手掛けてきた松木彩のヒットメーカー2人が担当します。 「以前、救急医療やレスキューの現場を拝見する機会があり、見ず知らずの他人のためにこんなにも危険を顧みず人生を懸けている人たちがいるのかと大変衝撃を受けました」と語る松木。 彼は「真夏の日曜夜にスカッと前向きになれる作品をお届けしたいと思いますので、どうぞご期待ください。」とコメントしています。

ドラマ「TOKYO MER」ネタバレあらすじは最終回まで!

鈴木亮平がTBS日曜劇場で初主演を務める『TOKYO MER~走る緊急救命室~』。数々のヒット作を手掛けてきたスタッフが集結し、アクションエンターテインメントと医療ものが融合した迫力満点のドラマです。 あらすじをネタバレありで最終回まで更新しているので、ぜひチェックしてみてください。