2021年7月16日更新

ブライト・ノアの最後が悲惨すぎる理由とは?アムロを殴った男の生涯を振り返る

ブライト・ノア

主人公達の上官として様々な活躍をしてきた、「ガンダム」シリーズきっての名脇役、ブライト・ノア。ハサウェイ・ノアの父としての印象も強く、その最後はファンに大きな衝撃を与えました。そこで本記事では、ブライト・ノアの生涯や名言を徹底解説していきます!

目次

ブライト・ノアのプロフィール【ネタバレ注意】

身長 175cm
年齢 19歳→27歳→33歳→36歳→45歳
生年月日 宇宙世紀0060年
階級 少尉→中尉→中佐→大佐

「ガンダム」シリーズの「1st」から「UC」まで、全ての作品に登場した地球連邦軍人、ブライト・ノア。シリーズの主人公達が所属する艦の艦長を軒並み務めた彼は、シリーズきっての名脇役となっています。 ブライトは生真面目な性格をしており、不器用で激情的な一面もありました。しかしホワイトベースにて初めて宇宙に出た士官候補生であり、指揮官としては卓越した能力を有しています。また稀に語尾が「〜の」とオネエ口調になる、可愛い描写もありました。 本記事ではそんなブライト・ノアの生涯や名言、声優について徹底解説していきます! ※この記事は「閃光のハサウェイ」など、「機動戦士ガンダム」シリーズの重要なネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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アムロを殴った男!ブライト・ノアの生涯を振り返る

19歳でホワイトベースの艦長に

19歳で士官学校を卒業したブライトは、地球連邦軍士官候補生としてホワイトベースでサイド7へと向かいます。 しかしサイド7にてシャア・アズナブルの急襲を受け、正規軍人のほとんどが機能しなくなってしまったホワイトベース。そこでわずか軍歴6ヶ月のブライトは、ホワイトベースの艦長代理に任命されてしまいました。 その後は民間人を指揮しながらサイド7を無事脱出し、正式に艦長に任命されたブライト。ソロモン攻略戦を終えた後、ア・バオア・クーでの最終決戦に参加します。 そして自ら銃を取る活躍も見せた彼は、アムロの進言もありながら無事地球へ生還してみせるのでした。

一年戦争の活躍も虚しく連絡船テンプテーションへ左遷

一年戦争から7年後、ニュータイプの存在に恐れた本部によって、ブライトは連絡船テンプテーションへ左遷されていました。 その上増長したティターンズからの暴行を受けたりと、惨めな生活を送るブライト。そんな中エゥーゴによる「ガンダムMk-Ⅱ」強奪事件の際、難民を救助し漂流している所をアーガマに助けられます。 その後エゥーゴに参加し、アーガマの艦長に就任したブライト。自らの指揮でティターンズ、アクシズとの三つ巴を凌ぎ切り、ティターンズを壊滅させる働きをみせました。 また一年戦争の後にブライトは結婚して子を儲けており、手紙を見ながら涙を流す姿も描かれています。

第一次ネオ・ジオン戦争での活躍

第一次ネオ・ジオン戦争では、アーガマを修理しながらネオ・ジオン軍と戦ったブライト。途中ネオ・ジオンの作戦の阻止に動くも失敗し、ブライトは月からネェル・アーガマへの補給物資作業に従事しました。 アクシズとの決着が着いた後、戦後処理について話すエゥーゴ上層部の姿に、ジュドーは怒りを感じます。戦死した者を省みず、戦後の功績だけを賜ろうとする高官達に嫌気がさしたのです。そしてそれを理解していたブライトは、彼の怒りの拳を黙って受け入れたのでした。

第二次ネオ・ジオン戦争で再びアムロと共闘!戦いを生き延びる

地球連邦軍・独立新興部隊「ロンド・ベル」の旗艦である、ラー・カイラムの艦長兼部隊司令となったブライト。そんな彼は再びアムロと共に、シャア率いるネオ・ジオン軍と激闘を繰り広げます。 工作部隊に自ら指示を出し、ブライトは小惑星「アクシズ」の爆破に成功しました。見事作戦は成功したように思えましたが、爆破の衝撃でアクシズの片割れが地球への軌道に入ってしまいます。 ラー・カイラムに戻ったブライトは、アムロが単騎で戦っていると知り「ラー・カイラムでアクシズを押せ」と無茶を言い出す始末。しかし最終的には地球から離れるアクシズを見つめ、彼は生還を果たします。

ラプラス事変

シャアの反乱から3年後、ブライトは引き続きロンド・ベルの指揮官を担っています。ジオン軍残党によるトリントン基地襲撃に対する迎撃任務より、ラプラス事変に関与したブライト。 ブライトは不穏な動きを見せるビスト財団をけん制するため、ネェル・アーガマに特命を下します。そして実質的には、ユニコーンガンダムとバナージ・リンクスの逃亡を手引きすることとなりました。 その後彼はロンド・ベルの特権を用い、連邦軍参謀本部を急襲。事件の首謀者の一角である、マーサ・ビスト・カーバインの逮捕に成功するのでした。

マフティー動乱

宇宙世紀0105年、ブライトはマフティー・ナビーユ・エリン討伐軍司令着任のため、三隻の艦艇で地球に降下して来ます。 しかしブライトが地球に降り立つ頃にはすでにマフティーは捕らえられており、銃殺刑に処されていました。そしてその後、ブライトは悲惨な運命を辿ることになるのです。

悲惨すぎるブライト・ノアの最後

知らないうちに息子ハサウェイ・ノアが……

ブライトが追うはずだった反地球連邦政府組織「マフティー」のリーダー、マフティー・ナビーユ・エリン。その正体は……。

そのマフティーこそ、ブライトの息子であるハサウェイ・ノアだったのです。 シャアの思想に共感したハサウェイは、マン・ハンターの横暴を知りマフティーへ加入します。そして頭角を現した彼は、わずか1年足らずでマフティーのリーダーになりました。 そんな中ハサウェイは自分の身元を明かさず、マフティー掃討部隊の司令であるケネスと仲良くなってしまいました。結局はハサウェイを捕らえるも、地球連邦政府のやり方に嫌気が差し、辞表を出すケネス。 しかし彼は次の司令官がブライトだと知り、彼に息子殺しをさせないため、またマフティーの正体がハサウェイだと知られないため、自ら友を銃殺刑で処刑したのでした。

マスコミづてにマフティーの正体を知る

ケネスの機転によって、息子の惨状を知らずに済んだブライト 。しかし地球連邦政府の復讐心によって、マスコミはマフティーがハサウェイであったと報道してしまったのです。そしてそこにはハサウェイを処刑したのは、ブライトであると記されていたのでした。 真面目な努力家だったにも関わらず、衝撃の事実を知り息子殺しの偽情報まで流されてしまったブライト。 彼はすでに退役寸前で、レストランを経営するミライとの明るい第2の人生まで考えていました。それだけにこのラストは、何とも耐えがたい鬱エンドとして語り継がれています。

ブライト・ノアの名言【アムロを殴った男は言うことが違うぜ!】

19歳にして大任を任された経験のあるブライト。それだけあって彼の言葉には、強い責任感と若干の荒々しさが見えました。 ここではブライトの、不器用ながらに彼らしい名言を紹介します。

「殴ってなぜ悪いか?貴様はいい、そうしてわめいていれば気分も晴れるんだからな」

『機動戦士ガンダム』第9話「跳べ!ガンダム」にて、不貞腐れるアムロをブライトが殴り飛ばして言ったのがこのセリフです。突如艦長に就任し、若輩ながらに努力しようと追い詰められている様子がよく分かります……。 またアムロの代表的な名セリフである「親父にもぶたれたことないのに」も、この場面で登場しました。

「アムロに言ってください」

真面目で責任感の強いイメージがあるブライト。しかしブライトでもこんなセリフを口にするのです。 縁の下の力持ちに徹していたブライトのセリフには、日常生活で実際に使えるものが多く存在します。ブライトが手一杯で放ったこのセリフも、その代表格ではないでしょか。

「そんな考えは平和になってからするものだ」

ブライトの指揮に反発し、ファ・ユイリンは「男の都合で考えないでください」と語気を強めます。「ここは軍隊だぞ」とクワトロが反論しても、「軍人である前に、レコア少尉は1人の女性です」と続けるファ。 その彼女にブライトが放ったのがこちらのセリフです。このセリフを聞いて、ブライトは女性の気持ちが分かって無さすぎるとファンに幻滅されてしまいました。

「君の気持はわかっている。が、僕はいつまでも待っているよ」

操舵手であるミライに惹かれていたブライト。しかしそんなミライはスレッガーに好意を抱いていると、彼は知っていました。そしてブライトはスレッガーが負傷しホワイトベースに帰還した際、ミライにこの言葉を送ります。 女心を分かって無さすぎると波紋を呼ぶブライトですが、ミライには素敵な一面を見せているのです。

ブライト・ノアの声優は鈴置洋孝と成田剣

鈴置洋孝

ブライト・ノアの初代声優は、俳優としても活動していた鈴置洋孝が務めていました。 鈴置洋孝はブライト役以外でも『らんま1/2』の九能帯刀(くのうたてわき)役や、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の斎藤一(さいとうはじめ)役などでお馴染みです。 鈴置洋孝の渋くも芯のある自然な演技は、ブライトにぴったりでした!

成田剣

『機動戦士ガンダムUC』以降の作品でブライトに声を当てているのは、鈴置と同じく俳優活動にも力を入れている、成田剣です。ブライト以外にも鈴置の持ち役を、多く受け継いだ成田。彼の重厚感のある声は、ファンからもブライトの後任として高い支持を得ました! 成田の代表作には『犬夜叉』の殺生丸(せっしょうまる)や、『コードギアス 反逆のルルーシュ』のジェレミア・ゴットバルトがあります。

ブライト・ノアは「ガンダム」シリーズの影の立役者!

常に「ガンダム」シリーズを下から支え、ガンダム人気の影の立役者であったブライト・ノア。ときには味方でさえ厳しく鼓舞する彼の姿は、観ているファンにも大きな勇気を与えました。 そして2021年7月現在公開中の映画「閃光のハサウェイ」は、今作を含め3部作であると発表されています。3作目で描かれるであろう、ブライトの最後はどうなるのか。気になる人はぜひ劇場に足を運んでみて下さい!

「閃光のハサウェイ」原作漫画はこちら