『光る君へ』あらすじネタバレを最終回まで!キャスト相関図も解説【2024年大河ドラマ】
2024年のNHK大河ドラマは『光る君へ』。平安時代に「源氏物語」を記した紫式部の一生を描き、主演は吉高由里子が務めます。ここでは、『光る君へ』の全話あらすじや、キャスト相関図を紹介していきます! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。
タップできる目次
- 【ネタバレなし】2024年大河ドラマ『光る君へ』のあらすじ
- 『光る君へ』のキャスト相関図
- 第1話のあらすじ・ネタバレ
- 第2話のあらすじ・ネタバレ
- 第3話のあらすじ・ネタバレ
- 第4話のあらすじ・ネタバレ
- 『光る君へ』の原作はある?
- 『光る君へ』キャスト一覧表
- 紫式部(まひろ)役/吉高由里子
- 藤原道長役/柄本佑
- 源倫子役/黒木華
- 【キャスト】紫式部(まひろ)の家族
- 【キャスト】藤原道長の家族
- 【キャスト】倫子の家族
- 【キャスト】天皇
- 【キャスト】道長の同僚
- 【キャスト】その他の登場人物
- 脚本は大石静が担当!『功名が辻』以来2度目の大河
- 女性が主人公なのは7年ぶり
- 2024年大河ドラマ『光る君へ』のキャスト相関図!最終回ネタバレも一緒に
【ネタバレなし】2024年大河ドラマ『光る君へ』のあらすじ
平安中期に京に生を受けたまひろ(落井実結子)は、小さい頃から漢学や和歌に秀でた父・藤原為時(岸谷五朗)から漢籍を教えられ、空想を好む少女へと育ちました。為時は政治的な地位は低かったため、まひろは母・ちやは(国仲涼子)と弟と共に細々と暮らしています。 そんな中、まひろは後の最高権力者となる藤原道長(柄本佑)と運命の出会いを果たします。しかし2人の恋には障壁があり、まひろは藤原宣孝(佐々木蔵之介)との結婚を決意。娘が生まれますが宣孝は亡くなり、まひろはシングルマザーとなってしまいます。 まひろは子育てをしながら、ある物語を書き始めます。主人公は皇子でありながら、臣下となった光る君という美しい男性。「源氏物語」は瞬く間に話題となり、まひろは道長から宮中に上がるよう誘われ……。
『源氏物語』ってどんな話?
紫式部による長編小説『源氏物語』は、主人公の光源氏を通して恋愛や栄光と没落、権力闘争など平安時代の貴族社会を描いています。 世界最古の恋愛小説ともいわれる『源氏物語』。第1部では光源氏の誕生から、数多くの女性と関係を持ちながら栄華を極めていく姿が描かれます。しかし第2部で彼は最愛の妻を亡くし、栄光にも翳りが。第3部は光源氏の没後の物語となっています。
『光る君へ』のキャスト相関図
第1話のあらすじ・ネタバレ
平安中期の京都で、藤原為時(岸谷五朗)とちやは(国仲涼子)の間に、のちに紫式部となるまひろ(落合実結子)が生を受けました。為時は漢学や和歌に秀でた文人の家系ですが政治的な立場は低く、まひろたちは慎ましく暮らしていたのです。 ある日、まひろは三郎(木村皐誠)という少年と出会いました。お互いに素性は隠していましたが2人は打ち解け合い仲良くなり、また会う約束を交わして別れます。 約束の日、まひろはちやはと出かけることになりました。三郎との約束のため駆け出したまひろのもとに馬がやって来て、乗っていた三郎の兄・道兼(玉置玲央)が落馬してしまいます。起こった道兼に蹴られたまひろをかばったちやはは、三郎に刺されて亡くなってしまうのでした。 為時にとって道兼は自分に職を与えてくれた権力者の息子。「ちやはは急病で亡くなったことにする」と言い、まひろは泣き叫ぶのでした。
第2話のあらすじ・ネタバレ
母が死んでから6年が経ち、まひろ(吉高由里子)は15歳になり成人の儀式を迎えていました。母の死因を隠した父の為時(岸谷五朗)との関係は冷え切っていましたが、まひろは自分の文才に自信を持ち代筆仕事に生き甲斐を感じています。 三郎改め道長(柄本佑)は、姉・詮子(吉田羊)が帝との間に皇子をつくったことで権力を拡大していました。道長の父・兼家(段田安則)は、さらに権力を拡大しようと天皇が退位するように陰謀を企んでいます。 そんな中、まひろは代筆した和歌が突き返されたと知りショックを受け、むしゃくしゃして石を蹴りました。その石が道長の頭に当たり、2人は再会を果たします。 代筆仕事をしていると為時に知られたまひろは、外出禁止を言い渡されてしまいました。屋敷から抜け出したまひろが、放免に逃げた人の方向を聞かれ逆の方向を答えます。すると偶然歩いていた道長が放免に捕らえられてしまったのでした。
第3話のあらすじ・ネタバレ
道長(柄本佑)は連行されますが、その様子を物陰から見ていたのは直秀(毎熊克哉)でした。 道兼(玉置玲央)は、兼家(段田安則)の指示を受け女官を使って帝の食事に毒を仕込みます。よって円融天皇(坂東巳之助)は、急激に体が弱ってしまいました。さらに兼家はライバルの左大臣家の動向を探ろうと、為時を利用してまひろを間者として和歌の勉強会に送り込むことに。 まひろは倫子(黒木華)の動向を自分を通して探られていることに気づきますが、気にせず会に参加し続けます。その頃実資(秋山竜次)は帝の容体が気になり、食事を見分することに。 円融天皇は兼家を信用していませんでしたが、兼家の娘・詮子(吉田羊)との間の皇子・懐仁親王を次の皇太子にしたいという思いは一致していて……。 実資の検分では、何も発見されませんでした。その頃まひろは散楽に立ち寄り、そこで道長と運命的に再会を果たしたのです。
第4話のあらすじ・ネタバレ
まひろ(吉高由里子)は道長(柄本佑)に、初めて自分の身分を明かします。道長も正体を明かそうとしますが、宣孝(佐々木蔵之介)が通りかかり話すことはできず。まひろは去り際さりげなくまた会いたいという気持ちを伝えました。 その頃、円融天皇(坂東巳之助)が譲位し、花山天皇(本郷奏多)が即位することに。すると詮子(吉田羊)は毒を盛ったという殺人未遂の疑いをかけられ……。円融天皇に叱責され、それが父・兼家(段田安則)の策略であることも判明し、詮子は怒り狂いました。 まひろは五節の舞を披露する舞姫に選ばれ、踊ることに。そんなまひろは、ちやは(国仲涼子)を殺した因縁の相手・道兼(玉置玲央)の隣に三郎がいるのを目撃。そしてまひろは三郎こそが、右大臣家の三男・藤原道長であるという衝撃の事実を知り気を失ってしまったのでした。
『光る君へ』の原作はある?
『光る君へ』には原作はなく、大石静のオリジナル脚本となります。 誰もが知る『源氏物語』の作者・紫式部やその周辺の人々の謎に包まれた人物像や人生をどのように描き出すのか、注目が集まります。
『光る君へ』キャスト一覧表
メインキャスト
紫式部(まひろ)の家族
藤原道長の家族
倫子の家族
天皇
紫式部(まひろ)役/吉高由里子
大河ドラマ『光る君へ』で主演を務めるのは、吉高由里子です。彼女が演じる紫式部は生没年もわかっていない謎の多い人物。そのため「オリジナルの要素を膨らますことのできる人物だと思う」と脚本の大石静は語っています。 本作では本名を「まひろ」というのちの紫式部。彼女は幼いころに母を亡くしましたが、学問に秀でた父のもと並外れた文学の才能を発揮。考え深く鋭い感性を持つ女性に成長します。 吉高は今回の大河ドラマ主演について「紫式部という人物の一生を演じることが自分にどんな影響をもたらすのか、すごく楽しみです」と意気込みを語りました。
藤原道長役/柄本佑
藤原道長は、平安の貴族社会で最高権力者として名を遺した人物。優秀な兄の陰で一見目立たないながらも、どこか光るもののある青年に成長します。やがて思わぬ事態から政権の中心に躍り出た彼は、次第に政治家としての非凡な才能を発揮することに。 まひろとは彼女が幼い頃に出会い、生涯に渡るソウルメイトとなっていきます。 道長を演じるのは、数々のドラマや映画でその演技力を発揮してきた柄本佑。今回の役について「皆さまがイメージしている道長ではなく、人間味と奥行きのある人物として、また年齢によって違った表情を見せていけたらと思っています」と語っています。
源倫子役/黒木華
源倫子は藤原道長の嫡妻で、のちに一条天皇に嫁ぐことになる藤原彰子の母です。おおらかさと強さを兼ね備えた女性で、道長の出世の道を支えます。一方で紫式部(まひろ)とも交流があり、不思議な関係を築くことに。 演じるのは、ドラマ『凪のお暇』(2019年)などで知られる黒木華です。
【キャスト】紫式部(まひろ)の家族
藤原為時役/岸谷五朗
藤原為時は、まひろの父で下級の貴族です。決して裕福とは言えない生活を送っていますが、文人として和歌や漢籍に通じ、まひろに文学の素養を授けます。 為時を演じるのは、1990年代から舞台・ドラマ・映画と幅広く活躍をつづける岸谷五朗です。
ちやは役/国仲涼子
ちやははまひろの母。不器用な夫を支え、豊かとは言えない暮らしのなかでも、まひろや弟の太郎を愛情深く見守ります。 演じるのは2001年の朝ドラ『ちゅらさん』で大ブレイクし、人気女優となった国仲涼子です。
藤原惟規役/高杉真宙
藤原惟規はまひろの弟で、幼名は太郎。姉とは対象的に勉学が苦手でのんびり、ひょうひょうとした性格です。 太郎を演じるのは、『仮面ライダー鎧武/ガイム』(2013年)や「賭ケグルイ」シリーズなどで知られる高杉真宙です。
藤原宣孝役/佐々木蔵之介
藤原宣孝はまひろの夫です。まひろの父・為時とは職場の同僚で友人同士。まひろのことを幼い頃から知っており、良き話し相手として彼女を見守ります。 ドラマ「ハンチョウ」シリーズや映画「嘘八百」シリーズをはじめ、舞台・ドラマ・映画と幅広く活躍する佐々木蔵之介が宣孝を演じます
いと役/信川清順
いとは、まひろの弟・惟規の乳母です。乳母として惟規を育てていたため、惟規のことを溺愛しています。またまひろが姫らしくない振る舞いをしていることに対し、もやもやした気持ちを抱えているようで……。 いとを演じる信川清順は、堤幸彦、河原雅彦が手がける作品によく出演しています。チャイルドマインダー、ベビーシッターの資格があり、乳母の役にぴったりですね。
【キャスト】藤原道長の家族
藤原兼家役/段田安則
藤原兼家は、道長の父で、藤原家のなかでも名門中の名門の人物です。権力を得て政治のトップに躍り出ようと画策します。 そんな兼家を演じるのは、舞台・ドラマ・映画と幅広く活躍する段田安則。近年では、『半沢直樹』(2020年)や朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(2022年)に出演したことも記憶に新しいですね。
時姫役/三石琴乃
時姫は、兼家の妻で道長をはじめとする3兄弟の母です。出世街道突き進む夫を支えつつ、子供たちの行く末を見守っています。 時姫を演じるのは、2021年『リコカツ』で女優デビューした声優の三石琴乃です。「美少女戦士セーラームーン」シリーズの月野うさぎ役をや「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの葛城ミサト役などで知られています。
藤原道兼役/玉置玲央
藤原道兼は道長の次兄です。優秀な兄の道隆に敵わないため、父の愛情に飢えており、そのイラだちを道長にぶつけることも。まひろとの間には、とある因縁があります。 そんな道兼を演じる玉置玲央は、劇団「柿喰う客」に所属する俳優です。舞台を中心に活躍しており、映画『教誨師』(2019年)や朝ドラ『おかえりモネ』(2021年)などに出演しています。
藤原詮子役/吉田羊
道長の姉・藤原詮子は円融天皇の妻で、父の思惑どおり皇子を出産しました。その息子(のちの一条天皇)を溺愛し、成人しても常に寄り添い、次第に宮廷での勢力を増していきます。 詮子を演じる吉田羊は、朝ドラ『純と愛』(2012年)や「コウノドリ」シリーズなどへの出演で知られています。
藤原彰子役/見上愛
道長と倫子の長女・藤原彰子は、のちに一条天皇の妻となります。また、まひろはそんな彼女に仕えることに。 彰子演じる見上愛は、2019年に女優デビューし、2020年にはドラマ『恋はつづくよどこまでも』に出演。2023年には『レジェンド&バタフライ』にも出演しています。
藤原道隆役/井浦新
道長の長兄であり、兼家の嫡男である藤原道隆は、才色兼備の申し分のない跡継ぎです。権力を弟たちでなく、息子たちに継がせようと画策します。 道隆を演じる井浦新は、ドラマ『アンナチュラル』(2018年)や映画『朝が来る』(2020年)など、数多くの作品に出演しています。
高階貴子役/板谷由夏
道隆の嫡妻である高階貴子は宮仕えの経験があり、知的な女性です。道隆の息子たちや入内が見込まれる娘の定子の教育に力を入れています。 貴子を演じる板谷由夏は、「ホタルノヒカリ」シリーズや『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(2018年)などに出演しています。
藤原定子役/高畑充希
道隆の長女・定子は、一族の繁栄を願う父の期待を一身に受けて一条天皇に入内。清少納言らが集う才気に溢れたサロンを作り上げました。 定子を演じる高畑充希は、多くのミュージカルに出演しつつ、朝ドラ『ごちそうさん』(2013年)でブレイク。ドラマ『過保護のカホコ』(2017年)や映画『ヲタクに恋は難しい』(2020年)などで主演を務めています。
藤原伊周役/三浦翔平
道隆の嫡男である藤原伊周は、父と同じく才色兼備で自信家の青年です。彼は父の引き立てを受け、若くしてスピード出世。父亡きあとは、妹・定子への一条天皇の寵愛を頼りに、叔父である道長と火花を散らすようになります。 伊周を演じる三浦翔平は、映画『THE LAST MESSAGE 海猿』(2011年)や『やわ男とカタ子』(2023年)などへの出演で知られています。
藤原道綱役/上地雄輔
藤原道綱は、道長の異腹の兄です。道綱の母は知性豊かなのですが、道綱自身は才能に恵まれませんでした。性格はとても明るいのですが、父の兼家からは嫡妻の息子たちより軽く扱われてしまうことも。 道綱を演じる上地雄輔は、大河ドラマ出演は『天地人』(2009年)で小早川秀秋役を演じて以来、2作目です。
藤原寧子(やすこ)役/財前直見
藤原寧子は、藤原兼家の妾であり、1人息子の道綱の母です。寧子は道綱のことを溺愛しながら育て、『蜻蛉日記』を書き上げました。才色兼備ですが、兼家との通い婚を約20年間も続け、不安定な結婚生活で過ごしました。 寧子を演じる財前直見は、『おんな城主 直虎』(2017年)や『義経』(2005年)など多数の大河ドラマへの出演経験があります。
藤原隆家役/竜星涼
藤原隆家は道長の甥で、伊周、定子の弟です。とても冷静で落ち着いている性格で、道長との闘いの後一家没落の憂き目を見ることに。天下の荒くれ者とも呼ばれ、非常に高い統率力を持っています。その後大宰府に赴任することとなり、攻めてきた刀伊と対峙することになります。 演じる竜星涼は、初めての大河出演。2023年には話題となった『VIVANT』に出演し、重要な役どころを演じました。また『スタンドUPスタート』(2023年)では主演を務め、話題作への出演が増えています。
永山絢斗の代役に竜星涼が決定!
当初、この藤原隆家は俳優の永山絢斗がキャスティングされていました。しかし永山は大麻取締法違反(所持)罪で起訴され、この大河ドラマ出演を辞退。代役として、竜星涼が改めてキャスティングされました。 代役という形ながら、竜星はこの作品で大河ドラマ初出演を飾ります。隆家を演じることに対し、「今からとてもワクワクしています」と撮影に意気込みを見せています。
【キャスト】倫子の家族
藤原穆子役/石野真子
藤原穆子は、藤原氏の勢いには一歩劣るものの、右大臣に上り詰めた源雅信の妻で倫子の母です。倫子をのびのびと育て、穏やかな家庭を築いていた彼女は、道長の才をいち早く見抜き、娘婿にと後押しします。 演じるのは、元アイドルの石野真子です。「花より男子」シリーズや映画『にがくてあまい』(2016年)などに出演しています。
藤原頼忠役/橋爪淳
藤原頼忠は、兼家のライバルです。娘を円融天皇の入内させるも、男の子は産まれず政治的な力を持てませんでした。 頼忠を演じるのは、1989年の『春日局』をはじめとする大河ドラマ4作や映画『亡国のイージス』(2006年)などに出演している橋爪淳です。
【キャスト】天皇
花山天皇役/本郷奏多
65代天皇である花山天皇は東宮(皇太子)の頃から、まひろの父・為時から漢籍の指南を受けていました。即位後、兼家の孫・懐仁が東宮となったため、早々に譲位を画策されてしまいます。 波乱万丈な人生を送った花山天皇を演じるのは、本郷奏多。映画『キングダム』(2019年)など、数多くの作品で活躍しており、大河ドラマへの出演は2020年の『麒麟がくる』以来2度目です。
円融天皇役/坂東巳之助
64代天皇の円融天皇は道長の娘・詮子を妻に迎え、息子・懐仁(のちの一条天皇)をもうけます。道長の父・兼家は孫の懐仁を1日も早く天皇にしようと、円融天皇の譲位を迫ります。 円融天皇を演じるのは、歌舞伎役者の坂東巳之助です。映像作品では映画「トーキョーグール」シリーズなどに出演しています。
一条天皇 懐仁役/塩野瑛久
一条天皇(懐仁)は、66代の天皇。道長の甥にあたり、幼くして即位することとなりました。道隆の長女・定子のことを好きになるのですが、その後道長の長女・彰子も入内し、世継ぎをめぐる争いに巻き込まれることに。 一条天皇を演じるのは、塩野瑛久です。劇団EXILEのメンバーとして活動し、本作が大河ドラマ初出演となります。
藤原忯子(よしこ)役/井上咲楽
藤原忯子は、65代天皇・花山天皇の女御です。天皇からの寵愛を受けてお腹に赤ちゃんを授かりますが、なんと身ごもったまま17歳の若さで亡くなってしまいます。このことが、天皇の出家のきっかけとなりました。 藤原忯子を演じるのは、井上咲楽。普段はバラエティ番組で活躍していますが、2021年に『警視庁・捜査一課長』で女優デビューを果たしています。
藤原義懐(よしちか)役/高橋光臣
藤原義懐は、花山天皇の叔父。若い天皇を支える役として急に出世することとなったのですが、藤原兼家の謀略によって天皇は退位することに。義懐は物語における、「序盤のヒール役」となります。 藤原義懐を演じるのは、高橋光臣。高橋は『龍馬伝』(2010年)、『西郷どん』(2018年)に続く大河ドラマ3作品目の出演となります。
【キャスト】道長の同僚
藤原実資役/秋山竜次(ロバート)
藤原実資は、藤原小野宮(おののみや)流の当主です。道長の先輩格で、政治や儀式のしきたりに詳しく学がありますが、プライドが高い頑固者で、道長にとっては尊敬しつつも煙たい存在です。 演じるのは、お笑いグループ「ロバート」の秋山竜次です。
藤原斉信役/金田哲(はんにゃ)
藤原斉信は、道長や藤原公任とともに青春時代を過ごした友人です。道長の兄・道隆につかえていましたが、道長が出世しはじめると腹心としての地位を築いていきます。清少納言とも交流があります。 斉信を演じるのは、お笑いコンビ「はんにゃ」の金田哲です。
藤原行成役/渡辺大知
藤原行成は道長政権下で蔵人頭(くろうどのとう)に抜擢され、細やかな気遣いで実務に能力を発揮し、欠かせない存在として支え続けた人物です。 演じるのは、ロックバンド「黒猫チェルシー」のボーカルとしても知られる渡辺大知です。
源俊賢役/本田大輔
源俊賢は、道長のもう1人の妻・明子の兄です。持ち前のバランス感覚で地道に出世していった彼は、当初は道隆に仕えていましたが、道長に権力が移っていくのを冷静に見定め、頭角を現していきます。 演じるのは、1998年に映画『がんばっていきまっしょい』でデビューした本田大輔。その後もさまざまな作品で活躍しています。
藤原公任役/町田啓太
時の関白の息子である藤原公任は、道長とは同い年で友情を育みますが、出世レースが進むにつれ、関係が変化していきます。文化面に秀でている彼は、まひろの『源氏物語』に興味を持ちます。 そんな公任を演じるのは、「ROAD TO HiGH&LOW」シリーズや『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(2020年)などで知られる町田啓太です。
【キャスト】その他の登場人物
清少納言役/ファーストサマーウイカ
清少納言は、歌人・清原元輔(きよはらのもとすけ)の娘です。一条天皇の入内した定子のもとに女房として仕え、心からの忠誠を尽くします。彼女が書いた『枕草子』は、紫式部や道長にも影響を与えることになります。 清少納言を演じるのは、『凪のお暇』(2019年)や朝ドラ『おちょやん』(2021年)などへの出演で知られるファーストサマーウイカです。
安倍晴明役/ユースケ・サンタマリア
陰陽師で陰陽寮に属する天文博士である安倍晴明。並外れた占いの才能を持ち、常人にはない力があると恐れられる存在です。 安倍晴明を演じるユースケ・サンタマリアは、「踊る大捜査線」シリーズや『テセウスの船』(2020年)、映画『アキラとあきら』(2022年)など多くの作品で活躍しています。
源明子役/瀧内公美
藤原道長のもう1人の妻である源明子。彼女は、父の源高明が改変で追い落とされ、幼くして後ろ盾を失いました。道長を愛していますが、立場は嫡妻の倫子に及ばず、まひろの存在もおもしろく思っていません。 そんな明子を演じるのは、映画『火口のふたり』(2019年)やドラマ『恋はつづくよどこまでも』(2020年)、『リバーサルオーケストラ』(2023年)などに出演している瀧内公美です。
直秀役/毎熊克哉
直秀は、散楽の一員です。政治や社会の矛盾を面白おかしく批判することがあり、それに道長やまひろは影響を受けることに。素性が分からない、謎の多い人物です。 直秀を演じるのは、毎熊克哉です。
さわ役/野村麻純
さわは、紫式部(まひろ)の友人です。母は父の為時が世話をしていた女性で、以前の結婚で生まれた娘でもあります。変わった一面があり、その後父親の九州赴任についていくことになります。まひろとは姉妹のように仲良し。 さわを演じるのは、野村麻純です。
絵師役/三遊亭小遊三
絵を描くことを仕事としているのですが、文や歌の苦手な人のために代筆業も行っている絵師です。まひろが創作を始めるきっかけを作った人物でもあり、まひろには代筆業をやらせることも。 そんな絵師を演じるのは、落語家の三遊亭小遊三です。
赤染衛門役/凰稀かなめ
赤染衛門は女流歌人で、道長の妻・倫子の女房です。そして一条天皇の中宮となる、娘の彰子にも仕えることになります。 赤染衛門を演じるのは、元宝塚歌劇団宙組トップスターの凰稀かなめです。凰稀は大河ドラマ初出演となります。
乙丸(おとまる)役/矢部太郎
乙丸は、まひろの従者です。不器用でどこか頼りない従者ではありますが、まひろのことを大切に思っています。 演じるのは、矢部太郎です。矢部は『新選組!』(2004年)以来の大河出演となります。
百舌彦役/本田力
百舌彦は、道長の従者です。道長が少年の頃から、道長に対して忠実に仕えています。道長を大切に思っていて、道長にとっても非常に身近な存在です。 演じるのは、本多力です。本多は『真田丸』(2016年)に門番役で出演した経歴があります。
脚本は大石静が担当!『功名が辻』以来2度目の大河
大石静が大河ドラマの脚本を担当するのは、2006年の『功名が辻』以来18年ぶり2度目です。同作は司馬遼太郎の小説が原作となっていましたが、今回はオリジナル脚本なので、大石の手腕に期待がかかります。 これまでNHKでは朝ドラ『ふたりっ子』(1996年〜1997年)や『セカンドバージン』(2011年)など、ヒット作を手がけてきた大石。そんな彼女は主演の吉高由里子について「控えめな感じと奔放な感じ、頼りないところとすごく意志がある感じが一人の中に同居するのが珍しく、ステキ」と評しています。 吉高とは2020年のドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ系)ですでにタッグを組んでいることもあり、今回もそのコンビネーションにも注目したいですね。
女性が主人公なのは7年ぶり
大河ドラマで女性が主人公となるのは、柴咲コウが主演を務めた2017年の『おんな城主直虎』以来7年ぶり。NHKによると、女性が主人公の大河ドラマは本作で15作目になるとか。 『光る君へ』は主演はもちろん、脚本、制作統括のチーフプロデューサー、チーフ演出の4役がすべて女性で、これは史上初とのこと。 本作はこれまでの多くの大河ドラマが戦国時代を描いてきたのとは対象的に、貴族文化が花開いた平安時代を舞台としています。時代の特徴からいっても優美な衣装なども気になりますね。
2024年大河ドラマ『光る君へ』のキャスト相関図!最終回ネタバレも一緒に
吉高由里子主演で紫式部の一生を描く『光る君へ』。平安時代を舞台とする本作は、大河ドラマの舞台としては2番目に古い設定となっています。 大石静によるオリジナル脚本のため内容が予想できない本作。今後の続報解禁に合わせて、ciatrでも情報を更新していきますので、ぜひチェックしてくださいね。