2023年7月31日更新

ドラマ『元彼の遺言状』あらすじネタバレを紹介!綾瀬はるか月9初主演作品

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2022年4月から放送された月9ドラマ『元彼の遺言状』。2021年の第19回「このミステリーがすごい!」 大賞の大賞受賞作を原作とし、綾瀬はるかが主演を務めました。 本記事では気になる各話のあらすじをネタバレありで紹介します。*

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『元彼の遺言状』のあらすじ

主人公は容姿端麗でスタイル抜群、我が道を突き進む敏腕弁護士の剣持麗子(けんもちれいこ)。彼女はクライアントのためなら、どんなあくどい手を使っても「勝ち」にこだわる一方で、“お金が欲しい”という欲望も強い人一倍強い拝金主義者でもあります。 そんな彼女は、あるときクライアントと揉めてしばらく休職することに。そんななか麗子は学生時代に短期間だけ付き合った森川栄治(もりかわえいじ)が、奇妙な遺言を残して亡くなったことを知ります。その遺言とは、「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」というもの。 麗子は彼女にその事実を伝えた篠田という謎の男を「殺人犯」に仕立て上げ、共謀して遺産を山分けする計画を立てますが……。

1話:元彼からの謎の遺言状!美人敏腕弁護士が謎に挑む!

麗子(綾瀬はるか)は大手法律事務所で、敏腕弁護士として活躍しています。しかし強引な方法が仇となり、有力クライアントを失う羽目に……。所長の津々井(浅野和之)にはボーナスカットを言い渡され、麗子は事務所を辞めると飛び出していったのです。 一人焼肉で憂さ晴らしをしながら、麗子は友人たちに連絡しました。すると、大学時代の元彼・栄治(生田斗真)から返信がきたのです。 その内容は、「森川栄治は永眠しました」という訃報でした。その後知らない番号から着信があり、篠田(大泉洋)と名乗る男が「久しぶりだね」と言います。麗子は篠田と会うことにし、篠田は馴れ馴れしく接しますが麗子は篠田のことを覚えていません。 篠田は病気療養していた栄治に誘われ、軽井沢の別荘の管理人をしています。亡くなっていた栄治を発見したのも篠田で、栄治は「全財産は僕を殺した犯人に相続させる」と遺言状を遺していました。篠田は麗子に「代理人になって僕を犯人にしてほしい」と頼みます。 どうやら犯人選考会が行われるようで、栄治は風邪をこじらせて亡くなったのですが犯人がいるとのこと。その遺言状には元カノたちに所有する不動産を相続するとも書かれていましたが、麗子は「お金にならない仕事に興味はない」ときっぱり断ります。 しかし改めて調べると麗子は自分の取り分が150億円になることを知り、「私があなたを殺人犯にしてあげる」と篠田に伝えたのでした。

栄治の父・森川製薬の社長の金治(佐戸井けん太)、叔母の真梨子(萬田久子)から犯人として認定されれば、遺産相続ができるとのこと。そこで麗子は金治と真梨子両方にある提案をしました。さらに元カノとして不動産を相続したのですが、麗子は栄治の弁護士・村山(笹野高史)の事務所である「暮らしの法律事務所」が相続され、肩を落とします。 そのまま帰ろうとすると、栄治の兄・富治(生田斗真)と遭遇。栄治と同じ顔の富治に驚き、麗子は終電を逃して別荘に泊めてもらうことになったのです。 別荘では森川家の皆が、お互いの悪口を言い揉めていました。すると金治が自分の弁護士として津々井を連れてきて、遺言状の原本を見たいと言い出します。津々井と麗子は久しぶりに再会し、村山は原本を取りに行きます。 しかし部屋が荒らされていて、原本は盗まれていました。さらに村山が電話をかけながら煙草を吸っていると、突然苦しみだして亡くなってしまったのです。煙草からは毒物が見つかり、連続殺人の疑いもあるとのこと。 そして麗子は栄治の犬の主治医である堂上(野間口徹)から、富治が生まれつき重い血液の病気を持っていたため、栄治は富治の救世主ベビーとして生まれたという事実を聞かされたのです。 帰り道、麗子と篠田は車にひかれそうになりました。遺言状も見つからない上に命まで狙われ、麗子は栄治が残した暗号についてもひっかかっていました。こうして麗子は売却しようとしていた暮らしの法律事務所を継ぐことを決意。栄治の暗号を「しのだをたのんだ」と解読して、再び軽井沢に向かったのでした。

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2話:ついに犯人が判明!本当の「元彼の遺言状」の意味とは……

麗子(綾瀬はるか)は急いで軽井沢の別荘に戻り、森川家の関係者を集めます。自分と篠田(大泉洋)が車にひかれそうになったことを伝え、「犯人は後で、こっそり私に名乗り出てください。交渉の場を持ちたい」と告げました。 麗子は篠田を犯人にして、150億円手に入れることが目的。犯人にもいい条件と思われましたが、誰も名乗り出ませんでした。 すると麗子たちの元に、看護師の朝陽(森カンナ)がやってきます。朝陽は実は栄治(生田斗真)の第一発見者で、左腕に注射痕があったと言いました。その後朝陽は雪乃(笛木優子)に栄治の死を連絡していて、麗子は左利きの栄治の左腕に注射痕があったことから他殺を疑います。 翌日篠田は車の解体業者からの連絡で、栄治の車が富治(生田斗真)によって業者に持ち込まれていたことが分かりました。車には村山(笹野高史)の金庫が隠されていて、麗子も急いで向かいます。金庫には、栄治の遺言状と名前の書かれていないDNA鑑定書が入っていたのです。 麗子は咄嗟に「紗英(関水渚)が危ない」と車を走らせます。途中、富治を尾行していた篠田と合流。篠田は富治が犯人だと思い、尾行していました。しかし富治は犯人ではないと言い、番犬のバッカスが屋敷中に響き渡る吠え方をするという言葉を呟きます。篠田はこれが引っ掛かり、急いで紗英の元へ。 幸い紗英は無事で、堂上(野間口徹)と息子の亮(白髭善)は外でキャッチボールをしていました。

麗子は再び森川家を集め、推理を始めます。雪乃は朝陽から栄治の死と「新薬のアンプルが置いてある」という連絡を受け、焦っていました。そして叔母の真梨子(萬田久子)が、医師を買収して死亡診断書を病死と書き換えます。 それは、死因が拓未(要潤)の作っている新薬であると判明すれば、発売中止になることを恐れていたからでした。さらに村山の殺害事件。篠田は「バッカスは吠えなかった」と言い、森川家でバッカスが吠えない人物。篠田が名前を言おうとすると、麗子は「篠田です」と話に割って入ったのです。 しかし篠田は慌てて否定し、「こんな茶番辞めましょうよ」と言ったのは堂上でした。 堂上は栄治と村山の殺害を認め、お金が欲しい麗子は落胆。堂上は妻と栄治が不倫をしているのを知っていました。妻は栄治の元カノリストに入っていたのですが、相続を辞退。さらにDNA鑑定書は、栄治と亮のもの。栄治と亮は実の親子で、妻が鑑定しそれを村山に預けていたのです。 ずっと栄治を恨んでいた堂上ですが、栄治の遺言状を見た時に自分を嘲笑うかのような内容に腹を立てました。しかも息子も自分の子でないと分かり、栄治に動物の安楽死に使う薬を注射。村山はジテルペン系アルカロイドという薬を使って、殺害したのです。 紗英は堂上の妻が元カノリストに入っていることを知っていたため、麗子は堂上に紗英が狙われると思っていました。しかし堂上は、「亮がキャッチボールしようと走ってきたから紗英を殺せなかった」と明かしたのです。 帰りに麗子は、「お金を守れるのは法律だけなの。 困ったら連絡しなさい」と亮に名刺を渡します。しかし麗子は窃盗罪と公務執行妨害で現行犯逮捕。ですが富治が依頼した津々井(浅野和之)のおかげで、1日で釈放されました。 そして村山の法律事務所に行くと、すでに掃除をする篠田の姿が……。麗子は「これから毎日私のために料理を作ること。それが条件よ」と告げ、「篠田を頼む」という栄治の暗号を再び眺めたのでした。

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第3話:麗子と篠田の新たな事件!庭には遺体が埋まっている……!?

麗子(綾瀬はるか)は村山(笹野高史)から「くらしの法律事務所」を引き継ぎ、篠田(大泉洋)は住み込みで働くことに。そんな時、「武田信玄」と名乗る男から弁護依頼の電話が入ります。麗子はすぐ断ろうとしたのですが、事件の場所が秋須坂町と分かり早速現場へ。 依頼人はホストの黒丑(望月歩)で、ホストクラブで武田信玄という名で働いていました。進藤不動産社長の進藤が亡くなり、黒丑は第一発見者。3ヶ月前に黒丑は家の立ち退き話をされたのですが、1ヶ月前にまるで人が変わったように「出てけ!」と怒鳴られたと言います。 改めて交渉しようと店に行ったところ、進藤の遺体を発見。麗子は無実を訴える黒丑の弁護をすることになったのです。 事務所には、紗英(関水渚)がパーティーのついでとやってきます。そのパーティーとは秋須坂の再開発で、商店街をつぶしてショッピングモールを建てる計画があるとのこと。その秋須坂では、ぼや騒ぎも起こっていました。 その後麗子は警察から黒丑を引き取り、黒丑は複雑な家庭環境を明かしまた家族で暮らすためにホストになったと言います。麗子は再開発を進める常国建設の社員に会い、再開発地区の住民を一斉に立ち退かせると断言。 麗子は黒丑の弁護をしつつ、立ち退きも担当して顧問契約までこぎつけようとしたのです。

しかし麗子と篠田は、黒丑家の所有者は進藤と書かれていることに気付きます。黒丑家の隣の尾形(おかやまはじめ)は、黒丑は母を亡くしており兄弟もいない。父子2人暮らしでその父も最近見ていないと言います。 黒丑の複雑な家庭環境話は嘘だと分かり、篠田は黒丑家の庭のつつじが1つだけ赤いことに気が付きました。篠田はアガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」になぞらえ、このつつじの下に遺体が埋まっていると推理。その夜黒丑は庭を掘り起こしていましたが、何も出てきませんでした。 黒丑は、3年前に身を隠すと言った父に「何があってもあの家に住み続けろ」と言われ、父が誰かを埋めたと思い込んでいたのです。庭を掘り起こされるのを恐れて店に行ったところ、進藤の遺体があったと真実を明かしました。 麗子は秋須坂のレストランのぼや騒ぎは、火をつけたのは進藤と推測。その放火現場を見た尾形は、黙っているから自分の家だけは立ち退きたくないと迫ったのです。 真犯人は尾形で、実は尾形の家は妻の実家。庭から義父と妻の遺体が発見され、掘り起こされたくないという理由で進藤を殺害したのでした。 その後麗子は常国建設へ。するとエレベーターで津々井(浅野和之)と会い、津々井はショッピングモール建設プロジェクトの案件を依頼されたと言います。立ち退きの件も断られ、麗子は「この狸じじいが!」と叫んだのでした。

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第4話:小説が殺人事件を起こす!?母を守りたい娘と真犯人とは!

麗子(綾瀬はるか)は新たなクライアント獲得のため、老舗企業と長期に渡って契約している高齢の弁護士を探します。その頃篠田(大泉洋)は、大好きな女性ミステリー作家・秦野(宮田早苗)が大ヒット作である「胡桃沢啓二」の最新作を13年ぶりに発表することが分かり、喜んでいました。 篠田は秦野の記者会見をオンラインで見ていたのですが、突然秦野は「私は人を殺しました」と告白。秦野が告げた場所には本当に男性の死体があり、大騒ぎとなったのです。 そんな中、警察には加奈子(中島亜梨沙)という女性が「夫を殺した」と自首しに来ます。そして麗子は、秦野の本を出版する白河出版の顧問弁護士が高齢であることを知り、急いで白河出版へ。 すると再び津々井(浅野和之)と会い、2人は秦野の弁護の取り合いになりました。麗子は自分が秦野の大ファンだと嘘をつき、秦野の担当弁護士の座を勝ち取ります。 秦野は麗子に、小説の内容の通りに殺人が行われたために自首をしたと言い出します。亡くなったのは加奈子の夫で、加奈子は秦野の家政婦をしていました。秦野は前作を酷評されてから不安になり、加奈子だけに先に原稿を読ませたとのこと。そのせいで加奈子が夫を殺害したため、自分は殺人教唆をしたと言ったのです。 ですが加奈子は、麗子に秦野の新作は読んでいないと言いました。そして加奈子には希(白鳥玉季)という娘がおり、希は麗子に「お母さんを助けて下さい」と頼んだのです。

しかし麗子は、子供に対しても「お金にならない仕事はしない」と断言。すると加奈子も「小説を読んで夫を殺した」と供述を変更。麗子は殺人方法を詳しく加奈子に訪ねますが、加奈子は答えられません。すると希は「お父さんを殺したのは私。お母さんは私を庇ってる」と麗子に告げます。 さらに「担当が胡桃沢刑事みたいだったらいいな。女の子には日本一甘い刑事なんでしょ」と言いました。麗子はそれを聞いて、希に「警察には明日行きなさい」と伝えます。 麗子と篠田は、秦野の元へ。秦野と加奈子は、希の殺人を隠すために協力をしていると思われました。しかし麗子は、秦野に加奈子の家に行ったことがあるかと問い、秦野は「ない」と答えます。 そして希が「胡桃沢啓二」を「胡桃沢刑事」と勘違いしているため、希は小説を読んでいない。秦野が加奈子の家の近くに線路があり、工事現場もあってうるさいことを知っていたことから、麗子は真犯人が秦野であると突き止めたのです。 秦野は加奈子の家庭をモデルに、新作を書きました。読んだら加奈子が夫を殺してくれると思ったのに、なかなか殺さなかったために自分が殺したと言い出します。動機は小説をヒットさせるため。「小説で人を殺した」となれば、大ヒットすると思ったからでした。 麗子は最初から秦野を疑っていました。こうして麗子は白河出版と顧問契約を結ぼうとしますが、編集者は秦野の作品を酷評し始めます。これを聞いた篠田は、勝手に「お断りします」と言い契約はなかったことに。 篠田は秦野の作品を栄治(生田斗真)と語り合ったことを思い出し、酷評を許せなかったと言います。麗子は大口契約を逃したことに怒り、2人は険悪なムードになってしまったのでした。

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第5話:怪しい人物には完璧なアリバイが!交換殺人と篠田の謎!

篠田(大泉洋)は、犬の散歩をしている栄治(生田斗真)と偶然出会います。川で溺れている人を見かけ、2人は川に飛び込みました。篠田は栄治が寒そうだからと缶コーヒーを買います。これが、2人の最初の出会いでした。 そして現在、篠田と麗子(綾瀬はるか)はまだ冷戦状態。そこにやってきた紗英(関水渚)は、篠田を借りると2人でどこかへ行ってしまいました。1人になった麗子の元には、津々井(浅野和之)がやってきます。 麗子は津々井に投資会社のパーティーに連れて来られました。そこにはなぜか篠田と紗英もいて、この投資会社は新たな顧問弁護士を探していることが分かったのです。 すると突然、会場が暗くなり代表の真梨邑(藤本隆宏)が挨拶を始めます。その時大きな音が響き明かりをつけると、投資家の久野(芝崎昇)という男が亡くなっていたのでした。久野は毒殺されたと見られ、同じテーブルにいた共同代表の庄司(髙橋洋)が疑われます。 しかし対面にいた庄司が注射を打つには遠く、紗英は会場が暗くなったときに誰かが入ってきたと証言。その後、紗英はパーティーにいた人物をたまたま見かけます。 麗子と篠田はカップルを装い、その人物が入ったアクアショップへ。その人物は店主の浜野(遊井亮子)で、つい1週間前に夫を亡くしたと打ち明けたのです。

無事顧問契約の座を勝ち取った麗子は、庄司と真梨邑と翌日正式契約を結ぶことに。しかし麗子は、真梨邑の部屋に水槽があることが気になります。 その頃紗英は、搬入業者のバイトで浜野のアクアショップに潜入捜査をしていました。紗英は浜野が夫の女癖に悩んでいたものの、夫が亡くなった時には完璧なアリバイがあったことを掴みます。篠田はアガサクリスティーの「忘られぬ死」、つまりこの事件は「交換殺人」ではないかと疑い始めました。 翌日、麗子と篠田は浜野に「あなたは間違えたんですよ」と伝えます。その後庄司と真梨邑との正式契約の席で、麗子たちは推理を披露しました。浜野は暗闇で久野を殺害。浜野は座席の位置だけで久野と判断していましたが、実は直前に久野と庄司は席を入れ替えていました。 浜野が殺したかったのは、久野ではなく庄司だったのです。そして麗子は、浜野が自首をしたことを伝えました。浜野と真梨邑は交換殺人を行い、浜野が誤って久野を、真梨邑が浜野の夫を殺害。 真梨邑は庄司が疎ましかったと動機を語り、麗子たちは真梨邑が熱帯魚を飼っていたことで、2人のつながりに気付いたことを明かしました。 帰り道、篠田は麗子に「金が人を不幸にするんだよ」と言うも、「私は変わらないけど」と麗子は反論します。2人はいつの間にか仲直りしますが、そこへ黒丑(望月歩)がやってきて篠田の調査報告書を麗子に渡したのでした。

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第6話:密室の教会での殺人事件!篠田、あんた一体何者?

麗子(綾瀬はるか)と篠田(大泉洋)は、木下(尾上寛之)が神父を務める教会で起こった殺人事件を担当します。というのも黒丑(望月歩)の元に、ナンバー2のホスト・蘭丸(味方良介)から「助けてほしい」と連絡が。黒丑は以前麗子に助けてもらったことから、蘭丸の件も麗子に依頼することにしました。 麗子はお金にならない仕事は受けない主義ですが、なぜかこの弁護をすると言い出したのです。 教会では、ナンバー1ホスト・信長(土井一海)が刃物で刺され遺体となって発見されます。信長はこの教会の信者で、蘭丸と信長は仕事の後2人で飲んでいました。しかし蘭丸は寝てしまい、起きるとすでに信長は亡くなっていたとのこと。 窓は鍵がかかっていて、防犯カメラにも出入りした様子が映っていないことから、警察は蘭丸に疑いの目を向けます。ですが蘭丸は犯行を否認。すると麗子は、蘭丸と蘭丸の母・礼子(赤間麻里子)を呼び出します。実は蘭丸の実家は、栗落花ホールディングスという大財閥だったのでした。 麗子は5億円の弁護料を請求し、礼子は会社の評判を落とさないよう麗子に苦言を呈します。そして麗子は蘭丸に、「絶対に嘘はつかない」ことを約束させました。警察は信長が絶対に外さないという指輪がなくなっていることに気付くも、どこにも見当たりません。 すると信長が、蘭丸を受取人にした生命保険に加入していたことが発覚。しかも独立のために解約していたことも分かり、ますます疑いの目は蘭丸に向けられたのです。

その後麗子と篠田は捜査を続け、麗子は蘭丸と礼子に対し犯人は蘭丸であると断定。指輪は蘭丸が飲み込んだのではと疑います。 しかし麗子はこのことはまだ警察に言っていないと言い、依頼人である礼子にどうするか確認。礼子は「全て公にして下さい。息子には罪を償わせます」と言うも、麗子は「嘘をつく弁護人の弁護はできない」と弁護を下りたのです。こうして礼子は世間に謝罪し、津々井(浅野和之)が蘭丸の弁護をすることになました。 そして麗子は、蘭丸が殺害したあと逃げなかったことを知りある仮説を立てます。それは、蘭丸は1人で仮眠室に寝ていた信長を外部の人間に殺害させたように見せかけたというもの。なのにドアが開かず逃げられなかったというのがおかしいというのです。 麗子は、密室を作り出したのは木下であると推測。実は7年前、木下の子供は急病になるも道の渋滞で命を落としてしまいます。その渋滞を作り出したのは、信長。信長が道路の真ん中でチンピラをボコボコに殴ったため、木下の子供は亡くなったのでした。 それを教会で知った木下は、蘭丸に信長を殺すようそそのかします。少しずつ洗脳し、蘭丸を部屋に閉じ込めて蘭丸が捕まるよう状況を作り上げたのでした。 こうして事件は解決し、麗子は篠田にあることを突き付けます。栄治(生田斗真)の大学のミステリー研究会の篠田は、全くの別人でもう亡くなっている。「篠田、あんた一体何者?」と追及したのでした。

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第7話:食堂の脅迫状に津々井が痴漢!?篠田は……殺人犯なのか!?

麗子(綾瀬はるか)は篠田(大泉洋)に、何者なのかを問い詰めます。しかし篠田は「言いたくない」と断り、麗子も言いたくないならそれでいいと話を終わらせました。すると津々井(浅野和之)が痴漢容疑で捕まり、麗子に弁護依頼とヒグマ食品の案件を引き継ぐ約束をします。 そんな時黒丑(望月歩)からも連絡が入り、太客である典子(高田聖子)の遺産トラブルの相談に乗ってほしいとのこと。典子は父が後妻に毒を盛られて亡くなったと騒ぎ、麗子は「それは警察の仕事」とあしらいます。 ヒグマ食品は1億円規模のM&Aを控えていましたが、相談はそれではなく「5月23日、社員食堂の毒入りシチューで死人が出る」という脅迫状でした。麗子はやる気をなくしつつ、責任者の小野(西山繭子)に嫉妬した同期の木村(川島潤哉)が仕組んだのではと推測。 こうして麗子は複数の案件を抱えてんやわんやになる中、今度は津々井の被害者の弁護士・若松(三浦誠己)が示談には応じないと強気にやってきたのです。

津々井は若松のことを覚えていて、以前ハヤテ自動車の社員が不当解雇を集団で訴えた事件で争っていました。紗英(関水渚)も加わって皆で津々井の過去の資料を探し、その社員の中に茜(三戸なつめ)という女性がいるのを発見。この茜こそが津々井に痴漢されたと訴えた人物で、痴漢をでっち上げていたのです。 茜と若松は津々井に頭を下げ、津々井も再就職をきちんと対応しなかったハヤテ自動車に抗議に行くということで、無事に解決しました。 ヒグマ食品の問題では、麗子は過去3年分の社員の出勤表を確認。そして5月23日当日、麗子は徳丸(名村辰)というスタッフの母の三回忌であることに気付きます。麗子は「犯人は食堂にいる従業員、全員です」と言い、その理由は休暇が欲しかったから。 徳丸は3回忌を休みたくて脅迫状を作り、周りも協力。サービス残業が常態化していたからでした。そして典子の件は、後妻が印鑑を飲み込んで神経性ショックで亡くなっていたことが発覚。典子が後妻を追いかけたことは罪に問われず、こちらも解決したのです。 こうして篠田は、ぬか床からたくさんの免許証・保険証などを麗子に見せます。さらに麗子に、「僕は篠田敬太郎じゃない。僕は、殺人犯なんだ」と打ち明けたのでした。

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第8話:大豪邸に見知らぬ遺体!篠田の事件を麗子が弁護!

篠田(大泉洋)は、6年前にある島で起こった殺人事件に巻き込まれて警察に追われていると、麗子(綾瀬はるか)に明かします。ずっと身分を偽っていましたが、3年前に栄治(生田斗真)に出会い、管理人として匿ってもらっていたとのこと。篠田は「僕はやってない」と言い、麗子も「分かった」と2人は日常に戻ります。 翌日麗子は、遊びに来た紗英(関水渚)と篠田と西園寺製鉄社長・一蔵(金田明夫)の屋敷に向かいます。朝直接依頼があったと言い、麗子たちが到着するとすでに警察がいました。長男の渉(駿河太郎)が風呂場で倒れている一蔵を発見したと言いますが、死亡推定時刻は12時間前。麗子に依頼があったのは3時間前。 しかも渉は遺体が一蔵ではないと言い出し、不可解な事件となったのです。 渉には弟の恭介(石垣佑磨)がいて、恭介は父に勘当されて「殺してやる」と言って出ていったとのこと。一蔵の部屋は荒らされていませんでしたが、高級時計は全てなくなっていました。恭介が疑われましたが、麗子はホームレスが集まる場所へ行き一蔵を発見。

事務所で話を聞くと、一蔵は全て自分が仕組んだことだと明かします。遺体は「サクさん」という男性ホームレスで、一蔵がボランティアで出会った男性でした。 お互い孤独という共通点でサクさんと仲良くなりましたが、サクさんは体が弱く体調が悪化。1日だけお互いの生活を交換し、その時にサクさんは一蔵の部屋で亡くなってしまったのです。 サクさんは衰弱死。一蔵はサクさんの遺体を風呂場で洗い、西園寺家で見つかったことで身元も調べられ娘さんにも会えるだろうと考えていました。一蔵は遺産しか心配しない息子たちに呆れ、遺産はホームレスの支援に、会社は世襲ではなく優秀な部下に譲ると遺言を書き換えることにしたのです。 その後大口案件をまとめた麗子は、篠田と高級レストランで祝杯をあげました。すると突然刑事がやってきて、篠田は逮捕。麗子は篠田の告白を、警察に通報していたのです。 篠田の本名は、田中守。麗子は津々井(浅野和之)に頭を下げ、津々井に篠田の身元引受人になってもらいます。津々井はこの件が解決したら、自分の事務所で働くことを条件に出し麗子も承諾しました。 その後篠田は保釈され、篠田は再度「やってない」と断言。篠田は料理人として働いている時に、お酒で眠ってしまい目が冷めたらそばに死体があったと言います。 しかし凶器の包丁に篠田の指紋がついており、被害者と篠田が言い争うという証言もあったため篠田は不利な状況に……。すると麗子は「私があんたの弁護をする」と言い出し、「篠田行くわよ」と一緒に現場へと向かったのでした。

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第9話:篠田の事件が明らかに……住民全員が何かを隠している!

篠田(大泉洋)こと田中守の無実を証明するため、麗子(綾瀬はるか)は港町にあるリストランテ「プロメッサ」にやってきます。その時店員の美月(成海璃子)が篠田に気付き驚きますが、篠田は美月を覚えていません。 事件は6年前、実業家の小笠原(田山涼成)がプロメッサで主催したパーティーで発生。小笠原が包丁で背中を刺され亡くなり、包丁と小笠原の財布から篠田の指紋が検出されていました。篠田は小笠原から金を借りていて、口論している様子も目撃され逮捕されたのです。 そして現在、公民館では6年前の事件関係者が警察によって集められていました。篠田はそこで、当時お酒を飲んで眠ってしまって、起きたら目の前に亡くなった小笠原がいたと証言。しかし住民は、誰一人店の外で寝ていた篠田を覚えていませんでした。 旅館には津々井(浅野和之)がやってきて、小笠原が高利貸しをしていて恨まれているという情報を持ってきます。 翌日美月は、6年前篠田にタクシー代を借りて感謝していることを伝えました。そして篠田は、当時店の外で寝ていた時誰かがストールをかけてくれたことを思い出します。そこへ紗英(関水渚)もやってきて、ストールをかけてくれたおばあちゃんに話を聞きますが、物忘れがひどく正確に覚えていませんでした。

さらに篠田は当時寝ていて電話で起こされ、「逃げろ。このままだとあんたが犯人にされるぞ」と誰かに言われ逃げたことを思い出したのです。 紗英は診療所医師の高瀬(東根作寿英)を調べ、その時篠田は電話を受けた時に後ろで風見鶏が回る音がしたことを思い出しました。犯人は高瀬診療所から篠田に電話をしたと推測され、麗子たちはお酒を飲まないという亀田旅館の亀田(勝矢)を疑います。 さらに高瀬は「この土地に悪人はいません。少なくとも今は」と言い、小笠原が当時リゾートホテルの建設計画を立てていたことが発覚。6年前篠田に電話をしたのは、高瀬か亀田ではないかと思った麗子は、当時のことを高瀬に証言してもらうよう頭を下げたのです。 しかし翌日、海に浮かんでいた高瀬の遺体が発見されます。麗子たちは東京に戻り、篠田は麗子にフルコースを振舞いました。そして麗子は、「この勝負、絶対に勝つわよ」と意気込んだのです。

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第10話:十ヶ浜強盗殺人事件が解決!必要のない人間なんていない!

十ヶ浜強盗殺人事件の裁判員裁判が始まり、麗子(綾瀬はるか)は篠田(大泉洋)の無実を証明するために意気込みます。しかし高瀬(東根作寿英)が急に亡くなってしまい、しかも相手の検察官はエースの三瀬(八嶋智人)。証拠もずらっと揃っており、篠田は圧倒的に不利になっていました。 次々と住民たちが証言をし、ついに美月(成海璃子)が証言台に立つことになったのです。 美月は外に出ていく篠田を目撃していないと証言。しかし麗子は引き下がらず、篠田が6年間透明人間として過ごしてきたことを告げます。麗子は「誰かが嘘をついています。裁判とは真実を述べるべき場所です。でも諦めてはいけない。その真実には1人の人間の人生がかかっているから。田中守という人間の人生が」と熱弁。 これを聞いた美月は心を動かされ、当時外で篠田を目撃したことを告白。そして麗子は、事件関係者を事件現場のレストランに集めたのです。 麗子はまず、高瀬が自殺だったことを打ち明けます。ではなぜ高瀬が自殺しなければならなかったのか……。その理由は、6年前に小笠原(田山涼成)を殺害した真犯人が高瀬だったからです。

小笠原は当時、土地を担保に金を貸して住民を支配。そしてパーティーの席で、小笠原はその土地を売ってリゾートホテルを建設すると告白しました。これに怒った亀田旅館の亀田(勝矢)はナイフを持ち出し、パーティーの最中小笠原を殺害しようとします。 しかし高瀬が先に、小笠原をナイフで刺し殺害したのでした。この場面を、住民の多くが目撃していたのです。 住民にとって医師の高瀬は失ってはいけない存在。そのため、身寄りのない篠田に住民全員で罪を着せたというのが真実でした。それを聞いた麗子は、「必要ない人間なんていない。篠田は私にとって必要な人間です」と住民たちに怒りをぶつけます。 結局高瀬は罪に耐え切れなくなり自殺。篠田は6年間透明人間となって生きてきたことを告げ、麗子はあとを警察に任せて去っていきました。篠田は無罪判決を受け、富治(生田斗真)も傍聴席に。麗子は「栄治の遺言。借りは返しましたよ」と富治に伝えたのでした。 津々井(浅野和之)は、麗子を自分の事務所へ復帰させるのを辞めると伝えます。麗子は篠田をこのまま雇っても、初任給くらいしか出せないと言いました。2人はいつも通り喧嘩をしながら歩き、平穏な日常が戻ってきたのでした。

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第11話(最終回):最終回!3億円が消えた!?麗子が再び留置場に……!

冤罪が晴れた篠田(大泉洋)は、ミステリー作家としてデビューが決まります。そんな時紗英(関水渚)が法律事務所にやってきて、「衆院議員の嶺村信一(螢雪次朗)の金庫から3億円が奪われた」という事件の話をし始めました。どうやら紗英は十ヶ浜強盗殺人事件以降、名探偵として有名になった様子。 しかし麗子(綾瀬はるか)は突然「タヒチに旅行に行く」と、いきなりいなくなってしまったのです。 篠田は麗子が突然いなくなったことに疑問を持ちつつ、自らの本を津々井(浅野和之)や黒丑(望月歩)に宣伝します。というのも、篠田の出版は出版社の車崎(阿南健治)に持ちかけられた「自費出版」で、篠田は300万円を紗英に肩代わりしてもらいデビューしていたことが発覚。 そして篠田は、麗子からのメールやタヒチの飛行機の時間を調べ、麗子はタヒチに行っていないことを突き止めました。麗子はなんと、警察に拘留されていたのです。麗子は理由を言わないため、仕方なく篠田は嶺村の3億円事件を麗子に報告しました。

事件の容疑者は、嶺村の秘書の佐久間(脇知弘)、泰司(草野イニ)、聡子(三倉茉奈)の3人。紗英も秘書となって3人の動きを探ると、佐久間と泰司がNPO法人「健康促進クラブ」に通っていました。そして峯村が3億円の不正献金疑惑で逮捕され、紗英は健康促進クラブに記者がいたことを思い出します。 犯人の狙いは「嶺村信一を逮捕させること」。この事件の犯人は、秘書3人全員だったのでした。3人は一時的に3億円を隠し、また元に戻していただけだったのです。 麗子が無事事務所に戻り、篠田は料理を振舞います。そして篠田はなぜ麗子が留置場にいたのか、謎解きを始めました。麗子は篠田が出版詐欺に遭ったことを知り、出版社からお金を取り戻そうとします。 篠田は麗子が暴力を奮ったと思っていましたが、麗子は実際には殴っておらず車崎が勝手に殴られたと証言。目撃者だという女もいて、麗子は留置場に送られたのです。しかし車崎と目撃者の女は逮捕。麗子を相手にしたことで、逆に詐欺罪で捕まったのです。 そしてその女とは黒丑の太客で、黒丑に300万円のダイヤをプレゼントし黒丑のバースデーケーキの中に隠していました。結局紗英が篠田に貸した300万円はケーキの中。麗子は300万円を「身内の借金だから」と紗英に返しましたが、篠田の小説はつまらなかったと酷評。すると、麗子はケーキの中にあったダイヤを噛んでしまったのでした。

綾瀬はるかが敏腕弁護士に挑戦!月9初主演を務める

本作で主人公・剣持麗子を演じるのは、綾瀬はるかです。ドラマや映画、CMと幅広く活躍する国民的女優である彼女が、今回月9初主演で、初の弁護士役に挑戦します。 自身が演じるキャラクターについて、綾瀬は「初の弁護士役ですが、私が演じさせて頂く剣持麗子は、クライアントを守ることにもその見返りにも貪欲で、全力疾走している感じです。」とコメント。 「勝つためにはどんな手も使い突き進む型破りなキャラクターの麗子と痛快な物語に毎週スカッとする、視聴者の皆様の明日の活力になるような作品にしたいです。是非楽しみにしていて下さい。」と意気込みを語っています。

依頼人・篠田敬太郎役は大泉洋に決定!

元彼・栄治が暮らしていた軽井沢にある別荘の管理人をしている篠田敬太郎。物腰柔らかく、ミステリー小説が好きな彼は、栄治の大学時代の先輩です。麗子とも面識があるようですが、彼女は身に覚えがなくーー。 栄治が亡くなっているのを発見し遺言を確認した篠田は、むかし栄治と付き合っていた麗子に連絡をします。そして1080億の遺産山分けを条件に、2人で完璧な殺害計画を立てていきます。 ミステリアスな篠田敬太郎を演じるのは、俳優の大泉洋です。2012年放送の『ラッキーセブン』以来のフジテレビドラマ出演になる彼は「犬なら延々と、尻尾追っかけて回ってるんじゃないかというくらい楽しみです。頑張ります!!」とコメントしています。

生田斗真の役どころは?

本作のキーパーソンとなる麗子の“元彼”、森川栄治を演じるのは、生田斗真です。また彼は、栄治の双子の兄・富治役の1人2役を務めます。 栄治は社交的で人懐っこく、女性にもモテますが、兄の富治は内向的でなにを考えているのか読めないタイプ。見た目はそっくりですが、性格は真逆の双子を演じる彼の演技にも注目したいですね。 今回1人2役を演じるにあたって、生田はこのようにコメントしています。 「栄治と富治はある種、表裏一体で背中合わせのような関係です。その雰囲気をきっちりと表現したいですね。ミステリー作品において、富治の存在はストーリーに大きく関わってきますので、その役割をしっかり果たしたいと思います。」

その他キャスト

森川紗英役/関水渚

森川紗英は栄治の従姉妹で、幼い頃から栄治に淡い想いを寄せていました。気が強く直情的なタイプで、栄治と付き合っていた麗子に対しては敵意むき出しです。周りが遺産のことばかり考えているなか、唯一栄治の死を心から悲しんでいます。 しかし栄治に振り向いてもらえなかったことを考えると、彼の死に関与しているかもしれず……? 勝気な森川紗英を演じるのは、女優の関水渚です。彼女は映画『町田くんの世界』(2019年)でブルーリボン賞をはじめとした新人賞を受賞し、期待の新人として注目を集めています。出演に際しては、「私も月9ドラマで多くの方に夢を与えられるようにお芝居をしていきたいです」とコメントを残しました。

脇を固めるキャストに実力派俳優陣が集結!

村山権太役/笹野高史

栄治から遺言状を託された顧問弁護士・村山権太を演じるのは、「スカッとジャパン」などバラエティ番組でも活躍するベテラン俳優の笹野高史。村山は醜い相続争いに巻き込まれながらも、優秀な麗子に期待を寄せ、信頼関係を築いていきます。

森川金治役役/佐戸井けん太

栄治の父親で、森川製薬の社長・森川金治を演じるのは、「踊る大捜査線」シリーズの魚住役で知られる佐戸井けん太。栄治の遺産が部外者に渡ることに立腹し、遺産を受け継いで会社の大株主になる「犯人」が自分の得になる人物かを見定めようとしています。

森川真梨子役/萬田久子

栄治の叔母で、森川製薬の専務を務める森川真梨子を演じるのは、ファッションモデルとしても活躍するベテラン女優の萬田久子。社長の金治とは犬猿の仲で、新薬の開発に取り組む真梨子たち専務派とは覇権争いを繰り広げています。

森川拓未役/要潤

栄治の従兄弟・森川拓未を演じるのは、『仮面ライダーアギト』の氷川誠/G3役で知られる俳優の要潤です。新薬の発売に向けて中心となって動いていますが、短気で横柄な態度が気になる人物。社長からは目の敵にされ、犯人扱いを受けたりしています。

森川雪乃役/笛木優子

栄治の元カノで、拓未の妻・森川雪乃を演じるのは、ユミンとして韓国でも活動していた女優の笛木優子。妖艶な魅力で男性を虜にする女性で、栄治が病気になった後は拓未と付き合って結婚しています。嫉妬する紗英は雪乃に執拗にかみつきますが、相手にされていないようです。

堂上圭役/野間口徹

栄治の愛犬バッカスの主治医をしていた獣医師・堂上圭を演じるのは、「SP」シリーズの公安・田中役が印象深い俳優の野間口徹。先代からの専属獣医師で、栄治の別荘の敷地内にある離れで5歳の息子と暮らしています。栄治とは幼い頃から親しく、バッカスを引き取って世話していました。

原口朝陽役/森カンナ

栄治の元カノで、看護師の原口朝陽を演じるのは、『仮面ライダーディケイド』のヒロイン・光夏海役で知られる女優の森カンナ。看護師として身の回りの世話をするうち、栄治と恋人関係に。内気な性格で清廉潔白に見えますが、栄治の死に関して何か知っているようです。

原作小説『元彼の遺言状』を読んだ人の感想は?

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伏線回収が気持ちいい!「そう言えばそうだった!」と気付かされるのも勿論、自分で気づくことができるのも楽しい。読者にも気づきやすい伏線が用意されているような感じ。主人公と一緒に紐解いていく感覚を楽しませてもらいました!

(20代女性)

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登場人物は多いのに、それぞれのキャラがたっていて、サクサクと読み進められるプロット。遺言状の裏にそんな思惑が隠されていたなんて。最後まで飽きさせないテンポのいい展開で、面白かった。

(20代女性)

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現代の働くパワフルな女性像や登場人物の1人1人の人間像まで細かく描かれている。すぐに感情移入ができてどんどんページを巡ってしまい、1日で読破!明日生きるための勇気がもらえた。スカッとしたい時に読んで欲しい本です。

(30代女性)

小説『元彼の遺言状』のネタバレ

「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という謎の遺言を遺して亡くなった麗子の元彼、栄治。麗子は篠田という男の代理人となり、彼を「殺人犯」に仕立て上げることで遺産を山分けを目論みます。 しかし麗子たちと同じように考え、複数の人物が犯人候補に名乗り出ました。彼女は「犯人選考会」に参加して、森川製薬の上層部でもある栄治の親族に会うことに。

そこで麗子は篠田が遺産を相続した際のメリットとして、森川製薬が再来年に発売を予定している新薬の販売戦略を絡めながらプレゼンします。そして無事に一次選考を通過。 栄治の遺言には、元カノたちに軽井沢の屋敷を引き渡すとも書いてありました。元カノの1人である麗子は、さっそく軽井沢へ。そこで麗子は栄治の親族や彼の愛犬の主治医である堂上、そしてほかの元カノたちに出会います。 しかし彼女が手続きを済ませて戻ったその夜、遺言状や元カノリストが入った金庫が盗まれてしまいます。さらに栄治の顧問弁護士である村山が何者かに殺されてしまいました。 一方、栄治のいとこである拓未の妻・雪乃は、麗子が栄治殺しの犯人ではないかと疑いをかけます。拓未の手帳の記載から彼女が栄治と密会していたのではと思われましたが、実は栄治と会っていたのは麗子の兄・雅俊でした。拓未は新薬のことで、官僚である雅俊に相談していたのです。 麗子は栄治の兄・富治から、栄治が遺言を遺した理由を聞かされます。それは「ポトラッチ」と呼ばれるもので、大きな贈り物をもらったときに、より大きな贈り物を返さなければいけないという恐怖に苛まれる、というものでした。これが栄治にとって最大の復讐になるというのです。 しばらくして、麗子は栄治の叔父・銀次の協力で川に捨てられた金庫の回収に成功。さらに彼は麗子に親子鑑定の書類を見せます。そこで、堂上の息子だと思っていた亮の父親は、実は栄治だったことが判明します。 栄治の元カノリストには堂上の妻・真佐美の名前があり、プライドの高い彼は2人の不倫が発覚するのを恐れていました。そこで亮のことを知った栄治を殺したのです。そして、さらにリストの流出を防ぐため金庫を川に捨て、リストを見ていた村山も殺したのでした。

原作の作者・新川帆立ってどんな人?

『元彼の遺言状』の原作者・新川帆立(しんかわほたて)は、「このミス」大賞受賞当時、東京大学法学部卒の弁護士でした。本作では、法律を熟知しているからこその緻密に練られたシナリオが魅力です。 彼女は自著について「ほしいものは自分で手に入れる。男が何度変わっても、女ともだちは変わらない。そんな女たちの、当たり前の日常を伝えたくて書きました。令和の女は強いぞ!」とコメント。 また今回のドラマ化については、「綾瀬さんは主人公のイメージにぴったりです。どのような演技を見せてくれるか楽しみにしています。」と期待を寄せています。

ドラマ『元彼の遺言状』の各話あらすじをネタバレありで紹介

「このミステリーがすごい!」大賞の大賞受賞作がドラマ化、さらに綾瀬はるかが主演を務めるということで、注目が集まった月9『元彼の遺言状』。 リアルタイムで見逃してしまった人は、ぜひ動画配信サービスを利用してドラマを視聴してみてくださいね!