マズ・カナタは「スター・ウォーズ」の謎多き女性!ルークのライトセーバーとの関係とは【ネタバレあり】
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で登場!マズ・カナタっていったい何者?
Guidance from the wise Maz Kanata. #MondayMotivation pic.twitter.com/aDxidYCUW4
— Star Wars (@starwars) April 27, 2020
マズ・カナタは「スター・ウォーズ」続3部作の1作目「フォースの覚醒」(2015年)で初めて登場したキャラクター。オレンジ色の肌にゴーグルの外見が特徴です。 カナタの声は、『それでも夜は明ける』(2013年)でアカデミー助演女優賞に輝いたルピタ・ニョンゴが演じました。表情や仕草などもモーションキャプチャでニョンゴの動きを取り入れています。 カナタはルークのライトセーバーを保管しているなど、「スター・ウォーズ」の物語で重要な役割を果たすため、強く印象に残る人物です。 この記事では、このようなマズ・カナタのキャラクターやルークのライトセーバーとの関係などを解説します。
マズ・カナタの正体はフォース感知者?年齢は1000歳越え!
マズ・カナタは惑星・タコダナの古城で酒場兼宿屋を経営している、ヒューマノイド種族の女性です。 政治や戦争に関与しなければ、どんな海賊や密輸業者でも彼女の城に滞在させてもらえるため、彼女は「海賊の女王」として宇宙にその名が知られています。 「フォースの覚醒」の時代にはすでに年齢1000歳を超えたカナタは、何百年にわたって銀河の各地から集めた古代の遺物や宝物をたくさん持っています。城の地下室に厳重に保管されている膨大なコレクションのなかには、ルーク・スカイウォーカーのライトセーバーもありました。 カナタは「わたしはジェダイじゃないが、フォースを知っている」と言っていることから、フォースを使えなくとも感知する能力があるようです。 このような彼女の城に、ハン・ソロがファースト・オーダーに追われるレイたちを連れてきます。 フォースに導かれてレイは城の地下室でルークのライトセーバーを見つけます。カナタは、ライトセーバーがフォースを通じてレイに呼びかけていると語り、彼女にライトセーバーを譲ろうとするのでした。
ルークのライトセーバーをなぜ持っていた?
このライトセーバーは、もともとアナキン・スカイウォーカーが作った青く光るライトセーバー。オビ=ワン・ケノービを通じてルークの手に渡ったライトセーバーは、「帝国の逆襲」でルークの手が切り落とされたとき一緒に失われました。 カナタがこのライトセーバーを手に入れたいきさつは映画のなかで明かされません。このためファンの間ではさまざまな推測がなされています。 ルークのライトセーバーが失われたクラウド・シティがある惑星・ベスピンはタコダナに比較的近いため、偶然の取引で手に入れた可能性は十分あります。 しかし、カナタはフォース感知能力があるため、彼女自身がフォースに導かれてライトセーバーを発見した可能性も高いです。 またダース・ベイダーを倒した後でルーク自身がライトセーバーを取りに戻ったことも考えられます。 ですが、ベン・ソロが暗黒面に堕ちたため、やがてルークは身を隠すことを決意。このときルークは、ライトセーバーがふさわしい人物の手に渡るよう、カナタに託したのかもしれませんね。
【トリビア】「スカイウォーカーの夜明け」でチューバッカに渡していたものは?
続3部作を締めくくる「スカイウォーカーの夜明け」でパルパティーン皇帝の大艦隊・ファイナル・オーダーを壊滅させたレジスタンス。勝利を祝う人たちのなかで、カナタはチューバッカに1つの古いメダルを渡します。 このメダルは、「新たなる希望」でデス・スターを攻撃した勇気を讃えてハン・ソロに授与された勲章です。このときチューバッカは残念ながら一緒にメダルをもらえませんでした。 カナタは密輸業者であるハン・ソロとの付き合いが長く、とりわけチューバッカには特別な感情を抱いているようです。 ハン・ソロの形見であるメダルは、長年の友情の証としてチューバッカが持つのがふさわしい、とカナタは思ったのではないでしょうか。
謎多き女性のマズ・カナタが続3部作を彩る!
この記事では「スター・ウォーズ」続3部作を彩る謎多き女性キャラクターであるマズ・カナタについて解説しました。 カナタは惑星・タコダナに大きな銅像も建てられているほどの重要人物。アナキン、ルークと受け継がれてきたスカイウォーカーのライトセーバーをレイに引き渡す役割も果たします。 このようなカナタの城のシーンを「フォースの覚醒」のベスト・シーンである、と評価する評論家がいるのもうなずけますね。