2021年6月10日更新

実写化が成功したと思うアニメ・漫画作品は?3位『カイジ』2位『銀魂』

実写化が成功したと思う作品は?
©️ciatr

ciatr編集部では、2021年6月2日(水)から2021年6月3日(木)の期間で全国10代〜50代までの男女300名を対象に、アニメ・漫画作品の実写化についてのWebアンケート調査を実施しました。「実写化として成功したと思う作品」や「実写化で気をつけてほしいこと」など、アニメファンならではの本音をまとめたので是非チェックしてみて下さい。

目次

実写化が成功したアニメ・漫画作品は?調査結果を発表【ciatr調べ】

以前ワンスクリーン主導で行ったアンケートによると、「次にハリウッドで実写化して欲しいアニメ・漫画作品」の1位は「なし」という結果になりました。実写化に対して厳しい声が多い中、ファンは実写化のどの部分に不安や不満を感じているのでしょうか。そしてどんな実写化なら、観てみたいと思っているのでしょうか。 今回はそんな疑問に応えるために、アニメファンの男女300人に対して実写化に関するWebアンケートを実施しましたので、結果を発表していきます。

質問内容

質問1:実写化が成功したと思う作品は? 質問2:アニメ・漫画を実写化する際に大事にして欲しいことは? 質問3:こんな実写化は許せない!と思うことは?

質問1:実写化が「成功した」と思う作品は?

実写化成功
©️ciatr

1位:『るろうに剣心』38.0%(114票)

映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」
©和月伸宏/集英社 ©2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会

回答理由: 「るろ剣の圧倒的なまでの徹底した作り込み要素の多さには胸を震わせるものがあるから。」(20代) 「るろうに剣心(原作)に近いビジュアルやストーリーで良かった。」(30代) 「剣心のイメージと佐藤健のビジュアルと演技が合っていたので」(30代) 「今まで見た実写化映画の中で唯一成功したと思える作品でした。」(30代) 「漫画の世界観やストーリーは残したまま全く別の作品のような雰囲気も出し、原作を観たことない人でも楽しめる超大作です。」(40代) 「迫力満点、アニメを超えている」(60代)

2位:『銀魂』16.0%(48票)

『銀魂2』
©空知英秋/集英社 ©2018映画『銀魂2(仮)』製作委員会

回答理由: 「俳優陣全員がキャラになりきっていて、すばらしいと思いました。」(20代) 「アニメと同じような素晴らしいビジュアルや性格のキャストを集め、演技が上手だったのでとても原作通りの忠実な映画になっていた」(20代) 「豪華キャストに加えて、原作愛が感じられる原作順守のビジュアルやストーリー展開がとてもよかった。銀魂を知らない人でも監督が好きな方は楽しめると思う。」(20代) 「監督の人選のセンスの良さがピカイチだった。」(30代)

3位:『カイジ』7.7%(23票)

『カイジ ファイナルゲーム』 ポスター
©福本伸行 講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会

回答理由: 「原作に忠実ながらほどよくリアリティも高かったから」(20代) 「まずカイジの設定が人間が演じるにあたって無理がない。全キャスト当てはまってる。」(20代) 「主演俳優さんの思い切った演技が本当にハマり役でよかったと思います。何度も見返してるくらい好きな作品です。」(30代) 「やはり藤原竜也の演技力がすべてを物語ってると思います。」(40代)

4位:『キングダム』7.0%(21票)

キングダム
(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

回答理由: 「引き込まれた。肉体改造している役者さんもいてよかった。」(20代) 「ストーリーもキングダムの原作に忠実に沿っていてキャラクターもそれぞれ再現度が高く、アクションシーンもとても素晴らしかったからです。」(20代) 「漫画、アニメを観て期待していたのですが、特に信と政のイメージがピッタリすぎました。アクションも素晴らしかったです。」(30代)

5位:『今日から俺は!!』5.7%(17票)

今日から俺は 映画
(C)西森博之/小学館 (C)2020「今日から俺は!!劇場版」製作委員会

回答理由: 「原作通りのぶっ飛び具合がとても好きです。また、選ばれていた役者もぴったりだったと思います。」(30代) 「むしろ漫画よりよかったのではないかというイメージ。俳優陣が演技が上手かった」(30代) 「今日から俺は!30年近く前の漫画だったのでなぜ今実写化なのか疑問でしたが、映画化もされて成功だったと思います」(40代)

6位:『翔んで埼玉』4.3%(13票)

回答理由: 「配役も設定もぴったりだったので。」(20代) 「ストーリーが面白かったのと演技が大袈裟で笑えるポイントが分かりやすくて笑いながら観れたので良かったです。」(30代) 「現実離れしたビジュアルだったから漫画の世界観が残っていたため」(40代)

7位:『ちはやふる』3.0%(9票)

広瀬すず『ちはやふる 結び』(プレス)
(C)2018映画「ちはやふる」製作委員会  (C)末次由紀/講談社

回答理由: 「元々のアニメ自体が現実に近く再現してもおかしくなっていなかった事と、映画の主題歌とマッチしていたと思います!俳優や女優も豪華で良かったです。」(10代) 「カルタの躍動感がとてもよく表現されていたから」(20代)

8位:『賭ケグルイ』2.3%(7票)

『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』
(C)河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX (C)2021 「映画 賭ケグルイ2」製作委員会

回答理由: 「賭ケグルイに出ている全員の演技が最高でした!あとストーリーもオリジナルなのでずっとワクワクしながら見る事が出来ました!」(20代) 「原作がぶっとんでいる世界線なのでコスプレみたいなビジュアルでも受け入れられた。役者の演技がよく作品にとして楽しめたから。」(30代)

9位:『約束のネバーランド』1.7%(5票)

『約束のネバーランド』実写キャスト
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社 (C)2020 映画「約束のネバーランド」製作委員会

回答理由: 「年齢設定を変えたのは?と思ったけど、ノーマン役の板垣李光人さんの演技が素晴らしかった」(10代) 「全体的にキャストが良かった!鬼もあまり出さなくてハウス脱出までの物語でちょうどいい。」(20代)

9位:『斉木楠雄のΨ難』1.7%(5票)

回答理由: 「原作通りだったと思うから」(20代) 「元々アニメ版を見ていて、そのキャラクターに適任であると感じた俳優が揃っていて、見ていて楽しかった。」(20代)

分析

今回行ったアンケートによると、全体の38.0%が「成功した実写化作品」で『るろうに剣心』を選ぶという結果になりました。2012年に実写化第1弾が公開された本作は、主人公・緋村剣心役を務めた佐藤健の圧倒的な演技力で人気を博しシリーズ化されています。2021年には最終章である「The Final」「The Beginning」が公開されました。 この作品を選んだ理由を見てみると「世界観の作り込み」「役者の演技力」「原作の忠実性」の3つが多く挙げられていることが分かりました。特に原作ファンが多い『るろうに剣心』や『銀魂』などを実写化する際には、如何に原作をリスペクトできているか、という点にファンは着目しているようです。 また世界観という意味でも、明治時代の日本が舞台である『るろうに剣心』、そしてキャラクターの年齢層が高い『銀魂』や『カイジ』は、撮影でリアルを追及できたり原作の設定通りの女優・俳優の起用ができるなど、日本の映画界で実写化しやすい作品だったと言えます。

質問2:アニメ・漫画を実写化する際に大事にして欲しいことは?

アニメ。漫画を実写化する際に大事にして欲しいこと
©️ciatr

1位:ストーリーの忠実性 51.0%(153票)

「原作に忠実なほうが違和感なく見られる」(20代) 「ストーリーを改変することは別作品として形を変えるのと同義だから。」(20代) 「原作を読み込んでいる場合、漫画やアニメのイメージ、原作を壊されるのはファンとしては受け入れ難い。」(30代) 「キャラクターは二次元と三次元の壁があり表現できないのは仕方ないと思うがストーリー改変は二次創作にみえて萎えてしまう」(30代) 「せっかく素敵な原作があるので、それをあえて改造したりはしないで欲しい」(40代)

2位:キャラクターのビジュアル 46.3% (139票)

「アニメや漫画は、キャラクターの魅力が大きいから。実際にビジュアルの再現度が高いと話題になった『銀魂』や、『約束のネバーランド』のママなどは、ビジュアルで納得したから。」(20代) 「ビジュアルにリアリティがないと漫画の世界観やストーリーが全く入ってこないので。」(30代) 「原作と比べてそっくりだ!!はまり役だ!!となってほしい。」(50代)

3位:3Dなどの演出 1.7%(5票)

「すぐに3Gとわかる演出だと急につまらなくなってしまいます」(30代) 「アクションの迫力が無かったり、映像に違和感があると残念に思います。アニメや漫画ででアクションや格闘シーンがあるものでは、臨場感があったり迫力があるのに、実写化する事で迫力が無くなることも多いです。」(30代) 「せっかく実写化するので、演出は大切」(30代)

4位:その他 1.0%(3票)

「ビジュアルを寄せすぎて不自然になるよりは、作品のテイストやキャラクター性がしっかりしていればそれが一番良いと思います。ストーリーについても実写にすることで漫画的表現が難しくなるのであれば、実写に適したように改変されるのはありだと思います。」(30代) 「原作のキャラを忠実に再現しつつ、役者の独特の表現力も出してほしい。」(40代)

分析

「アニメ・漫画を実写化する際に大事にして欲しいことは?」という質問に対し、51.0%が「ストーリーの忠実性」と回答しました。 実写化成功作品の回答理由にも「原作に忠実だった」という意見が挙がっているように、大幅に設定を変更したオリジナルストーリーではなく、原作通りの物語を期待しているファンが多いことが分かります。またアニメや漫画作品には多くの名言・名シーンが登場するので、それが設定の改変に伴いカットされてしまって作品の魅力が半減する、というケースもある様です。 また次に多かった意見として、「キャラクターのビジュアル」が46.3%を占めるという結果になりました。特にキャラクター人気の高い作品では、誰が自分の“推し”を演じるのかに注目しているファンが多く、「話題性だけで配役を選ばないで欲しい」という意見も挙がりました。

質問3:こんな実写化は許せない!と思うことは?

映画

ケース1:原作と内容が違う

「原作勢からすると変に改変されると、この監督分かってないと思ってしまうから。」(20代) 「ストーリーが変えられる事で、原作の雰囲気や、伝えたい事が変わってしまったりしたものは観たくないですが、そこが変わって無ければ観てみたいと思う。」(20代) 「ストーリーをねじ曲げたご都合主義の台本はやめてほしいなと思います。」(30代) 「キャラクター改変と原作を無視したオリジナルストーリ展開は嫌だ。原作愛が感じられる原作順守の実写化なら観たい。」(30代)

ケース2:キャラクターのビジュアルが違う

「女優俳優の人気で選んでいるような配役は嫌だ」(20代) 「ビジュアルが違いすぎると話しが入ってこない」(30代) 「ビジュアルの似せ方が下手なものは許せない。俳優さんと役柄がマッチしているものが観たい。」(30代)

ケース3:オリジナルキャラ乱入で混乱

「全く知らないキャラクターが突然投入される実写化は見たくない。」(20代) 「キャラクターの設定が違ったら、それはもはや同じキャラではないと思う。年齢などもできれば原作通りにしてほしい。目指せハリーポッター」(20代) 「原作にいないキャラクターがいると許せない。ビジュアルもディテールまでこだわって欲しい。監督が原作を好きで、原作を尊重したこだわりの感じられる作品なら観たい。」(30代) 「キャラクター改変は許せないとゆうか、幻滅してしまいます。逆に、その原作を超えるようなクセの強さをだしてくるキャラの実写化ならみたいと感じます。」(40代)

ケース4:ラストシーンが違う

「原作も見ている人からするとやはり原作で感動したシーンやラストが変わってしまっていたらどんなに配役がよくても興ざめしてしまう。」(20代) 「オチを大きく改変し、その上つまらなくしたものは許せない。」(30代) 「アニメとラストが違うのはがっかりでした……。」(30代)

実写化成功の鍵は原作に対する「愛」だった!

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今回ciatr編集部では、アニメ・漫画の実写化についてファンの本音を調査しました。「ストーリーの忠実性」と「キャラクターのビジュアル」に重きを置いているファンが多い中、その両方で高評価を受けている『るろうに剣心』が第1位に選ばれたことは納得の結果と言えます。 今後アニメや漫画を実写化する際には、奇抜なアイデアやオリジナル要素ではなく、原作の魅力をどこまで再現できるかが成功の鍵になりそうです。 ※今回の調査内容をご利用いただく場合は、弊社サービスのクレジット「ciatr( https://ciatr.jp/topics/318384 )」を表記いただくようお願いします。