2023年8月31日更新

ドラマ『ナイト・ドクター』のあらすじネタバレを最終回まで!5人の医師の結末は?

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『ナイト・ドクター』
(C)フジテレビジョン

「コード・ブルー」シリーズをはじめ、数々の名作医療ドラマを生み出したフジテレビが選んだ新たなテーマは、医療界の働き方改革!年齢も性格も価値観も異なる医師たちが、昼はそれぞれの人生に、夜は命に向き合っていく姿を描く青春群像劇です。 この記事では、ドラマ『ナイト・ドクター』の全話あらすじを紹介していきます! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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【ネタバレなし】『ナイト・ドクター』のあらすじ

朝倉美月 (波瑠) 主人公の新人医師。
成瀬暁人 (田中圭) 美月の先輩医師。
深澤新 (岸優太) 研修医あがりの元内科医。
桜庭瞬 (北村匠海) 研修医あがりの新人医師。
高岡幸保 (岡崎紗絵) 美月の同僚医師。

柏桜会あさひ海浜病院では、“365日24時間、どんな患者も断らない医療”救急医療の立て直しを両立すべく、夜間救急専門「ナイト・ドクター」を設立。 病院医師の当直を全面廃止し、専門チームによる「昼夜完全交代制」を試験的に導入します。これは医師の過重労働を解消しつつ、“夜の病院も守る”というもの。重要な使命のもとに、強い志で参加した者、それとは反対に本意ではない者など、5人の医師たちが集められました。 友だちでも家族でもなく、ただの職場の同僚ともいえない。そんな彼らが時に信念をぶつけ、時に励まし合いながら、強い絆を育んでいきます。 医師として、人として成長していく5人は、崩壊寸前の救急医療を救う光となるのでしょうか?

第1話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

柏桜会あさひ海浜病院では、働き方改革の一環として夜勤専門のチーム「ナイト・ドクター」が新設されます。 メンバーとして集められたのは、朝倉美月(波瑠)、成瀬暁人(田中圭)、深澤新(岸優太)、桜庭瞬(北村匠海)、高岡幸保(岡崎紗絵)の5人。彼らの指導医は、ニューヨーク帰りだという本郷亨(沢村一樹)です。 初出勤の日、深澤は美月の姿を見て驚きます。というのも2人は以前、街でホームレスが倒れた現場に居合わせたことがあったからです。しかもそのとき何もできなかった深澤は、美月に厳しい言葉を浴びせられていました。 5人がお互いについてよく知る間もなく、電話が鳴ります。工事現場の崩落事故が発生し、重傷者が3名いるとのことで、本郷は全員受け入れるよう指示。早速、処置を始めることになりました。

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ネタバレ

慣れない現場に、おろおろするばかりの深澤と桜庭。経験豊富な成瀬はてきぱきと動き、美月と幸保も負けじとついていきます。 するとそこに再び連絡が入り、新たな重症者が運ばれてきます。その男性患者は、運び込まれてくるのが遅れたため、「クラッシュ症候群」を起こし危険な状態にありました。 美月は彼の命を救うため、本郷の指示に従って足の切断をすることを決意します。しかし必死の処置により一度は持ち直したにもかかわらず、彼は翌日命を落としてしまいました。 この出来事がきっかけで、深澤は救命医としてやっていく自信がなくなります。そもそも彼は内科医で、ナイト・ドクターにも半ば無理やり配属されたため、救命という仕事に何の思い入れもありませんでした。 結局、深澤は院長にナイト・ドクターを辞めたいと話します。しかし彼が救命医として働く最後の夜、花火大会で爆発事故が発生。仲間たちが現場に向かう中、深澤はひとりで待機することになります。 そこに電話が入り、腹痛を訴え倒れていた人を受け入れてほしいと言われますが、彼は自分には何もできないという気持ちから断ってしまいます。 しかし実は、その電話の患者とは持病を持つ深澤の妹・心美(原菜乃華)のことでした。結局、近くに居合わせた美月が受け入れると決め、無事助けますが、深澤は当然強いショックを受けてしまいます。 妹の容態が安定した後、屋上でひとりたたずむ深澤。そんな彼に対し、美月は自分の身の上話を始めます。彼女の母親は、深夜に倒れ病院をたらい回しにされた結果死んでしまったのだと。 だからこそ彼女は、どんな患者でも絶対に受け入れを断らないと決めたのでした。そんな美月の強い志を知った深澤は、心を入れ替え、本郷に「もう少しだけここで働きたい」とお願いします。

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第2話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

彼氏である大輔(戸塚純貴)の浮気現場に遭遇してしまった美月(波瑠)。彼女はうまく気持ちを切り替えられず、仕事中も苛立ちを隠せません。 当然、様子がおかしいことに周りが気付かないはずもなく、成瀬(田中圭)からは私情を持ち込むなと厳しい言葉を投げつけられてしまいます。 その夜、深澤(岸優太)と幸保(岡崎紗絵)はウォークイン当番をすることに。ナイト・ドクターの仕事の中には、昼に病院に行けない外来患者の診察も含まれています。しかし緊急性のない症状を訴える患者ばかりで、幸保と、同じくウォークインに入ることになった美月は思わずイライラ……。 そんな中、美月の診察室に美月の父・哲郎(佐戸井けん太)がやってきます。足の怪我をしたとのことですが、軽い捻挫だけで、本当の目的はなかなか顔を見せない娘に会いにくることでした。怒った美月は、ここは軽症者が気軽に来る場所ではないと大声を出してしまいます。 ちょうど隣の部屋では、深澤が鮎川希実(谷村美月)の幼い息子・玲生を診ていました。しかし美月の言葉を聞いた希実は、あわてて家に帰ってしまいます。 実は哲郎は、美月がナイト・ドクターとして働くことに反対していました。「“普通”に幸せになってほしい」という父親の言葉を受け止めきれない美月。さらに大輔から、「“普通”のカップルみたいにデートがしたかった」と別れを告げられ、深く傷つくことに。 その夜、希実が再び玲生を連れてやってきます。診察を担当した美月にただの風邪と告げられ、希実は帰宅。しかし玲生のようすが気になっていた深澤の一言によって、その診断が間違っていたのではないかという疑惑が浮上しました。

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ネタバレ

悪い予感は的中してしまい、玲生は意識を失って救急搬送されてきます。すぐに本郷がオペをおこなったため、大事には至りませんでしたが、美月はウォークインでのこれまでの自分の言動を反省します。 希実とその夫に謝罪する美月。しかし希実は自分がどこかで気付かないふりをしていたと話し、「普通の母親になれない」とこぼしました。 それに対し、美月は「“普通”は変えられる」という言葉を返します。それは、父親や彼氏に“普通”という言葉を投げかけられ、「“普通”って何?」と悩んだ彼女が、自分なりに考えて出した答えでした。 そんな彼女の姿を陰から見ていた哲郎は、患者を救うことが美月にとっての“普通”なのだと気づき、これ以上娘の人生に口出ししないことを決めます。 そして夜。病院に警察から連絡があり、ここ最近「舌を噛んだ」と言ってやってきていた患者・斎藤(赤ペン瀧川)が変質者だったことが明らかになります。ちょうど斎藤を診察していた美月は、彼に襲いかかられてしまい……?!

第3話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

変質者に襲われた美月(波瑠)をかばい、怪我をしてしまった桜庭(北村匠海)。 「柏桜会」の会長を務める桜庭の母親・麗子(真矢ミキ)は事件について聞き、息子にナイト・ドクターを辞めてイギリスに留学するよう言い渡しました。さらに本郷(沢村一樹)までもが、初歩的な処置すらできない足手まといは必要ないと、桜庭を突き放します。 寮へ向かう帰り道、美月たちになぐさめられる桜庭。彼は成瀬(田中圭)に問い詰められ、生まれつき心臓が弱いことを告白します。「頑張ってもどうにもならないことがある」とこぼす桜庭に対し、美月たちは何も答えられません。 どうしても救命医にこだわる桜庭に対し、主治医は自分の身体を大切にするよう言います。というのも桜庭は、ドナーから譲り受けた心臓のおかげで生き延びたという過去を持っていたのです。 救命医としての未来が見えなくなり、落ち込む桜庭。 そんな彼に美月は大量の参考書を渡し、応援していると励ましの言葉をかけます。これをきっかけに桜庭は、今まで以上に熱心に仕事や勉強に打ち込むように。そして仲間たちに、本郷に憧れて救命医を目指したことを打ち明けます。

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ネタバレ

次の日、桜庭の名前がシフト表から消えていることが発覚。本郷は彼に、麗子の指示だと言って転科届を手渡します。そこにはすでに、本郷のサインも添えられていました。 そんな中、くも膜下出血で倒れた患者・下田宏が運ばれてきます。しかし彼は無保険で治療費が払えないため、手術をすることを拒否していました。 下田の息子・真吾は父親の決断を仕方がないものとして受け入れていましたが、桜庭と本郷の説得を受け、考えを変えます。はじめは頑なだった下田も、息子の涙ながらの言葉を聞いて手術を受けることに。 本郷と成瀬が手術をしている途中、とある患者が気道閉塞を起こし危険な状態になってしまいます。その場にいたのは桜庭と深澤のみ。本郷に電話をかけた桜庭は、自分のできることをやれと言われて処置をすることになります。 はじめはメスを持つ手が震えていた桜庭ですが、その場に駆け付けた美月の言葉でなんとか落ち着きを取り戻しました。そして猛勉強の成果もあり、適切な処置をとることができた桜庭。患者の容態も無事落ち着きます。 すべてが終わった後、桜庭は本郷に「よくやった」と褒められ、思わず嬉し泣き。 その後、彼は母親のところに訪れ、ナイト・ドクターを続けさせてほしいとお願いします。はじめは聞く耳を持たなかった彼女もその熱意に根負けし、いくつか条件を出したうえで続けることを認めました。 そんなある日、20代の女性があさひ海浜病院に搬送されてきます。その付き添いとしてやってきたのは、なんと幸保(岡崎紗絵)の彼氏・青山北斗(竹財輝之助)で……!?

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第4話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

幸保(岡崎紗絵)は、病院に運ばれてきた女性・花園詩織(松井愛莉)の恋人として、彼氏の青山北斗(竹財輝之助)が付き添ってきたことに愕然とします。 北斗は、自分がインフルエンサーの詩織を利用したせいで、付き合っていると誤解させてしまったと弁明。もう会わないという話を切り出して少し揉めた際に、彼女が階段から落ちたのだといいます。 意識を取り戻した詩織は、これ見よがしに北斗に甘えはじめます。彼女の経過観察を任されたせいで、幸保は仕事中イライラしっぱなし。 その後も詩織は、勝手に病室を抜け出したり、ベッドや布団に文句をつけたり、幸保にコーヒーを買いに行かせたりと、とにかくやりたい放題です。 そんなあるとき、詩織はネットで幸保の実家が美容整形外科であることを突き止めました。どこで見つけたのか幸保の幼少期の写真まで持っていて、今の顔も整形なのかと馬鹿にしたように言う詩織。 ついに我慢の限界を迎えた幸保は、体調不良で早退すると本郷(沢村一樹)に申し出ます。 帰り支度をする幸保を引き留めようとする美月(波瑠)。しかしお互いに感情的になったせいで、売り言葉に買い言葉状態になってしまいます。 夜に働く北斗に合わせてナイト・ドクターになったこと、彼の好みに合わせて服装も何もかも変えたことを暴露する幸保に対し、美月は本当の高岡はどこにいるのかと問いかけるのでした。

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ネタバレ

その後美月たちはガス中毒患者を処置する中で、幸保が過去に残した丁寧なカルテのおかげで助けられます。改めて医者としての彼女の姿勢を見直す美月。 色々考えた末に心を入れ替えた幸保は、本郷に謝罪したうえで仕事に戻ることになります。その夜、病棟を巡回していた幸保は、詩織が眠りながら泣いているところを目撃。 これをきっかけにさまざまなケースを調べ、彼女が精神疾患なのではないかと疑うようになり、精神科の受診を勧めます。その見立ては正しかったようで、のちに詩織は「境界性パーソナリティ障害」の可能性が高いと診断されました。 仕事終わり、幸保は深澤(岸優太)とコーヒーを飲みながら、自分ももしかしたら詩織のようになっていたかもしれないとこぼします。 彼女は20歳のとき、両親から誕生日プレゼントで整形してあげようかと言われたことがトラウマになっていました。そのせいで自分をつまらない人間だと思いこみ、必死で自分を飾っていたのだといいます。 深澤はそんな幸保に対し、俺は高岡がつまらない人間だとは思わないと励ましの言葉をかけました。 その後、なんと幸保も美月たちが住む寮に引っ越してきます。ありのまま生きると決意し、北斗とも別れたという彼女は、どこかすっきりとした表情です。こうして美月、幸保、深澤、桜庭(北村匠海)の4人は、寮の屋上で仲良くパーティーをするのでした。

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第5話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

美月(波瑠)は成瀬(田中圭)が訴えられていることを知ります。しかし、成瀬が詳細を話すことはなく以前よりも冷たい態度を取るように。モタモタしていると成瀬が患者を奪うので、これでは救急医としての腕が磨けないと焦ってしまう美月。 美月は昼間の非常勤救急医を募集している病院を調べ始めます。そこへホットラインが鳴り、子どもが運ばれてきますが、処置はまたもや成瀬がやってしまうのでした。母親を安心させるため「絶対に助ける」と言った深澤(岸優太)を成瀬は厳しく叱責。 これほどまでに成瀬が厳しい理由とは一体……。

ネタバレ

成瀬は以前、手術をした子どもの母親から訴えられていました。医療ミスがなく子どもは生きているにも関わらず、家族が納得していないからという理由で訴えられた成瀬。 リスクのある手術だったが、やれるだけのことはやりたいとの思いで臨んだ成瀬。母親の「また元気になれるんですよね」の問いに対し「必ず助けます」と希望を持たせてしまい、手術後半身麻痺になり訴えられたのでした。 成瀬は母親の元を訪れ、説明不足を謝罪します。手術内容を説明した紙を手渡し、それを読んだ子ども自身が「こんなに難しい手術で生きてることに感謝する」と言い、さらに同意書にサインしてくれた母にも感謝と言い訴えは取り下げられたのでした。

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第6話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

工場での事故が発生し本郷(沢村一樹)は、美月(波瑠)、成瀬(田中圭)、深澤(岸優太)を向かわせました。深澤は重傷を負った作業員を発見しますが、治療に自信がなく美月を呼びにいきます。 しかし、美月は立ちくらみを起こし資材の山から落下。意識を失ったものの目を覚まし治療を再開しますが、再び美月の体に異変が起きてしまいます。 深澤は美月に傷病者の処置を任せきりにしてしまったことを悔やみ、成瀬も美月を止められなかったことに責任を感じていました。 美月の件は病院内でも問題になり、本郷は「すべて自分の責任だ」と頭を下げることに。

ネタバレ

最近疲れていた様子の美月。実は美月は他の救急病院でも働いており、副業による過労で事故に遭ったことが問題になってしまいます。 成瀬は美月の副業を咎め「救急医失格」だと告げるのでした。成瀬はかつてオーバーワークで後輩を亡くしていたことを深澤に告白。働きすぎに気づいていながら何もしなかったことを悔いているから、成瀬は美月に強く当たってしまうのでした。 2週間後、仕事に復帰した美月は、早速事故現場に駆けつけようとしますが深澤が止めます。深澤は現場で成長した姿を見せ、美月も経験は現場でなくても積めることを理解するのでした。

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第7話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

美月(波瑠)は看護師たちと合コンへ。ナイトドクターだと告げると男性陣からは敬遠されてしまいます。 その日の夜、運ばれてきた患者はかつて美月が救助したホームレスでした。次に運ばれてきたのは風見まどか(藤嶋花音)ですが、まどかの緊急手術を父親は拒否します。父親は夜間勤務の医師を信用していないようです。 本郷(沢村一樹)は、信用されていないのがナイトドクターの現実だと語ります。いつの日かナイトドクターが全国に普及し、新しい働き方が日本に実現するのが本郷の夢です。 さらに、昼間の合コン相手の赤松(佐伯大地)が運ばれてきてーー。

ネタバレ

合コン相手からはナイトドクターというだけで、昼間の仕事と変わらないのに差別されてしまいます。急変したまどかの手術をしたくても、父親は夜間の医師には任せられないと拒否。そこで日勤の医師だと嘘をついて手術をすることに。 どうしてこんな目に遭わなければならないのか……。ギスギスしたナイトドクターたちは寮の屋上でスイカ割りをします。美月は皆の印象が最初とは違うことを語り、ナイトドクターのレッテルもいつかはがせると話すのでした。 今はナイトドクターとして頑張るしかない美月。そんな中、美月は成瀬が脳外科への転科を促されているのを目撃するのでした。

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第8話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

成瀬(田中圭)は脳外科に誘われていましたが、本郷(沢村一樹)たちがナイトドクターとして受け入れてくれたことに恩義を感じ悩んでいます。 幸保(岡崎紗絵)と深澤(岸優太)にも成瀬のことを伝えた美月。2人は成瀬を引き止めたいと考えます。しかし、ある日運ばれてきたくも膜下出血の患者の手術を諦めざるを得なかったのを見て、桜庭(北村匠海)たちは成瀬が脳外科へ移ってしまうのではないかと心配するのでした。 迷う成瀬に対し本郷は「止める気もないし、背中を押す気もない」と伝えます。成瀬は本郷の言葉を聞いて、真剣に転科について考え始めるのでした。

ネタバレ

成瀬は脳外科の部長・高梨英樹(益岡徹)から、唯一無二の技術を持つスペシャリストになるべきだと脳外科医を目指すよう勧められています。 救急医は何でも屋で幅広く治療ができますが、専門性はありません。成瀬の気持ちも理解できるナイトドクターたちは、成瀬の重荷にならないように決意します。 成瀬が手術を諦めた患者は、夜が明けてから高梨が手術をすることに。成瀬は単に手術を諦めたわけではなく、あえて小脳だけを部分摘出し脳圧を下げ、後の処置をしやすくしたのです。 「こんなにありがたいバトンはない」と感謝を告げられた成瀬は、ナイトドクターを続けながら脳外科にときどき研修にも行くと決意。専門性も身に着けながらナイトドクターをする新たな道を選んだのです。

第9話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

深澤(岸優太)の妹・心美(原菜乃華)の容態が急変してしまいます。もうすぐ退院できそうだった中での緊急手術に深澤はショックを受けてしまうのでした。 数日後、深澤が休職することが本郷(沢村一樹)から伝えられ、美月(波瑠)たちは心美のお見舞いへ。すると、心美が臓器提供のドナー登録をしたいと言い、反対する深澤と揉めていました。心中は複雑なものの2人が決めることだと美月たちは病室を去ります。 その夜、休憩しているところに深澤がやって来て美月に心美の説得を頼みますが、美月は母親がドナーだったことを話し深澤の頼みを拒否。桜庭(北村匠海)にも頼む深澤でしたが、桜庭は激高してしまうのでした。

ネタバレ

実は桜庭は自身が心臓移植を受けたレシピエントでした。だから、深澤が心美のドナー登録に反対し「心美が死ぬのを待っているやつがいるかと思うとゾッとする」という発言が許せなかったのです。 心美はドナーになるのは自分のためだと話します。「もらってばかりだから、どんな形であっても誰かの役に立ちたい」と話し、深澤に仕事に戻るように言うのでした。 まだ踏ん切りがつかないと言う深澤に、美月は母親の話を始めます。「ドナーだった母のおかげで助かった人がいて、今も元気に生きていると思うと寂しい気持ちが和らいだ」美月の話を聞いて、深澤は心美のドナー登録にサインをするのでした。

第10話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

どんな患者も受け入れるという理念で働く美月(波瑠)でしたが、ある日依頼された患者は搬送中に亡くなってしまうことが明らかで受け入れを断るしかありません。 次に依頼された患者は15分以内に運べれば救える可能性がありましたが、救急隊員・星崎(泉澤祐希)は15分をオーバーして病院に到着してしまいます。患者は亡くなってしまい美月は自分の無力さを実感。一方、本郷(沢村一樹)は、桜庭麗子(真矢ミキ)からナイトドクターが収益を上げていないことを伝えられます。 美月が休みの日の夜、深澤(岸優太)たちは患者をいつものように受け入れていますが、雷雨であさひ海浜病院一帯が停電してしまうのでした。

ネタバレ

停電になった病院で深澤は「節電隊長」に任命され、病院内の電源の節約に奔走します。そんな中、病院には次々と患者の受け入れ要請が入り病床は埋まりますが、それでも受け入れ要請は止まりません。 どんな患者も受け入れるのが理念だと深澤は患者を受け入れますが、さらに10名の受け入れ要請が入ります。困っていると、休日の美月がやって来て「受け入れましょう」と言い廊下を使って対応。 問題は電気がいつまでもつかですが、星崎が電源車を用意し事なきを得ます。星崎はたくさんの人を救えるように、美月たちが成功例となってナイトドクターが当たり前のものとなることを願うのでした。

第11話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

本郷(沢村一樹)は、ナイトドクターチームの解散を伝えます。既に理事会の決定事項であり覆すことはできない話に美月(波瑠)たちはショックを受けますが、本郷は解散を喜んでいると言います。 解散が伝えられた夜も忙しく、3件の事故が同時発生。成瀬(田中圭)は自分が出動しなかったことを疑問に感じますが、本郷から救命センターの指揮を任されます。 桜庭(北村匠海)は麗子(真矢ミキ)にナイトドクター解散の事情を聞こうとしますが繋がらず、トイレで倒れている患者を発見。自ら治療を始めます。 ナイトドクターたちは、それぞれの患者に1人で対応しなければならない孤独な暗闇に立ち向かっていくのでした。

ネタバレ

それぞれが重症者に対応した夜。奇しくも救った患者は皆ナイトドクターと同じく深夜に働く人たちでした。 治療を終えて一息ついた美月たちは、ナイトドクター解散の真意について話し合います。実は理事会の通達とは、現在のナイトドクターチームは解散するが系列の拠点病院にメンバーを送り、それぞれの病院でナイトドクター制度を広めようというものだったのです。 1ヶ月後、日本各地で頑張る美月たち。あさひ海浜病院でも週休2日制が導入され、女性の救命医が増えていました。 本郷はさらに改革を要求し、今後も医師たちの待遇は改善されていくでしょう。まだまだ、それぞれの夢を叶えるまでの道のりは長いですが、今夜も美月たちは誰かの命を救うのでした。

【見どころ】医療界の働き方改革にスポットをあてる

今回取り上げられる「夜間救急」は、医師不足や救急車のたらい回し、コンビニ受診など課題が山積みで、以前から問題視されていました。 昼も夜も救うべき命がありますが、当直は新人への“押し付け”が存在するのも事実です。そのため、専門外の治療ができなかったり、重症患者の対応が難しかったり……。 そんな状況のなかで、2024年に施行される医師の働き方改革によって、勤務医の時間外労働は「原則960時間」までの上限が適用に!人手不足の早期解決が求められていますが、革新的な対応策は見つかっていません。 本作の製作に至った背景には、夜間救急の過酷さも伝えながら、労働時間と夜の病院を守る可能性を提示したい、という企画意図があったようです。

主題歌にも注目!5組のアーティストがバトンを渡す

ドラマ『ナイト・ドクター』では、5組のアーティストが代わる代わる担当する主題歌も大きな見どころ。物語の魅力を引き出すために、従来の1曲限りという概念を覆したといいます。 オリジナルナンバーを奏でるアーティストは、yama、eill、琴音、Tani Yuuki、三浦風雅。メインの登場人物も5人いるので、それぞれのイメージに合った楽曲が聞けそうですね。

【結末予想】ドラマ『ナイトドクター』はどんな展開になる?

前述した通り、ドラマ『ナイトドクター』では「夜間救急」に焦点があてられ、医師の働き方改革の可能性を探っていきます。 すでに放送されたドラマ前半では、波瑠演じる主人公の美月はデートよりも仕事を優先せざるを得なかったり、夜間病院に訪れたにもかかわらず緊急性のない患者にイライラしたり……。私生活と両立できない勤務形態などに不満を感じています。 それは同時に、実際の夜間医療の現場で叫ばれている悲痛の声ともいえるでしょう。ドラマ後半では、そんな現場を改善すべくナイトドクターたちが声を上げて戦っていくのではないでしょうか。 最終話に向けて、昼の医師たちの「スペア」として集められた彼女たちが、自分たちらしい働き方、働く意義を見つけていく姿に期待したいですね。

朝倉美月役/波瑠

主人公の朝倉美月は強い信念を持ち、「ナイト・ドクター」に応募した新人医師。過酷な現実に打ちのめされても、持ち前の行動力と熱意で周囲を変えていきます。 そんな美月を演じるのは、『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(2016年)以来、5年ぶりのフジテレビ系ドラマ出演が決定した波瑠です。 2020年はドラマ「#リモラブ」、映画『ホテルローヤル』に『弥生、三月-君を愛した30年-』と、出演作すべてで主演を務める大活躍ぶりでした! 月9ドラマ初主演に際して、「病院が舞台ではあるけれど、ただお仕事だけを描いていくのではなく、そこにある人間関係や、それぞれがどんな思いで命と向き合っているのか、細かい人間模様も描いていけたら」と意気込みを語りました。

成瀬暁人役/田中圭

成瀬暁人は美月と同じ救急で働いており、柏桜会あさひ海浜病院で再会する先輩医師。過去のある出来事が原因で、医療は技術が第一と信じる現実主義者です。 クールでドライな成瀬を演じる田中圭は、『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(2017年)以来、約4年ぶりの月9出演となります。2016年以降、「おっさんずラブ」シリーズで一躍時の人となりましたが、遅咲きのブレイクが終わる兆しはありません! 本作では「アンサング・シンデレラ」(2020年)の製作陣との再タッグが実現し、「医療モノだけど医療モノではない、青春群像もあるけど、それだけではない、見たことない作品に仕上がるのではないかなと思います」と、自身も期待を寄せました。

深澤新役/岸優太(King & Prince)

研修医あがりの元・内科医で、亡き両親の代わりに妹の面倒を見ている深澤新。病気がちな彼女のために医師になったため、美月ほど強い信念は持てずにいます。 等身大な新人医師を演じるのは、アイドルグループKing & Princeの岸優太です。2013年に俳優デビューし、映画『ニセコイ』(2018年)などに出演した岸。フジテレビ系ドラマへの出演も、医師役を演じるのも今回が初挑戦となります。 事務所の大先輩が主役を張ってきた月9への出演に、喜びと緊張が抑えきれないそう。キンプリのメンバーも喜んでくれたと言い、「(撮影を通して)医療従事者の方々への感謝の気持ちが自分の中で大きくなっていくのを感じています」と、実直なコメントを寄せました。

桜庭瞬役/北村匠海

(画像右)

桜庭瞬は研修医上がりの新人医師で、人懐っこく、チームのムードメーカー的存在です。救急医を夢見ながらも複数の科を転々としており、心に“ある陰”を抱える役どころ。 どこか達観した瞬を演じる北村匠海は、映画『君の膵臓を食べたい』(2017年)などで注目され、ダンスロックバンド「DISH//」としても人気を集めています。 月9への出演は『信長協奏曲』(2014年)以来、約7年ぶりとなり、レギュラー出演は初めてです。 北村は医師の1日を追う本作について、「昇ってくる朝日を見て、張り詰めていた表情から、“あ~終わった”とほっと一息つく表情まで、細部がきちんと描かれている」と、その特徴を語りました。

高岡幸保役/岡崎紗絵

高岡幸保は美月の同僚医師で、高学歴高収入イケメンなハイスペック男子と交際中です。高飛車な部分はありますが、頭の回転の早さと強い責任感で一目置かれています。 仕事にも私生活にも手を抜かない幸保を演じるのは、『トレース~科捜研の男~』(2019年)以来、約2年ぶりに月9にレギュラー出演する岡崎紗絵。ゲスト出演した月9ドラマ『監察医 朝顔』第2シーズンでは、孤独を抱えるシングルマザーを好演しました。 岡崎は公式コメントでコロナ渦に触れ、「とても大変な時期で、医療従事者の方にも、そうではない方にも、大変な時期だからこそ届くもの、伝わるものがあるのかなと思い、見た方が前向きになれる作品になれば……」と医療現場に心を寄せました。

製作スタッフ陣には、医療ドラマの名手たちが勢ぞろい

ドラマ『ナイト・ドクター』のプロデューサーを務めるのは、演出・プロデュースで『グッド・ドクター』(2018年)、「アンサング・シンデレラ」にも携わった野田悠介です。時代背景を取り入れ、多角的な視点から医療の現場を捉える「医療ドラマの名手」といえる存在でしょう。 また脚本は『グッド・ドクター』や「ラジエーションハウス」(2019年)などの大北はるかが担当しており、原作のない完全オリジナル作品となっています。 演出には月9ドラマ『監察医 朝顔』の澤田鎌作、「ラジエーションハウス」の関野宗紀が名を連ね、医療ドラマはお手のもの!というべき製作陣が勢ぞろいしました。 安心と信頼の面々が描く医療の働き方改革に、業界内外から多くの期待が寄せられるでしょう!

月9ドラマ『ナイト・ドクター』全話ネタバレあらすじを最終回まで

夜間救急専門の医師を中心に、夜の病院を守る彼らの現実と葛藤、1人の人間としての姿をリアルかつユーモラスに描く『ナイト・ドクター』。勢いのあるキャストを揃え、医療ドラマの名手たちが紡ぐ青春群像劇から目が離せません! 月9ドラマ『ナイト・ドクター』は、毎週月曜よる9時から放送中です。この記事では毎週あらすじをネタバレありで解説しているので、ぜひチェックしてくださいね!